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勇者クラフティ編
第14話「大勇者様激白!!!先代マジパティ敗北の理由」④
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木苺ヶ丘から車で15分ほど走り、大きなショッピングモール・アリアモール新居須へとたどり着く。ここは新居須市ではあるが、市の境目が近いこともあり、瀬戌市民が買い物に来ることも多い。実を言うと、アンニンが看護学校時代によく買い物をしていた場所で、尚且つシュトーレンと再会した場所でもある。
「おぉー…これなら、痣もめだたなーい♪」
「こーゆーカッコも、悪くねーな♪」
ユキは白と水色を基調とした、シャーリング多めのトップスに、デニムのミニスカートと白のレギンスに足元は白いミュールと、一悟は赤いバルーンタイプのオフショルダーのトップスに、白いレギンスと赤いスニーカーにそれぞれ着替え、ブレイブレットに記憶させる。みるく達も夏の装いに着替え、アンニン引率の下、買い物を続ける。
そして、下着屋にみるく達が入った途端…
「俺、待機~。」
「おう、ちこう寄れ…」
「男に近い恰好をしている私が入って、一悟が入らないとは何事だ!来いっ!!!」
一悟はボネと待機しようとするが、ネロによって強制的に下着を選ぶハメになったのだった。
「うぅ~…やっぱり、Fカップのブラ高い~…」
「かと言って、わざとカップ数下げるんじゃないわよ?発育の妨げになるんだから…」
養護教諭の説得力はそれ以上の高さだ。
「ユキちゃんは、ブラ…キツくないの?」
試着室にいるユキに、みるくが声をかける。
「全然…マカロンお姉ちゃんが図り方も付け方も叩き込んでくれたから。おっ、ジャストサイズ♪」
ユキがそう言うと、1分ほどの間の後で、試着室のカーテンが開き、ユキが黒地にパステルブルーの水玉模様とフリルが付いたブラを持って出てくる。恐らく、雪斗のお小遣いで買うと思われる。
「コレにしよ♪」
そんなみるく、ユキ、グラッセ、アンニンのやり取りに、もはや部外者と化してしまったのが約2名…一悟とネロだ。
「あんな大きなモノなど、弦が当たって痛いだけだぞ…まぁ、ソルベアローは光の弦だから、痛みはないが…」
ネロは一悟の隣で、ユキの胸を見ながらつぶやく。
「同じこと言ってた奴、いる…ライスって言うんだけどな…」
「一悟…あとでそのライスとやらを紹介してくれないか?」
「あぁ…あいつの家の事が落ち着いたら紹介するよ。」
このところ、ライスこと、高萩あずきは人間界に於いての大伯父が亡くなり、葬儀やら、彼が運営していた仕事の引継ぎについてやら…で、人間界に於いての両親の代理として進めており、最近学校に来ても、挨拶を交わすだけとなってしまった。
「因みに、下着は布の面積が極端に小さくなければ、色の指定はないって僧侶様が上手く他の先生達に言いくるめたらしいぜ♪」
一通りの買い物を済ませ、一悟達はシュトーレン達との合流のため、隣接するアミューズメント施設「ラウンドアン」へとやってきた。この施設にはゲーム、ダーツ、ボウリング、カラオケなどが備わっており、一悟も新居須駅から出てくるシャトルバスを使って、リズムゲームをやりにくる事もある。
「あー、あのぬいぐるみ可愛い~♪」
「おぉ…シューティングゲームか…面白そうだな。」
「メダルゲームか…悪くない…」
「僧侶さま…こんなところで、時間つぶし…」
「ただ時間を潰すだけだと思った?におうのよ!禍々しい混沌のニオイが…」
僧侶の言葉に、一悟達は驚きを隠せない。僧侶は無言でオンラインゲームが集中するエリアへと歩き、とあるオンラインクイズゲームの筐体の前で立ち止まる。
「ここが一番ニオイが強い…つまりカオスイーツにされたのは、この人で間違いないわ!!その証拠に…」
アンニンは筐体に映る怪物を指さす。そこにはクグロフと、マシュマロのカオスイーツの姿がある。筐体の椅子に腰かけている男性は、まるで抜け殻の様に倒れている。恐らく、カオスイーツ化の時に肉体以外を筐体の中へと持っていかれたのだろう。
「でも…ゲームの中でどうやって…」
そう言いながら空席の筐体のモニターに触れる一悟だが…
「いっくん!!!手が…」
一悟の右手が筐体の中へと入りこんでしまったのである。
「ぬ…抜けねぇ…」
必死に手を引っこ抜こうとする一悟だが、まるで吸い寄せられるかのように身体ごと筐体の中に入り込む。一悟を支えようとするみるくも、ユキも、一悟の隣、さらにその隣へと、まるでクグロフに指名されたかのように吸い込まれてしまう。
「み…みんな…」
「私達も助けたいが、筐体に入れない…どうして…」
一悟達が気が付くと、そこは見慣れぬ景色…恐らく、ゲームの世界へ入り込んでしまったのだろう。そして、目の前にはクグロフとマシュマロのカオスイーツ…
「みるく、ユキ!行くぜ!!!」
一悟の言葉に、みるくとユキがブレイブスプーンを構える。
「「「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!!!」」」
筐体の画面には、一悟達のちびキャラの変身シーンが映像化される。
「いっちー達が変身しやがった…俺達、どうすりゃ…」
「決まってるじゃない!一悟達を操作してアシストするのよ!!!プディングは私がアシストするわ。」
そう言いながら、僧侶様はみるくが入り込んだ筐体に腰かける。
「それなら、私はソルベをアシストしよう。」
「ボネ、私達はミルフィーユを…」
全員配置につき、筐体の椅子に腰かける。
「僧侶様…このゲームって…」
「看護学生の頃に、一時期やっていたの。階級が金属から宝石の色がついた矢先に、実習で忙しくなってからはそのままだけど…感覚は覚えてる。」
その言葉に、グラッセ達は少し心配そうな顔をする。
「ピンクのマジパティ・ミルフィーユ!」
「黄色のマジパティ・プディング!」
「ブルーのマジパティ・ソルベ!」
「スイート…」
「「レボリューション!!!」」
「「「マジパティ!!!!!」」」
最後は綺麗にハモった。
「禍々しい混沌のスイーツ、勇者の力で木端微塵にしてやるぜ☆」
「ゲームの世界にも入り込めたか…マジパティ!!!まさか、チャットスタンプやタイピングで他のプレイヤーを煽る事で有名なプレイヤーの負の感情がここまでとはな!!!この世界らしく、クイズゲームで勝負だ!!!」
「ミルフィーユ…このゲーム…」
「やってるけど、最寄りは台パン野郎がうるさくって、今はここに来るときしかやらねぇ…」
一悟もプレイヤーではあるが、未経験者である2人よりは若干有利になるかどうかは、今後の展開次第だろう。
「まずは1問目だ…」
「次の種類を犬の種類か、猫の種類かグループ分けしなさい。」
突然ミルフィーユ達の前に問題文が現れ、選択肢と分けるためのボックスAとBが現れる。
「ポメラニアン、シェパード、スフィンクス、マンチカン…」
「え、えーと…スフィンクスは…」
「犬の種類はボックスAに入れればいいのか…」
段々と制限時間が迫って来る…
「答えはポメラニアンとシェパードが犬!スフィンクスとマンチカンは猫だ!」
「ミルフィーユと同じ答えです!!!」
「えぇっ!?答え入れたのに、確定してなーい!!!」
「ジリリリリ…」
制限時間終了を告げるベルが響く。
「あーん…時間切れー!!!」
ソルベも正しく答えてはいるが、「OK」ボタンで答えを確定させるのを忘れてしまったようだ。
「ミルフィーユとプディングには簡単すぎたか…では、2問目だ!」
「下北半島と津軽半島で、より西に位置するのは下北半島である」
今度は問題文と共に〇と×のボタンが現れる。
「〇×か…これなら…答えは×だ!」
「下北半島は、太平洋側ですので×です。」
「え、えーと…マカロンお姉ちゃんが言うには、確か…×!!!」
今度は正解を告げるチャイムが鳴り響いた。
「これもミルフィーユ達には簡単すぎたか…なら、今度は多数決で1つの答えを出してもらおう…」
「東京ビックサイトは有事の際、巨大ロボットに変形する」
「変形するワケないでしょ!!!×っ!!!」
「えっ…変形したらカッコよさそ…って、ミルフィーユ…真っ先に×押してやんの…」
「な、なん…だと…わからん時は、〇!〇だっ!!!」
筐体前に座る者達も、中には不正解を出している者もいるが、あくまで多数決のため…
「これも簡単すぎたか…なら、少し問題の難易度を上げてみるか…」
正解を告げるチャイムが響く中、クグロフは4問目を出題する。
「「いつも」という意味がある岩手県の方言です」
ミルフィーユ達の前に現れたのは、問題文と回転する六面体で、その六面体には文字が書かれている。見たことのない形式に、ミルフィーユ達は戸惑うが…
「か、身体が勝手に…答えを…」
最初は「と」、次は「ろ」…プディングの指が一文字、一文字指さし、答えを作る。それと同時に、プディングの目の前に白い拡声器が現れ、制限時間を示すゲージが巻き戻る。
「こ、答えは「とろぺっつ」ですっ!!!」
拡声器から響くプディングの声に、ミルフィーユとソルベは急いで答えを入力し、「OK」ボタンを押す。すると、正解を告げるチャイムが鳴り響く。
「よ、よくあんな問題解けたな…」
「わかんない…けど、「三人寄れば文殊の知恵」!クイズに答えて、カオスイーツを浄化しましょう!!!」
それもそのはず…
「私に岩手の方言の問題をぶつけるなんて、いい度胸ね?アイテム、使わせてもらったわ。」
「流石は僧侶様!!!」
「だからあなた達もしっかりアシストなさいっ!それから、ネロとボネは筐体を叩かないように。コレ…壊したら警察のお世話になるし、ケガもする。それに、壊したら一悟達は出てこられないのよ!!!」
八つ当たりするなら自分に…5問目は将棋の問題が出題され、プディングとソルベが正解する。そして、クグロフは6問目として協力して答える形式を出題する。
「次のうち、特撮番組「ミラクルマン」シリーズに出演した俳優を1人ずつ答えなさい」
「最初に答えるのは、ミルフィーユからだ!」
クグロフがそう言うと、プディングとソルベの選択肢に斜線が引かれ、2人は一時的に答えられなくなった。
「簡単だ…「高瀬一誠」!!!」
ミルフィーユが選択肢を選ぶと、今度は解答権がプディングに移る。
「自分の父親ですからね…「椎名元哉」!」
「最後はソルベだ!もう時間がないぞ?」
最後の解答権がソルベに移り、ソルベは自信満々に「ミラクルマンダイナ」の俳優である「かめの剛士」を選ぼうとするが…
「えっ…?」
突然ソルベの右手が、その右隣りの選択肢を選んでしまったのだった。
「不正解!!!ソルベが選んだ「丁田健人」は、「御面ライダー」俳優さ!さぁ、カオスイーツ…思いっきり痛めつけな!!!!!」
カオスイーツが両腕を上げた刹那、ミルフィーユ達の頭上に石の入った色とりどりのマシュマロが暴言を吐きながら降って来る。
「マナイター!」
「いってぇ~…てか、少しはあるわっ!!!まな板言うんじゃねぇ!!!!」
「デブー!」
「ぽっちゃりとふくよかならまだしも…「デブ」は言語道断ですっ!!!!!」
「ポンコツ!ソルベ、ポンコツ!」
「…うっさい、バーカ!!!」
因みに、間違えてしまったのは、ネロの早とちりである。7問目は競馬の問題が出題されたが、流石の僧侶も競馬だけは無理だったようだ。
「大体…馬は乗りものでしょ?何でギャラリーがお金かけて競わせるの?」
今度は全員が不正解となり、再びマシュマロが暴言を吐きながら、ミルフィーユ達の頭上に降って来る。
「うっさい、バーカ!!!」
「おぉー…これなら、痣もめだたなーい♪」
「こーゆーカッコも、悪くねーな♪」
ユキは白と水色を基調とした、シャーリング多めのトップスに、デニムのミニスカートと白のレギンスに足元は白いミュールと、一悟は赤いバルーンタイプのオフショルダーのトップスに、白いレギンスと赤いスニーカーにそれぞれ着替え、ブレイブレットに記憶させる。みるく達も夏の装いに着替え、アンニン引率の下、買い物を続ける。
そして、下着屋にみるく達が入った途端…
「俺、待機~。」
「おう、ちこう寄れ…」
「男に近い恰好をしている私が入って、一悟が入らないとは何事だ!来いっ!!!」
一悟はボネと待機しようとするが、ネロによって強制的に下着を選ぶハメになったのだった。
「うぅ~…やっぱり、Fカップのブラ高い~…」
「かと言って、わざとカップ数下げるんじゃないわよ?発育の妨げになるんだから…」
養護教諭の説得力はそれ以上の高さだ。
「ユキちゃんは、ブラ…キツくないの?」
試着室にいるユキに、みるくが声をかける。
「全然…マカロンお姉ちゃんが図り方も付け方も叩き込んでくれたから。おっ、ジャストサイズ♪」
ユキがそう言うと、1分ほどの間の後で、試着室のカーテンが開き、ユキが黒地にパステルブルーの水玉模様とフリルが付いたブラを持って出てくる。恐らく、雪斗のお小遣いで買うと思われる。
「コレにしよ♪」
そんなみるく、ユキ、グラッセ、アンニンのやり取りに、もはや部外者と化してしまったのが約2名…一悟とネロだ。
「あんな大きなモノなど、弦が当たって痛いだけだぞ…まぁ、ソルベアローは光の弦だから、痛みはないが…」
ネロは一悟の隣で、ユキの胸を見ながらつぶやく。
「同じこと言ってた奴、いる…ライスって言うんだけどな…」
「一悟…あとでそのライスとやらを紹介してくれないか?」
「あぁ…あいつの家の事が落ち着いたら紹介するよ。」
このところ、ライスこと、高萩あずきは人間界に於いての大伯父が亡くなり、葬儀やら、彼が運営していた仕事の引継ぎについてやら…で、人間界に於いての両親の代理として進めており、最近学校に来ても、挨拶を交わすだけとなってしまった。
「因みに、下着は布の面積が極端に小さくなければ、色の指定はないって僧侶様が上手く他の先生達に言いくるめたらしいぜ♪」
一通りの買い物を済ませ、一悟達はシュトーレン達との合流のため、隣接するアミューズメント施設「ラウンドアン」へとやってきた。この施設にはゲーム、ダーツ、ボウリング、カラオケなどが備わっており、一悟も新居須駅から出てくるシャトルバスを使って、リズムゲームをやりにくる事もある。
「あー、あのぬいぐるみ可愛い~♪」
「おぉ…シューティングゲームか…面白そうだな。」
「メダルゲームか…悪くない…」
「僧侶さま…こんなところで、時間つぶし…」
「ただ時間を潰すだけだと思った?におうのよ!禍々しい混沌のニオイが…」
僧侶の言葉に、一悟達は驚きを隠せない。僧侶は無言でオンラインゲームが集中するエリアへと歩き、とあるオンラインクイズゲームの筐体の前で立ち止まる。
「ここが一番ニオイが強い…つまりカオスイーツにされたのは、この人で間違いないわ!!その証拠に…」
アンニンは筐体に映る怪物を指さす。そこにはクグロフと、マシュマロのカオスイーツの姿がある。筐体の椅子に腰かけている男性は、まるで抜け殻の様に倒れている。恐らく、カオスイーツ化の時に肉体以外を筐体の中へと持っていかれたのだろう。
「でも…ゲームの中でどうやって…」
そう言いながら空席の筐体のモニターに触れる一悟だが…
「いっくん!!!手が…」
一悟の右手が筐体の中へと入りこんでしまったのである。
「ぬ…抜けねぇ…」
必死に手を引っこ抜こうとする一悟だが、まるで吸い寄せられるかのように身体ごと筐体の中に入り込む。一悟を支えようとするみるくも、ユキも、一悟の隣、さらにその隣へと、まるでクグロフに指名されたかのように吸い込まれてしまう。
「み…みんな…」
「私達も助けたいが、筐体に入れない…どうして…」
一悟達が気が付くと、そこは見慣れぬ景色…恐らく、ゲームの世界へ入り込んでしまったのだろう。そして、目の前にはクグロフとマシュマロのカオスイーツ…
「みるく、ユキ!行くぜ!!!」
一悟の言葉に、みるくとユキがブレイブスプーンを構える。
「「「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!!!」」」
筐体の画面には、一悟達のちびキャラの変身シーンが映像化される。
「いっちー達が変身しやがった…俺達、どうすりゃ…」
「決まってるじゃない!一悟達を操作してアシストするのよ!!!プディングは私がアシストするわ。」
そう言いながら、僧侶様はみるくが入り込んだ筐体に腰かける。
「それなら、私はソルベをアシストしよう。」
「ボネ、私達はミルフィーユを…」
全員配置につき、筐体の椅子に腰かける。
「僧侶様…このゲームって…」
「看護学生の頃に、一時期やっていたの。階級が金属から宝石の色がついた矢先に、実習で忙しくなってからはそのままだけど…感覚は覚えてる。」
その言葉に、グラッセ達は少し心配そうな顔をする。
「ピンクのマジパティ・ミルフィーユ!」
「黄色のマジパティ・プディング!」
「ブルーのマジパティ・ソルベ!」
「スイート…」
「「レボリューション!!!」」
「「「マジパティ!!!!!」」」
最後は綺麗にハモった。
「禍々しい混沌のスイーツ、勇者の力で木端微塵にしてやるぜ☆」
「ゲームの世界にも入り込めたか…マジパティ!!!まさか、チャットスタンプやタイピングで他のプレイヤーを煽る事で有名なプレイヤーの負の感情がここまでとはな!!!この世界らしく、クイズゲームで勝負だ!!!」
「ミルフィーユ…このゲーム…」
「やってるけど、最寄りは台パン野郎がうるさくって、今はここに来るときしかやらねぇ…」
一悟もプレイヤーではあるが、未経験者である2人よりは若干有利になるかどうかは、今後の展開次第だろう。
「まずは1問目だ…」
「次の種類を犬の種類か、猫の種類かグループ分けしなさい。」
突然ミルフィーユ達の前に問題文が現れ、選択肢と分けるためのボックスAとBが現れる。
「ポメラニアン、シェパード、スフィンクス、マンチカン…」
「え、えーと…スフィンクスは…」
「犬の種類はボックスAに入れればいいのか…」
段々と制限時間が迫って来る…
「答えはポメラニアンとシェパードが犬!スフィンクスとマンチカンは猫だ!」
「ミルフィーユと同じ答えです!!!」
「えぇっ!?答え入れたのに、確定してなーい!!!」
「ジリリリリ…」
制限時間終了を告げるベルが響く。
「あーん…時間切れー!!!」
ソルベも正しく答えてはいるが、「OK」ボタンで答えを確定させるのを忘れてしまったようだ。
「ミルフィーユとプディングには簡単すぎたか…では、2問目だ!」
「下北半島と津軽半島で、より西に位置するのは下北半島である」
今度は問題文と共に〇と×のボタンが現れる。
「〇×か…これなら…答えは×だ!」
「下北半島は、太平洋側ですので×です。」
「え、えーと…マカロンお姉ちゃんが言うには、確か…×!!!」
今度は正解を告げるチャイムが鳴り響いた。
「これもミルフィーユ達には簡単すぎたか…なら、今度は多数決で1つの答えを出してもらおう…」
「東京ビックサイトは有事の際、巨大ロボットに変形する」
「変形するワケないでしょ!!!×っ!!!」
「えっ…変形したらカッコよさそ…って、ミルフィーユ…真っ先に×押してやんの…」
「な、なん…だと…わからん時は、〇!〇だっ!!!」
筐体前に座る者達も、中には不正解を出している者もいるが、あくまで多数決のため…
「これも簡単すぎたか…なら、少し問題の難易度を上げてみるか…」
正解を告げるチャイムが響く中、クグロフは4問目を出題する。
「「いつも」という意味がある岩手県の方言です」
ミルフィーユ達の前に現れたのは、問題文と回転する六面体で、その六面体には文字が書かれている。見たことのない形式に、ミルフィーユ達は戸惑うが…
「か、身体が勝手に…答えを…」
最初は「と」、次は「ろ」…プディングの指が一文字、一文字指さし、答えを作る。それと同時に、プディングの目の前に白い拡声器が現れ、制限時間を示すゲージが巻き戻る。
「こ、答えは「とろぺっつ」ですっ!!!」
拡声器から響くプディングの声に、ミルフィーユとソルベは急いで答えを入力し、「OK」ボタンを押す。すると、正解を告げるチャイムが鳴り響く。
「よ、よくあんな問題解けたな…」
「わかんない…けど、「三人寄れば文殊の知恵」!クイズに答えて、カオスイーツを浄化しましょう!!!」
それもそのはず…
「私に岩手の方言の問題をぶつけるなんて、いい度胸ね?アイテム、使わせてもらったわ。」
「流石は僧侶様!!!」
「だからあなた達もしっかりアシストなさいっ!それから、ネロとボネは筐体を叩かないように。コレ…壊したら警察のお世話になるし、ケガもする。それに、壊したら一悟達は出てこられないのよ!!!」
八つ当たりするなら自分に…5問目は将棋の問題が出題され、プディングとソルベが正解する。そして、クグロフは6問目として協力して答える形式を出題する。
「次のうち、特撮番組「ミラクルマン」シリーズに出演した俳優を1人ずつ答えなさい」
「最初に答えるのは、ミルフィーユからだ!」
クグロフがそう言うと、プディングとソルベの選択肢に斜線が引かれ、2人は一時的に答えられなくなった。
「簡単だ…「高瀬一誠」!!!」
ミルフィーユが選択肢を選ぶと、今度は解答権がプディングに移る。
「自分の父親ですからね…「椎名元哉」!」
「最後はソルベだ!もう時間がないぞ?」
最後の解答権がソルベに移り、ソルベは自信満々に「ミラクルマンダイナ」の俳優である「かめの剛士」を選ぼうとするが…
「えっ…?」
突然ソルベの右手が、その右隣りの選択肢を選んでしまったのだった。
「不正解!!!ソルベが選んだ「丁田健人」は、「御面ライダー」俳優さ!さぁ、カオスイーツ…思いっきり痛めつけな!!!!!」
カオスイーツが両腕を上げた刹那、ミルフィーユ達の頭上に石の入った色とりどりのマシュマロが暴言を吐きながら降って来る。
「マナイター!」
「いってぇ~…てか、少しはあるわっ!!!まな板言うんじゃねぇ!!!!」
「デブー!」
「ぽっちゃりとふくよかならまだしも…「デブ」は言語道断ですっ!!!!!」
「ポンコツ!ソルベ、ポンコツ!」
「…うっさい、バーカ!!!」
因みに、間違えてしまったのは、ネロの早とちりである。7問目は競馬の問題が出題されたが、流石の僧侶も競馬だけは無理だったようだ。
「大体…馬は乗りものでしょ?何でギャラリーがお金かけて競わせるの?」
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しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
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