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激甘革命編
第42話「前代未聞!?ドラマのオーディションは命がけ!」④
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有明テニスの森公園にヘクセンハウスカオスイーツが現れてしばらくした後、ピアノとバイオリンのハーモニーが響き渡る魔導義塾高等学校の音楽棟の一室で、スマートフォンが鳴り響いた。その音色を聞きつけた少女は、バイオリンの演奏を止め。スマートフォンを手に取り…
「どうなさいました?龍臣おじいさま?はい…左様でございますか。有明テニスの森公園に…えぇ、ただちに現地に赴きますわ!!!」
「どうした、あかね…」
突然あかねがバイオリンの演奏を止めた事に何かを感じ取ったのか、ピアノを弾いていた少年・高砂黒亜も演奏を止めた。
「クロにぃ…本日の練習はここまでに致しましょう…あかねは急用を思い立ちました!!!」
少女の言葉に、黒亜はぐっと息を呑み、スマートフォン型のデバイスを構える。
「移動魔法さ使うなら、俺の力さ使え!!!どこへ移動したい?」
「まずは、通報が入った湾岸警察署まで…あくまで民間からの捜査協力です。警察の支持なしでは動けませんわ。」
あかねがそう言うと、黒亜のデバイスが光を放ち、あかねは黒亜の魔法で魔導義塾高等学校の音楽棟から湾岸警察署の駐車場へ瞬く間に移動した。
ミルフィーユに変身した一悟は、プディングに変身したみるくと共にみるくの父親と高瀬一誠を探すべく、紫色の空気に包まれたショッピングモールを走り始めた。玉菜は久美にスイーツの怪物が会場ごと飲み込んだ事を伝えると…
「そうか…それならこのオーディションがぶち壊しになったのも同然だよな…でも、あたしは怪物に飲まれたままじゃ終われねぇ!そうだろ…白石玉菜?いや、今は…クリームパフって呼ぶべきだな?」
戦うヒロインに変身した玉菜にそう話す久美の表情は無邪気に笑っているものの、どことなくほっとしている。
「でも、久美さん…どうしてオーディションをぶち壊そうとしたの?」
戦うヒロインの問いかけに、久美はぐっと息を呑む。拳を握り、目じりにはうっすらと涙が浮かぶ…
「許せなかったんだ…自分自身が償うべき負債を、あんな小さい子に押し付けまくって、母親ぶってる泥棒猫がっ!!!!!」
そう叫んだ久美は、時々声を荒げながら事の経緯を洗いざらい話す。それは、歳の離れた姉一家の壮絶な話…
久美の姉は若松桜子という女優だった。撮影中の事故による怪我で芸能活動を休止中に、1人の男性と結婚し、娘を出産した。やがて芸能活動を再開し、娘も子役としてデビューし、親子共演を期待された矢先…
若松桜子は、卵巣がんでその生涯を閉じたのだった。
桜子の夫は桜子の死後、1人の女性と再婚し、娘も一緒に父親と暮らしたものの、彼は通勤中の電車内で痴漢の罪を疑われ、身の潔白を訴えるものの、警察から聞き入れられることはなく、彼は後妻と娘を残したまま、自らの命を絶ってしまったのである。
「だからこそ、あたしは死んだ姉さんと義兄さんのために、あの子を泥棒猫から遠ざけたかった…こんな事喋んの、柄じゃねぇけど…大切な人の大切な宝物なんだ。それを守りたいっていう願いだけは叶えさせてくれよ?」
久美の気持ちを受け入れた玉菜は、何も言わず組に右手を差し出した。
「私にも姉がいるの…あなたのお姉さんみたいな人ではないけどね…あなたの優しさをおもむろにひけらかさないとこ、私は嫌いじゃないわよ?」
久美は微笑みながら右手を差し出し、玉菜と握手を交わす。
「おもしれー奴…」
「あなたもね?さぁ、勇者様や他のみんなと合流するわよ!!!」
そう言いながら、玉菜は久美の手を引いてゲームセンターを飛び出した。
玉菜と久美はすぐに勇者親子と合流し、2人の男性俳優と合流した2人のマジパティとさらに合流する。スタッフ、観客、司会者…と、次々と合流する中…
「ちょっとー!!!さっさとこの状況なんとかしてよねー!!!このオーディション、聖子が勝つんだからっ!!!ぷんぷんっ!」
聖子は自身のスマートフォンでライブ配信を行っていたようで、その明らかに他人をイラつかせる態度に、聖子は久美にひっぱたかれたのだった。
「助けてもらってる身分で、なにやってんだ!!!」
「「ぐっじょーぶ!!!」」
久美の真横で、一悟と玉菜はこっそりとサムズアップした。
カオスイーツに飲み込まれた人々は勇者とマジパティ達の所へ次々と集まり、人数を確認する。
「桂、見つかってないのは?」
「蛸島さんと、薬師川の社長…あとは菜風ちゃんと蔦子さん…それから…」
人数を確認している最中、女勇者はある人物がいない事に気づく。
「親父、マリーとソルベがいないわ!!!」
その言葉と同時に、カオスイーツに飲み込まれた人々の周囲を、まるで焦がしたクッキーのようなカオスジャンク達が取り囲み始めた。足場もぐにゃぐにゃと歪み始め、不安定の状態の中、男の勇者は1体のカオスジャンクを斬りつけ、その背後に自身の大剣を突きつける。
「親父、身体が…」
男の勇者の身体を、紫色の空間が大剣ごと飲み込み始めた。
「マリー達は必ず俺が見つけ出す!!!だから、勇者シュトーレン…あとは他のマジパティと共にカオスジャンクを…頼むっ!!!!!」
大勇者が長女にそう告げると、紫色の空間は大勇者を完全に飲み込んだのだった。
「どうなさいました?龍臣おじいさま?はい…左様でございますか。有明テニスの森公園に…えぇ、ただちに現地に赴きますわ!!!」
「どうした、あかね…」
突然あかねがバイオリンの演奏を止めた事に何かを感じ取ったのか、ピアノを弾いていた少年・高砂黒亜も演奏を止めた。
「クロにぃ…本日の練習はここまでに致しましょう…あかねは急用を思い立ちました!!!」
少女の言葉に、黒亜はぐっと息を呑み、スマートフォン型のデバイスを構える。
「移動魔法さ使うなら、俺の力さ使え!!!どこへ移動したい?」
「まずは、通報が入った湾岸警察署まで…あくまで民間からの捜査協力です。警察の支持なしでは動けませんわ。」
あかねがそう言うと、黒亜のデバイスが光を放ち、あかねは黒亜の魔法で魔導義塾高等学校の音楽棟から湾岸警察署の駐車場へ瞬く間に移動した。
ミルフィーユに変身した一悟は、プディングに変身したみるくと共にみるくの父親と高瀬一誠を探すべく、紫色の空気に包まれたショッピングモールを走り始めた。玉菜は久美にスイーツの怪物が会場ごと飲み込んだ事を伝えると…
「そうか…それならこのオーディションがぶち壊しになったのも同然だよな…でも、あたしは怪物に飲まれたままじゃ終われねぇ!そうだろ…白石玉菜?いや、今は…クリームパフって呼ぶべきだな?」
戦うヒロインに変身した玉菜にそう話す久美の表情は無邪気に笑っているものの、どことなくほっとしている。
「でも、久美さん…どうしてオーディションをぶち壊そうとしたの?」
戦うヒロインの問いかけに、久美はぐっと息を呑む。拳を握り、目じりにはうっすらと涙が浮かぶ…
「許せなかったんだ…自分自身が償うべき負債を、あんな小さい子に押し付けまくって、母親ぶってる泥棒猫がっ!!!!!」
そう叫んだ久美は、時々声を荒げながら事の経緯を洗いざらい話す。それは、歳の離れた姉一家の壮絶な話…
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「あなたもね?さぁ、勇者様や他のみんなと合流するわよ!!!」
そう言いながら、玉菜は久美の手を引いてゲームセンターを飛び出した。
玉菜と久美はすぐに勇者親子と合流し、2人の男性俳優と合流した2人のマジパティとさらに合流する。スタッフ、観客、司会者…と、次々と合流する中…
「ちょっとー!!!さっさとこの状況なんとかしてよねー!!!このオーディション、聖子が勝つんだからっ!!!ぷんぷんっ!」
聖子は自身のスマートフォンでライブ配信を行っていたようで、その明らかに他人をイラつかせる態度に、聖子は久美にひっぱたかれたのだった。
「助けてもらってる身分で、なにやってんだ!!!」
「「ぐっじょーぶ!!!」」
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「親父、身体が…」
男の勇者の身体を、紫色の空間が大剣ごと飲み込み始めた。
「マリー達は必ず俺が見つけ出す!!!だから、勇者シュトーレン…あとは他のマジパティと共にカオスジャンクを…頼むっ!!!!!」
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