67 / 248
勇者クラフティ編
第19話「ティラミスの葛藤!生徒会長はクリームパフ」①
しおりを挟む
「助けを請うのがオグルだろうが、海坊主であろうが、誰であろうとも、マジパティの本来の目的はカオスイーツを浄化する事…」
先刻のクリームパフの言葉が、何度も何度もティラミスの脳裏をよぎる…彼女の言っている事は、敵対の立場であるティラミスからしても、確かに正論だ。先ほどの戦いでカオスの力が底をついてしまったティラミスは、汀良瑞希の姿のまま、休校となったサン・ジェルマン学園中等部に背を向けながら歩く。
「いつもは瞬間移動ですぐアジトへとたどり着けましたが、いざ歩くとなると、こんなに距離が離れていたなんて…」
ふと見上げる青空…それは澄み切った空の色で、あの頃の業火に染まった空とは真逆の平穏を意味するような空…
「ぐ~きゅる~」
静寂を遮るかの如く、瑞希の腹部から空腹を告げる音が鳴り響く。媒体に肉体自体が存在しないが、食事によるエネルギー補給も彼女には必要なのである。
「たまには…寄り道でもしますか…」
時刻は正午を迎えようとしている…瑞希はふと財布の中を覗き込む。1食分の食事ならなんとかなりそうだ。そう確信した瑞希は、生徒会長が他の生徒と話していたカフェの扉に手をかける。
「カランカラン…」
「いらっしゃいませー」
小洒落たカフェ…店頭の貼り紙には、オーナー不在による営業時間変更の知らせがあった。瑞希は中等部の養護教諭とよく似たあんず色の髪の女性に、カウンター席へ案内される。
「ご注文がお決まりでしたら、お知らせくださいね。」
メニューを開き、どれにしようか考える…横文字は今でも苦手意識があるが、独特の言葉を放つ今の主の言葉よりはマシだと、瑞希は割り切っている。そんな彼女は、ふと目についたメニューを注文する。
「すみません…ランチメニューのライオンピラフを一つ…」
「ライオンピラフをおひとつですね…少々お待ちください。」
2階の住居スペースから響く笑い声…どこかで聞き覚えのある声も少し混じっている気もするが、それは今の彼女にはどうでもいいことだ。
「お待たせしました。ライオンピラフです。」
瑞希は、10分ほどで目の前にやって来たピラフに目を輝かせる。出来立てのピラフの周りを錦糸卵が囲んでおり、それはまさしくライオンのたてがみを意味しているようだ。
「いただきます…」
まずはスプーンでピラフを少量すくいとり、口に運ぶ。ほんのりスパイスの効いたカレーピラフは、瑞希の口の中で程よい刺激と旨味を与え、出来立て独特の温かさが、彼女の空腹を少しずつ満たしていく…
『美味しい…』
付け合わせのコンソメスープも、程よいバランスで、普段食べているコンビニ弁当とは比較してもしきれない美味しさだ。
「ご馳走様でした。」
瑞希が料理を完食するのに、そう時間はかからなかった。会計を済ませ、店を出ると、彼女はある人物と鉢合わせをしてしまった。
…生徒会長の白石玉菜と、ユキ…そして、2年の高萩あずきだ。
「あれ?汀良さん…?どうして、ここに?」
「わ、私は食事に来ただけですっ!!!そ、そういうあなたこそ…な、なぜ…店の入り口でないドアから…」
瑞希が驚くのも無理はない。生徒会長が出てきたのは、店の出入り口ではなく、赤い車が止まっているガレージの真横にある玄関からだからだ。
「あぁ…「マリー」と勉強会やってたんだ。そんで、飲み物切れちゃったから、ユキちゃんとあずきんと一緒に、近くのヴェルクで飲み物買うの頼まれちって…一緒に行く?」
「結構です!私はこれから自宅へ戻るところなので…」
そう言いながら、瑞希は人差し指でメガネのブリッジをくいっと持ち上げる。
「汀良さん…くるみの地区だったよね?歩く方向…逆じゃない?そっち…瀬戌駅の方角だけど…」
生徒会長の指摘に、瑞希は慌てふためく。
「え、駅ビルの本屋で「鬼亡の刀」を買いに行こうと思って…」
ますます怪しむ生徒会長の表情に、瑞希は思わず後ずさる。「鬼亡の刀」とは「週刊少年ヂャンプ」で連載していた今でも人気の作品で、連載が完結した今でも、中等部では劇場版やアニメの事でいつも話題となっている。
「珍しいわね…鬼の風紀委員長が少年漫画を読むなんて…」
「実は「ヂャンプ」派だったんだねー…僕は「名探偵コニャン」が好きだから「サタデー」派だけど。」
「きっと…「鬼」のつく作品がお好きなのかと…会長、ユキさん…早くヴェルクへ参りましょう。」
「そうね!じゃーねー、汀良さん!私も、その人気作ちょっと読みたいからあとでかしてねー?」
そう言いながら、生徒会長はスーパーマーケットの方角へと歩く。そんな彼女を見つめる瑞希は、彼女の真横からひょっこり現れる白いお皿と、まるでビスクドールのような姿の小さな少女の後ろ姿を目の当たりにしてしまう。
「…!?」
どことなく、あのマジパティと一緒にいる精霊とよく似ている…いや、あんな小さな背丈の少女が人間なワケがない!
先刻の涼也の姉がマジパティだった事といい、瑞希の脳裏に突然、不穏な空気がよぎる…
信じたくない真実…それは…
「白銀のマジパティ・クリームパフは、白石玉菜である」
…という事。
「涼ちゃん、いらっしゃーい!!!」
涼也と一悟とみるくが玄関に入ってくるなり、一華は涼也にヘッドロックをかける。
「やめろよ、一華っ!!!しつこい!」
「ごめんごめん…でも、これからは一緒に暮らすことになるんだね。」
その言葉に、一悟達はしんみりとする。涼也の父親である伯父の処分については、まだ学校から連絡が来ていない。涼也は一悟達と共に玄関に上がり、リビングへ入る。そこにはイナバと虎太郎が座っていた。どうやら一華と勉強会をやっていたようだ。
一悟達は姉や虎太郎達の話から、千葉先生は高等部に侵入した時の事を知らされる。高等部の教職員達の静止を振り切り、片っ端から教室1つ1つを回り、竹刀を振り回す…それはまさしく狂気の沙汰だろう。
「でもさぁ…食堂の首藤さんに同じ年頃の娘がいたとか、誰もこの一華さまに話してくれなかったワケ?」
一華の言葉に、一悟達は思わず拍子抜けする。
「一華ちゃん…まだ諦めてなかったの?」
「いやさぁ…まさかあの首藤さんに成人済の娘がいたのは知らなかったけどさぁ…カフェのマスターやってる息子さんもいるんだって?いやー…一華さまも一目会いたくってさぁ…」
「恋に破れる回数=(イコール)試合での勝利数」ただいま更新中の空手部のエースの言葉に、誰もが同じ確信を持った。
『また告る前に玉砕するぞ…コイツ…』
『いや…玉砕する以前の問題だろ…』
なんと言っても…そのカフェのマスターこそ…現在、1週間限定で高等部1年C組に在籍している「首藤まりあ」もとい、勇者シュトーレンなのだからだ。
………
「い…いちごんの…ぷぷっ…お姉ちゃんが…ゆ…勇者さ…ぶほっ…」
「爆笑してんじゃねぇよ…こっちも爆笑したかったけどさ…」
夜になり、一悟は雪斗と電話をしている。一悟の母が一悟に「涼也を泊めた件でお礼を言うように」告げられたのと、千葉先生の処分が決定したことの報告をしている最中だ。千葉先生は当初、「停職2週間及び、1週間の自宅謹慎」だったが、高等部で暴れまわった件で瀬戌市教育委員会から大目玉となり、「停職2か月及び、半年間の減俸」になった。そして、極めつけは「停職期間明け後、1か月の教員研修」を瀬戌市で受ける事になり、夏休み明けに復職するということになった。
「まぁ…免職は免れたって所だな。アレがなければ、教師としては申し分なかったから…」
「おじさん…あすちゃんの事、2度の流産の末に生まれたから、すっげー大事にしてたんだよなぁ…勇者クラフティに娘を取られたのが、よっぽど悔しかったと思う。」
千葉明日香は、今、生きているとしたら23歳…勇者シュトーレンと同じ年齢だ。そんな娘と同じ年齢の娘を持つ大勇者ガレットに対して、常日頃からマウントを取るような発言をしていたのも、納得がいく。
千葉先生にとって、自分の娘と同じ年頃の娘がいる首藤和真は「自分は娘に会いたくても会えないのに、アイツは自分の娘と一緒に暮らしている。気に入らない。」という、不快な存在にしか見えなかったのだ。
「ところで、涼也は部活…まだ入ってないんだよな?」
「部活の件は、上野原先生と話つけて、明日から剣道部の朝練に行くってさ。委員会の方は、津田沼先生の勧めで風紀委員。」
涼也も、一悟と雪斗の知らない所で、動いていたようで、スンナリと部活と委員会を決めたようだ。
先刻のクリームパフの言葉が、何度も何度もティラミスの脳裏をよぎる…彼女の言っている事は、敵対の立場であるティラミスからしても、確かに正論だ。先ほどの戦いでカオスの力が底をついてしまったティラミスは、汀良瑞希の姿のまま、休校となったサン・ジェルマン学園中等部に背を向けながら歩く。
「いつもは瞬間移動ですぐアジトへとたどり着けましたが、いざ歩くとなると、こんなに距離が離れていたなんて…」
ふと見上げる青空…それは澄み切った空の色で、あの頃の業火に染まった空とは真逆の平穏を意味するような空…
「ぐ~きゅる~」
静寂を遮るかの如く、瑞希の腹部から空腹を告げる音が鳴り響く。媒体に肉体自体が存在しないが、食事によるエネルギー補給も彼女には必要なのである。
「たまには…寄り道でもしますか…」
時刻は正午を迎えようとしている…瑞希はふと財布の中を覗き込む。1食分の食事ならなんとかなりそうだ。そう確信した瑞希は、生徒会長が他の生徒と話していたカフェの扉に手をかける。
「カランカラン…」
「いらっしゃいませー」
小洒落たカフェ…店頭の貼り紙には、オーナー不在による営業時間変更の知らせがあった。瑞希は中等部の養護教諭とよく似たあんず色の髪の女性に、カウンター席へ案内される。
「ご注文がお決まりでしたら、お知らせくださいね。」
メニューを開き、どれにしようか考える…横文字は今でも苦手意識があるが、独特の言葉を放つ今の主の言葉よりはマシだと、瑞希は割り切っている。そんな彼女は、ふと目についたメニューを注文する。
「すみません…ランチメニューのライオンピラフを一つ…」
「ライオンピラフをおひとつですね…少々お待ちください。」
2階の住居スペースから響く笑い声…どこかで聞き覚えのある声も少し混じっている気もするが、それは今の彼女にはどうでもいいことだ。
「お待たせしました。ライオンピラフです。」
瑞希は、10分ほどで目の前にやって来たピラフに目を輝かせる。出来立てのピラフの周りを錦糸卵が囲んでおり、それはまさしくライオンのたてがみを意味しているようだ。
「いただきます…」
まずはスプーンでピラフを少量すくいとり、口に運ぶ。ほんのりスパイスの効いたカレーピラフは、瑞希の口の中で程よい刺激と旨味を与え、出来立て独特の温かさが、彼女の空腹を少しずつ満たしていく…
『美味しい…』
付け合わせのコンソメスープも、程よいバランスで、普段食べているコンビニ弁当とは比較してもしきれない美味しさだ。
「ご馳走様でした。」
瑞希が料理を完食するのに、そう時間はかからなかった。会計を済ませ、店を出ると、彼女はある人物と鉢合わせをしてしまった。
…生徒会長の白石玉菜と、ユキ…そして、2年の高萩あずきだ。
「あれ?汀良さん…?どうして、ここに?」
「わ、私は食事に来ただけですっ!!!そ、そういうあなたこそ…な、なぜ…店の入り口でないドアから…」
瑞希が驚くのも無理はない。生徒会長が出てきたのは、店の出入り口ではなく、赤い車が止まっているガレージの真横にある玄関からだからだ。
「あぁ…「マリー」と勉強会やってたんだ。そんで、飲み物切れちゃったから、ユキちゃんとあずきんと一緒に、近くのヴェルクで飲み物買うの頼まれちって…一緒に行く?」
「結構です!私はこれから自宅へ戻るところなので…」
そう言いながら、瑞希は人差し指でメガネのブリッジをくいっと持ち上げる。
「汀良さん…くるみの地区だったよね?歩く方向…逆じゃない?そっち…瀬戌駅の方角だけど…」
生徒会長の指摘に、瑞希は慌てふためく。
「え、駅ビルの本屋で「鬼亡の刀」を買いに行こうと思って…」
ますます怪しむ生徒会長の表情に、瑞希は思わず後ずさる。「鬼亡の刀」とは「週刊少年ヂャンプ」で連載していた今でも人気の作品で、連載が完結した今でも、中等部では劇場版やアニメの事でいつも話題となっている。
「珍しいわね…鬼の風紀委員長が少年漫画を読むなんて…」
「実は「ヂャンプ」派だったんだねー…僕は「名探偵コニャン」が好きだから「サタデー」派だけど。」
「きっと…「鬼」のつく作品がお好きなのかと…会長、ユキさん…早くヴェルクへ参りましょう。」
「そうね!じゃーねー、汀良さん!私も、その人気作ちょっと読みたいからあとでかしてねー?」
そう言いながら、生徒会長はスーパーマーケットの方角へと歩く。そんな彼女を見つめる瑞希は、彼女の真横からひょっこり現れる白いお皿と、まるでビスクドールのような姿の小さな少女の後ろ姿を目の当たりにしてしまう。
「…!?」
どことなく、あのマジパティと一緒にいる精霊とよく似ている…いや、あんな小さな背丈の少女が人間なワケがない!
先刻の涼也の姉がマジパティだった事といい、瑞希の脳裏に突然、不穏な空気がよぎる…
信じたくない真実…それは…
「白銀のマジパティ・クリームパフは、白石玉菜である」
…という事。
「涼ちゃん、いらっしゃーい!!!」
涼也と一悟とみるくが玄関に入ってくるなり、一華は涼也にヘッドロックをかける。
「やめろよ、一華っ!!!しつこい!」
「ごめんごめん…でも、これからは一緒に暮らすことになるんだね。」
その言葉に、一悟達はしんみりとする。涼也の父親である伯父の処分については、まだ学校から連絡が来ていない。涼也は一悟達と共に玄関に上がり、リビングへ入る。そこにはイナバと虎太郎が座っていた。どうやら一華と勉強会をやっていたようだ。
一悟達は姉や虎太郎達の話から、千葉先生は高等部に侵入した時の事を知らされる。高等部の教職員達の静止を振り切り、片っ端から教室1つ1つを回り、竹刀を振り回す…それはまさしく狂気の沙汰だろう。
「でもさぁ…食堂の首藤さんに同じ年頃の娘がいたとか、誰もこの一華さまに話してくれなかったワケ?」
一華の言葉に、一悟達は思わず拍子抜けする。
「一華ちゃん…まだ諦めてなかったの?」
「いやさぁ…まさかあの首藤さんに成人済の娘がいたのは知らなかったけどさぁ…カフェのマスターやってる息子さんもいるんだって?いやー…一華さまも一目会いたくってさぁ…」
「恋に破れる回数=(イコール)試合での勝利数」ただいま更新中の空手部のエースの言葉に、誰もが同じ確信を持った。
『また告る前に玉砕するぞ…コイツ…』
『いや…玉砕する以前の問題だろ…』
なんと言っても…そのカフェのマスターこそ…現在、1週間限定で高等部1年C組に在籍している「首藤まりあ」もとい、勇者シュトーレンなのだからだ。
………
「い…いちごんの…ぷぷっ…お姉ちゃんが…ゆ…勇者さ…ぶほっ…」
「爆笑してんじゃねぇよ…こっちも爆笑したかったけどさ…」
夜になり、一悟は雪斗と電話をしている。一悟の母が一悟に「涼也を泊めた件でお礼を言うように」告げられたのと、千葉先生の処分が決定したことの報告をしている最中だ。千葉先生は当初、「停職2週間及び、1週間の自宅謹慎」だったが、高等部で暴れまわった件で瀬戌市教育委員会から大目玉となり、「停職2か月及び、半年間の減俸」になった。そして、極めつけは「停職期間明け後、1か月の教員研修」を瀬戌市で受ける事になり、夏休み明けに復職するということになった。
「まぁ…免職は免れたって所だな。アレがなければ、教師としては申し分なかったから…」
「おじさん…あすちゃんの事、2度の流産の末に生まれたから、すっげー大事にしてたんだよなぁ…勇者クラフティに娘を取られたのが、よっぽど悔しかったと思う。」
千葉明日香は、今、生きているとしたら23歳…勇者シュトーレンと同じ年齢だ。そんな娘と同じ年齢の娘を持つ大勇者ガレットに対して、常日頃からマウントを取るような発言をしていたのも、納得がいく。
千葉先生にとって、自分の娘と同じ年頃の娘がいる首藤和真は「自分は娘に会いたくても会えないのに、アイツは自分の娘と一緒に暮らしている。気に入らない。」という、不快な存在にしか見えなかったのだ。
「ところで、涼也は部活…まだ入ってないんだよな?」
「部活の件は、上野原先生と話つけて、明日から剣道部の朝練に行くってさ。委員会の方は、津田沼先生の勧めで風紀委員。」
涼也も、一悟と雪斗の知らない所で、動いていたようで、スンナリと部活と委員会を決めたようだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる