1 / 23
少女と出会い
しおりを挟む
暗い森の中を歩き続けていた。
道の先がふと気になって草を掻き分けて歩んでいくと、大木のそばで伏せている、星の光に輝く大きな狼を見つけた。
狼は伏せているだけでも自分より身体が大きいのに、自分は一切怯えも怖さも感じられない。
目を瞑って伏せ続ける狼に自分は歩み寄っていると、狼が目を開けた。
『このような場所に来るとは、物好きな少女もいたものだ。 お前はなぜ近づいてきた。 我が怖くないのか?』
"........."
『...まあ良い。 これも良い縁だ、お前に加護を与えよう。 お前に危険が及んだ時、我が探しやすいために。』
"........."
そうして少女が目を覚ました時には大木のそばには何もおらず、ただ木の麓で寝転んでいた。
周囲をぐるりと見渡しても、何もいないことを知った少女は森を離れたのだった。
ただ、少女の目が少しだけ変わっていたことに気付かないまま...。
道の先がふと気になって草を掻き分けて歩んでいくと、大木のそばで伏せている、星の光に輝く大きな狼を見つけた。
狼は伏せているだけでも自分より身体が大きいのに、自分は一切怯えも怖さも感じられない。
目を瞑って伏せ続ける狼に自分は歩み寄っていると、狼が目を開けた。
『このような場所に来るとは、物好きな少女もいたものだ。 お前はなぜ近づいてきた。 我が怖くないのか?』
"........."
『...まあ良い。 これも良い縁だ、お前に加護を与えよう。 お前に危険が及んだ時、我が探しやすいために。』
"........."
そうして少女が目を覚ました時には大木のそばには何もおらず、ただ木の麓で寝転んでいた。
周囲をぐるりと見渡しても、何もいないことを知った少女は森を離れたのだった。
ただ、少女の目が少しだけ変わっていたことに気付かないまま...。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる