42 / 248
勇者クラフティ編
第13話「逃した獅子は大きい…マジパティ変身不能!!!」②
しおりを挟む
昼休みになり、イナバと虎太郎は学園食堂のテーブルで向かい合うように座っている。そして、イナバの隣には一華が座る。イナバの機嫌はとても悪い。
「ぷっ…はははっ…災難だったな?イナバ…」
「笑わないでよ…虎太郎…」
「ホント、ウチの弟がゴメンね…あのバカ、あとでシメとくから…」
「まさか、見たのが一華ちゃんの弟とは思わなかったし…虎太郎、スカート代立て替えといてね?」
「はぁっ?何で俺!?」
「虎太郎の教科書代立て替えたの、たつきちゃんじゃなくって、私なのーっ!!!」
ただでさえ機嫌の悪いイナバの機嫌が、さらに悪くなった。
一方、その渦中の人物は偶然にも生徒会長の隣に座ることになった。
「おいーっす、いちごん!幼な妻とゆっきーはどうした?顔に紅葉ついてるけど…」
「昼飯の弁当…取り上げられた…俺の弁当だった奴は、今頃…雪斗の胃袋の…中…」
「おーおー…何ともおいたわしい…このおタマさんが、から揚げを分けて差し上げよう…」
そう言いながら、玉菜は一悟のカレー皿にから揚げを全部乗っける。
「んで…どうしてそうなった?理由…話してみそ。」
何でか自分に優しい生徒会長に、2限目の時の事を話した。美術のスケッチで白樺の並木をスケッチしようとしたら、たまたまそこに高等部の女子生徒が木に引っかかって宙づりの状態になっているのをみた途端、一悟の真上に落下。一悟は彼女の下敷きとなってしまったのである。
「んで、白樺やめようと石段の所に戻ったら、雪斗がその様子スケッチしやがって…それを見たみるくにぶっ叩かれて、罰として飯抜き…理由も聞き入れてくれねぇ…」
泣きながら話す一悟の話を、生徒会長は笑わず、真剣に聞く。そして、思いついたかのように決断する。
「よし!今日はいちごん、一緒にカフェ「ルーヴル」に行こう!!!アレは持ってるんでしょ?だったら、話は早い!いちごんに「だけ」話したいことあるのよ!!!」
あまりの唐突な生徒会長の言葉に、一悟は思わず持っているカレーのスプーンを皿の上に落してしまった。
「キーーーーーーンコーーーーーーーンカーーーーーーーーーンコーーーーーーン」
放課後を告げるチャイムが鳴る。中等部はもうすぐ中間テストを控えているため、部活は大会の近い部活は短縮、それ以外は放課後の活動は休みとなっている。そんな2年A組の教室に、ハチミツ色のポニーテールの少女がやってくる…玉菜だ。
「おっつー、いちごん♪」
「お…お疲れ様です…」
玉菜は一悟の教室をのぞき込み、周囲を見渡す。どうやら教室にみるくと雪斗はいないようだ。
「それじゃ、聖奈の家にれっつごー♪」
ラテをカバンに入れた状態の一悟の背中を押しながら、玉菜は一目散に下校してしまった。そして、その様子を目の当たりにした雪斗は急いで保健室へ向かう。
「コラ、氷見!廊下を走るな!!!」
「ガラッ…」
「し、ししししし…失礼ひまふっ!!!」
雪斗が勢いよく開けたのは、保健室のドアだった。保健室にはみるくがいる。
「あら…そんなに慌ててどうしたのかしら?」
「た…たたた…タマ…タマねぇが…」
「はいはい…3丁目の三毛猫が学校に来ちゃったのね…」
「ガチャッ…」
「安心して。既に聖奈には連絡してるから。」
住居スペースの玄関の鍵を開けた一悟は、どうにも生徒会長の言動が怪しく感じるようだ。
「それに、精霊さんもいるんでしょ?出てきなよ…」
そういいながら、玉菜は一悟のカバンのファスナーを開ける。そこから出てきたのは…
「わ…私の事にも気づいていたってワケですね…」
「そゆこと♪」
ラテは一悟のカバンの中で目を回していたのだった。玄関にあがり、2階にあるリビングへと向かう。そこにいたのは、ガレットとココアだ。
「いらっしゃーい!セーラも暫くしたら、着替え済ませて下りて来るよ。」
「おっ…それじゃ、その時にフランスの時の事を話そうかな。」
そう言いながら、玉菜は一悟をテーブルの前に座らせ、自分はガレットの隣に座る。ココアは玉菜の登場に興奮するが、恋人であるラテにプロレス技をかけられた。
「いちごん…この際だからハッキリ言うわ。頭脳戦、向いてないでしょ?ただ単に、カオスイーツにパンチやキックかませばいいってもんじゃないの。あなた、プディングの能力に頼りすぎてるのよ。」
「えっ…」
玉菜は、まるで一悟がミルフィーユである事を知っているかのように話始めた。
「確かに、昔の俺や俺のプディングと似てる戦い方だもんねー…この間なんて、ティラミス…だっけ?彼女がいなけりゃどうなっていたか…」
「その話し方をされてるって事は…玉菜…あなたは…」
「察しがいいのね…ラテ。そうよ…私が白銀のマジパティ・クリームパフ…」
そう言いながら、玉菜はブレイブスプーンを一悟達に見せる。ハート型の宝石には紫色の宝石が輝いている。
「それなら…サントノーレは…」
「アレは変装。ちょっとワケありでね…まぁ、シュトーレンが来たら話すけど。」
「ドタドタドタ…」
シュトーレンが階段を駆け下りる音がして、やがてリビングのドアが開く。そこにはメイド服姿のシュトーレンが立っている。
「親父、あとは厨房任せたからね。」
「それじゃ、もうひと踏ん張りいきますか。」
ガレットは立ち上がり、カフェの方へと向かう。そんなシュトーレンを見て、玉菜は嬉しそうだ。
「お父さんがカフェ手伝うようになって、少しは助かったんじゃない?」
「それもあるけど…とにかくやりたい放題が玉にキズなのよねー…でも、一悟にだけ話していいの?」
「いいの♪だって、いちごんはミルフィーユの時もだけど、反応が見ていて面白いのよねー♪すぐ鼻血出しちゃうとことか♪」
そう微笑む玉菜の言葉に、シュトーレンは大いに納得する。「可愛い」とか「子供みたい」等には言われ慣れている一悟ではあるが、「面白い」と言われたのは初めてで、少しばかり照れ臭く感じた。
「ここからは真面目に聞いて欲しいの。私は、ゆっきーがあなたを追い掛け回した事の責任を負う形で、一時的に学校を離れたの。その留学先で出会ったのがシュトーレン…」
ラテとココア以外の精霊の存在、パリでの戦い、クイニー・アマンとの決戦…そして、悲しい別れ…玉菜は一悟にパリでの出来事を包み隠さず明かす。
「あの時の決戦でさ…フォンダンは命にかかわる怪我をしたの。フォンダンの力を借りない限り、私はカオスイーツ相手に大きな決め技が使えないの。だから、私は今…「サントノーレ」として、ミルフィーユ達をアシストしているワケよ。」
一悟は玉菜の言葉を一つ一つかみしめながら聞く。玉菜の一言一言には偽りがないからだ。
「いちごんがあの幼な妻ちゃんやゆっきーに誤解されちゃったみたいに、私もいちごん達に誤解させちゃったのは悪いと思ってる。でもね、そう遠くないうちにいちごん達にジョイントする予定ではいるの。私もさ…先代のマジパティの件で出向くときがあってさ…」
「先代の…マジパティ?」
玉菜は黙って頷く。
「だから…一悟、玉菜を…クリームパフを信じて。午前中の事は、親父が本人に直接話をしてくれるから…だから、玉菜の件は時期がくるまでの間、みるくと雪斗には内緒ね?」
「はいっ!!!」
「私も秘密は厳守しますっ!!!ほら、ココアも!!!」
「ほいっ!カカオとおっぱいは絶対に裏切ってはならないっ!!!」
2秒後、ココアは恋人によって首を締め上げられたのだった。
「ぷっ…はははっ…災難だったな?イナバ…」
「笑わないでよ…虎太郎…」
「ホント、ウチの弟がゴメンね…あのバカ、あとでシメとくから…」
「まさか、見たのが一華ちゃんの弟とは思わなかったし…虎太郎、スカート代立て替えといてね?」
「はぁっ?何で俺!?」
「虎太郎の教科書代立て替えたの、たつきちゃんじゃなくって、私なのーっ!!!」
ただでさえ機嫌の悪いイナバの機嫌が、さらに悪くなった。
一方、その渦中の人物は偶然にも生徒会長の隣に座ることになった。
「おいーっす、いちごん!幼な妻とゆっきーはどうした?顔に紅葉ついてるけど…」
「昼飯の弁当…取り上げられた…俺の弁当だった奴は、今頃…雪斗の胃袋の…中…」
「おーおー…何ともおいたわしい…このおタマさんが、から揚げを分けて差し上げよう…」
そう言いながら、玉菜は一悟のカレー皿にから揚げを全部乗っける。
「んで…どうしてそうなった?理由…話してみそ。」
何でか自分に優しい生徒会長に、2限目の時の事を話した。美術のスケッチで白樺の並木をスケッチしようとしたら、たまたまそこに高等部の女子生徒が木に引っかかって宙づりの状態になっているのをみた途端、一悟の真上に落下。一悟は彼女の下敷きとなってしまったのである。
「んで、白樺やめようと石段の所に戻ったら、雪斗がその様子スケッチしやがって…それを見たみるくにぶっ叩かれて、罰として飯抜き…理由も聞き入れてくれねぇ…」
泣きながら話す一悟の話を、生徒会長は笑わず、真剣に聞く。そして、思いついたかのように決断する。
「よし!今日はいちごん、一緒にカフェ「ルーヴル」に行こう!!!アレは持ってるんでしょ?だったら、話は早い!いちごんに「だけ」話したいことあるのよ!!!」
あまりの唐突な生徒会長の言葉に、一悟は思わず持っているカレーのスプーンを皿の上に落してしまった。
「キーーーーーーンコーーーーーーーンカーーーーーーーーーンコーーーーーーン」
放課後を告げるチャイムが鳴る。中等部はもうすぐ中間テストを控えているため、部活は大会の近い部活は短縮、それ以外は放課後の活動は休みとなっている。そんな2年A組の教室に、ハチミツ色のポニーテールの少女がやってくる…玉菜だ。
「おっつー、いちごん♪」
「お…お疲れ様です…」
玉菜は一悟の教室をのぞき込み、周囲を見渡す。どうやら教室にみるくと雪斗はいないようだ。
「それじゃ、聖奈の家にれっつごー♪」
ラテをカバンに入れた状態の一悟の背中を押しながら、玉菜は一目散に下校してしまった。そして、その様子を目の当たりにした雪斗は急いで保健室へ向かう。
「コラ、氷見!廊下を走るな!!!」
「ガラッ…」
「し、ししししし…失礼ひまふっ!!!」
雪斗が勢いよく開けたのは、保健室のドアだった。保健室にはみるくがいる。
「あら…そんなに慌ててどうしたのかしら?」
「た…たたた…タマ…タマねぇが…」
「はいはい…3丁目の三毛猫が学校に来ちゃったのね…」
「ガチャッ…」
「安心して。既に聖奈には連絡してるから。」
住居スペースの玄関の鍵を開けた一悟は、どうにも生徒会長の言動が怪しく感じるようだ。
「それに、精霊さんもいるんでしょ?出てきなよ…」
そういいながら、玉菜は一悟のカバンのファスナーを開ける。そこから出てきたのは…
「わ…私の事にも気づいていたってワケですね…」
「そゆこと♪」
ラテは一悟のカバンの中で目を回していたのだった。玄関にあがり、2階にあるリビングへと向かう。そこにいたのは、ガレットとココアだ。
「いらっしゃーい!セーラも暫くしたら、着替え済ませて下りて来るよ。」
「おっ…それじゃ、その時にフランスの時の事を話そうかな。」
そう言いながら、玉菜は一悟をテーブルの前に座らせ、自分はガレットの隣に座る。ココアは玉菜の登場に興奮するが、恋人であるラテにプロレス技をかけられた。
「いちごん…この際だからハッキリ言うわ。頭脳戦、向いてないでしょ?ただ単に、カオスイーツにパンチやキックかませばいいってもんじゃないの。あなた、プディングの能力に頼りすぎてるのよ。」
「えっ…」
玉菜は、まるで一悟がミルフィーユである事を知っているかのように話始めた。
「確かに、昔の俺や俺のプディングと似てる戦い方だもんねー…この間なんて、ティラミス…だっけ?彼女がいなけりゃどうなっていたか…」
「その話し方をされてるって事は…玉菜…あなたは…」
「察しがいいのね…ラテ。そうよ…私が白銀のマジパティ・クリームパフ…」
そう言いながら、玉菜はブレイブスプーンを一悟達に見せる。ハート型の宝石には紫色の宝石が輝いている。
「それなら…サントノーレは…」
「アレは変装。ちょっとワケありでね…まぁ、シュトーレンが来たら話すけど。」
「ドタドタドタ…」
シュトーレンが階段を駆け下りる音がして、やがてリビングのドアが開く。そこにはメイド服姿のシュトーレンが立っている。
「親父、あとは厨房任せたからね。」
「それじゃ、もうひと踏ん張りいきますか。」
ガレットは立ち上がり、カフェの方へと向かう。そんなシュトーレンを見て、玉菜は嬉しそうだ。
「お父さんがカフェ手伝うようになって、少しは助かったんじゃない?」
「それもあるけど…とにかくやりたい放題が玉にキズなのよねー…でも、一悟にだけ話していいの?」
「いいの♪だって、いちごんはミルフィーユの時もだけど、反応が見ていて面白いのよねー♪すぐ鼻血出しちゃうとことか♪」
そう微笑む玉菜の言葉に、シュトーレンは大いに納得する。「可愛い」とか「子供みたい」等には言われ慣れている一悟ではあるが、「面白い」と言われたのは初めてで、少しばかり照れ臭く感じた。
「ここからは真面目に聞いて欲しいの。私は、ゆっきーがあなたを追い掛け回した事の責任を負う形で、一時的に学校を離れたの。その留学先で出会ったのがシュトーレン…」
ラテとココア以外の精霊の存在、パリでの戦い、クイニー・アマンとの決戦…そして、悲しい別れ…玉菜は一悟にパリでの出来事を包み隠さず明かす。
「あの時の決戦でさ…フォンダンは命にかかわる怪我をしたの。フォンダンの力を借りない限り、私はカオスイーツ相手に大きな決め技が使えないの。だから、私は今…「サントノーレ」として、ミルフィーユ達をアシストしているワケよ。」
一悟は玉菜の言葉を一つ一つかみしめながら聞く。玉菜の一言一言には偽りがないからだ。
「いちごんがあの幼な妻ちゃんやゆっきーに誤解されちゃったみたいに、私もいちごん達に誤解させちゃったのは悪いと思ってる。でもね、そう遠くないうちにいちごん達にジョイントする予定ではいるの。私もさ…先代のマジパティの件で出向くときがあってさ…」
「先代の…マジパティ?」
玉菜は黙って頷く。
「だから…一悟、玉菜を…クリームパフを信じて。午前中の事は、親父が本人に直接話をしてくれるから…だから、玉菜の件は時期がくるまでの間、みるくと雪斗には内緒ね?」
「はいっ!!!」
「私も秘密は厳守しますっ!!!ほら、ココアも!!!」
「ほいっ!カカオとおっぱいは絶対に裏切ってはならないっ!!!」
2秒後、ココアは恋人によって首を締め上げられたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる