147 / 248
レインボーポット編
第37話「ひれ伏しなさい!お嬢様は魔法使いですのよ!!!」③
しおりを挟む
その頃、大勇者ガレットは自身のアルトフルートについているモチーフに耳をあてがいながら、ある話を聞いていた。
「マリーがいなくなったァ!?」
「そうなんだよ、父さん…1人になったスキを突いて、転移の祠に…」
大勇者の話し相手は、息子であるアラン・キルシュ・シュヴァリエで、どうやら大勇者の次女マリアが異世界へとつながる転移の祠へ向かったようだ。
「転移の祠って事は…」
「もしかすると、父さん達の所へ向かったのかもしれないって思って…あいつ、父さんや姉さんに会いたがっていたから…」
息子の話を聞いている大勇者は、焦りの表情を見せる。幸いにもシュトーレンは部屋で着替えており、トルテに至っては厨房で仕込みの真っ最中だ。
「父さん、もしマリーを見かけたら…」
「バウワウワウワウワウッ!!!!!」
カフェの外で犬が吠える声がして、ガレットは咄嗟にベランダから顔を出す。そこには明日香の父親がものすごい勢いでカフェからくるみの地区方面へ逃走しており、吠えたと思われる犬は土佐犬で、その土佐犬の周りには見慣れた人物たちの姿…
「アラン…確か、マリーは…」
2人同時に「はぁ…」とため息をつきながら、大勇者ガレットは住居スペースの階段を降り、玄関へと赴く。
「ガチャッ…」
「あ、大勇者様…おはようございます。」
「お、おはようございます…」
赤いデミオの背後から、明日香と雪斗の姿…先ほどの明日香の父親からして、身を隠していたのだろう。ガレージの目の前では…
「ご、ゴールデンが…土佐…犬…」
「いっくん、しっかりしてっ!!!」
混乱する一悟と、そんな一悟を支えるみるく…そして、撫子色の髪の少女の姿と左耳に白いリボンを付けた土佐犬…
「クソゴリラ…カフェに近づくなって言われてんのに…懲りない奴ぅー」
ガレットの声に気づいた土佐犬は、くるっと玄関の方に身体を向けると、徐々に人間の少女へ姿を変えながらガレットに飛びついた。
「パパちゃまーっ!!!久しブリーーーーーっ!!!!!」
炎のような赤い髪の一部を左側に寄せ、白いリボンでまとめた青い瞳の少女…彼女こそ、大勇者ガレットの次女・マリア・タタン・シュヴァリエなのである。
「こっちの撫子色の髪の子が、ゆっきーのはとこの…」
「姫路あかねと申します。魔導義塾高等学校の2年生ですわ。」
開店準備中という事もあり、着替えを済ませた一悟達はカフェのホールへ集められた。なお、あかねとマリアの服装はカフェに来た時のままである。
「そんで、こいつは俺の娘で、セーラの妹のマリア。」
「マリアよ!マリーって呼んでね?」
無邪気に一悟達に自己紹介をする次女に、ガレットは再びため息をついた。
「俺…雪斗のじーちゃんから姫路グループのお嬢様が訪問に来るって事だけ、聞いてたんだけど?」
「こんな可愛い娘がはるばるスイーツ界から来たのに、そんな事言う?」
「俺の娘、ゲリラ訪問しないもーん♪」
娘に対しての塩対応っぷりに、マリアは両頬をフグのように膨らませる。
「ガチャッ…」
「親父…マリーはアタシが何とかするから、姫路グループのお嬢様と話…さっさとした方がいいんじゃない?」
住居スペースからメイド服姿のシュトーレンがやって来て、父親にアルトフルートを手渡すと、女勇者は妹をカフェの事務スペースへ連れていった。
「雪斗のじーちゃん絡みの話だから、あとの開店準備は任せたからね?」
大勇者はそう言うと、一悟達をカフェへ残し、あかねを連れて住居スペースへ行ってしまった。
「ねぇ、マリー…アランから聞いたけど、あなた…グラッセと大喧嘩したんですって?」
おぞましいオーラを放つ姉の姿に、マリアは黙って頷いた。シュトーレンは、父親が玄関に放置していたアルトフルート越しに、弟から妹がやって来た理由を聞いていたようだ。
「お兄ちゃんやブランシュ卿と約束してたのよね?グラッセとは仲良く過ごすって…どうして、約束守れなかったの?」
姉の質問に、マリアは両肩を震わせながら、2枚の写真を革製のボストンバッグから取り出す。2枚の写真は少々汚れがあり、シュトーレンは妹にとって約束を破らざるを得ない状況で会ったことを悟る。
「守る…つもりだった…もん…でも…あのウサギ…」
マリアの頬から大粒の涙が伝って落ちる。母親のセレーネが戦争で亡くなる前の家族写真と、少女セーラとしての最後の姉弟同士の写真…それらをスイーツ界で持ってきたという事は、グラッセはマリアにとって大切なものを壊してしまった…そう読み取れる。
「私…今まで、いい子でお留守番…頑張ったのに…ずっと…おうちを守ってきたのに…パパのお部屋も…お姉ちゃんと私の部屋も…お兄ちゃんたちの部屋も…台所も…お風呂場も…みんな…あのウサギが…」
2歳で母親を亡くし、7歳で父親が行方をくらませ、姉は勇者として旅立った…幼き妹にとって、まだ甘えていたい時期に兄以外の家族が家に戻らなくなったのは過酷だった…
「ごめん…寂しい想いをさせてごめんね…マリー…」
女勇者は姉として、泣いている妹を優しく抱きしめるしかできなかった。
「マリーがいなくなったァ!?」
「そうなんだよ、父さん…1人になったスキを突いて、転移の祠に…」
大勇者の話し相手は、息子であるアラン・キルシュ・シュヴァリエで、どうやら大勇者の次女マリアが異世界へとつながる転移の祠へ向かったようだ。
「転移の祠って事は…」
「もしかすると、父さん達の所へ向かったのかもしれないって思って…あいつ、父さんや姉さんに会いたがっていたから…」
息子の話を聞いている大勇者は、焦りの表情を見せる。幸いにもシュトーレンは部屋で着替えており、トルテに至っては厨房で仕込みの真っ最中だ。
「父さん、もしマリーを見かけたら…」
「バウワウワウワウワウッ!!!!!」
カフェの外で犬が吠える声がして、ガレットは咄嗟にベランダから顔を出す。そこには明日香の父親がものすごい勢いでカフェからくるみの地区方面へ逃走しており、吠えたと思われる犬は土佐犬で、その土佐犬の周りには見慣れた人物たちの姿…
「アラン…確か、マリーは…」
2人同時に「はぁ…」とため息をつきながら、大勇者ガレットは住居スペースの階段を降り、玄関へと赴く。
「ガチャッ…」
「あ、大勇者様…おはようございます。」
「お、おはようございます…」
赤いデミオの背後から、明日香と雪斗の姿…先ほどの明日香の父親からして、身を隠していたのだろう。ガレージの目の前では…
「ご、ゴールデンが…土佐…犬…」
「いっくん、しっかりしてっ!!!」
混乱する一悟と、そんな一悟を支えるみるく…そして、撫子色の髪の少女の姿と左耳に白いリボンを付けた土佐犬…
「クソゴリラ…カフェに近づくなって言われてんのに…懲りない奴ぅー」
ガレットの声に気づいた土佐犬は、くるっと玄関の方に身体を向けると、徐々に人間の少女へ姿を変えながらガレットに飛びついた。
「パパちゃまーっ!!!久しブリーーーーーっ!!!!!」
炎のような赤い髪の一部を左側に寄せ、白いリボンでまとめた青い瞳の少女…彼女こそ、大勇者ガレットの次女・マリア・タタン・シュヴァリエなのである。
「こっちの撫子色の髪の子が、ゆっきーのはとこの…」
「姫路あかねと申します。魔導義塾高等学校の2年生ですわ。」
開店準備中という事もあり、着替えを済ませた一悟達はカフェのホールへ集められた。なお、あかねとマリアの服装はカフェに来た時のままである。
「そんで、こいつは俺の娘で、セーラの妹のマリア。」
「マリアよ!マリーって呼んでね?」
無邪気に一悟達に自己紹介をする次女に、ガレットは再びため息をついた。
「俺…雪斗のじーちゃんから姫路グループのお嬢様が訪問に来るって事だけ、聞いてたんだけど?」
「こんな可愛い娘がはるばるスイーツ界から来たのに、そんな事言う?」
「俺の娘、ゲリラ訪問しないもーん♪」
娘に対しての塩対応っぷりに、マリアは両頬をフグのように膨らませる。
「ガチャッ…」
「親父…マリーはアタシが何とかするから、姫路グループのお嬢様と話…さっさとした方がいいんじゃない?」
住居スペースからメイド服姿のシュトーレンがやって来て、父親にアルトフルートを手渡すと、女勇者は妹をカフェの事務スペースへ連れていった。
「雪斗のじーちゃん絡みの話だから、あとの開店準備は任せたからね?」
大勇者はそう言うと、一悟達をカフェへ残し、あかねを連れて住居スペースへ行ってしまった。
「ねぇ、マリー…アランから聞いたけど、あなた…グラッセと大喧嘩したんですって?」
おぞましいオーラを放つ姉の姿に、マリアは黙って頷いた。シュトーレンは、父親が玄関に放置していたアルトフルート越しに、弟から妹がやって来た理由を聞いていたようだ。
「お兄ちゃんやブランシュ卿と約束してたのよね?グラッセとは仲良く過ごすって…どうして、約束守れなかったの?」
姉の質問に、マリアは両肩を震わせながら、2枚の写真を革製のボストンバッグから取り出す。2枚の写真は少々汚れがあり、シュトーレンは妹にとって約束を破らざるを得ない状況で会ったことを悟る。
「守る…つもりだった…もん…でも…あのウサギ…」
マリアの頬から大粒の涙が伝って落ちる。母親のセレーネが戦争で亡くなる前の家族写真と、少女セーラとしての最後の姉弟同士の写真…それらをスイーツ界で持ってきたという事は、グラッセはマリアにとって大切なものを壊してしまった…そう読み取れる。
「私…今まで、いい子でお留守番…頑張ったのに…ずっと…おうちを守ってきたのに…パパのお部屋も…お姉ちゃんと私の部屋も…お兄ちゃんたちの部屋も…台所も…お風呂場も…みんな…あのウサギが…」
2歳で母親を亡くし、7歳で父親が行方をくらませ、姉は勇者として旅立った…幼き妹にとって、まだ甘えていたい時期に兄以外の家族が家に戻らなくなったのは過酷だった…
「ごめん…寂しい想いをさせてごめんね…マリー…」
女勇者は姉として、泣いている妹を優しく抱きしめるしかできなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる