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レインボーポット編
第31話「賢者様登場!勇者と一緒におしおきよ!!!」④
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海の家の今日の営業があと1時間で終わろうとしている頃、呼び込みをしていた玉菜が海の家の外れで4人組の女に絡まれている。先日、玉菜の姉の甘音がマカロンの媒体である赤ん坊を産み捨てて逮捕された事で、玉菜の顔写真が巨大掲示板「Xちゃんねる」に流出してしまっていたのである。元々玉菜はXちゃんねるを見ない方針で、この4人組を相手にするつもりもなかったのだが、1人がポニーテールに纏めた玉菜のハチミツ色の髪の先を柱に結びつけてしまい、玉菜は逃げ出すこともできなくなってしまったのである。
「卑怯…者…」
確かに「白石甘音」は玉菜の姉である。だが、容姿が似ているのは髪色だけで、髪色以外は好みや性格に至るまで真逆だ。従って、玉菜が白石甘音の妹とはいえ、男に媚びを売ったり、色目を使うとは限らないのである。
その近くで一悟の祖父が運転する軽自動車が停まり、その軽自動車からビスコッティが大きなカバンを持って降りる。
「ありがとう…おじいちゃん。」
ビスコッティはどことなく吹っ切れたような顔をしている。彼は祖父を見送ると、サザンクロスビーチへと向かう。その途中で…
「…!?」
4人組の女たちが1人の少女を集団で取り囲んでいたのである。ブラックビターの幹部であるビスコッティから見ても、陰湿な手口だ。そんな集団の1人が少女にナイフを振りかざす。それを見たビスコッティはすかさずカバンからブーメランを取り出し…
「ガッ…」
ビスコッティが投げた三つ又のブーメランがナイフを振りかざした女の手首に直撃し、ナイフは女の手から離れ、砂浜に突き刺さる。
「ドスッ…」
「随分と手入れの行き届いていないナイフだな?そんな汚いナイフで破傷風にでもなったら、どうするつもりだった?いや…お前らもこの場で破傷風になってみる?」
慣れた手つきでブーメランをキャッチしながら、ビスコッティは4人組の女に睨みを利かせた言葉をかける。女たちは「犯罪者の家族に何をしたっていいだろ」と反論するが…
「お前ら、バカ?バカなの?犯罪者の家族相手だろうが、なかろうが、刃傷沙汰やったら、お前らも犯罪者だろーがっ!!!お前らの一線を越え過ぎた正義なんて、ケツ吹く紙にもならねーよ!バーカ!!!」
ビスコッティがそう言うと、4人組の女達は「チッ」と舌打ちして逃げ出そうとするが…
「逃がすかよォっ!!!!!」
突然黒い光を放ち、黒い光が4人組の女達のうちのリーダー格の女に直撃し、その女はみるみるうちにスイーツの化け物・カオスイーツへと姿を変えてしまう。今回は黒いガラスの器に彩りのフルーツ…フルーツポンチのカオスイーツで、カオスイーツは他の3人の女をサイダーに満ちた黒いガラスの器の中へブチ込んでしまった。
「僕は父親が嫌いだ…でも、「自分こそが正しい」という過信しすぎた正義を免罪符に、集団で他人に押し付ける輩はもっと嫌いだ。」
ビスコッティの言葉を聞いた玉菜は、彼が何を言いたいのかおおよそ分かったようだ。
「勘違いしないでくれる?白石玉菜…僕は、大切な人が愛したこのビーチをゲスな輩に汚されたくなかっただけだからね?」
「そう…それで構わないわ。そーゆーワケで、ナイフ…貸してくれる?」
敵対している相手の言葉に呆れながらも、ビスコッティは玉菜に自分のナイフを手渡す。ナイフを受け取った玉菜は髪をまとめていたラベンダー色のリボンを解き、リボンを口に咥え、左手でハチミツ色のロングヘアーを掴み…
「ザッ…」
ビスコッティの目の前で、彼のナイフは玉菜のハチミツ色のロングヘアーを20センチほど切り裂いた。柱から解放された玉菜は、自分の髪を切り裂いたナイフを持ち主に返す。
「ありがと!!!いちごんと涼やんには内緒にしとくねー!」
玉菜はそう言いながら、ビスコッティにナイフを返し、カオスイーツのあとを追い始めた。カオスイーツはまるで我を忘れたかのように、黒い器の身体から色どりのフルーツを砂浜にまき散らしつつ、砂浜を東へ走っていく。
「ドドドドドドドドドド…」
一悟達の背後から、何かが迫って来る音が響き渡る。カオスの匂いを感じ取ったアンニンは、すぐさま一悟達に注意を促す。
「カオスイーツだ!こっちに向かってくる!!!」
僧侶の言葉に一悟、トロール、有馬、ここなの4人はブレイブスプーンを構え、いすみはほなみの腕を引っ張り、賢者と涼也と共に勇者達にカオスイーツが現れた事を伝えに走り出す。
「「「「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!」」」」
ピンクの光、黄色の光、2本の紫の光が柱となって湘南の海岸から放たれる。その光の中で一悟はピンク色のポニーテールをなびかせ、ここなは普段の一悟と同じ背丈の少年の姿に変わり、こげ茶色の髪は金髪へと変化を遂げ、前髪が左右にぴんとはね、隠れていた右目がお披露目される。有馬とトロールも白銀の髪色に変わり、紫色を基調としたコスチュームが着せられた。有馬は8年ぶりで、尚且つ精霊バニラと一体化して初めての変身のため、姿はバニラと一体化後のままだ。
「ピンクのマジパティ・ミルフィーユ!!!」
一悟はピンク色の空間で空手の型を決めながら、ミルフィーユに変身した。
「黄色のマジパティ・プディング!!!」
ここなはプディングに変身し、プディングワンドを構えながら、カオスイーツの方へ上半身を向ける。オレンジのハーフパンツから露わになった膝小僧が、まるで世間のショタコンのハートをわしづかみにするようだ。
「「白銀のマジパティ・クリームパフ!!!」」
トロールと有馬は声をハモらせながら、それぞれポーズを決める。8年前とは違い、有馬が変身したクリームパフは下がスラックスではなく、黒のショートパンツにロングブーツ姿だ。
「「スイート…」」
「「レボリューション!!!」」
「「「「マジパティ!!!!!」」」」
最後は4人でハモった。アンニンもスイーツ界の姿へと変わり、マジパティの真横に並ぶ。
「禍々しい混沌のスイーツ!勇者の光で、邪な心を打ち砕いてみせる!!!」
勇者クラフティの光を宿したクリームパフの言葉と共に、他のマジパティは一斉にカオスイーツへ飛び上がるが…
「ちょっと待って!器の中に人が!!!」
魔界のクリームパフがそう叫んだ刹那、ミルフィーユとプディングの腕の動きがピタッと止まってしまう。黒いガラスの器の中には、サイダー状の液体に溺れる3人の女性の姿…
「くそっ…人質をとりやがって…」
ミルフィーユが悔しそうに舌打ちすると同時に、勇者クラフティのプディングは再びプディングワンドを構えるが…
「ドンドンドン…」
器の中から色どりのフルーツが砂浜へ打ち上げられる。
「おっとっとっと…」
「パンパンパンパン!!!」
色どりのフルーツがねずみ花火のように爆発し、ミルフィーユ達の足元をうろつきはじめる。
「あじゃ!あじゃ!あじゃっ!!!」
「くそっ!!!人質といい…花火といい厄介なカオスイーツめ!!!」
そう言いながら、僧侶は杖を光らせ、マジパティ達全員を包み込むように光のドームを作り、フルーツの花火の攻撃を防ごうと試みるが…
「ボコッ…」
砂浜に潜り込んだフルーツの花火が、ドームの中へ飛び出し、光のドームの中で大暴れを始めた。
「阿波踊り踊ってんじゃねーよ、ミルフィーユ!!!」
「お前も人の事言える立場かよっ!!!」
足元にフルーツの花火がうろつくので、ミルフィーユ達はよけるだけで精一杯だ。その動きはまさに、阿波踊りである。そんな状況下の中、魔界のクリームパフのチョーカーのハートの部分が点滅を始めた。
「ま、まずいわ…このまま長引くと…」
魔界のクリームパフは咄嗟にクリームグレネードを構えるが、構えたと同時に点滅が停まり…
「時間切れだっぺよ…」
魔界のクリームパフは一瞬にしてトロールに戻ってしまった。
「トロール!!!」
僧侶の集中力が切れたと同時に、光のドームが一瞬にして砕け散り、僧侶と3人のマジパティ、トロールはその場から吹き飛ばされてしまう。
「ドオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!」
「卑怯…者…」
確かに「白石甘音」は玉菜の姉である。だが、容姿が似ているのは髪色だけで、髪色以外は好みや性格に至るまで真逆だ。従って、玉菜が白石甘音の妹とはいえ、男に媚びを売ったり、色目を使うとは限らないのである。
その近くで一悟の祖父が運転する軽自動車が停まり、その軽自動車からビスコッティが大きなカバンを持って降りる。
「ありがとう…おじいちゃん。」
ビスコッティはどことなく吹っ切れたような顔をしている。彼は祖父を見送ると、サザンクロスビーチへと向かう。その途中で…
「…!?」
4人組の女たちが1人の少女を集団で取り囲んでいたのである。ブラックビターの幹部であるビスコッティから見ても、陰湿な手口だ。そんな集団の1人が少女にナイフを振りかざす。それを見たビスコッティはすかさずカバンからブーメランを取り出し…
「ガッ…」
ビスコッティが投げた三つ又のブーメランがナイフを振りかざした女の手首に直撃し、ナイフは女の手から離れ、砂浜に突き刺さる。
「ドスッ…」
「随分と手入れの行き届いていないナイフだな?そんな汚いナイフで破傷風にでもなったら、どうするつもりだった?いや…お前らもこの場で破傷風になってみる?」
慣れた手つきでブーメランをキャッチしながら、ビスコッティは4人組の女に睨みを利かせた言葉をかける。女たちは「犯罪者の家族に何をしたっていいだろ」と反論するが…
「お前ら、バカ?バカなの?犯罪者の家族相手だろうが、なかろうが、刃傷沙汰やったら、お前らも犯罪者だろーがっ!!!お前らの一線を越え過ぎた正義なんて、ケツ吹く紙にもならねーよ!バーカ!!!」
ビスコッティがそう言うと、4人組の女達は「チッ」と舌打ちして逃げ出そうとするが…
「逃がすかよォっ!!!!!」
突然黒い光を放ち、黒い光が4人組の女達のうちのリーダー格の女に直撃し、その女はみるみるうちにスイーツの化け物・カオスイーツへと姿を変えてしまう。今回は黒いガラスの器に彩りのフルーツ…フルーツポンチのカオスイーツで、カオスイーツは他の3人の女をサイダーに満ちた黒いガラスの器の中へブチ込んでしまった。
「僕は父親が嫌いだ…でも、「自分こそが正しい」という過信しすぎた正義を免罪符に、集団で他人に押し付ける輩はもっと嫌いだ。」
ビスコッティの言葉を聞いた玉菜は、彼が何を言いたいのかおおよそ分かったようだ。
「勘違いしないでくれる?白石玉菜…僕は、大切な人が愛したこのビーチをゲスな輩に汚されたくなかっただけだからね?」
「そう…それで構わないわ。そーゆーワケで、ナイフ…貸してくれる?」
敵対している相手の言葉に呆れながらも、ビスコッティは玉菜に自分のナイフを手渡す。ナイフを受け取った玉菜は髪をまとめていたラベンダー色のリボンを解き、リボンを口に咥え、左手でハチミツ色のロングヘアーを掴み…
「ザッ…」
ビスコッティの目の前で、彼のナイフは玉菜のハチミツ色のロングヘアーを20センチほど切り裂いた。柱から解放された玉菜は、自分の髪を切り裂いたナイフを持ち主に返す。
「ありがと!!!いちごんと涼やんには内緒にしとくねー!」
玉菜はそう言いながら、ビスコッティにナイフを返し、カオスイーツのあとを追い始めた。カオスイーツはまるで我を忘れたかのように、黒い器の身体から色どりのフルーツを砂浜にまき散らしつつ、砂浜を東へ走っていく。
「ドドドドドドドドドド…」
一悟達の背後から、何かが迫って来る音が響き渡る。カオスの匂いを感じ取ったアンニンは、すぐさま一悟達に注意を促す。
「カオスイーツだ!こっちに向かってくる!!!」
僧侶の言葉に一悟、トロール、有馬、ここなの4人はブレイブスプーンを構え、いすみはほなみの腕を引っ張り、賢者と涼也と共に勇者達にカオスイーツが現れた事を伝えに走り出す。
「「「「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!」」」」
ピンクの光、黄色の光、2本の紫の光が柱となって湘南の海岸から放たれる。その光の中で一悟はピンク色のポニーテールをなびかせ、ここなは普段の一悟と同じ背丈の少年の姿に変わり、こげ茶色の髪は金髪へと変化を遂げ、前髪が左右にぴんとはね、隠れていた右目がお披露目される。有馬とトロールも白銀の髪色に変わり、紫色を基調としたコスチュームが着せられた。有馬は8年ぶりで、尚且つ精霊バニラと一体化して初めての変身のため、姿はバニラと一体化後のままだ。
「ピンクのマジパティ・ミルフィーユ!!!」
一悟はピンク色の空間で空手の型を決めながら、ミルフィーユに変身した。
「黄色のマジパティ・プディング!!!」
ここなはプディングに変身し、プディングワンドを構えながら、カオスイーツの方へ上半身を向ける。オレンジのハーフパンツから露わになった膝小僧が、まるで世間のショタコンのハートをわしづかみにするようだ。
「「白銀のマジパティ・クリームパフ!!!」」
トロールと有馬は声をハモらせながら、それぞれポーズを決める。8年前とは違い、有馬が変身したクリームパフは下がスラックスではなく、黒のショートパンツにロングブーツ姿だ。
「「スイート…」」
「「レボリューション!!!」」
「「「「マジパティ!!!!!」」」」
最後は4人でハモった。アンニンもスイーツ界の姿へと変わり、マジパティの真横に並ぶ。
「禍々しい混沌のスイーツ!勇者の光で、邪な心を打ち砕いてみせる!!!」
勇者クラフティの光を宿したクリームパフの言葉と共に、他のマジパティは一斉にカオスイーツへ飛び上がるが…
「ちょっと待って!器の中に人が!!!」
魔界のクリームパフがそう叫んだ刹那、ミルフィーユとプディングの腕の動きがピタッと止まってしまう。黒いガラスの器の中には、サイダー状の液体に溺れる3人の女性の姿…
「くそっ…人質をとりやがって…」
ミルフィーユが悔しそうに舌打ちすると同時に、勇者クラフティのプディングは再びプディングワンドを構えるが…
「ドンドンドン…」
器の中から色どりのフルーツが砂浜へ打ち上げられる。
「おっとっとっと…」
「パンパンパンパン!!!」
色どりのフルーツがねずみ花火のように爆発し、ミルフィーユ達の足元をうろつきはじめる。
「あじゃ!あじゃ!あじゃっ!!!」
「くそっ!!!人質といい…花火といい厄介なカオスイーツめ!!!」
そう言いながら、僧侶は杖を光らせ、マジパティ達全員を包み込むように光のドームを作り、フルーツの花火の攻撃を防ごうと試みるが…
「ボコッ…」
砂浜に潜り込んだフルーツの花火が、ドームの中へ飛び出し、光のドームの中で大暴れを始めた。
「阿波踊り踊ってんじゃねーよ、ミルフィーユ!!!」
「お前も人の事言える立場かよっ!!!」
足元にフルーツの花火がうろつくので、ミルフィーユ達はよけるだけで精一杯だ。その動きはまさに、阿波踊りである。そんな状況下の中、魔界のクリームパフのチョーカーのハートの部分が点滅を始めた。
「ま、まずいわ…このまま長引くと…」
魔界のクリームパフは咄嗟にクリームグレネードを構えるが、構えたと同時に点滅が停まり…
「時間切れだっぺよ…」
魔界のクリームパフは一瞬にしてトロールに戻ってしまった。
「トロール!!!」
僧侶の集中力が切れたと同時に、光のドームが一瞬にして砕け散り、僧侶と3人のマジパティ、トロールはその場から吹き飛ばされてしまう。
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