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ミツハナ脱退編

誕生日会(帆乃花3)R18

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 風呂上がり、すぐにベッドルームに行くことはせず、ローションでベトベトになったバスタオルを洗面台で洗ったり、水分補給をしたりした。帆乃花ちゃんは、バスルームで髪を洗っている。その間に、俺は甘いささやき文句を考える。

「ねえシュウゴくん。ここのバスローブ、すっごいふわふわで気持ちいいよ」

 真っ白なバスローブに身を包んだ帆乃花ちゃんが登場した。
 その姿でソファに座り、ワインでも飲んだら、映画やドラマのワンシーンに即採用されるだろう。ワインはもちろんノンアルコールのだけど。
 パンツ一丁の俺は、せっかくのスイートルームの雰囲気を完全に壊している。

「俺も着るよ」

 バスローブに身を包んだ俺と帆乃花ちゃんは、ソファに横並びで座った。
 正面には綺麗な夜景が映えている。
 28階の高層ホテルとは言え、大阪の街には高層ビルが立ち並んでいる。そこからこの部屋が見えないことはない。

 俺は立ち上がり、カーテンを閉めた。
 帆乃花ちゃんは、カーテンを閉めるなとは言わず、立ち上がり、部屋の明かりを薄暗くした。

「ふふっ。ちょっと雰囲気出たかな」

 再び横並びになり、ノンアルコールカクテルの缶をプシュっと開ける。
 また歯を磨かないとと一瞬思ったが、青のりはついていないし、今回は良いだろう。

「では、一日早いけど、帆乃花ちゃん、お誕生日おめでとう」
「ありがとう」
「プレゼントは明日、パークで渡すね」
「え? プレゼントも用意してくれたの。ありがとう」
「ちょっとした物だから、期待しないでね」
「シュウゴくんがくれるプレゼントならなんでも嬉しいよ」
「十円の棒型お菓子かもしれないよ」
「ありがとう。ずっとお口に咥えておく」
「それちょっといやらしい」
「はは。サッチっぽい。けど、それ私が言いたいやつ」
「そっか。逆だった」
「……3年生になったら、あけみっちがいないのは確定だけど、シュウゴくんやトモハちゃん、サッチと別れるのはやだな」
「そうだね。サッチはおいておき、二人とは一緒のクラスがいいな」
「でも、トモハちゃんは進学クラスには行けそうにないって」
「そっか。せめて帆乃花ちゃんと一緒のクラスがいいな。贅沢を言うと、隣の席」
「そう考えると、2年生の今は、すっごい贅沢だね」
「そうだね。あけみっちに感謝だね」
「うん。この部屋のこともあるし、お土産買って、あけみっちにサプライズで渡しに行こうね」
「帆乃花ちゃんと一緒にイクよ」
「ふふっ。それちょっといやらしい」
「ははっ。帆乃花ちゃんが言うと、なんだか色ぽいね。学校では言わない方がいいよ」
「そりゃ言わないよ~」

 コテっと帆乃花ちゃんが俺の肩に頭を置いてきた。
 俺は、そのまま手を伸ばし自分の缶をテーブルに置き、さらに帆乃花ちゃんの缶も置くと、ソファに帆乃花ちゃんを倒した。

「ふふふっ。シュウゴくん、ベッドで甘い言葉をささやいて」

 帆乃花ちゃんがこの上なく色っぽい顔で見つめてくる。
 ここは、お姫様抱っこでベッドに連れて行こう。
 だが困ったことに、甘い言葉候補はあるが、これといったものがない。
 仕方ないから候補から選ぶしかない。

 お姫様抱っこをしたまま、ベッドルームの扉を肘で開け、帆乃花ちゃんをベッドに優しく置いた。

「焦らさなくても大丈夫だよ。私、もう身体が十分熱ってるから」
「わかった」

 手っ取り早いから正直大歓迎だ。
 俺もベッドに上がると、帆乃花ちゃんのバスローブのベルト状の帯を解いた。

 バスローブの前面を左右に広げると、下着をつけていない帆乃花ちゃんの綺麗な身体があった。もう見慣れていていいはずだが、いつ見ても、何度見ても興奮する完璧ボディだ。

 最初に、胸を持ち上げ、胸の下を舌でツーっと舐めた。セオリーどおり、次は乳輪、乳首と徐々に攻める。
 帆乃花ちゃんが甘い声を出し始める。そろそろ甘い言葉の時間だ。
 俺は帆乃花ちゃんの耳元に顔を近づけた。

「帆乃花ちゃん、いつから人間が快楽のためにエッチなことをし始めたかわかる?」
「わかんない……。縄文時代とか弥生時代とか……」
「そうだね。俺も知らない」
「ふふっ。何それ」
「いつかは知らないけど、もし俺と帆乃花ちゃんが縄文時代とかに出会っていたら、快楽のためにエッチした初めての日本人になっていたよ」
「ふふふっ。もう。それが甘い言葉なの?」
「だめだった? 四六時中愛し合うってことだけど……」
「甘くはないけど、名言として私の記憶に留めておきます。次」
「つ、次? えーっと……。自然に出てくると思うから楽しみにしてて」

 俺はそのまま、耳たぶを甘噛みし、舌を首筋から下にむけ這わせた。
 そこからは、いつものとおりだ。あけみっちから新たに教わった体位は後半戦にとっておく。
 正常位で帆乃花ちゃんを抱きしめ、キスをし腰を振る。

「ああぁ……はぁ……んん……」

 帆乃花ちゃんの大きめの喘ぎ声が部屋に響く。

 時刻は11時45分。あと15分だ。

 俺は、体位を「深山」に変えた。

「ああん、奥にシュウゴくんのがあたってる……」

 ストレッチ効果か、帆乃花ちゃんの身体は柔軟性があり、スムーズに奥まで届く。
 帆乃花ちゃんの太ももを抱え、ひたすら腰を振る。
 
 ああ、帆乃花ちゃんの肉壁奥深くまで感じられる。

「外でお願い……」
「わかった」

 そうは言ったものの、帆乃花ちゃんの蜜壺はあけみっち以上に気持ち良すぎて、保証できない。
 さらに、帆乃花ちゃんは俺が言わないのに自分で足首をキュッと締めてきたため、秘所も同時に締まる。

 うぅ、最高だ。かつ、限界だ。
 だがあと1分、耐えないと……。

 自然と腰が早く動き出す。帆乃花ちゃんの喘ぎ声も一段と大きくなる。

「あぁああっ、いっちゃう」

 時計が0時を示した時に、帆乃花ちゃんは身体を痙攣させながら果て、俺は竿を抜き、帆乃花ちゃんのお腹に精を放った。

 はぁはぁはぁ……。

 俺は息絶え絶えに帆乃花ちゃんの隣に寝転がった。
 今こそ、甘い言葉だ。

「帆乃花ちゃんの1年は俺でスタートして俺でゴールだよ」
「ふふっ。ちょっとだけ甘いかも」

 帆乃花ちゃんが胎児のように丸くなってすやすや寝ている。俺は帆乃花ちゃんを背後からギュッと抱きしめて寝る。実はお泊まり旅行で最もしたかったことだ。
 後ろから腕を帆乃花ちゃんの胸下に回し、股間を帆乃花ちゃんの丸いお尻につけて寝る。柔らかくすべすべのお肌が気持ちいい。

 あー、極楽だ。毎日こうして眠りにつきたいな。
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