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プロローグ2
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聖騎士が雪崩れ込む侯爵邸へ、国王率いる近衛兵が近付く。聖騎士達は背後からの襲撃に対応しながら、フォルス侯爵令嬢へと歩み寄るが、リスズは武器を投擲しており、聖騎士は近付くことに困難と悟ったがその判断は遅かった。聖騎士の周りを国軍により包囲され、聖騎士は捕縛された。その光景を見届けていた神官はその場を去ろうとしたようだが、兵に見つかって敢え無く縄に着いた。国王はフォルス侯爵家の前に堂々と立つ令嬢リスズに出会った途端、彼女の服装がボロボロなのに目を付けていた。それでも顔を崩さず苦笑しながら、侯爵家の屋敷へ入って行く。
近衛の隊長は国王を屋敷の前で見送ると、数名をその場に残して捕縛した罪人(聖騎士と神官)を連れて行く。近衛兵らが留置所へ護送していると、神殿の神官が多く立ちはだかるが、不敬罪で纏めて捕縛し、連行を続けた。結果…城門前で司祭が数名いたが、問答無用で連れて行く。そして地下牢へ入れて、暗闇の中に放置する近衛兵。
近衛が罪人を牢へ入れたと同時刻…、国王はリスズより侯爵領からの出来事を冒険者ギルドと商業ギルドマスターに話した内容で話し、いくつかの質問に答えていた。国王の質問には似た内容のものが含まれており、リスズもうんざりしながら話し続ける。メイドなどの外野から見れば、国王に侯爵家令嬢であるリスズが対等に問答しているかのように見えていたが、当人たちは気付かない。暫くして国王との会話が一段落し、冒険者ギルドと商業ギルドの2人がドアをノックして入ってきた。
「リスズ様。騒動が止んだと聞き、参りました。」
「リスズ令嬢、同じく参りま…!国王様!?」
「えっ!」
「「申し訳ありません、すぐに下がりますので…」」
「良い、入って参れ。こちらの話は落ち着いたから大丈夫だ。」
「では、失礼して。私は冒険者ギルドを纏めるゴードンと言います、ホルフ国王陛下。」
「私も失礼いたします。国王様、ゴウンと申します。商業ギルドを営んでおります。以後お見知り置きを…」
「ああ。それで、だ。リスズよ、この2人が居るのは訳ありなのだろう?」
「はい。私は教会へ赴くために、今回の騒動での判決を国王様に言い渡してほしいのです。こちらの2人には私が王都へ来るまでに狩った魔物の素材を売るためと、もし王都で留まる場合のことを考え、一度会っておこうかと思いまして。」
「ふむ、そうか。騒動の判決は明日の謁見で申し渡そう。教会側は教皇が倒れているため、枢機卿と司祭長が来るはずだ。ついでに牢に入れた神官の解放に対しても来るだろう、ふっ。」
「此度の騒動の鎮圧に、お手を貸して頂き、誠に有難う御座います。何も用意できませんが、どうぞお寛ぎくださいまし。私は着替えて参ります故。」
「あい、分かった。帰る際は伝えよう、お前たちには用があるから待っていてくれよ?」
「「はっ!」」
…数分後…
…ガチャ
「待たせて申し訳ない、冒険者ギルドと商業ギルドの方。」
「ここは非公式だから、気楽に…とは難しいかな。それで話というのはだな…」
「リスズ様からの話について…ですね?」
「ああ。」
「彼女から聞いた話は国王様に言った話と同じ内容であります。ですが、もう1人のリスズ令嬢と同じく教会へ赴くアリスと名乗る娘から聞くのも、一考かと存じます。」
「そう…であるな。ではメイドに呼ばせに行って来てくれるか?国王である私が動けば、何かあるのかとメイド長に気付かれてしまう。」
「分かりました。少々、お待ちを…」
…アリスを呼んでから数分後
アリスは小綺麗な服装をして部屋へ入ってきた。その場には、にこやかに目を細めている国王とギルドマスターが2人とアリスの4人である。始めこそ怯えていたが、ホルフ国王は身分を教えずに端的にリスズの知り合いと言えば、『そうなんですか、分かりました!』と言って、あっさりと信用された。これには面食らって、国王も他の2人も、ひっくり返りそうになったが。
国王からは道中での神官の話から聞いた。アリスの話は細かく砕いており、領を出たあたりから詳しく話し始めた。馬車の中で教会へ行くと決まった頃から、畏まった話し方は嫌と言われて敬語を止め、気ままに呼んだことから始まり、次第に国王もリスズの子供の頃の話を答えて、と話が盛り上がっていく。2人のギルドマスターは呆気に取られながらも、国王から目を離さずに耳を扉へ向けている。話が終盤へ差し掛かった所で、メイドから夕食の時間を知らされた。
夕食の席では長い机に料理を置かれ、その端でメイドが座った席がある。この侯爵家が特殊なだけであって、他の貴族家では貴族と使用人は別という事が共通している。その特殊な対応になったのも、リスズの幼少期から今まで共に食べるという習慣を、彼女の父である侯爵に頼み込んだからだった。傍から見れば、親馬鹿っぷりも良いところであるが。そんな訳で、この侯爵家では本家や王都邸に関わらず行なっていて、ホルフ国王も周知の事だ。その後は国王が宰相に連れられて王城へ帰り、2人のギルドマスターも帰路について、リスズとアリスは個別で就寝に入ったのだった!
…翌朝
侯爵家の門前には国軍がおり、朝食を済ませたリスズとアリスは国軍に連れられて、城門に差し掛かった。城門では手続きが速やかに行われ、王城に入城した。
近衛の隊長は国王を屋敷の前で見送ると、数名をその場に残して捕縛した罪人(聖騎士と神官)を連れて行く。近衛兵らが留置所へ護送していると、神殿の神官が多く立ちはだかるが、不敬罪で纏めて捕縛し、連行を続けた。結果…城門前で司祭が数名いたが、問答無用で連れて行く。そして地下牢へ入れて、暗闇の中に放置する近衛兵。
近衛が罪人を牢へ入れたと同時刻…、国王はリスズより侯爵領からの出来事を冒険者ギルドと商業ギルドマスターに話した内容で話し、いくつかの質問に答えていた。国王の質問には似た内容のものが含まれており、リスズもうんざりしながら話し続ける。メイドなどの外野から見れば、国王に侯爵家令嬢であるリスズが対等に問答しているかのように見えていたが、当人たちは気付かない。暫くして国王との会話が一段落し、冒険者ギルドと商業ギルドの2人がドアをノックして入ってきた。
「リスズ様。騒動が止んだと聞き、参りました。」
「リスズ令嬢、同じく参りま…!国王様!?」
「えっ!」
「「申し訳ありません、すぐに下がりますので…」」
「良い、入って参れ。こちらの話は落ち着いたから大丈夫だ。」
「では、失礼して。私は冒険者ギルドを纏めるゴードンと言います、ホルフ国王陛下。」
「私も失礼いたします。国王様、ゴウンと申します。商業ギルドを営んでおります。以後お見知り置きを…」
「ああ。それで、だ。リスズよ、この2人が居るのは訳ありなのだろう?」
「はい。私は教会へ赴くために、今回の騒動での判決を国王様に言い渡してほしいのです。こちらの2人には私が王都へ来るまでに狩った魔物の素材を売るためと、もし王都で留まる場合のことを考え、一度会っておこうかと思いまして。」
「ふむ、そうか。騒動の判決は明日の謁見で申し渡そう。教会側は教皇が倒れているため、枢機卿と司祭長が来るはずだ。ついでに牢に入れた神官の解放に対しても来るだろう、ふっ。」
「此度の騒動の鎮圧に、お手を貸して頂き、誠に有難う御座います。何も用意できませんが、どうぞお寛ぎくださいまし。私は着替えて参ります故。」
「あい、分かった。帰る際は伝えよう、お前たちには用があるから待っていてくれよ?」
「「はっ!」」
…数分後…
…ガチャ
「待たせて申し訳ない、冒険者ギルドと商業ギルドの方。」
「ここは非公式だから、気楽に…とは難しいかな。それで話というのはだな…」
「リスズ様からの話について…ですね?」
「ああ。」
「彼女から聞いた話は国王様に言った話と同じ内容であります。ですが、もう1人のリスズ令嬢と同じく教会へ赴くアリスと名乗る娘から聞くのも、一考かと存じます。」
「そう…であるな。ではメイドに呼ばせに行って来てくれるか?国王である私が動けば、何かあるのかとメイド長に気付かれてしまう。」
「分かりました。少々、お待ちを…」
…アリスを呼んでから数分後
アリスは小綺麗な服装をして部屋へ入ってきた。その場には、にこやかに目を細めている国王とギルドマスターが2人とアリスの4人である。始めこそ怯えていたが、ホルフ国王は身分を教えずに端的にリスズの知り合いと言えば、『そうなんですか、分かりました!』と言って、あっさりと信用された。これには面食らって、国王も他の2人も、ひっくり返りそうになったが。
国王からは道中での神官の話から聞いた。アリスの話は細かく砕いており、領を出たあたりから詳しく話し始めた。馬車の中で教会へ行くと決まった頃から、畏まった話し方は嫌と言われて敬語を止め、気ままに呼んだことから始まり、次第に国王もリスズの子供の頃の話を答えて、と話が盛り上がっていく。2人のギルドマスターは呆気に取られながらも、国王から目を離さずに耳を扉へ向けている。話が終盤へ差し掛かった所で、メイドから夕食の時間を知らされた。
夕食の席では長い机に料理を置かれ、その端でメイドが座った席がある。この侯爵家が特殊なだけであって、他の貴族家では貴族と使用人は別という事が共通している。その特殊な対応になったのも、リスズの幼少期から今まで共に食べるという習慣を、彼女の父である侯爵に頼み込んだからだった。傍から見れば、親馬鹿っぷりも良いところであるが。そんな訳で、この侯爵家では本家や王都邸に関わらず行なっていて、ホルフ国王も周知の事だ。その後は国王が宰相に連れられて王城へ帰り、2人のギルドマスターも帰路について、リスズとアリスは個別で就寝に入ったのだった!
…翌朝
侯爵家の門前には国軍がおり、朝食を済ませたリスズとアリスは国軍に連れられて、城門に差し掛かった。城門では手続きが速やかに行われ、王城に入城した。
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