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フレアお婆さん.
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宮廷魔法薬剤師で最も優秀な薬剤師、フレア。
元は宿の経営の片手間で薬剤師として副業していたが、貴族を救ったことで表に出てしまったがために宿を廃業して、宮廷魔法薬剤師となった経緯があった。
そんなフレアにも孫娘がいることを始めは知らなかったし、自身の子供が大人になった後は関わりを持とうとしなかった。
だがある時、宿に戻る途中、給料をもらう少女を見かけてしまった。
その容姿は娘と同じだったので、その跡を尾行してみると、昔に数度だけ近寄ったことのある小屋に行き着いた。
そこは子供の娘に唯一残せたもので、倉庫と記憶していたからこそ、そこへ入っていく少女を訝しんだ。
夜になってから覗いてみれば、そこは子供が居て良いのかと思ってしまうほど、質素な環境だった。
それからというもの、フレアは近所に少女について聞き込みをやり始めた。
聞けば聞くほど眉間に皺が寄ってくるほどに不味い状況だった。
曰く"早くに親が冒険者として行方不明に..."
曰く"持ち家を維持できずに出された..."
曰く"孤児ではないが、面倒を見れないから関わりたくない..."
聞くほど悪い状況に変わりはなかったが、唯一倉庫だけは持ち主がいるため残ったと聞かされた。
元は宿の経営の片手間で薬剤師として副業していたが、貴族を救ったことで表に出てしまったがために宿を廃業して、宮廷魔法薬剤師となった経緯があった。
そんなフレアにも孫娘がいることを始めは知らなかったし、自身の子供が大人になった後は関わりを持とうとしなかった。
だがある時、宿に戻る途中、給料をもらう少女を見かけてしまった。
その容姿は娘と同じだったので、その跡を尾行してみると、昔に数度だけ近寄ったことのある小屋に行き着いた。
そこは子供の娘に唯一残せたもので、倉庫と記憶していたからこそ、そこへ入っていく少女を訝しんだ。
夜になってから覗いてみれば、そこは子供が居て良いのかと思ってしまうほど、質素な環境だった。
それからというもの、フレアは近所に少女について聞き込みをやり始めた。
聞けば聞くほど眉間に皺が寄ってくるほどに不味い状況だった。
曰く"早くに親が冒険者として行方不明に..."
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