激甘革命!マジパティ(分割版)

夜ノ森あかり

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レインボーポット編

第36話「女豹の罠!狙われた一悟とみるくの恋心!!!」⑦

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 突然ユキと明日香達の悲鳴が響き渡り、女勇者はあられもない姿のまま立ち上がる。
「もう…帰ったら、またシャワー浴びなおしじゃないのっ!!!」
 そう言いながらブラの中に手を突っ込み、アクセサリー化した大剣を取り出す。出てきた大剣が原寸大に拡大されると、勇者は飾りの宝石に手を触れ、白と金を基調とした甲冑姿に変わった。
「行くわよ、みるく!!!」
「はいっ!!!!!」
 一悟はレインボーポットと抱え、2人のあとに続く。

「もはや「ヤバイですね」って状況じゃなーいっ!!!」
 ユキは何とかカオスジャンク達を浄化したものの、今度は新たなパンナコッタのカオスイーツが現れ、ココア、ガトー共々四肢を全て拘束されてしまっている。
「プディングアムールリアン!!!」
 突然ユキの背後からみるくの声がすると、ユキの背後から黄色い光のチェーンが飛び出し、カオスイーツの動きを封じ込めた。
「今です、勇者様っ!!!」
 みるくの言葉を聞いた勇者は、大剣を構えながら飛び上がり、カオスイーツを頭から一刀両断した。勇者に斬られたカオスイーツは光の粒子となり、本来の姿である入院患者へと戻り、ユキ、ココア、ガトーは解放される。
「ユキ、危ないところだったわね!!!」
 勇者の言葉に、ユキは再び立ち上がり、勇者クラフティのマジパティ達と僧侶のいる場所へと引き返す。



「く、苦しい…」
 パンナコッタのカオスイーツは、3人のマジパティの息の根を止めんとばかりに、明日香達の首を「ギリギリ」と音を立てながら締め上げようとしている。
「あすちゃんっ!!!」
「ソルベ、連携プレーですっ!!!」
 苦しむ3人のマジパティ達を前に、みるくはユキに連係プレーを提案する。
「オッケー!ソルベブーメランっ!!!」
「プディングメテオ!!!ミストシャワー!」
 ソルベの放った長弓が3人のマジパティと僧侶をカオスイーツから解放し、プディングが放った霧でカオスイーツは視界を遮られる。その間女勇者は囚われていた幼馴染を救出する。
「アンヌ、遅くなってごめんね!!!」
「別に構わん!明日香達、今だっ!!!」
 勇者に支えられる僧侶の言葉に、明日香達は己の武器を構える。

「「「3つの心を1つに合わせて…」」」

 勇者クラフティのマジパティ3人がそう叫んだ瞬間、3人の武器は光の粒子となり、それぞれのカラーに合わせた細身の剣・パティブレードに変わった。

「勇者の力を1つの剣に!!!ミルフィーユブレード!!!」
「勇者の愛を1つの剣に!!!プディングブレード!!!」
「勇者の知性を1つの剣に!!!ソルベブレード!!!」

 3人はそれぞれのパティブレードを構え、ピンク、黄色、水色の光をまといつつ、カオスイーツに飛び掛かる。

「「「マジパティ・トリニティ・ピュニシオン!!!!!」」」

 カオスイーツは、ピンクの光を纏ったミルフィーユにミルフィーユブレードで縦に斬られ、続いて黄色の光を纏ったプディングにプディングブレードで横に斬られる。そして、最後に水色の光を纏ったソルベによってソルベブレードで斬られた。
「「「アデュー♪」」」
 3人が同時にウインクすると、カオスイーツは光の粒子となり、本来の姿を取り戻す。
「くそっ…勇者は1人ではなかったか…」
 そう言いながら苛立ちを見せるヒタムは、フッと音を立てて病院を去ってしまった。空間の歪みも元に戻り、シュトーレンも無事、ガレットの力でカフェに戻され、クラフティも無事、整形外科の清掃に取り掛かる事ができた。みるく達は再び買い物へと戻り、友菓は甥っ子の所へと戻った。



「瀬戌市で、10代から40代にかけての男性が意識不明に陥る事件ですが、意識不明となっていた男性達が先ほど意識を取り戻したと、瀬戌市医療センターの院長が…」

 病院のロビーでニュースの報道がされる中、一悟は機嫌よく病院を歩く。プワゾップルの種による毒は、みるくのお陰で消え去り、精密検査もすべて異常なしと診断された。安積医師の見解では、今回の右腕の筋力低下は「精神的ストレスによるもの」で片づけられたが。
「一悟、今回はお前がニブいからこうなったんだからな?反省しろ!!!」
 僧侶の言葉に、一悟は苦笑いを浮かべるが、解放された時のみるくの言葉を思い出し、今度の空手の大会に向けてぐっと右手を握りしめる。
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