155 / 248
レインボーポット編
第38話「失恋の果てに…スイーツ界の闇とサトリの選択」④
しおりを挟む
「まさか、貴様がダークミルフィーユだったとはな…探す手間が省けた。」
クラフティがベイクの反対側に目を向けると、そこには鏡があり、鏡に映っているのは勇者の姿のクラフティ、そして隣にいるのは明日香ではなく…ダークミルフィーユの姿であった。肝心の明日香はパニック状態が続いており、愛する者の腕にしがみついたまま離れようとしない。それでも男の勇者はポケットの中からアクセサリー状態の大剣を取り出し、実物大サイズに変え、瞬く間に勇者の姿へと変わった。
「お前か…兄さんをつけ狙う武将の男は…」
「今は貴様とあの忌々しい勇者に用はない…あのお方の所有物を返してもらう!!!」
「パチン!!!!!」
ベイクが指を鳴らした刹那、鏡から黒い手が何本も伸び、2本の手が明日香の両足を掴んだ。
「ひぃっ…」
「ミラーケーキカオスイーツ、ダークミルフィーユを捕らえろ!!!」
ベイクがそう言うと、別の2本の手が明日香の口を塞ぎ、鏡の中へと引きずり込もうとする。だが、明日香はクラフティの腕を掴んだまま、決して放そうとはしない。明日香が鏡の中へ引きずられると同時に、勇者クラフティの身体も鏡の方へ近づいていく…
「ざけんじゃねぇ…」
無数の腕が明日香の全身に絡みつく中、勇者クラフティはボソっと呟くと、大剣を地面に突き刺し、背後の鏡を裏拳で思いっきり叩いた。
「パリイイイイイイイイィィィィィィン!!!!!」
「明日香は物じゃねぇっ!!!れっきとした人間だ!そんな奴らに、俺の大切な人を渡せるかっ!!!!!」
鏡の破片で右手から血が滲むのも構わず、男の勇者は黄金のオーラを放ち、明日香に絡みついた無数の手は鏡の中へと引っ込んでしまった。
「フン!あの兄にしてこの弟ありという事か…ミラーケーキカオスイーツ、今度は勇者共々捕らえろ!!!」
「パチン!!!!!」
ベイクは再び指を弾くが、勇者の黄金のオーラによって、鏡から伸びる無数の手は弾かれ、鏡の中へと引っ込んでしまう。
「パリン!!!パリン!!!!パリイイイィィィィィン!!!!!」
それと同時に、三方向から次々と鏡の割れる音が響き渡り、とうとうカオスイーツの本体が勇者達の前に現れ、ベイクを下敷きにしてしまった。
「クラフや、クラフが選んだ相手には指一本触らせない!!!!!」
ここなの叫び声と同時に、勇者クラフティから見て左側から熱を持った黄金の球体が飛び交い、カオスイーツとベイクの動きを封じてしまった。そして、球体が飛んできた方角から、プディングワンドを構えたここなと、カオスジャンクを踏みつける玉菜が姿を現した。ここなの腰のブレイブスプーンの脇には、黄金色の宝石が煌めく。
「「マジパティ・ツインスクリューキーーーーーーーーーック!!!!!」」
ここなの攻撃に続くかのように、今度はクリームパフの姿の有馬と、ソルベの姿の友菓がカオスイーツとベイクに更なるダメージを与える。
「あすちゃんとクラフティの邪魔はさせないよ!!!」
「幼馴染の幸せ、そう簡単に壊させてたまるか!!!」
それぞれの想いを叫びつつ、友菓と有馬はカオスイーツの上からクラフティと明日香の近くへ着地する。そして、今度はクラフティ達の正面から女性が叫びながら走ってくる。聞き覚えのない声に勇者クラフティのマジパティ達と玉菜はきょとんとするが、勇者クラフティは同じ方角からやってくるムッシュ・エクレールの姿を確認すると、にっと笑いだす。それと同時に黄金のオーラは真紅のリーフに変わり、ここなの目の前に突如、黄色の光を放つ愛のリーフが現れ、勇者クラフティの右手の怪我は何事もなかったかのように回復する。。
「本当に、あんたは相変わらず兄さんの足元どころか、セーラの足元ですら及ばないんだから!!!!!」
カオスイーツとブラックビターの幹部を踏みつけながらやって来た女性はTシャツにジーンズにスニーカーと、動きやすい恰好であるが、その恰好に似合わぬ大剣を握りしめている。そんな彼女の脇には勇者クラフティのレインボーポットがふよふよと浮いている。
「言ってくれるじゃねぇか!舅にイビられてた癖に…」
それは、勇者クラフティの双子の姉・エレナであった。
「人間界で女たらしこんでおいた挙句、大事なモノ忘れるあんたに言われる筋合いはないわよ!!!ほら、さっさとカオスイーツを始末しちゃいなさい!」
そう言いながら、彼女は弟にレインボーポットとエメラルドに輝く宝石を手渡す。
「感謝しなさいよ?アタシの力、サヴァランジュエルとしてあんたに託すんだから…」
その言葉に、男の勇者に託された宝石は光を放ち、彼の大剣にはめ込まれる。それと同時に勇者クラフティはレインボーポットの蓋を開けると、真紅に輝く勇気のリーフと黄色に輝く愛のリーフはポットの中に入り、ポットから赤い光と黄色の光が水の様に交互に湧き上がった。
「明日香、戦えるか?」
今も腕に捕まる明日香に話しかける。だが、明日香の様子は先ほどとは違う…
「えぇ、ニコルやみんながいるもの!!!怖くはないわ!」
そう言いながら、明日香は勇者の腕から離れ、ブレイブスプーンを構えた。
「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!!!」
明日香の全身を覆いつくすように、ピンクの光の柱が現れ、明日香はピンク色のツインテールに、ピンクを基調とした衣装の姿の少女に変身した。
「ピンクのマジパティ、ミルフィーユ!!!」
「おのれ…なんて忌々しい…あのお方の所有物の分際で…」
カオスイーツごと起き上がろうとするベイクだが、そんな鎧の幹部に追い打ちをかけるように、ムッシュ・エクレールの束縛魔法で妨害されてしまう。
「貴様に、勇者様の大切なお方を物呼ばわりする資格などない!!!」
そう口走る魔導士の瞳は、鎧の幹部に対して冷徹だ。
「今です、勇者様!そしてマジパティ達!!!」
「ナイスアシスト!エクレール!!!みんな、行くぞ!!!!!」
勇者は魔導士と双子の姉、己のマジパティの前で大剣を構えた。そして彼のマジパティ達も、武器を構える。
「3つの心を1つに合わせて…」
ミルフィーユ、プディング、ソルベがそう叫んだ瞬間、3人の武器は光の粒子となり、それぞれのカラーに合わせた細身の剣・パティブレードに変わった。
「勇者の力を1つの剣に!!!ミルフィーユブレード!!!」
「勇者の愛を1つの剣に!!!プディングブレード!!!」
「勇者の知性を1つの剣に!!!ソルベブレード!!!」
3人はそれぞれのパティブレードを構え、ピンク、黄色、水色の光をまといつつ、カオスイーツに飛び掛かる。
「有馬、今は私のエクレールジュエルを使え!!!」
ムッシュ・エクレールが萌黄色の宝石を有馬に向かって投げると、有馬はそれを右手でキャッチする。有馬はパートナー精霊と一体化しているため、パートナー精霊のジュエルを持っていない今は、決め技を使えない。しかし、スイーツ界の魔導士は元々精霊の加護を受けているため、彼らの力をジュエルを介して、精霊の力同様の強さの力をかりる事ができる。
「サンキュ、かりるぜ♪」
有馬がそう言うと、萌黄色の宝石は白い光を放つ。
「バレットリロード!!!」
有馬はそう言いながら、白い光を放つ宝石をクリームグレネードのレンコン状のシリンダーに光の銃弾を装填する。そして、有馬は左手でシリンダーをくるくると回転させ、狙いを定めると同時に、拳銃のトリガーを引く。
そして、勇者は白い光を纏いながらカオスイーツの前で高くジャンプする…
「「「「「マジパティ・ブレイブ・ピュニシオン!!!!!」」」」」
その掛け声とともに、カオスイーツはミルフィーユ、プディング、ソルベの順に斬られ、クリームパフの無数の光の銃弾を浴びる。最後に、勇者クラフティがカオスイーツの頭上から大きく振りかぶってカオスイーツを一刀両断する。
「「「「「アデュー♪」」」」」
勇者と4人のマジパティがウインクをすると、カオスイーツは光の粒子となり、本来の姿を取り戻す。だが、ベイクは…
「なんて忌々しい力だ…この力に屈してたまるか!!!!!」
カオスイーツが元の姿に戻っているスキに、フッと音を立て、どこかへ消えてしまったのであった。
「そんで、何でここにいるんだよ?」
スイーツ界に居るはずの双子の姉が、なぜ人間界にいるのか状況が飲み込めない勇者クラフティは、姉に詰め寄る。
「アタシはね、当主夫人がアタオカ鎧に連れていかれちゃったから、連れ戻しに来ただけよ?」
ミラーケーキのカオスイーツにされていたのは、氷見家当主・氷見冬彦の妻・涼子であった。そんな彼女は気を失っており、ベンチで寝かされている。
「それはわかるっつーの!!!俺が聞きたいのは、何で人間界に…」
「モーガンが父親である国王を見限った以上、スイーツ界にいる必要なんてないもの…一家全員、人間界に亡命よ♪」
しれっと話す王子の妃に、プディング以外のマジパティ達、勇者、魔導士は開いた口が塞がらない。プディングは昨日のブランシュ親子のやり取りを思い出したのか、思わず両肩を震わせる。
「それって…大勇者様は全てを知っているのか?ボク…ブランシュ卿達が…」
「その質問…今は「Yes」とだけしか言えないわね。アタシは勇者じゃないし、この事を話すべきなのは兄さん…いえ、勇者ガレット本人だからね。」
エレナはそう言うと、夫と氷見家の使用人たちと共に当主夫人を連れ、氷見家へと行ってしまった。そんな彼女を、勇者クラフティ達は黙ってみているしかなかった。
クラフティがベイクの反対側に目を向けると、そこには鏡があり、鏡に映っているのは勇者の姿のクラフティ、そして隣にいるのは明日香ではなく…ダークミルフィーユの姿であった。肝心の明日香はパニック状態が続いており、愛する者の腕にしがみついたまま離れようとしない。それでも男の勇者はポケットの中からアクセサリー状態の大剣を取り出し、実物大サイズに変え、瞬く間に勇者の姿へと変わった。
「お前か…兄さんをつけ狙う武将の男は…」
「今は貴様とあの忌々しい勇者に用はない…あのお方の所有物を返してもらう!!!」
「パチン!!!!!」
ベイクが指を鳴らした刹那、鏡から黒い手が何本も伸び、2本の手が明日香の両足を掴んだ。
「ひぃっ…」
「ミラーケーキカオスイーツ、ダークミルフィーユを捕らえろ!!!」
ベイクがそう言うと、別の2本の手が明日香の口を塞ぎ、鏡の中へと引きずり込もうとする。だが、明日香はクラフティの腕を掴んだまま、決して放そうとはしない。明日香が鏡の中へ引きずられると同時に、勇者クラフティの身体も鏡の方へ近づいていく…
「ざけんじゃねぇ…」
無数の腕が明日香の全身に絡みつく中、勇者クラフティはボソっと呟くと、大剣を地面に突き刺し、背後の鏡を裏拳で思いっきり叩いた。
「パリイイイイイイイイィィィィィィン!!!!!」
「明日香は物じゃねぇっ!!!れっきとした人間だ!そんな奴らに、俺の大切な人を渡せるかっ!!!!!」
鏡の破片で右手から血が滲むのも構わず、男の勇者は黄金のオーラを放ち、明日香に絡みついた無数の手は鏡の中へと引っ込んでしまった。
「フン!あの兄にしてこの弟ありという事か…ミラーケーキカオスイーツ、今度は勇者共々捕らえろ!!!」
「パチン!!!!!」
ベイクは再び指を弾くが、勇者の黄金のオーラによって、鏡から伸びる無数の手は弾かれ、鏡の中へと引っ込んでしまう。
「パリン!!!パリン!!!!パリイイイィィィィィン!!!!!」
それと同時に、三方向から次々と鏡の割れる音が響き渡り、とうとうカオスイーツの本体が勇者達の前に現れ、ベイクを下敷きにしてしまった。
「クラフや、クラフが選んだ相手には指一本触らせない!!!!!」
ここなの叫び声と同時に、勇者クラフティから見て左側から熱を持った黄金の球体が飛び交い、カオスイーツとベイクの動きを封じてしまった。そして、球体が飛んできた方角から、プディングワンドを構えたここなと、カオスジャンクを踏みつける玉菜が姿を現した。ここなの腰のブレイブスプーンの脇には、黄金色の宝石が煌めく。
「「マジパティ・ツインスクリューキーーーーーーーーーック!!!!!」」
ここなの攻撃に続くかのように、今度はクリームパフの姿の有馬と、ソルベの姿の友菓がカオスイーツとベイクに更なるダメージを与える。
「あすちゃんとクラフティの邪魔はさせないよ!!!」
「幼馴染の幸せ、そう簡単に壊させてたまるか!!!」
それぞれの想いを叫びつつ、友菓と有馬はカオスイーツの上からクラフティと明日香の近くへ着地する。そして、今度はクラフティ達の正面から女性が叫びながら走ってくる。聞き覚えのない声に勇者クラフティのマジパティ達と玉菜はきょとんとするが、勇者クラフティは同じ方角からやってくるムッシュ・エクレールの姿を確認すると、にっと笑いだす。それと同時に黄金のオーラは真紅のリーフに変わり、ここなの目の前に突如、黄色の光を放つ愛のリーフが現れ、勇者クラフティの右手の怪我は何事もなかったかのように回復する。。
「本当に、あんたは相変わらず兄さんの足元どころか、セーラの足元ですら及ばないんだから!!!!!」
カオスイーツとブラックビターの幹部を踏みつけながらやって来た女性はTシャツにジーンズにスニーカーと、動きやすい恰好であるが、その恰好に似合わぬ大剣を握りしめている。そんな彼女の脇には勇者クラフティのレインボーポットがふよふよと浮いている。
「言ってくれるじゃねぇか!舅にイビられてた癖に…」
それは、勇者クラフティの双子の姉・エレナであった。
「人間界で女たらしこんでおいた挙句、大事なモノ忘れるあんたに言われる筋合いはないわよ!!!ほら、さっさとカオスイーツを始末しちゃいなさい!」
そう言いながら、彼女は弟にレインボーポットとエメラルドに輝く宝石を手渡す。
「感謝しなさいよ?アタシの力、サヴァランジュエルとしてあんたに託すんだから…」
その言葉に、男の勇者に託された宝石は光を放ち、彼の大剣にはめ込まれる。それと同時に勇者クラフティはレインボーポットの蓋を開けると、真紅に輝く勇気のリーフと黄色に輝く愛のリーフはポットの中に入り、ポットから赤い光と黄色の光が水の様に交互に湧き上がった。
「明日香、戦えるか?」
今も腕に捕まる明日香に話しかける。だが、明日香の様子は先ほどとは違う…
「えぇ、ニコルやみんながいるもの!!!怖くはないわ!」
そう言いながら、明日香は勇者の腕から離れ、ブレイブスプーンを構えた。
「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!!!」
明日香の全身を覆いつくすように、ピンクの光の柱が現れ、明日香はピンク色のツインテールに、ピンクを基調とした衣装の姿の少女に変身した。
「ピンクのマジパティ、ミルフィーユ!!!」
「おのれ…なんて忌々しい…あのお方の所有物の分際で…」
カオスイーツごと起き上がろうとするベイクだが、そんな鎧の幹部に追い打ちをかけるように、ムッシュ・エクレールの束縛魔法で妨害されてしまう。
「貴様に、勇者様の大切なお方を物呼ばわりする資格などない!!!」
そう口走る魔導士の瞳は、鎧の幹部に対して冷徹だ。
「今です、勇者様!そしてマジパティ達!!!」
「ナイスアシスト!エクレール!!!みんな、行くぞ!!!!!」
勇者は魔導士と双子の姉、己のマジパティの前で大剣を構えた。そして彼のマジパティ達も、武器を構える。
「3つの心を1つに合わせて…」
ミルフィーユ、プディング、ソルベがそう叫んだ瞬間、3人の武器は光の粒子となり、それぞれのカラーに合わせた細身の剣・パティブレードに変わった。
「勇者の力を1つの剣に!!!ミルフィーユブレード!!!」
「勇者の愛を1つの剣に!!!プディングブレード!!!」
「勇者の知性を1つの剣に!!!ソルベブレード!!!」
3人はそれぞれのパティブレードを構え、ピンク、黄色、水色の光をまといつつ、カオスイーツに飛び掛かる。
「有馬、今は私のエクレールジュエルを使え!!!」
ムッシュ・エクレールが萌黄色の宝石を有馬に向かって投げると、有馬はそれを右手でキャッチする。有馬はパートナー精霊と一体化しているため、パートナー精霊のジュエルを持っていない今は、決め技を使えない。しかし、スイーツ界の魔導士は元々精霊の加護を受けているため、彼らの力をジュエルを介して、精霊の力同様の強さの力をかりる事ができる。
「サンキュ、かりるぜ♪」
有馬がそう言うと、萌黄色の宝石は白い光を放つ。
「バレットリロード!!!」
有馬はそう言いながら、白い光を放つ宝石をクリームグレネードのレンコン状のシリンダーに光の銃弾を装填する。そして、有馬は左手でシリンダーをくるくると回転させ、狙いを定めると同時に、拳銃のトリガーを引く。
そして、勇者は白い光を纏いながらカオスイーツの前で高くジャンプする…
「「「「「マジパティ・ブレイブ・ピュニシオン!!!!!」」」」」
その掛け声とともに、カオスイーツはミルフィーユ、プディング、ソルベの順に斬られ、クリームパフの無数の光の銃弾を浴びる。最後に、勇者クラフティがカオスイーツの頭上から大きく振りかぶってカオスイーツを一刀両断する。
「「「「「アデュー♪」」」」」
勇者と4人のマジパティがウインクをすると、カオスイーツは光の粒子となり、本来の姿を取り戻す。だが、ベイクは…
「なんて忌々しい力だ…この力に屈してたまるか!!!!!」
カオスイーツが元の姿に戻っているスキに、フッと音を立て、どこかへ消えてしまったのであった。
「そんで、何でここにいるんだよ?」
スイーツ界に居るはずの双子の姉が、なぜ人間界にいるのか状況が飲み込めない勇者クラフティは、姉に詰め寄る。
「アタシはね、当主夫人がアタオカ鎧に連れていかれちゃったから、連れ戻しに来ただけよ?」
ミラーケーキのカオスイーツにされていたのは、氷見家当主・氷見冬彦の妻・涼子であった。そんな彼女は気を失っており、ベンチで寝かされている。
「それはわかるっつーの!!!俺が聞きたいのは、何で人間界に…」
「モーガンが父親である国王を見限った以上、スイーツ界にいる必要なんてないもの…一家全員、人間界に亡命よ♪」
しれっと話す王子の妃に、プディング以外のマジパティ達、勇者、魔導士は開いた口が塞がらない。プディングは昨日のブランシュ親子のやり取りを思い出したのか、思わず両肩を震わせる。
「それって…大勇者様は全てを知っているのか?ボク…ブランシュ卿達が…」
「その質問…今は「Yes」とだけしか言えないわね。アタシは勇者じゃないし、この事を話すべきなのは兄さん…いえ、勇者ガレット本人だからね。」
エレナはそう言うと、夫と氷見家の使用人たちと共に当主夫人を連れ、氷見家へと行ってしまった。そんな彼女を、勇者クラフティ達は黙ってみているしかなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる