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レインボーポット編
第38話「失恋の果てに…スイーツ界の闇とサトリの選択」①
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「パパちゃまの書斎から出てきた古い手紙…差出人は一体、誰なのかしら?」
昼休憩に入ったマリアとアランは、食事をとりながら古びた手紙を見つめていた。
「この古さからして、30年近くは経過…筆跡も母さん、じいちゃん、ばあちゃんでもない…」
「それじゃあ、エレナおばちゃん?」
「バカ!今、30のおばさんが父さんに手紙を書けるワケないだろ!!!」
叔母の名前を出す妹を、アランが窘める。「エレナ」とは、大勇者ガレットの妹で、尚且つクラフティの双子の姉の事で、現在はシュガトピア王国の第2皇子の元へ嫁いでいる。
「それもそっか…それじゃあ…」
「ちょっと待て!宛名をよく見てみろ…」
アランがそう言うと、2人は宛名を一緒に読み上げる。
「「「勇者」として家庭を持ったカルマンとその子孫へ」…?」
「カルマン…?」
「「カルマン・ガレット・ブラーヴ・シュヴァリエ」…父さんの本名だ。」
………
「この度は、ひいおばあ様の葬儀に参列していただきまして、感謝いたします。」
喪服姿の3人の勇者の前で、喪服姿のあかねが深々と頭を下げる。姫路若葉の告別式が瀬戌市役所近くにあるセレモニー瀬戌ホールで行われ、ガレット、シュトーレン、クラフティの3人は、若葉が勇者モンブランのマジパティである事を踏まえ、勇者として葬儀に参列していたのである。
「一悟さんも、明日香さんも…この度は、感謝いたします。」
「いいのです…あの時、あなたのひいおばあさんが窮地を救ってくれたのですから。」
クラフティの隣で、喪服姿の明日香が微笑む。黒一色のシンプルなワンピースタイプの喪服ではあるが、腰元にふわっとリボン状に結ばれたデザインは、明日香にとってお気に入りのようだ。
「本当なら森野家代表として、アタシの弟の大地が参列するんだけどさ…生憎、巡業中で…でも、母方のおばあちゃんがいたってわかっただけでも嬉しいよ。」
「ひいおばあ様は、かねてからひっそりとあなたの事を応援されていた…と、父が申してました。引退後は一切の消息がつかめず、苦労されたようで…」
あかねの言葉に、一悟の母は苦笑いを浮かべる。
勇者モンブランのミルフィーユの葬儀は無事に終わり、勇者モンブランの子孫たちは斎場をあとにし、帰路へ着く。中年の勇者と女の勇者は赤いデミオに乗り、男の勇者は明日香と共に少々年季の入った白い軽自動車に乗る。
「なぁ、セーラ…」
赤いデミオを運転しながら、大勇者は助手席に座る娘に話しかけた。
「どうしたの?親父…」
「実は、俺が人間界に来た日にな…ばあさんのソルベ…つまり、雪斗のひいばあさんにシュヴァリエ家の人間界としての墓を作りたいって頼んだんだ。ばあさんが愛していた第2の故郷である、瀬戌の街に…」
その言葉に、シュトーレンは思わず目を丸くする。
「それ、初耳なんだけど…」
「その時が来たら、お前達にも見せようって黙ってたんだ。それに…俺も勇者として…1人の人間として、ヨハン達と話し合って決めたんだ。「シュヴァリエ家、ブランシュ家は今後、首藤家、仁賀保家として人間界で過ごす」って…」
父親の言葉を聞くや否や、シュトーレンは難しい表情を浮かべる。かねてから国王に対して感じていた違和感もあり、確かにブランシュ卿の言い分は理解できる。だが、自分が人間界に飛ばされて以降、本当にシュガトピア国王が勇者に対する本性を現したのかどうか、信じようにも信じることが難しい。
それが長年、勇者の家系を振り回していたのだとしても…
………
「道理でセーラが旅に出た時の経緯が一方的だったワケだ。歴代のシュガトピア国王は、自らカオスをスイーツ界に招き入れながらも、奴らはカオスを浄化する力を備えておらず、代々カオスを浄化する力を持つシュヴァリエ家とマジパティに頼り切っていた…そういう事だろう?パパ上様…」
僧侶アンニンのマンションの一室…そこでは、娘にシュガトピア王国のこれまでの真相を語るブランシュ卿夫妻と、それを聞く娘の姿。そんな娘の要約に、ブランシュ卿は頷く。
「それに、大勇者ガレットにとって…妹のエレナの一方的な第2皇子との結婚…そして、目の前で祖母…いや、勇者モンブランが殺された真相が当時の国王からの密命であった事を知っている以上、シュヴァリエ家の人間として黙っていないさ。」
「だからパパ上様も、ママ上様と一緒に人間界へ来たというのか。ご丁寧にも、何年も前から資格を取るなど準備をした上で…」
「せやでー、アンヌはん…セレーネはんは、元々ブランシュ家の人間!ウチらブランシュ家としても、見過ごすわけにはいかへん。だから、今後は「仁賀保杏介」、「仁賀保桃子」として生活していくことにしたさかい。よろしゅうな?「杏子」はん♪」
納得する娘の表情を見ながら、ブランシュ卿の隣で夫人が人間界で暮らす事を明かす。
「それに、このいたちごっこが続いたままだと、いずれはシュガトピア王国だけでなく、他の国も巻き込み、スイーツ界は滅びはる…勇者を守りたいのなら僧侶の家系、賢者の家系たる者、このくらいの覚悟は必要や。よう覚えとき…」
そう話すブランシュ卿夫人の糸目が開き、賢者トリュフと同じ菫色をした瞳が煌めく。
「流石は大賢者テリーヌだな…ママ上様。ホントにアレと姉妹だとは思えん。」
「あらぁ…シンシアはん、元気でいらしてはるの?」
「「教育委員会役員・鳥居千代子」として元気でやってる…」
娘の口から7歳程歳の離れた妹の現状を聞いたブランシュ卿夫人は、険しい表情から瞬く間に、安心したような表情に切り替わる。現在は「ブランシュ卿夫人」と呼ばれている事が多いが、僧侶の母の結婚前の名前は「ジュリア・テリーヌ・ショコラーデ」…つまり、賢者トリュフの実の姉なのである。賢者としての力は今も健在で、それは娘も「まだ現役で通せるのではないか」と思ってしまう程である。
今回のシュヴァリエ家、ブランシュ家の亡命で、スイーツ界には勇者の末裔、僧侶の末裔…そして、賢者の末裔がいなくなった。シュガトピア王国はスイーツ界では最大の権力を持つ国である。だが、それは勇者達が存在していたからこその実績であり、実際は国王は玉座に座ったまま見物し、使役するだけ…その結果、勇者シュトーレンが人間界に飛ばされて以降のシュガトピア王国は、財政難が目立つようになり、弱体化しつつある。王国の崩壊も時間の問題だ。
両親との話を終えた女僧侶がリビングを出ると、廊下には自身のアンドロイドと同居人であるここなが佇む。ここなの右横には、黄色を基調としたスーツケースが立てられている。
「マスター、お2人の荷物を運び終えました。」
「ご苦労…ここな、お前はこれから父親である金城議員のツテで、玉菜の家で暮らすことになる。短い間だったが、お前はちゃんと2023年の日本に順応してくれたし、私達の仕事をバックアップしてくれた…感謝しかない。」
女僧侶はここなに感謝の言葉を告げながら、ここなをぎゅっと抱きしめ、黄金色に輝く宝石をここなのカバンの中へとしまう。
「ありがとう…」
突然の感謝の言葉に、ここなは少々戸惑うが、僧侶の「大切な幼馴染を幸せにしたい」という気持ちを読み取った刹那、ここなはぐっと覚悟を決める。
昼休憩に入ったマリアとアランは、食事をとりながら古びた手紙を見つめていた。
「この古さからして、30年近くは経過…筆跡も母さん、じいちゃん、ばあちゃんでもない…」
「それじゃあ、エレナおばちゃん?」
「バカ!今、30のおばさんが父さんに手紙を書けるワケないだろ!!!」
叔母の名前を出す妹を、アランが窘める。「エレナ」とは、大勇者ガレットの妹で、尚且つクラフティの双子の姉の事で、現在はシュガトピア王国の第2皇子の元へ嫁いでいる。
「それもそっか…それじゃあ…」
「ちょっと待て!宛名をよく見てみろ…」
アランがそう言うと、2人は宛名を一緒に読み上げる。
「「「勇者」として家庭を持ったカルマンとその子孫へ」…?」
「カルマン…?」
「「カルマン・ガレット・ブラーヴ・シュヴァリエ」…父さんの本名だ。」
………
「この度は、ひいおばあ様の葬儀に参列していただきまして、感謝いたします。」
喪服姿の3人の勇者の前で、喪服姿のあかねが深々と頭を下げる。姫路若葉の告別式が瀬戌市役所近くにあるセレモニー瀬戌ホールで行われ、ガレット、シュトーレン、クラフティの3人は、若葉が勇者モンブランのマジパティである事を踏まえ、勇者として葬儀に参列していたのである。
「一悟さんも、明日香さんも…この度は、感謝いたします。」
「いいのです…あの時、あなたのひいおばあさんが窮地を救ってくれたのですから。」
クラフティの隣で、喪服姿の明日香が微笑む。黒一色のシンプルなワンピースタイプの喪服ではあるが、腰元にふわっとリボン状に結ばれたデザインは、明日香にとってお気に入りのようだ。
「本当なら森野家代表として、アタシの弟の大地が参列するんだけどさ…生憎、巡業中で…でも、母方のおばあちゃんがいたってわかっただけでも嬉しいよ。」
「ひいおばあ様は、かねてからひっそりとあなたの事を応援されていた…と、父が申してました。引退後は一切の消息がつかめず、苦労されたようで…」
あかねの言葉に、一悟の母は苦笑いを浮かべる。
勇者モンブランのミルフィーユの葬儀は無事に終わり、勇者モンブランの子孫たちは斎場をあとにし、帰路へ着く。中年の勇者と女の勇者は赤いデミオに乗り、男の勇者は明日香と共に少々年季の入った白い軽自動車に乗る。
「なぁ、セーラ…」
赤いデミオを運転しながら、大勇者は助手席に座る娘に話しかけた。
「どうしたの?親父…」
「実は、俺が人間界に来た日にな…ばあさんのソルベ…つまり、雪斗のひいばあさんにシュヴァリエ家の人間界としての墓を作りたいって頼んだんだ。ばあさんが愛していた第2の故郷である、瀬戌の街に…」
その言葉に、シュトーレンは思わず目を丸くする。
「それ、初耳なんだけど…」
「その時が来たら、お前達にも見せようって黙ってたんだ。それに…俺も勇者として…1人の人間として、ヨハン達と話し合って決めたんだ。「シュヴァリエ家、ブランシュ家は今後、首藤家、仁賀保家として人間界で過ごす」って…」
父親の言葉を聞くや否や、シュトーレンは難しい表情を浮かべる。かねてから国王に対して感じていた違和感もあり、確かにブランシュ卿の言い分は理解できる。だが、自分が人間界に飛ばされて以降、本当にシュガトピア国王が勇者に対する本性を現したのかどうか、信じようにも信じることが難しい。
それが長年、勇者の家系を振り回していたのだとしても…
………
「道理でセーラが旅に出た時の経緯が一方的だったワケだ。歴代のシュガトピア国王は、自らカオスをスイーツ界に招き入れながらも、奴らはカオスを浄化する力を備えておらず、代々カオスを浄化する力を持つシュヴァリエ家とマジパティに頼り切っていた…そういう事だろう?パパ上様…」
僧侶アンニンのマンションの一室…そこでは、娘にシュガトピア王国のこれまでの真相を語るブランシュ卿夫妻と、それを聞く娘の姿。そんな娘の要約に、ブランシュ卿は頷く。
「それに、大勇者ガレットにとって…妹のエレナの一方的な第2皇子との結婚…そして、目の前で祖母…いや、勇者モンブランが殺された真相が当時の国王からの密命であった事を知っている以上、シュヴァリエ家の人間として黙っていないさ。」
「だからパパ上様も、ママ上様と一緒に人間界へ来たというのか。ご丁寧にも、何年も前から資格を取るなど準備をした上で…」
「せやでー、アンヌはん…セレーネはんは、元々ブランシュ家の人間!ウチらブランシュ家としても、見過ごすわけにはいかへん。だから、今後は「仁賀保杏介」、「仁賀保桃子」として生活していくことにしたさかい。よろしゅうな?「杏子」はん♪」
納得する娘の表情を見ながら、ブランシュ卿の隣で夫人が人間界で暮らす事を明かす。
「それに、このいたちごっこが続いたままだと、いずれはシュガトピア王国だけでなく、他の国も巻き込み、スイーツ界は滅びはる…勇者を守りたいのなら僧侶の家系、賢者の家系たる者、このくらいの覚悟は必要や。よう覚えとき…」
そう話すブランシュ卿夫人の糸目が開き、賢者トリュフと同じ菫色をした瞳が煌めく。
「流石は大賢者テリーヌだな…ママ上様。ホントにアレと姉妹だとは思えん。」
「あらぁ…シンシアはん、元気でいらしてはるの?」
「「教育委員会役員・鳥居千代子」として元気でやってる…」
娘の口から7歳程歳の離れた妹の現状を聞いたブランシュ卿夫人は、険しい表情から瞬く間に、安心したような表情に切り替わる。現在は「ブランシュ卿夫人」と呼ばれている事が多いが、僧侶の母の結婚前の名前は「ジュリア・テリーヌ・ショコラーデ」…つまり、賢者トリュフの実の姉なのである。賢者としての力は今も健在で、それは娘も「まだ現役で通せるのではないか」と思ってしまう程である。
今回のシュヴァリエ家、ブランシュ家の亡命で、スイーツ界には勇者の末裔、僧侶の末裔…そして、賢者の末裔がいなくなった。シュガトピア王国はスイーツ界では最大の権力を持つ国である。だが、それは勇者達が存在していたからこその実績であり、実際は国王は玉座に座ったまま見物し、使役するだけ…その結果、勇者シュトーレンが人間界に飛ばされて以降のシュガトピア王国は、財政難が目立つようになり、弱体化しつつある。王国の崩壊も時間の問題だ。
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「マスター、お2人の荷物を運び終えました。」
「ご苦労…ここな、お前はこれから父親である金城議員のツテで、玉菜の家で暮らすことになる。短い間だったが、お前はちゃんと2023年の日本に順応してくれたし、私達の仕事をバックアップしてくれた…感謝しかない。」
女僧侶はここなに感謝の言葉を告げながら、ここなをぎゅっと抱きしめ、黄金色に輝く宝石をここなのカバンの中へとしまう。
「ありがとう…」
突然の感謝の言葉に、ここなは少々戸惑うが、僧侶の「大切な幼馴染を幸せにしたい」という気持ちを読み取った刹那、ここなはぐっと覚悟を決める。
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