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激甘革命編
第42話「前代未聞!?ドラマのオーディションは命がけ!」③
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「みるくはともかく、何で一悟まで一緒に…」
国際展示場駅からコロシアムブリッジと呼ばれる陸橋を渡る途中で、勇者一家は一悟とみるくが一緒である事に気づいた。
「高瀬さんの実家なんだよ…俺が通ってる極真会館。館長が既婚者である高瀬さんにすり寄って来る女が来ないよう、護衛してくれって…」
高瀬一誠は過去に女性関係でトラブルが起こりかけた事があり、その影響で弟である極真会館の館長と、父親である先代の館長が彼の女性関係に関して警戒しているのである。因みに、高瀬一誠の妻は極真会館の隣の敷地で接骨院を開業しており、現在も存命だ。
「あのゴシップ記事は、パパもその時の女性タレントにカンカンでしたし…」
みるくは当時記事が掲載された女性週刊誌「女性エイト」を思い出しながら話す。あの時は珍しく「女性エイト」側が褒め称えられ、高瀬一誠にすり寄ってきた女性タレントは度重なるバッシングで、芸能界での仕事を失った。当の本人たちは昨日の段階で有明に向かったようで、2人と一緒ではないようだ。マジパティを知る者及び、マジパティと勇者達は最終審査会場へと向かった。
芝生広場に設置されたテントの中では、小学校高学年ほどの少女がふくれっ面でパイプ椅子に腰かける。そんな彼女の目線の先には、母親らしい人物が、まるで自分を売りに出すかの様に関係者と話す。ふくれっ面の小学生の前には、ユキ達と同じく最終審査にコマを進めた少女・蒲田聖子が小学生に声をかけ続け、こちらも最終審査にコマを進めた1人の若松久美に至っては、小学生と蒲田聖子に背を向けながら持参したスポーツドリンクを飲んでいる。だが、ユキ達がテントに入ってきた事に気づいた久美は、ユキ達に近づき…
「なぁ…こんな胡散臭いオーディション、本番で蹴ろうぜ?あの事務所のごり押しで通ったぶりっ子が合格したって事で…」
その言葉に何かを察知した玉菜は、久美と向かい合い…
「私、勝負前に戦う相手をたてることはしない性分よ?悪いけど、彼女達共々少し考えさせていただくわ。」
「フン…流石は大物政治家の娘だな?そういう自分に正直な態度、嫌いじゃないぜ?」
久美がそう言うと、2人はお互いに「フッ」と笑う。
やがてオーディションが始まり、特設ステージの上に最終審査出場者、ドラマ出演者、司会者、そして脚本家が並ぶ。そんなステージの上では、テントの中ではふくれっ面だった小学生もとい子役タレントの会津菜風がへらへらと笑っている。
「ねぇ…親父…」
「どうした?」
「あの子役の子…ちょっと無理してそうな気がするの。マリーも、さっきLIGNEであの子の母親に対して「ステージママ、キモイ」とか「娘の共演者や出場者にいちいち口出しして嫌になる」って文句言ってたし…」
長女の言葉に、大勇者は表情を曇らせる。
「それでは、最終審査はこのステージの上でなのかぜちゃんと…」
まるで司会者のセリフを遮るかのように、ステージの裏側から黒い光が放たれ、ステージの背後からまるでお菓子の家のようなカオスイーツが現れた。
「行け、ヘクセンハウスカオスイーツ!!!!!」
上空からの怪しい言葉に呼応するかのようにお菓子の家の姿のカオスイーツは身体を巨大化させつつ、その姿を変えていき…
「うわあああああああああああああああああああ」
観客たちもろとも、カオスイーツは公園の芝生広場全体を飲み込んでしまったのだった。
一悟とみるくが気が付くと、そこは大型商業施設の中で、紫色の空気に包まれた空間はどことなく仄暗い雰囲気を醸し出している。
「この内装…ヴィーナスフォート?」
「違うかも…内装がヨーロッパっぽくないし…多分…」
2人は起き上がりながら周囲を見渡し始め、お互いのカバンからココアとラテが一緒に周囲を見渡した。そこには隣に並んでいたはずの勇者親子の姿が見当たらないのだった。
その現象は一悟とみるくだけでなく、他のマジパティ関係者達や、会場にいた者全員も同じだった。ユキはマリア、菜風と同じ映画館のスクリーンの前、玉菜は久美と共にゲームセンターの中…勇者親子も然りで、2人は温泉施設の入口にいた。どの景色も
「カオスイーツの中…か。セーラ、自身のマジパティ達がいるお前なら、信号を送れるはずだ!俺はマリーを探し出す!!!」
「わかったわ!!!」
カオスイーツの中にいる事に気づいた2人は咄嗟に甲冑姿へと変わり、女勇者は大剣にあるインカローズに手を触れながら意識を集中させる。
「みんな、広場に集まった人たちがカオスイーツの中に飲み込まれたわ!!!分散させたままでは危険よ!急いで!!!!!」
4人のマジパティの脳裏に響く勇者の言葉…カオスイーツに飲み込まれた一悟達は、咄嗟にブレイブスプーンを構えた。
「「「「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!!!」」」」
国際展示場駅からコロシアムブリッジと呼ばれる陸橋を渡る途中で、勇者一家は一悟とみるくが一緒である事に気づいた。
「高瀬さんの実家なんだよ…俺が通ってる極真会館。館長が既婚者である高瀬さんにすり寄って来る女が来ないよう、護衛してくれって…」
高瀬一誠は過去に女性関係でトラブルが起こりかけた事があり、その影響で弟である極真会館の館長と、父親である先代の館長が彼の女性関係に関して警戒しているのである。因みに、高瀬一誠の妻は極真会館の隣の敷地で接骨院を開業しており、現在も存命だ。
「あのゴシップ記事は、パパもその時の女性タレントにカンカンでしたし…」
みるくは当時記事が掲載された女性週刊誌「女性エイト」を思い出しながら話す。あの時は珍しく「女性エイト」側が褒め称えられ、高瀬一誠にすり寄ってきた女性タレントは度重なるバッシングで、芸能界での仕事を失った。当の本人たちは昨日の段階で有明に向かったようで、2人と一緒ではないようだ。マジパティを知る者及び、マジパティと勇者達は最終審査会場へと向かった。
芝生広場に設置されたテントの中では、小学校高学年ほどの少女がふくれっ面でパイプ椅子に腰かける。そんな彼女の目線の先には、母親らしい人物が、まるで自分を売りに出すかの様に関係者と話す。ふくれっ面の小学生の前には、ユキ達と同じく最終審査にコマを進めた少女・蒲田聖子が小学生に声をかけ続け、こちらも最終審査にコマを進めた1人の若松久美に至っては、小学生と蒲田聖子に背を向けながら持参したスポーツドリンクを飲んでいる。だが、ユキ達がテントに入ってきた事に気づいた久美は、ユキ達に近づき…
「なぁ…こんな胡散臭いオーディション、本番で蹴ろうぜ?あの事務所のごり押しで通ったぶりっ子が合格したって事で…」
その言葉に何かを察知した玉菜は、久美と向かい合い…
「私、勝負前に戦う相手をたてることはしない性分よ?悪いけど、彼女達共々少し考えさせていただくわ。」
「フン…流石は大物政治家の娘だな?そういう自分に正直な態度、嫌いじゃないぜ?」
久美がそう言うと、2人はお互いに「フッ」と笑う。
やがてオーディションが始まり、特設ステージの上に最終審査出場者、ドラマ出演者、司会者、そして脚本家が並ぶ。そんなステージの上では、テントの中ではふくれっ面だった小学生もとい子役タレントの会津菜風がへらへらと笑っている。
「ねぇ…親父…」
「どうした?」
「あの子役の子…ちょっと無理してそうな気がするの。マリーも、さっきLIGNEであの子の母親に対して「ステージママ、キモイ」とか「娘の共演者や出場者にいちいち口出しして嫌になる」って文句言ってたし…」
長女の言葉に、大勇者は表情を曇らせる。
「それでは、最終審査はこのステージの上でなのかぜちゃんと…」
まるで司会者のセリフを遮るかのように、ステージの裏側から黒い光が放たれ、ステージの背後からまるでお菓子の家のようなカオスイーツが現れた。
「行け、ヘクセンハウスカオスイーツ!!!!!」
上空からの怪しい言葉に呼応するかのようにお菓子の家の姿のカオスイーツは身体を巨大化させつつ、その姿を変えていき…
「うわあああああああああああああああああああ」
観客たちもろとも、カオスイーツは公園の芝生広場全体を飲み込んでしまったのだった。
一悟とみるくが気が付くと、そこは大型商業施設の中で、紫色の空気に包まれた空間はどことなく仄暗い雰囲気を醸し出している。
「この内装…ヴィーナスフォート?」
「違うかも…内装がヨーロッパっぽくないし…多分…」
2人は起き上がりながら周囲を見渡し始め、お互いのカバンからココアとラテが一緒に周囲を見渡した。そこには隣に並んでいたはずの勇者親子の姿が見当たらないのだった。
その現象は一悟とみるくだけでなく、他のマジパティ関係者達や、会場にいた者全員も同じだった。ユキはマリア、菜風と同じ映画館のスクリーンの前、玉菜は久美と共にゲームセンターの中…勇者親子も然りで、2人は温泉施設の入口にいた。どの景色も
「カオスイーツの中…か。セーラ、自身のマジパティ達がいるお前なら、信号を送れるはずだ!俺はマリーを探し出す!!!」
「わかったわ!!!」
カオスイーツの中にいる事に気づいた2人は咄嗟に甲冑姿へと変わり、女勇者は大剣にあるインカローズに手を触れながら意識を集中させる。
「みんな、広場に集まった人たちがカオスイーツの中に飲み込まれたわ!!!分散させたままでは危険よ!急いで!!!!!」
4人のマジパティの脳裏に響く勇者の言葉…カオスイーツに飲み込まれた一悟達は、咄嗟にブレイブスプーンを構えた。
「「「「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!!!」」」」
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