61 / 248
勇者クラフティ編
第18話「勇者様は女子高生!迫る体育教師の魔の手」②
しおりを挟む
翌日、サン・ジェルマン学園高等部1年C組…担任の石狩太美は、ホームルームで生徒達にある人物を紹介することになった。
「えー、元々通信課程受講者の生徒なのですが、親御さんの同意の上、本日より1週間ほど皆さんと一緒に授業を受ける事となった生徒を紹介します。首藤さん、入りなさい。」
「ガラッ…」
女教師からの紹介を受け、1人の女子生徒が通学カバンを肩にかけたまま教室に入る。炎のような真紅のロングヘアーに、黒いリボンで両サイドを少量括り、制服の上からでも大きさが判別できてしまうほどの豊満バストに、まるで実在する人物なのか疑わしいほどの端正な顔立ちの少女が、教師の近くまで歩き、教師の真横についたと同時に、黒板に白いチョークで自分の名前を記す。
「今日から1週間、皆さんと勉学を共にすることになりました、首藤まりあです。」
「首藤さんは、食堂によく行く生徒には顔なじみである首藤さんの娘です。みなさん、仲良くしてくださいね。」
そんな女勇者は授業自体はなんとかついていくものの、古文と漢文だけはなかなかついていけないようだ。
『フランスの古文ならわかるのに…』
その反面、英語と体育は大活躍で、それは高等部で体育を受け持つ江津先生も、彼女のテニスの腕前はテニス部顧問として一目置くほどだった。
そんな首藤まりあの話題は高等部だけにはとどまらず、中等部にまで広まる。
「白石さん、聞いた?高等部1年の首藤まりあの話…」
「知ってる、知ってる。英語はペラペラで、高等部テニス部のエースにサーブの1つも許さない程に打ち負かしたって子でしょ?」
「白石、よく知ってるなぁ…」
「中等部の生徒会長だぞー、高等部の噂くらい、嫌でも耳に入るわい!」
中等部3年C組の教室。玉菜はクラスメイト達に囲まれながら、彼らの話を聞いている。そんな彼女の様子を、1人の女子生徒が見つめる…ティラミスもとい、汀良瑞希だ。
『「首藤まりあ」…元々高等部通信課程の受講生で、父親は食堂職員の首藤和真。学業に関しては、古文以外は文武両道と言ったところでしょうか…』
他の生徒達に見つからないよう、瑞希はスマートフォンを操作する。まずは父親である首藤和真のビミスタグラムをのぞき込む。彼の書き込みには、一昨日までの書き込みで「首藤まりあ」の存在を匂わす書き込みは存在していない。
『どうにも不自然極まりないです…それに、「首藤まりあ」の姉にあたる「首藤聖奈」と、兄にあたる「首藤聖一郎」も、本当に首藤和真の娘と息子なのか怪しいところ…』
マカロンから「首藤和真」が41歳であることは確認済みで、発言には「勇者」を強調する部分が幾つか存在するという事も、ティラミスは知っている。
『一度、確認を取ってみるしかありませんね…』
そう呟きながら、瑞希はスマートフォンを机の中にしまい込む。今も生徒会長と他のクラスメイトとの会話に飛び交う「首藤まりあ」の話題…それに触れる生徒会長の言動も、少しばかり怪しく感じる…
「………」
放課後になり、時の人と化した「首藤まりあ」もとい、シュトーレンは高等部の敷地に駐輪している父親のバイクへと駆け寄る。
「少しは馴染めそうか?「マ・リ・ー・」…」
「古文以外は…ね?」
そう言いながら、シュトーレンは父親から白いフルフェイスのヘルメットを受け取る。慣れた仕草でヘルメットを被ると、シュトーレンはバイクにまたがる父親の後ろにつき、バイクに乗る。ガレットの運転免許証は原付、自動二輪車以外に中型までの自動車も運転可能となっているが、交通手当の手続きの際に自動二輪車と申請したため、バイク通勤である。娘である勇者シュトーレンが高校生の姿となっている現在は、後ろに娘を乗せる形で2人乗り通勤をすることになったのである。
自宅に戻ると、昼間の営業を終えたトルテが、2人の帰りを待つ。
「おかえりなさいっス!」
「ただいま…トルテ、そっちはどうだった?」
そう言いながら、シュトーレンは制服のブレザーを脱ぐ。
「まぁ、何とか1人で捌けたっス…無言電話が来たときは焦ったっスけど…」
トルテの言葉に、勇者親子は狐に顔をつままれたような顔をする。
「姉さんのアンドロイドがフォローしてくれて、助かったっス。勿論、犯人はこの通り特定…」
キョーコせかんどの筆跡で記されたA4版の報告書を見せながら話すトルテのセリフを遮るかのように、大勇者はその報告書を奪い取る。そこに記されていたのは、無言電話があった時間帯と、発信先の電話番号、そしてその所有者…
「これは…間違いないんだろうな?」
大勇者の険しい声に、トルテは思わず息を呑む。
「姉さんのアンドロイドと確認しました。間違いないっス…」
トルテの言葉に、ガレットはすぐさまムッシュ・エクレールに連絡を取り、無言電話があった時間帯に何をしていたのか聞き出す。丁度その時間帯は、一悟達のクラスは英語の授業だったので…
「今日の英語の授業中、ユキくんってば居眠りしてて…丁度この時間帯だったかな。ユキくんの居眠りがムッシュ・エクレールにバレたの…」
たまたま様子を見に来たみるくの言葉に、勇者親子は納得するしかなかった。大体、教師が授業中に固定電話を使って無言電話をするなど、問題行為そのものだ。
勇者親子が中等部の養護教諭である僧侶を疑わなかったのは、昔から銭ゲバであること以外は信頼できる存在であり、何かあれば家主であるシュトーレン、もしくはガレットにLIGNEりーにゅで連絡するため、職場の固定電話でカフェに連絡することは一切ないからである。
「中等部の中に、勇者とマジパティの事でここを怪しんでいる奴がいるかもしれない…みるく、一悟と雪斗にも伝えてくれ。俺達も元々言動には注意していたが、学校内でも十分に警戒する。」
険しい表情を浮かべながら話す大勇者の表情に、みるくは息を呑む。
「はいっ!!!」
「ブラックビターのマカロンとティラミスが、それぞれ「漆山マコ」、「汀良瑞希」として中等部にいる事は、俺も認識済みだ。この他の幹部が学校にいる可能性も否定できない…油断はするなよ?」
大勇者の言葉にみるくは黙って頷き、そのまま夕方以降の営業の準備を手伝う。夕方の開店が始まり、しばらくしてみるくは極真会館での練習を終えた一悟と合流。勇者達と軽く挨拶をしてから、2人はカフェをあとにした。
「えー、元々通信課程受講者の生徒なのですが、親御さんの同意の上、本日より1週間ほど皆さんと一緒に授業を受ける事となった生徒を紹介します。首藤さん、入りなさい。」
「ガラッ…」
女教師からの紹介を受け、1人の女子生徒が通学カバンを肩にかけたまま教室に入る。炎のような真紅のロングヘアーに、黒いリボンで両サイドを少量括り、制服の上からでも大きさが判別できてしまうほどの豊満バストに、まるで実在する人物なのか疑わしいほどの端正な顔立ちの少女が、教師の近くまで歩き、教師の真横についたと同時に、黒板に白いチョークで自分の名前を記す。
「今日から1週間、皆さんと勉学を共にすることになりました、首藤まりあです。」
「首藤さんは、食堂によく行く生徒には顔なじみである首藤さんの娘です。みなさん、仲良くしてくださいね。」
そんな女勇者は授業自体はなんとかついていくものの、古文と漢文だけはなかなかついていけないようだ。
『フランスの古文ならわかるのに…』
その反面、英語と体育は大活躍で、それは高等部で体育を受け持つ江津先生も、彼女のテニスの腕前はテニス部顧問として一目置くほどだった。
そんな首藤まりあの話題は高等部だけにはとどまらず、中等部にまで広まる。
「白石さん、聞いた?高等部1年の首藤まりあの話…」
「知ってる、知ってる。英語はペラペラで、高等部テニス部のエースにサーブの1つも許さない程に打ち負かしたって子でしょ?」
「白石、よく知ってるなぁ…」
「中等部の生徒会長だぞー、高等部の噂くらい、嫌でも耳に入るわい!」
中等部3年C組の教室。玉菜はクラスメイト達に囲まれながら、彼らの話を聞いている。そんな彼女の様子を、1人の女子生徒が見つめる…ティラミスもとい、汀良瑞希だ。
『「首藤まりあ」…元々高等部通信課程の受講生で、父親は食堂職員の首藤和真。学業に関しては、古文以外は文武両道と言ったところでしょうか…』
他の生徒達に見つからないよう、瑞希はスマートフォンを操作する。まずは父親である首藤和真のビミスタグラムをのぞき込む。彼の書き込みには、一昨日までの書き込みで「首藤まりあ」の存在を匂わす書き込みは存在していない。
『どうにも不自然極まりないです…それに、「首藤まりあ」の姉にあたる「首藤聖奈」と、兄にあたる「首藤聖一郎」も、本当に首藤和真の娘と息子なのか怪しいところ…』
マカロンから「首藤和真」が41歳であることは確認済みで、発言には「勇者」を強調する部分が幾つか存在するという事も、ティラミスは知っている。
『一度、確認を取ってみるしかありませんね…』
そう呟きながら、瑞希はスマートフォンを机の中にしまい込む。今も生徒会長と他のクラスメイトとの会話に飛び交う「首藤まりあ」の話題…それに触れる生徒会長の言動も、少しばかり怪しく感じる…
「………」
放課後になり、時の人と化した「首藤まりあ」もとい、シュトーレンは高等部の敷地に駐輪している父親のバイクへと駆け寄る。
「少しは馴染めそうか?「マ・リ・ー・」…」
「古文以外は…ね?」
そう言いながら、シュトーレンは父親から白いフルフェイスのヘルメットを受け取る。慣れた仕草でヘルメットを被ると、シュトーレンはバイクにまたがる父親の後ろにつき、バイクに乗る。ガレットの運転免許証は原付、自動二輪車以外に中型までの自動車も運転可能となっているが、交通手当の手続きの際に自動二輪車と申請したため、バイク通勤である。娘である勇者シュトーレンが高校生の姿となっている現在は、後ろに娘を乗せる形で2人乗り通勤をすることになったのである。
自宅に戻ると、昼間の営業を終えたトルテが、2人の帰りを待つ。
「おかえりなさいっス!」
「ただいま…トルテ、そっちはどうだった?」
そう言いながら、シュトーレンは制服のブレザーを脱ぐ。
「まぁ、何とか1人で捌けたっス…無言電話が来たときは焦ったっスけど…」
トルテの言葉に、勇者親子は狐に顔をつままれたような顔をする。
「姉さんのアンドロイドがフォローしてくれて、助かったっス。勿論、犯人はこの通り特定…」
キョーコせかんどの筆跡で記されたA4版の報告書を見せながら話すトルテのセリフを遮るかのように、大勇者はその報告書を奪い取る。そこに記されていたのは、無言電話があった時間帯と、発信先の電話番号、そしてその所有者…
「これは…間違いないんだろうな?」
大勇者の険しい声に、トルテは思わず息を呑む。
「姉さんのアンドロイドと確認しました。間違いないっス…」
トルテの言葉に、ガレットはすぐさまムッシュ・エクレールに連絡を取り、無言電話があった時間帯に何をしていたのか聞き出す。丁度その時間帯は、一悟達のクラスは英語の授業だったので…
「今日の英語の授業中、ユキくんってば居眠りしてて…丁度この時間帯だったかな。ユキくんの居眠りがムッシュ・エクレールにバレたの…」
たまたま様子を見に来たみるくの言葉に、勇者親子は納得するしかなかった。大体、教師が授業中に固定電話を使って無言電話をするなど、問題行為そのものだ。
勇者親子が中等部の養護教諭である僧侶を疑わなかったのは、昔から銭ゲバであること以外は信頼できる存在であり、何かあれば家主であるシュトーレン、もしくはガレットにLIGNEりーにゅで連絡するため、職場の固定電話でカフェに連絡することは一切ないからである。
「中等部の中に、勇者とマジパティの事でここを怪しんでいる奴がいるかもしれない…みるく、一悟と雪斗にも伝えてくれ。俺達も元々言動には注意していたが、学校内でも十分に警戒する。」
険しい表情を浮かべながら話す大勇者の表情に、みるくは息を呑む。
「はいっ!!!」
「ブラックビターのマカロンとティラミスが、それぞれ「漆山マコ」、「汀良瑞希」として中等部にいる事は、俺も認識済みだ。この他の幹部が学校にいる可能性も否定できない…油断はするなよ?」
大勇者の言葉にみるくは黙って頷き、そのまま夕方以降の営業の準備を手伝う。夕方の開店が始まり、しばらくしてみるくは極真会館での練習を終えた一悟と合流。勇者達と軽く挨拶をしてから、2人はカフェをあとにした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる