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勇者クラフティ編
第27話「ミルフィーユ、活動休止!?一悟とイナバと雪斗の追試対策」③
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一悟、雪斗、グラッセの3人は、追試当日を迎えた。前日はトロールも一緒に、遅くまで氷見家で追試対策に勤しんでおり、3人は全くと言っていいほど寝ていなかったようだ。
「放課後まで大丈夫けー?(放課後まで大丈夫なの?)」
「だいじょーぶいっ…」
「部の存続と、俺のマジパティとしての意地がかかってんだ…」
「絶対に負けられん…」
3人そろって目が充血している時点で、大丈夫ではない。高台の中腹でグラッセが高等部へ向かうために分かれると、一悟は雪斗とトロールにある話を始める。
「言い忘れたけど、俺のじっちゃん…俺がマジパティだって事…知ってた…これで俺んちで俺がマジパティだって知らねーの…姉ちゃんと伯父さんだけ…」
一悟の祖父は、明日香がマジパティだった事は8年前の時点でうすうす気づいていたようで、一悟に関しては戦っている時の空手の型のクセで一悟がマジパティである事を見抜いていたようである。
「案外バレるもんだな…僕なんて、とうとう母様に知られた…冷斗とみかん、おばあ様には口止めするように伝えたけど。」
「バレると、ペナルティでもあるのけー?(バレると、ペナルティでもあるのかしら?)」
寝不足の2人に向かって、トロールは涼しい顔をしながら茨城弁でそう問いかける。
………
放課後になって、とうとう一悟と雪斗は追試の時間を迎えた。中等部で追試対象者は全員特別棟にある会議室に集められ、学年ごとに並ばされる。今回の試験監督は下妻先生で、先生は的確に生徒達を座らせる。それは高等部も同じで、グラッセと一華も広い特別教室で追試を受ける。
「それでは、試験開始っ!!!」
会議室全体に、筆記用具が擦れる音が響き渡る。
追試が始まって20分後、玉菜は生徒会室で用事を済ませた後、合唱部のメンバーがいる場所へと向かっている。
「すっかり遅くなっちゃった…」
8月末に合唱コンクールの県大会を控えていることもあり、活動日の殆どは高等部との合同練習だ。サン・ジェルマン学園は中高一貫校であるため、合唱部は「高校生の部」扱いで例年コンクールに出場している。そのため、決定権の殆どは高等部合唱部顧問の先生と高等部合唱部部長に委ねられている。
「!?」
石段を上っている途中、突然の混沌の気配に気づいた玉菜は、咄嗟に飛び跳ね、攻撃をかわす。玉菜が着地した刹那、そこにいたのはフルーツサンドのカオスイーツ…
「ちょっとぉ…冗談…よね?再生カオスイーツなんて…」
カオスイーツは再び無言で玉菜に襲い掛かろうとする。そんな怪物に対し、玉菜は再び飛び跳ねて攻撃をかわし…
「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!」
ブレイブスプーンを構え、玉菜はバク転しつつ、白樺の木の枝に着地すると同時にマジパティへと変身を遂げる。
「白銀のマジパティ・クリームパフ!!!さぁ、禍々しい混沌のスイーツ!勇者の光を恐れぬのならかかってきなさい!!!!!」
カオスイーツの前でポーズを決めたクリームパフだが、今日は珍しく表情に余裕がない。今回は家の用事で学校にいないプディング、追試で参加できないミルフィーユとソルベ…さらに、急いでいる時にカオスイーツが現れたため、早く片付けたいという焦り…クリームパフもとい、白石玉菜は現在、修羅場に追い込まれていると言った方が正しいだろう。
「悪いけど、急いでるの!!!ちゃっちゃと終わらせてあげる!」
そう言いながら、クリームパフはカオスイーツに蹴りを入れようとするが…
「ガシッ…」
カオスイーツはパンの隙間から白いクリーム状の物体を放ち、クリームパフの右足を掴んでしまった。
「う…うそっ…」
瞬く間に逆さ吊りにされたクリームパフ。そんな彼女のスカートは重力で垂れ下がり、そこから水色の縞模様のショーツが丸出しとなってしまう。
「わわわっ…見せモノじゃないっつーのっ!!!」
クリームパフはそう言いながらスカートを押さえるが、お尻ががら空きである。
「ざわざわ…」
先刻の轟音を聞きつけた野次馬が群がってくる。いつもは余裕で颯爽と戦う彼女にとって、今回ばかりは恥辱との戦いになりそうだ。
「ブンッ!!!!!」
カオスイーツはクリームパフを放り上げ、クリームパフは白樺の木に背中を強く打ち付ける。
「かはっ…」
「あははっ…随分と無様な姿ね!余裕かましていられるのも、あと僅かのようね…」
突然のダークミルフィーユの声に、クリームパフは今回カオスイーツを出したのがダークミルフィーユであることに気づく。そんなダークミルフィーユは野次馬をキックで蹴散らしつつ、白樺の木でもうろうとするクリームパフに馬乗りになり、彼女の腰についているブレイブスプーンに手をかける。
「いつも余裕をかましているあなたも、今回ばかりは相当焦っているようね!!!何たって、ミルフィーユ達は来ないんですもの!!!!!」
「ブチッ…」
クリームパフの腰のチェーンから、紫色の宝石が付いたブレイブスプーンが引き離される。その瞬間、クリームパフのコスチュームは弱々しい薄紫色に変化し、まるでバスタオルを巻いたような形状になってしまう。髪もたなびく銀髪から一瞬にしてハチミツ色のロングヘアーへと戻ってしまい、その姿は正しく白石玉菜である。
「さらに追い詰めてあげる!!!もう2度と立ち上がれなくなるように…」
玉菜のブレイブスプーンを放り投げたダークミルフィーユは、薄紫色の光に包まれた玉菜の柔らかな果実を激しく鷲掴みにする。
「いやあああああああああああああああああああっ!!!!!」
「放課後まで大丈夫けー?(放課後まで大丈夫なの?)」
「だいじょーぶいっ…」
「部の存続と、俺のマジパティとしての意地がかかってんだ…」
「絶対に負けられん…」
3人そろって目が充血している時点で、大丈夫ではない。高台の中腹でグラッセが高等部へ向かうために分かれると、一悟は雪斗とトロールにある話を始める。
「言い忘れたけど、俺のじっちゃん…俺がマジパティだって事…知ってた…これで俺んちで俺がマジパティだって知らねーの…姉ちゃんと伯父さんだけ…」
一悟の祖父は、明日香がマジパティだった事は8年前の時点でうすうす気づいていたようで、一悟に関しては戦っている時の空手の型のクセで一悟がマジパティである事を見抜いていたようである。
「案外バレるもんだな…僕なんて、とうとう母様に知られた…冷斗とみかん、おばあ様には口止めするように伝えたけど。」
「バレると、ペナルティでもあるのけー?(バレると、ペナルティでもあるのかしら?)」
寝不足の2人に向かって、トロールは涼しい顔をしながら茨城弁でそう問いかける。
………
放課後になって、とうとう一悟と雪斗は追試の時間を迎えた。中等部で追試対象者は全員特別棟にある会議室に集められ、学年ごとに並ばされる。今回の試験監督は下妻先生で、先生は的確に生徒達を座らせる。それは高等部も同じで、グラッセと一華も広い特別教室で追試を受ける。
「それでは、試験開始っ!!!」
会議室全体に、筆記用具が擦れる音が響き渡る。
追試が始まって20分後、玉菜は生徒会室で用事を済ませた後、合唱部のメンバーがいる場所へと向かっている。
「すっかり遅くなっちゃった…」
8月末に合唱コンクールの県大会を控えていることもあり、活動日の殆どは高等部との合同練習だ。サン・ジェルマン学園は中高一貫校であるため、合唱部は「高校生の部」扱いで例年コンクールに出場している。そのため、決定権の殆どは高等部合唱部顧問の先生と高等部合唱部部長に委ねられている。
「!?」
石段を上っている途中、突然の混沌の気配に気づいた玉菜は、咄嗟に飛び跳ね、攻撃をかわす。玉菜が着地した刹那、そこにいたのはフルーツサンドのカオスイーツ…
「ちょっとぉ…冗談…よね?再生カオスイーツなんて…」
カオスイーツは再び無言で玉菜に襲い掛かろうとする。そんな怪物に対し、玉菜は再び飛び跳ねて攻撃をかわし…
「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!」
ブレイブスプーンを構え、玉菜はバク転しつつ、白樺の木の枝に着地すると同時にマジパティへと変身を遂げる。
「白銀のマジパティ・クリームパフ!!!さぁ、禍々しい混沌のスイーツ!勇者の光を恐れぬのならかかってきなさい!!!!!」
カオスイーツの前でポーズを決めたクリームパフだが、今日は珍しく表情に余裕がない。今回は家の用事で学校にいないプディング、追試で参加できないミルフィーユとソルベ…さらに、急いでいる時にカオスイーツが現れたため、早く片付けたいという焦り…クリームパフもとい、白石玉菜は現在、修羅場に追い込まれていると言った方が正しいだろう。
「悪いけど、急いでるの!!!ちゃっちゃと終わらせてあげる!」
そう言いながら、クリームパフはカオスイーツに蹴りを入れようとするが…
「ガシッ…」
カオスイーツはパンの隙間から白いクリーム状の物体を放ち、クリームパフの右足を掴んでしまった。
「う…うそっ…」
瞬く間に逆さ吊りにされたクリームパフ。そんな彼女のスカートは重力で垂れ下がり、そこから水色の縞模様のショーツが丸出しとなってしまう。
「わわわっ…見せモノじゃないっつーのっ!!!」
クリームパフはそう言いながらスカートを押さえるが、お尻ががら空きである。
「ざわざわ…」
先刻の轟音を聞きつけた野次馬が群がってくる。いつもは余裕で颯爽と戦う彼女にとって、今回ばかりは恥辱との戦いになりそうだ。
「ブンッ!!!!!」
カオスイーツはクリームパフを放り上げ、クリームパフは白樺の木に背中を強く打ち付ける。
「かはっ…」
「あははっ…随分と無様な姿ね!余裕かましていられるのも、あと僅かのようね…」
突然のダークミルフィーユの声に、クリームパフは今回カオスイーツを出したのがダークミルフィーユであることに気づく。そんなダークミルフィーユは野次馬をキックで蹴散らしつつ、白樺の木でもうろうとするクリームパフに馬乗りになり、彼女の腰についているブレイブスプーンに手をかける。
「いつも余裕をかましているあなたも、今回ばかりは相当焦っているようね!!!何たって、ミルフィーユ達は来ないんですもの!!!!!」
「ブチッ…」
クリームパフの腰のチェーンから、紫色の宝石が付いたブレイブスプーンが引き離される。その瞬間、クリームパフのコスチュームは弱々しい薄紫色に変化し、まるでバスタオルを巻いたような形状になってしまう。髪もたなびく銀髪から一瞬にしてハチミツ色のロングヘアーへと戻ってしまい、その姿は正しく白石玉菜である。
「さらに追い詰めてあげる!!!もう2度と立ち上がれなくなるように…」
玉菜のブレイブスプーンを放り投げたダークミルフィーユは、薄紫色の光に包まれた玉菜の柔らかな果実を激しく鷲掴みにする。
「いやあああああああああああああああああああっ!!!!!」
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