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勇者クラフティ編
第21話「ラテの絶交宣言!ココアが漢を見せる時」①
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ここは瀬戌市にある廃デパート…現在は「ブラックビター」のアジトとして使用されている。ティラミスがクグロフを道連れにしてまでブラックビターから消え去ってから、1週間が経とうとしている。この様子に、ベイクは非常にピリピリとしている。
「あの駄メイドが…わが師を巻き添えにするとは…」
彼にとって、クグロフは「とても良い上司」だった。彼が初めてカオスイーツを生成した時は、誰よりも喜び、彼を自由にさせてくれていた。そんな彼の様子に、マカロンと金髪の少年はため息をつく。
「あぁー…ウザっ!でも、あんな香水臭いのいなくなって清々する。お前もそうだろ?ビスコッティ…」
この少年はビスコッティという名前のようだ。
「日本に来てまで、鼻が曲がる苦痛味わいたくないもんね…でも、ここには華やかさが足りない…鼻が曲がらない華やかさがね…」
ビスコッティの一言に、マカロンは少し不服そうだ。
「それ…僕だけでは不満ってことだよな?あの鎧にとってみれば、お前は十分華やかだろ!とにかく、僕はやりたいようにやるだけだ…」
気が付かなかった…カオスの力を溜めている間に、ティラミスは媒体が生存していた頃の記憶を思い出し、マカロンの前から消えた。自分の成長を誰よりも喜んでいたけど、マカロンにとってはそれがうっとおしく感じる時もあったが、マカロン自身は、まだティラミスと一緒に居たい気持ちが強い方だった…
『マルチメディア部…部長はティラミスだったけど…もう今の「汀良瑞希」はティラミスじゃない…』
学校で何度も顔を合わせたこともあった。汀良瑞希は生徒会長と楽しくおしゃべりしながら食堂で食事をしたり、「鬼として」の面影はもうなくなっていた。ティラミスがそれでいいのなら、マカロン自身もそれで納得がいく。
『水臭いよ…僕に「サヨナラ」も言わないなんて…』
そう思いながら、ゴスロリ姿の少女はソファーベッドに横たわりつつ、ベッドを濡らす…今まで自分を育ててくれた相手との別れを惜しむかのように…
「セーラは無事に元に戻れたし、トルテの保険も僧侶ちゃんのおかげで今月いっぱいで解約できる事になった…」
開店準備前のカフェで、ガレットは一悟達の前で1週間の出来事を振り返る。勇者シュトーレンは日曜の朝に元の姿に戻り、トルテが加入している生命保険も今月中には解決する。その話を聞いている一悟達ではあるが、そこに雪斗の姿はない。
「雪斗は弓道の試合が来週だから、暫く手伝いには来られない。…というわけで、暫く雪斗の代理としてネロが入る事になった。」
「みるくと玉菜が厨房メインだからな…仕方あるまい。この手の労働は初めてだが、結婚を控えたお嬢のためだ。お嬢の手を煩わせぬよう、一悟…フォロー頼むぞ。」
そう言いながら、ネロはブレイブレットでメイド服の少女の姿となった一悟の肩をぽんと叩く。ネロはトルテと似たような色合いのウェイター姿で、首元には水色のスカーフが巻かれている。
「ところで、グラ子とボネっちは?」
「ボネは元々配達のバイトをやってるし、グラッセは働く以前の問題だ。それに、今日は閉店後にあの話…だろ?大勇者様…」
ネロの言葉に、ガレットは黙って頷く。
「あの話」とは、ココアが暮らす場所についての事である。ココアは一悟が初めてミルフィーユに変身した後、ラテと共に一晩だけ一悟と一緒だったが、シュトーレンと再会して以降はカフェの住居スペースで過ごしている。本人はこのままで満足しているようだが、ガトーがソルベもとい、雪斗のパートナー精霊と確定となって以降、シュトーレン達との間で「このままではいけない」と、本人の知らないところで議論されるようになったのである。
「ウチはダメよ!既にフォンダンがいるし、ココアに政治のこと知られるわけにはいかないの。」
玉菜の方は、政治家の娘という事もあり、口の軽い精霊を預けるのは難しいようだ。
「こっちもお断りだ。この間一晩預かったら案の定、グラッセからひっついて離れなかったからな。」
魔界のマジパティ達は、ココアが暮らす場所について議論し始めた時、一時預かりを試みたが、グラッセの入浴、着替え、トイレのたびにグラッセから離れず、ボネがココアに対して激怒して以来、ココアを預ける事が難しくなってしまったのである。
「じゃあ、ユキくんの所は?昨夜、ユキくんが預かったんだよね?」
「…ダメだった。」
みるくの質問に、一悟はがっくりと項垂れる。
「ココアの野郎…雪斗の家の若い使用人たち追い掛け回すし…今朝なんて、ユキのワードロープの中に入ってぐーすか寝てたらしく、朝起きたら頭にユキのパンツ被って…」
この精霊…変態である。僧侶アンニンやあずきの方も検討してみたが、前者の方はアントーニオ・パネットーネの件で預けられた時にトラウマとなったらしく、本人が全力で嫌がり、あずきに至っては、あずきの家で飼っているドーベルマン達にオモチャにされかけた事があり、どちらも却下となってしまった。そこに白羽の矢が立つのが一悟とみるくなのだが…
「なんとかなりそうだけど…これまでの事を考えると、今度は…」
「ラテの事もあるもんなぁ…」
ラテの方は殆ど一悟と一緒ではあるが、一悟が極真会館に行くときなどはみるくと一緒である事も多い。ラテはココアとは恋人同士ではあるが、ココアの言動が災いしてケンカも絶えない。みるくは、休憩時間にラテと相談する事にした。
「ダメっ!!!絶対にダメっ!!!!!どーせ鼻の下伸ばして、みるくや瑞希の事ジロジロ見るのがオチでしょ!!!」
当のラテは、猛反対だ。ラテは白いマグカップの淵に頬杖をつきながら、頬を風船のように膨らます。そんな様子に、一緒に休憩をしているネロも苦笑いを浮かべる。
「今朝のユキとガトーからの連絡聞いて、本当に呆れたもの…私という恋人がありながら…」
「でも、ラテとココアは恋人同士でしょ?ラテは…ココアの事、好き?」
みるくからの問いかけに、ラテは顔全体を真っ赤に染め上げる。
「そ…そりゃ…ココアの事は…まぁ、あの言動がなければ…」
「だけど…私は、ココアから「好き」って言われた事ないの…私が…浮かれていただけなのかな…」
寂しげなラテの表情に、みるくは何となくだが想う事はあるようだ。
「それなら…ココアに直接聞いて…」
みるくがラテに提案しかけた時だった。突然ガレットがリビングに入って来て、みるくとラテ、そしてネロの前に茶色のマグカップを見せてきた。
「みるく…ネロ…ラテ…このマグカップ、カチ割っていい?」
トンカチを構えながらそう話す大勇者の表情はにこやかではあるが、その雰囲気は「マジでキレる5秒前」だ。
「冷蔵庫の中にいないと思ったら、2階のトイレに忍び込みやがって…」
そう話す大勇者の意見に、リビングにいるみるく、ラテ、ネロは険しい表情で「よし」という文字が書かれたプラカードを掲げる。その中でも、ラテの怒りは頂点に達しており…
「だから言ったでしょ…みるく…ココアは…こんな奴だって…変態だって…」
ラテの目から大粒の涙がこぼれ始める。
「最低だな、ココア!貴様の破廉恥な言動でラテを泣かせるなんて…」
ネロの言葉に、ココアは一切聞く耳を持たない。そんなココアの両頬を、ガレットは洗濯ばさみでつねり上げる。
「ひどいよ…ラテはココアの事を思ってるのに…ココアにとって、ラテはどういう存在なの?」
ココアの態度に、流石のみるくもココアに向かって怒鳴る。
「えっ…「腐れ縁」って奴…本当はラテのお姉ちゃんのモカさんの事が好きなんだけどさぁ…モカさん、先代マジパティと共にいなくなってからは…」
ココアの言葉に、みるくとネロは絶句する。
「それじゃ…私はモカ姉の代わりなの?私…ずっとモカ姉を超える事、できないって言うの?」
「だって…モカさん、精霊の中では一番…」
「スパーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ」
白いマグカップに身体を入れたまま、ラテはココアの頬を思いっきり叩く。その拍子にココアは茶色いマグカップごと真っ逆さまに床に落ちてしまった。ココアはそのまま茶色のマグカップの中に閉じ込められ、マグカップの中でじたばたするしかできなくなってしまう。
「もう…絶交よ!絶交!!!ココアの事なんて…もう知らないっ!!!!!」
涙交じりの声でラテがそう言い放った刹那、彼女はマグカップから飛び出すや否や。リビングの戸を開け、そのまま外へと飛び出してしまった。
「ラテ…」
精霊が去ったそこにあるのは、何も入っていない白いマグカップのみ…
「あの駄メイドが…わが師を巻き添えにするとは…」
彼にとって、クグロフは「とても良い上司」だった。彼が初めてカオスイーツを生成した時は、誰よりも喜び、彼を自由にさせてくれていた。そんな彼の様子に、マカロンと金髪の少年はため息をつく。
「あぁー…ウザっ!でも、あんな香水臭いのいなくなって清々する。お前もそうだろ?ビスコッティ…」
この少年はビスコッティという名前のようだ。
「日本に来てまで、鼻が曲がる苦痛味わいたくないもんね…でも、ここには華やかさが足りない…鼻が曲がらない華やかさがね…」
ビスコッティの一言に、マカロンは少し不服そうだ。
「それ…僕だけでは不満ってことだよな?あの鎧にとってみれば、お前は十分華やかだろ!とにかく、僕はやりたいようにやるだけだ…」
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『マルチメディア部…部長はティラミスだったけど…もう今の「汀良瑞希」はティラミスじゃない…』
学校で何度も顔を合わせたこともあった。汀良瑞希は生徒会長と楽しくおしゃべりしながら食堂で食事をしたり、「鬼として」の面影はもうなくなっていた。ティラミスがそれでいいのなら、マカロン自身もそれで納得がいく。
『水臭いよ…僕に「サヨナラ」も言わないなんて…』
そう思いながら、ゴスロリ姿の少女はソファーベッドに横たわりつつ、ベッドを濡らす…今まで自分を育ててくれた相手との別れを惜しむかのように…
「セーラは無事に元に戻れたし、トルテの保険も僧侶ちゃんのおかげで今月いっぱいで解約できる事になった…」
開店準備前のカフェで、ガレットは一悟達の前で1週間の出来事を振り返る。勇者シュトーレンは日曜の朝に元の姿に戻り、トルテが加入している生命保険も今月中には解決する。その話を聞いている一悟達ではあるが、そこに雪斗の姿はない。
「雪斗は弓道の試合が来週だから、暫く手伝いには来られない。…というわけで、暫く雪斗の代理としてネロが入る事になった。」
「みるくと玉菜が厨房メインだからな…仕方あるまい。この手の労働は初めてだが、結婚を控えたお嬢のためだ。お嬢の手を煩わせぬよう、一悟…フォロー頼むぞ。」
そう言いながら、ネロはブレイブレットでメイド服の少女の姿となった一悟の肩をぽんと叩く。ネロはトルテと似たような色合いのウェイター姿で、首元には水色のスカーフが巻かれている。
「ところで、グラ子とボネっちは?」
「ボネは元々配達のバイトをやってるし、グラッセは働く以前の問題だ。それに、今日は閉店後にあの話…だろ?大勇者様…」
ネロの言葉に、ガレットは黙って頷く。
「あの話」とは、ココアが暮らす場所についての事である。ココアは一悟が初めてミルフィーユに変身した後、ラテと共に一晩だけ一悟と一緒だったが、シュトーレンと再会して以降はカフェの住居スペースで過ごしている。本人はこのままで満足しているようだが、ガトーがソルベもとい、雪斗のパートナー精霊と確定となって以降、シュトーレン達との間で「このままではいけない」と、本人の知らないところで議論されるようになったのである。
「ウチはダメよ!既にフォンダンがいるし、ココアに政治のこと知られるわけにはいかないの。」
玉菜の方は、政治家の娘という事もあり、口の軽い精霊を預けるのは難しいようだ。
「こっちもお断りだ。この間一晩預かったら案の定、グラッセからひっついて離れなかったからな。」
魔界のマジパティ達は、ココアが暮らす場所について議論し始めた時、一時預かりを試みたが、グラッセの入浴、着替え、トイレのたびにグラッセから離れず、ボネがココアに対して激怒して以来、ココアを預ける事が難しくなってしまったのである。
「じゃあ、ユキくんの所は?昨夜、ユキくんが預かったんだよね?」
「…ダメだった。」
みるくの質問に、一悟はがっくりと項垂れる。
「ココアの野郎…雪斗の家の若い使用人たち追い掛け回すし…今朝なんて、ユキのワードロープの中に入ってぐーすか寝てたらしく、朝起きたら頭にユキのパンツ被って…」
この精霊…変態である。僧侶アンニンやあずきの方も検討してみたが、前者の方はアントーニオ・パネットーネの件で預けられた時にトラウマとなったらしく、本人が全力で嫌がり、あずきに至っては、あずきの家で飼っているドーベルマン達にオモチャにされかけた事があり、どちらも却下となってしまった。そこに白羽の矢が立つのが一悟とみるくなのだが…
「なんとかなりそうだけど…これまでの事を考えると、今度は…」
「ラテの事もあるもんなぁ…」
ラテの方は殆ど一悟と一緒ではあるが、一悟が極真会館に行くときなどはみるくと一緒である事も多い。ラテはココアとは恋人同士ではあるが、ココアの言動が災いしてケンカも絶えない。みるくは、休憩時間にラテと相談する事にした。
「ダメっ!!!絶対にダメっ!!!!!どーせ鼻の下伸ばして、みるくや瑞希の事ジロジロ見るのがオチでしょ!!!」
当のラテは、猛反対だ。ラテは白いマグカップの淵に頬杖をつきながら、頬を風船のように膨らます。そんな様子に、一緒に休憩をしているネロも苦笑いを浮かべる。
「今朝のユキとガトーからの連絡聞いて、本当に呆れたもの…私という恋人がありながら…」
「でも、ラテとココアは恋人同士でしょ?ラテは…ココアの事、好き?」
みるくからの問いかけに、ラテは顔全体を真っ赤に染め上げる。
「そ…そりゃ…ココアの事は…まぁ、あの言動がなければ…」
「だけど…私は、ココアから「好き」って言われた事ないの…私が…浮かれていただけなのかな…」
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「それなら…ココアに直接聞いて…」
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「みるく…ネロ…ラテ…このマグカップ、カチ割っていい?」
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そう話す大勇者の意見に、リビングにいるみるく、ラテ、ネロは険しい表情で「よし」という文字が書かれたプラカードを掲げる。その中でも、ラテの怒りは頂点に達しており…
「だから言ったでしょ…みるく…ココアは…こんな奴だって…変態だって…」
ラテの目から大粒の涙がこぼれ始める。
「最低だな、ココア!貴様の破廉恥な言動でラテを泣かせるなんて…」
ネロの言葉に、ココアは一切聞く耳を持たない。そんなココアの両頬を、ガレットは洗濯ばさみでつねり上げる。
「ひどいよ…ラテはココアの事を思ってるのに…ココアにとって、ラテはどういう存在なの?」
ココアの態度に、流石のみるくもココアに向かって怒鳴る。
「えっ…「腐れ縁」って奴…本当はラテのお姉ちゃんのモカさんの事が好きなんだけどさぁ…モカさん、先代マジパティと共にいなくなってからは…」
ココアの言葉に、みるくとネロは絶句する。
「それじゃ…私はモカ姉の代わりなの?私…ずっとモカ姉を超える事、できないって言うの?」
「だって…モカさん、精霊の中では一番…」
「スパーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ」
白いマグカップに身体を入れたまま、ラテはココアの頬を思いっきり叩く。その拍子にココアは茶色いマグカップごと真っ逆さまに床に落ちてしまった。ココアはそのまま茶色のマグカップの中に閉じ込められ、マグカップの中でじたばたするしかできなくなってしまう。
「もう…絶交よ!絶交!!!ココアの事なんて…もう知らないっ!!!!!」
涙交じりの声でラテがそう言い放った刹那、彼女はマグカップから飛び出すや否や。リビングの戸を開け、そのまま外へと飛び出してしまった。
「ラテ…」
精霊が去ったそこにあるのは、何も入っていない白いマグカップのみ…
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