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勇者クラフティ編
第22話「大勇者に花束を!雪斗とユキの父の日」②
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翌日、雪斗は秩父市にある弓道場に来ている。今日は中学生弓道大会がこの弓道場で行われるため、雪斗の意識の中にいるユキにも緊張が走る。
『試合は何度か経験してるけど、いざ大会ってなると緊張するぅー…』
「ユキ様、どうぞご武運を…」
「あぁ…」
今年は危うく代表から外されかけたものの、一悟との和解、あずきの支えもあり、雪斗は今年も無事に中等部代表に選ばれたのだった。
「続きまして、7番。サン・ジェルマン学園中等部2年生、氷見雪斗。」
走る緊張感…カフェの手伝いで応援には来られないが、一悟達からたくさんのエールをもらってきた。雪斗は矢の一本一本に、一悟達の声援の全てをかける…
「ドシュッ…」
………
一方、カフェ「ルーヴル」では普段通りの営業ではあるが、そこにみるくとガレットの姿はなかった。
「幼な妻ちゃん、ドライイーストを探しにグラ子と瀬戌市内のスーパーをハシゴしに出かけてるんだってね…」
「「パンの味にこだわりのあるパパに、ベーキングパウダーを代用品として使うワケにはいきません!」だって…小麦粉に関しては、こっちも困ってるのよ…何たって、小麦粉に購入制限かかっちゃって…一応ストックはあるけど、いつまでもつのか…」
「うぐっ…それでシュークリームの大きさが小さくなるのだけは勘弁…」
厨房では、玉菜とトルテが入り、ホールは一悟とネロが専門で入り、シュトーレンはホールと厨房の往復だ。そんなカフェに、厨房にある裏口のドアが開く。
「ガチャッ…」
「ただいまー!」
開いた裏口のドアからは、ガレットとボネが入って来る。2人は今まで買い物に出かけていたらしく、段ボール箱を抱えている。
「遅かったじゃない、親父!どこまで買い物行ってたの?」
「いやー…深谷でネギが安くって、そこで時間食った。」
叱責する娘に対して、ガレットはそう答える。どうやら買い出しに出ていたようだ。
「それからさぁ…途中でみるく達とバッタリ会ったんだけど、蘭栖のヤマコーでやっとお目当ての物が手に入ったようで、そろそろ戻ってくるよ?」
お菓子作りとパン作りに関しては、もの凄い執念である。
「それから、ユキぼんも大会終わったみてぇだぜ。結果は…買いだした食料冷蔵庫に入れてからでいいか?」
ただでさえ客足の多い土曜日の昼間…厨房で無駄口をたたいているヒマなどない。
ほぼ同時刻の瀬戌市にある道の駅おにくるみ。ここは瀬戌市にある唯一の道の駅で、瀬戌市の名産品などが立ち並ぶ。みるく、グラッセ、そして2人の今回の保護者であるジュレはトイレ休憩の真っ最中だ。
「よかった♪これでパパにパンが作れる♪」
「みるくちゃんの手作りパン、どんなのか楽しみだな♪見るだけだけど…」
そんな話をする2人ではあるが、2人の背後にはパンケーキのカオスイーツが忍び寄る。
「シャッ…」
突然の気配に何かを感じ取ったグラッセは、みるくをお姫様抱っこし、見知らぬ脅威からの攻撃をかわす。
「あなた…カオスイーツですね!!!」
無事に着地したグラッセは、みるくを抱っこしたままカオスイーツと対峙する。
「行きましょう!!!」
「おっけー!!!」
みるくのカバンからラテが飛び出し、みるくとグラッセはブレイブスプーンを構える。
「「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!」」
ジュレが結界を貼り、ラテが捻じ曲げた空間の中、みるくとグラッセはそれぞれのブレイブスプーンを構え、2人は黄色とピンクの光に包み込まれる。
黄色とピンクの光に包まれたみるくとグラッセはそれぞれ、金髪のふくよかな少女と、淡いピンク髪のうさ耳少女に変わる。背中合わせで手を繋ぎ、それぞれのカラーに合わせたコスチュームが光の粒子によって着せられる。グラッセは一悟が変身したミルフィーユとは違い、スカートの下にスパッツはなく、スカートにはウサギ特有の丸しっぽが飛び出し、太ももから足元にかけては赤紫色のオーバーニーソックスで覆われている。
『ボネ達やタマちゃん以外の子と2人きりで同時変身なんて、緊張するよぉ…』
一度足元までコスチュームが着せられると、今度はチョーカー、アームリング、手袋、イヤリングが付けられる。そして今度はくるりと向かい合い、向かい合うと同時にお互いの胸が「ぽよん」という音と共に重なり合う。みるくの髪は2本の触角が現れるなり、ツーサイドアップともみ上げが縦ロールにカールし、ツーサイドアップの結び目にオレンジ色のリボン、下ろした毛先を2束に分けるかのように、同じオレンジ色のリボンで括られる。グラッセの髪はツーサイドアップに結われ、一悟が変身したミルフィーユ同様、もみ上げがくるんとカールする。腰のチェーンにブレイブスプーンが装着されたと同時に瞳の色が変わり、変身が完了する。
変身が完了したプディングは、右手の人差し指を立てながら右手を空高く掲げ、ポーズを決める。
「黄色のマジパティ・プディング!!!」
魔界のミルフィーユは、軽快にぴょんぴょん飛び跳ね、両手を空高く掲げながら大きくジャンプする。
「ピンクのマジパティ・ミルフィーユ!!!」
個別の名乗りポーズが終わると、次はグループでの名乗りに映る。
「スイート…」
「レボリューション!!!」
「「マジパティ!!!!!」」
最後は綺麗にハモり、プディングと魔界のミルフィーユは改めてポーズを決める。
「禍々しい混沌のスイーツさん、勇者の力で反省してもらいますよ?」
カオスイーツを指さす魔界のミルフィーユの姿に、カオスイーツの背後からカオスイーツを生成した張本人が飛び出してくる。
「何っっだよ、そのうさ耳のデカパイ女は!!!お前がミルフィーユなんて、僕は認めないぞ!!!!」
マカロンだ。マカロンは、魔界のミルフィーユが居る事が納得できないらしく、かんかんに怒っている。
「そ、そんな事言っても…」
「大体なぁ、そのプディングと一緒にいるミルフィーユといえば、長身スレンダーでポニテが定番なんだよ!!!あざというさ耳女なんて、邪道だーーーーーーーーっ!!!」
魔界のミルフィーユに対して文句を言うマカロンの手にはスマートフォンがあり、恐らくは動画配信を行うものと思われる。
「面白くねぇ~…カオスイーツ、あのあざといのをけちょんけちょんにしてやれっ!!!!!」
マカロンの言葉に呼応するかのように、カオスイーツは両目を光らせ、魔界のミルフィーユに白いホイップクリーム状の物体を投げ飛ばす。
「べしゃっ」
「ぴゃっ!!!」
「ミルフィーユ!!!」
白いホイップクリーム状の物体は瞬く間にトリモチのように魔界のミルフィーユにまとわりつき、魔界のミルフィーユは身動きが取れなくなってしまった。
「トリモチとなったそいつは、溶解成分が含まれている!じわじわとお前を辱め…さぁ、最後はどうなる事かな?ひひひっ…」
ブラックビターの幹部の言葉に、今度はプディング目掛けてホイップクリーム状の物体を投げつけようとする。
「プディングミラージュ!!!」
ホイップクリーム状の物体がぶつかる寸前の所で、プディングはまるで忍者の「分身の術」を使ったかのようにプディング自身の幻影を出し、カオスイーツの攻撃を回避するが…
「べしゃっ」
再び魔界のミルフィーユに新たなホイップクリーム状の物体がまとわりついた。
「うぐっ…」
「きゃははっ♪無様、無様~♪」
『グラッセさん…いっくんと違って、全然活躍できてないじゃないですかーっ!!!』
みるくは一悟、グラッセはボネ…と、それぞれに一緒にいる相手がいる。マジパティに変身してもお互いにそれは変わらない。だが、今ここにはみるくとグラッセしか戦えるマジパティがいない。一悟を後ろから支えるみるく、ボネを後ろから支えるグラッセ…戦況は不利であることに変わりはない。
「じゅわっ…」
突然魔界のミルフィーユの方から音がして、魔界のミルフィーユが目線を下に向けると…
「や、やだっ…」
トリモチと化した物体が魔界のミルフィーユのコスチュームを蝕み、徐々に魔界のミルフィーユの素肌が露わになっている。スカートは両太ももが殆ど見えてしまっており、胸を覆う白い布も局部が見えてしまうかしまわないかスレスレの状態まで溶け出していく…
「避けてないで、ボネみたいに攻撃してよーーーーーーーーっ!!!」
「しょっぱなから敵の攻撃受けといて、無茶ブリしないでくださいっ!!!!!」
お互い必ず前には誰かがいた…だが、今はその相手がいない状態…プディングは攻撃をよけながらも、プディングサーチャーでカオスイーツの弱点を見つけ出すことに成功したが…
『弱点の範囲が狭いです…プディングメテオを使っても、確実にカオスイーツにダメージを与える事は…』
「ふっふ~ん♪今回はプディングも同じ目に遭ってもらうよ~♪」
マカロンの言葉に呼応するかのように、カオスイーツが新たなホイップクリーム状の物体を投げ飛ばすが…
『試合は何度か経験してるけど、いざ大会ってなると緊張するぅー…』
「ユキ様、どうぞご武運を…」
「あぁ…」
今年は危うく代表から外されかけたものの、一悟との和解、あずきの支えもあり、雪斗は今年も無事に中等部代表に選ばれたのだった。
「続きまして、7番。サン・ジェルマン学園中等部2年生、氷見雪斗。」
走る緊張感…カフェの手伝いで応援には来られないが、一悟達からたくさんのエールをもらってきた。雪斗は矢の一本一本に、一悟達の声援の全てをかける…
「ドシュッ…」
………
一方、カフェ「ルーヴル」では普段通りの営業ではあるが、そこにみるくとガレットの姿はなかった。
「幼な妻ちゃん、ドライイーストを探しにグラ子と瀬戌市内のスーパーをハシゴしに出かけてるんだってね…」
「「パンの味にこだわりのあるパパに、ベーキングパウダーを代用品として使うワケにはいきません!」だって…小麦粉に関しては、こっちも困ってるのよ…何たって、小麦粉に購入制限かかっちゃって…一応ストックはあるけど、いつまでもつのか…」
「うぐっ…それでシュークリームの大きさが小さくなるのだけは勘弁…」
厨房では、玉菜とトルテが入り、ホールは一悟とネロが専門で入り、シュトーレンはホールと厨房の往復だ。そんなカフェに、厨房にある裏口のドアが開く。
「ガチャッ…」
「ただいまー!」
開いた裏口のドアからは、ガレットとボネが入って来る。2人は今まで買い物に出かけていたらしく、段ボール箱を抱えている。
「遅かったじゃない、親父!どこまで買い物行ってたの?」
「いやー…深谷でネギが安くって、そこで時間食った。」
叱責する娘に対して、ガレットはそう答える。どうやら買い出しに出ていたようだ。
「それからさぁ…途中でみるく達とバッタリ会ったんだけど、蘭栖のヤマコーでやっとお目当ての物が手に入ったようで、そろそろ戻ってくるよ?」
お菓子作りとパン作りに関しては、もの凄い執念である。
「それから、ユキぼんも大会終わったみてぇだぜ。結果は…買いだした食料冷蔵庫に入れてからでいいか?」
ただでさえ客足の多い土曜日の昼間…厨房で無駄口をたたいているヒマなどない。
ほぼ同時刻の瀬戌市にある道の駅おにくるみ。ここは瀬戌市にある唯一の道の駅で、瀬戌市の名産品などが立ち並ぶ。みるく、グラッセ、そして2人の今回の保護者であるジュレはトイレ休憩の真っ最中だ。
「よかった♪これでパパにパンが作れる♪」
「みるくちゃんの手作りパン、どんなのか楽しみだな♪見るだけだけど…」
そんな話をする2人ではあるが、2人の背後にはパンケーキのカオスイーツが忍び寄る。
「シャッ…」
突然の気配に何かを感じ取ったグラッセは、みるくをお姫様抱っこし、見知らぬ脅威からの攻撃をかわす。
「あなた…カオスイーツですね!!!」
無事に着地したグラッセは、みるくを抱っこしたままカオスイーツと対峙する。
「行きましょう!!!」
「おっけー!!!」
みるくのカバンからラテが飛び出し、みるくとグラッセはブレイブスプーンを構える。
「「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!」」
ジュレが結界を貼り、ラテが捻じ曲げた空間の中、みるくとグラッセはそれぞれのブレイブスプーンを構え、2人は黄色とピンクの光に包み込まれる。
黄色とピンクの光に包まれたみるくとグラッセはそれぞれ、金髪のふくよかな少女と、淡いピンク髪のうさ耳少女に変わる。背中合わせで手を繋ぎ、それぞれのカラーに合わせたコスチュームが光の粒子によって着せられる。グラッセは一悟が変身したミルフィーユとは違い、スカートの下にスパッツはなく、スカートにはウサギ特有の丸しっぽが飛び出し、太ももから足元にかけては赤紫色のオーバーニーソックスで覆われている。
『ボネ達やタマちゃん以外の子と2人きりで同時変身なんて、緊張するよぉ…』
一度足元までコスチュームが着せられると、今度はチョーカー、アームリング、手袋、イヤリングが付けられる。そして今度はくるりと向かい合い、向かい合うと同時にお互いの胸が「ぽよん」という音と共に重なり合う。みるくの髪は2本の触角が現れるなり、ツーサイドアップともみ上げが縦ロールにカールし、ツーサイドアップの結び目にオレンジ色のリボン、下ろした毛先を2束に分けるかのように、同じオレンジ色のリボンで括られる。グラッセの髪はツーサイドアップに結われ、一悟が変身したミルフィーユ同様、もみ上げがくるんとカールする。腰のチェーンにブレイブスプーンが装着されたと同時に瞳の色が変わり、変身が完了する。
変身が完了したプディングは、右手の人差し指を立てながら右手を空高く掲げ、ポーズを決める。
「黄色のマジパティ・プディング!!!」
魔界のミルフィーユは、軽快にぴょんぴょん飛び跳ね、両手を空高く掲げながら大きくジャンプする。
「ピンクのマジパティ・ミルフィーユ!!!」
個別の名乗りポーズが終わると、次はグループでの名乗りに映る。
「スイート…」
「レボリューション!!!」
「「マジパティ!!!!!」」
最後は綺麗にハモり、プディングと魔界のミルフィーユは改めてポーズを決める。
「禍々しい混沌のスイーツさん、勇者の力で反省してもらいますよ?」
カオスイーツを指さす魔界のミルフィーユの姿に、カオスイーツの背後からカオスイーツを生成した張本人が飛び出してくる。
「何っっだよ、そのうさ耳のデカパイ女は!!!お前がミルフィーユなんて、僕は認めないぞ!!!!」
マカロンだ。マカロンは、魔界のミルフィーユが居る事が納得できないらしく、かんかんに怒っている。
「そ、そんな事言っても…」
「大体なぁ、そのプディングと一緒にいるミルフィーユといえば、長身スレンダーでポニテが定番なんだよ!!!あざというさ耳女なんて、邪道だーーーーーーーーっ!!!」
魔界のミルフィーユに対して文句を言うマカロンの手にはスマートフォンがあり、恐らくは動画配信を行うものと思われる。
「面白くねぇ~…カオスイーツ、あのあざといのをけちょんけちょんにしてやれっ!!!!!」
マカロンの言葉に呼応するかのように、カオスイーツは両目を光らせ、魔界のミルフィーユに白いホイップクリーム状の物体を投げ飛ばす。
「べしゃっ」
「ぴゃっ!!!」
「ミルフィーユ!!!」
白いホイップクリーム状の物体は瞬く間にトリモチのように魔界のミルフィーユにまとわりつき、魔界のミルフィーユは身動きが取れなくなってしまった。
「トリモチとなったそいつは、溶解成分が含まれている!じわじわとお前を辱め…さぁ、最後はどうなる事かな?ひひひっ…」
ブラックビターの幹部の言葉に、今度はプディング目掛けてホイップクリーム状の物体を投げつけようとする。
「プディングミラージュ!!!」
ホイップクリーム状の物体がぶつかる寸前の所で、プディングはまるで忍者の「分身の術」を使ったかのようにプディング自身の幻影を出し、カオスイーツの攻撃を回避するが…
「べしゃっ」
再び魔界のミルフィーユに新たなホイップクリーム状の物体がまとわりついた。
「うぐっ…」
「きゃははっ♪無様、無様~♪」
『グラッセさん…いっくんと違って、全然活躍できてないじゃないですかーっ!!!』
みるくは一悟、グラッセはボネ…と、それぞれに一緒にいる相手がいる。マジパティに変身してもお互いにそれは変わらない。だが、今ここにはみるくとグラッセしか戦えるマジパティがいない。一悟を後ろから支えるみるく、ボネを後ろから支えるグラッセ…戦況は不利であることに変わりはない。
「じゅわっ…」
突然魔界のミルフィーユの方から音がして、魔界のミルフィーユが目線を下に向けると…
「や、やだっ…」
トリモチと化した物体が魔界のミルフィーユのコスチュームを蝕み、徐々に魔界のミルフィーユの素肌が露わになっている。スカートは両太ももが殆ど見えてしまっており、胸を覆う白い布も局部が見えてしまうかしまわないかスレスレの状態まで溶け出していく…
「避けてないで、ボネみたいに攻撃してよーーーーーーーーっ!!!」
「しょっぱなから敵の攻撃受けといて、無茶ブリしないでくださいっ!!!!!」
お互い必ず前には誰かがいた…だが、今はその相手がいない状態…プディングは攻撃をよけながらも、プディングサーチャーでカオスイーツの弱点を見つけ出すことに成功したが…
『弱点の範囲が狭いです…プディングメテオを使っても、確実にカオスイーツにダメージを与える事は…』
「ふっふ~ん♪今回はプディングも同じ目に遭ってもらうよ~♪」
マカロンの言葉に呼応するかのように、カオスイーツが新たなホイップクリーム状の物体を投げ飛ばすが…
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