激甘革命!マジパティ(分割版)

夜ノ森あかり

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勇者クラフティ編

第21話「ラテの絶交宣言!ココアが漢を見せる時」②

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「残念だけど、あなたの姉のモカの行方は未だに見つからないわ…」



 スイーツ界のすべての精霊達を統べるエルフ族・シフォン・ケーキの言葉が、今でもラテの脳裏によぎる…ラテの姉・モカは精霊としても優秀で、面倒見がよく、ラテの自慢の姉だった。そんな自慢の姉…それはラテにとって、コンプレックスでもあった。スイーツ界にいた頃からしょっちゅう姉と比べられる…それは慣れっこだったが…



『どうして…どうして…ココアにモカ姉と比べられる時だけ…こんなに悲しくなるの…』



 あれからどれくらい時間が経過しただろう…マグカップから飛び出した事で、段々と身体が重くなるように感じる。普段はマグカップごと一悟かみるくのカバンの中に入って運ばれていたが、浮いて移動しようにも、重力がかかり、浮いていられなくなる…

「こんな感覚…初め…て…」

 これまで感じた事がないくらいの激しい痛みが、足の裏に走る。全身でバランスが取れないラテは、そのまま地面に倒れこんでしまった。





 ………





 ラテが気が付くと、そこは見慣れぬ部屋…部屋の中には物があまり置いておらず、恐らく引っ越してきたばかりなのだろうか、未開封の引っ越し業者専用の段ボールが2、3個ほど置きっぱなしである。

「ここは…どこ?」

 ゆっくりと身体を起こす。壁との距離がいつもより近く感じるのは気のせいなのだろうか…ラテはきょろきょろと周囲を見渡す。ラテ自身はベッドの上にいるようだ。いつもは大きく感じる掛け布団は、一悟達が使用しているものとほぼ同じ大きさで、ラテがぽんぽんと叩いている枕も、大きさは一悟達が使用している枕と同じ大きさだ。そんなラテは、壁の近くにある大きな鏡に視線を送る。

「う…嘘っ…」

 鏡に映るのは、白い髪をツインテールにまとめた小さな精霊ではなく、ミルクティーのような茶色い髪をツインテールにまとめ、白いノースリーブのワンピースを着た少女の姿だった。



 精霊が人間に変身できるのは聞いた事はある。だが、それは精霊自身の体質に関係しているため、どの精霊も必ず人間に変身できるワケではない。ましてや、ラテは普段寄り添っている白いマグカップから飛び出してしまった身だ。彼女の脳裏に不安がよぎる…



「ガチャッ…」



 部屋のドアが開くと、顔立ちの整ったチョコレート色の髪の少年が入って来る。髪型はどことなく自分の幼馴染とそっくりで、ラテの心は少しばかりもやもやする。

「気が付いたみたいだね?君、撮影現場の近くで倒れていたんだよ…」

「あの…ここは…」

「ここは僕の部屋。…と言っても、1週間ほどだけどね。」

 どこかで聞き覚えのある声…恐らくではあるが、テレビ番組で何度か聞いたことがある。

「紹介がまだだったね?僕は浦和武蔵うらわむさし。俳優としてはまだ駆け出しのアイドルなんだ。君は?」

「わ、私はラテ…香笛かふえらて…」

 武蔵というアイドルは、ラテのはにかむ表情に対して、にこやかに笑う。

「らてちゃんか…可愛い名前だね?」



「可愛い」という言葉…ラテに対して異性の口から出たのはいつ以来だろうか…魔界のマジパティ達からは言われてはいるが、彼らは性別という概念が存在しない。同じ精霊や、一悟達からは「可愛い」に近い言葉は言われたが…目の前にいる武蔵の顔立ちが、どうにもココアと重なってしまい、ラテは思わず涙をこぼしてしまう。



「大丈夫?どこか痛む?」

 ラテは首を横に振る。

「ごめん…なさい…大切だった人の事…思い出しちゃって…」

 ラテにとって「大切だった人」…ラテ自身はこんなにも「好き」って言っているのに、彼は一切ラテに対して「好き」とは言わないし、「可愛い」とも言ってくれない。それどころか、彼はラテ以外の方を向いてばかり…近くにいるのに、遠い遠い存在…







「ラテに言ってはいけないことを言うなんて、彼を擁護する事はできませんわ!」

 弓道部の活動が終わり、あずきと雪斗がカフェの様子を見に、客としてやって来た。あずきの言葉に、雪斗のカバンの中にいるガトーはうんうんと頷く。そんな雪斗は何が何だかわからないものの、今朝のユキとガトーのブチキレっぷりを知っているので、半分ほど納得したようだ。

「問題なのは、あの子なのよ…そう遠くへは行ってないとは思うけど…」

 みるくとネロの休憩時間中の件で、みるくは女の子の姿のままの一悟と共に、それぞれ涼也と瑞希を呼び出し、手分けしてラテを探している。勿論、ラテが飛び出した原因であるココアも一悟達に連れ出されている。



「カランカラン…」



 カフェのドアが開き、そこから2人の少年と少女が入って来る。少年はオレンジ色の野球帽にサングラスをかけており、少女の方は顔立ちがラテによく似た薄茶色の髪をツインテールでまとめた白いワンピース姿の少女だ。少女の方は、どことなく歩き方がぎこちない。

「いらっしゃいませー!」

 シュトーレンは2人を窓際のテーブル席に案内すると、2人は向かい合って座る。そんなラテとよく似た少女は、カフェを見回すなり、少しバツが悪そうな表情をした。

「ここのカフェ、東京でも名前が知られていてね…一度来てみたかったんだ。」

「そ、そうなんですかぁ…」

 武蔵の話を聞くラテの後ろは、丁度雪斗が座っており、彼のカバンの隙間からガトーが人間の姿のラテをじっと見つめる。



 …一方、一悟達はラテを探しているものの、これといった手がかりはつかめていないようだが…

「何か変なんだよ…ピンクの線がうっすらとしていて…」

 涼也りょうやが持つ、明日香あすかのブレイブスプーンは、ぼやけた淡い桃色の一本線を描き、ある方向を指し示す。

「おかしいですね…この方角、カフェの方角ですよ?」

 その方角は、まぎれもなくカフェ「ルーヴル」の方角だ。

「ガトーかフォンダンならわかるけど、その場合…」

「普段はハッキリとした線なんだ。帰ってきているといいんだけど…」

 涼也の言葉に、一悟達はいったんカフェに戻ろうとする。



「まぁ、戻って来てるんなら…またいつもの気まぐれだろ?」

 ココアは呆れたようにそう言うが、その言葉に対し、流石の一悟も…



「お前なぁ、自分がラテに何言ったかわかってねぇだろ!!!お前、ラテに言ってはいけねぇ事を言っちまったんだぞ!!!!!」



 普段から童顔低身長、名前、プロレスの世界では有名人の母親の事でいろいろ言われている一悟にとっては、ラテが姉のことを言われるのが不快である気持ちを十分に理解している。

「あたしだって、学校で「神童」って言われていたお兄ちゃんと成績比べられるの…正直言って、苦痛だし。」

「俺なんて兄貴共々、親父から散々、成績や剣道の事で姉ちゃんと比べられてきたんだぞ!!!親から兄弟と比べられるの、精神的にくるからな!」

 兄、姉がいる者達の本音が、ココアに向かって降りかかる。

「私は1人っ子でしたが、甘夏様は生前、どちらもT大出身のお兄様とお姉様と比較される事を嫌っておいででした。」



 瑞希はこの1週間で「西幡豆甘夏にしはずあまなつ」の肉体と溶け込み、時折甘夏の人格は出てくる時はあっても、声も人格も殆どティラミスもとい「寺泊てらどまりみづき」でいる時間が日を追うごとに増えている。



「ココア…あなたも、優秀であるガトーと比較されるのはイヤでしょう?」



 瑞希に諭されたココアは、一悟達の前で縮こまるかのようにしゅんとする。そして、一目散にカフェに戻るが、途中で幸せそうな表情をする2人の男女とすれ違った際に、涼也の持つブレイブスプーンの淡い光は2人の男女の方へ曲がってしまう。そんな淡い光は、瞬く間に人ごみの中へと消えてしまい、一悟達は2人の男女を見失った。

「そっか…でも、アタシとガトーはラテの今の様子に関して収穫できたの。それだけでも十分だわ。」

 その言葉に、ココアは胸をなでおろすが、一悟に顔を引っ張られる。



「それにしても、先ほどの2人組…女の子の方がラテに似ていらしてましたね。」



 その言葉に、ココアは目を皿のように丸くする。
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