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レインボーポット編
第34話「想いは一つ!勇者クラフティと明日香の愛の力!!!・後編」①
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「正義」って何でしょう…
「力」?それとも…「愛」?「知性」?「光」?
私はどちらだけでも正解だと思ってました。あの日までは…
あの日の深夜…私は不意に目を覚まし、明日香の家族にバレぬよう、明日香の様子を伺いました。
明日香はぐっすりと眠っています…
幸せそうな寝顔…きっと、勇者様と一緒にいる夢を見ているのでしょう…
「キィ…」
静かに開く明日香の部屋のドア…入り込む身の毛もよだつほどの空気…
明日香の幸せの時間は、その瞬間に砕け散りました。
まるで、明日香を1人の女子中学生ではなく、モノとしか見ていない行い…
あの時の私は何もできなかった…だけど、今は違う…
明日香の事を救いたい…
単なるちっぽけな精霊でも、知恵を絞れば救えるはず…
だから、私の声を聴いてください…
明日香を…私のパートナーであるマジパティを救ってほしいんです!!!
どうか…私の声よ…
他のマジパティに届け!!!!!
………
薄紫色の空の下にある広い公園…野球場、テニスコートの近くを、3人のクリームパフが歩く。玉菜たちが飛ばされたのは、中海岸にある茅ケ崎公園で、公園内を黒い人影達が束の間のひと時を過ごしている。
「明日香の奴…何かあると、すぐこの公園に来てたんだよな…あのゴリラにひでぇ仕打ちされた時は、よくテニスコートの近くの植木のそばで…」
「植木のそば…で?」
少々言葉を詰まらす有馬に、トロールが首をかしげる。
「こーゆーコト、2人に話していいのかよくねぇのかわかんねぇけどさ…明日香…あのゴリラに…」
「あのゴリラって…まさか、ムッシュ・エクレールの部屋覗いたり、保健室盗聴していた…あのゴリラ?」
玉菜の言葉に、有馬は黙って頷く。
「やっぱりね…」
「まぁ…部屋の覗きと、保健室盗聴は他の先生から聞いたんだけどな。前もってあのゴリラの問題行動はニュースで聞いてた。アレはクビにすべきだったなぁ…」
「クビにならなかったのは、体育好きの男子の親御さん達には評判よかったらしくって、その親御さん達の意見もあるのよ。だから、停職と教員研修で済んだの。」
「それじゃあ、研修もヒドかったら、その親御さん達の気持ちも裏切るって事に繋がるわね?」
玉菜が理事会による処分の経緯を話すや否や、トロールが自分の考えを述べる。
「それで…あすちゃんは、あのゴリラに何てことされたの?」
「大体想像はつくけど、有馬は知ってるのよね?」
2人のクリームパフにせかされる有馬は、覚悟を決め、ぐっと息を呑む。
「明日香は…あのゴリラに、乱暴…されたんだ…」
有馬の衝撃的な告白に、思わず顔面が蒼白になる玉菜とトロールだが、玉菜はある事を思い出すと、両手で拳をぎゅっと握る。
「それって…白昼?夕方?それとも…」
「深夜だよ…受験勉強している時に、突然明日香が泣く声とゴリラの怒鳴り声がして、部屋の窓から明日香の家をのぞき込むと…モカが「110番してくれ」ってテレパシー送って来て…」
「それで、通報はしたのかしら?」
「何度か…な?でも、全部失敗。あのゴリラ、上手く言いくるめやがって…挙句の果てには、通報の報復で俺の志望校に怪文書だよ!!!」
ふざけんな…と言わんばかりに、有馬は2人にそう答える。
「ゴリラはそれを「愛情」って言ってたけどよ…俺、正直言うとアレは「愛情」じゃねぇって思うんだ。いわゆる「虐待」…あるいは「支配」…」
その言葉に、玉菜とトロールは頷く。
「そのクズっぷり…ゆっきーの件と通じるトコ…あるかも。ゆっきー…」
「ぐらっ…」
玉菜のセリフを遮るかのように、突然玉菜たちのいる空間が歪み始めた。
「な、なに!?」
まるで大きなイベントで子供たちが中に入って遊ぶ遊具…エアートランポリンの中に入っているかのように、3人のクリームパフ達は芝生状の地面から跳ね上がり、芝生の上から砂と人工芝が入り混じったテニスコートの中へ飛ばされてしまった。
危うくテニスコートに激突寸前のところで、3人は上手く着地するが…
「ガチャン…」
「ええーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
突然玉菜とトロールの身体に深緑色のフェンスが巻き付き、2人のクリームパフは向かい合うように拘束されてしまった。
「ふがふが…」
身長162センチの玉菜と、身長146センチのトロール…トロールの口元は玉菜の2つの双丘の谷間にすっぽりと収まってしまい、トロールは少々息苦しさを感じているようだ。端から見れば、完全にぱふぱふである。
「むぐーっ!!!むぐぐっ…」
「わーっ!トロ子、喋んないでっ!!!見えるってばー!!!」
コートの隅で完全にギャラリーと化してしまった玉菜とトロールのやり取りに赤面してしまう有馬だが、そんな彼の前に現れたのは…
「力」?それとも…「愛」?「知性」?「光」?
私はどちらだけでも正解だと思ってました。あの日までは…
あの日の深夜…私は不意に目を覚まし、明日香の家族にバレぬよう、明日香の様子を伺いました。
明日香はぐっすりと眠っています…
幸せそうな寝顔…きっと、勇者様と一緒にいる夢を見ているのでしょう…
「キィ…」
静かに開く明日香の部屋のドア…入り込む身の毛もよだつほどの空気…
明日香の幸せの時間は、その瞬間に砕け散りました。
まるで、明日香を1人の女子中学生ではなく、モノとしか見ていない行い…
あの時の私は何もできなかった…だけど、今は違う…
明日香の事を救いたい…
単なるちっぽけな精霊でも、知恵を絞れば救えるはず…
だから、私の声を聴いてください…
明日香を…私のパートナーであるマジパティを救ってほしいんです!!!
どうか…私の声よ…
他のマジパティに届け!!!!!
………
薄紫色の空の下にある広い公園…野球場、テニスコートの近くを、3人のクリームパフが歩く。玉菜たちが飛ばされたのは、中海岸にある茅ケ崎公園で、公園内を黒い人影達が束の間のひと時を過ごしている。
「明日香の奴…何かあると、すぐこの公園に来てたんだよな…あのゴリラにひでぇ仕打ちされた時は、よくテニスコートの近くの植木のそばで…」
「植木のそば…で?」
少々言葉を詰まらす有馬に、トロールが首をかしげる。
「こーゆーコト、2人に話していいのかよくねぇのかわかんねぇけどさ…明日香…あのゴリラに…」
「あのゴリラって…まさか、ムッシュ・エクレールの部屋覗いたり、保健室盗聴していた…あのゴリラ?」
玉菜の言葉に、有馬は黙って頷く。
「やっぱりね…」
「まぁ…部屋の覗きと、保健室盗聴は他の先生から聞いたんだけどな。前もってあのゴリラの問題行動はニュースで聞いてた。アレはクビにすべきだったなぁ…」
「クビにならなかったのは、体育好きの男子の親御さん達には評判よかったらしくって、その親御さん達の意見もあるのよ。だから、停職と教員研修で済んだの。」
「それじゃあ、研修もヒドかったら、その親御さん達の気持ちも裏切るって事に繋がるわね?」
玉菜が理事会による処分の経緯を話すや否や、トロールが自分の考えを述べる。
「それで…あすちゃんは、あのゴリラに何てことされたの?」
「大体想像はつくけど、有馬は知ってるのよね?」
2人のクリームパフにせかされる有馬は、覚悟を決め、ぐっと息を呑む。
「明日香は…あのゴリラに、乱暴…されたんだ…」
有馬の衝撃的な告白に、思わず顔面が蒼白になる玉菜とトロールだが、玉菜はある事を思い出すと、両手で拳をぎゅっと握る。
「それって…白昼?夕方?それとも…」
「深夜だよ…受験勉強している時に、突然明日香が泣く声とゴリラの怒鳴り声がして、部屋の窓から明日香の家をのぞき込むと…モカが「110番してくれ」ってテレパシー送って来て…」
「それで、通報はしたのかしら?」
「何度か…な?でも、全部失敗。あのゴリラ、上手く言いくるめやがって…挙句の果てには、通報の報復で俺の志望校に怪文書だよ!!!」
ふざけんな…と言わんばかりに、有馬は2人にそう答える。
「ゴリラはそれを「愛情」って言ってたけどよ…俺、正直言うとアレは「愛情」じゃねぇって思うんだ。いわゆる「虐待」…あるいは「支配」…」
その言葉に、玉菜とトロールは頷く。
「そのクズっぷり…ゆっきーの件と通じるトコ…あるかも。ゆっきー…」
「ぐらっ…」
玉菜のセリフを遮るかのように、突然玉菜たちのいる空間が歪み始めた。
「な、なに!?」
まるで大きなイベントで子供たちが中に入って遊ぶ遊具…エアートランポリンの中に入っているかのように、3人のクリームパフ達は芝生状の地面から跳ね上がり、芝生の上から砂と人工芝が入り混じったテニスコートの中へ飛ばされてしまった。
危うくテニスコートに激突寸前のところで、3人は上手く着地するが…
「ガチャン…」
「ええーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
突然玉菜とトロールの身体に深緑色のフェンスが巻き付き、2人のクリームパフは向かい合うように拘束されてしまった。
「ふがふが…」
身長162センチの玉菜と、身長146センチのトロール…トロールの口元は玉菜の2つの双丘の谷間にすっぽりと収まってしまい、トロールは少々息苦しさを感じているようだ。端から見れば、完全にぱふぱふである。
「むぐーっ!!!むぐぐっ…」
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