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激甘革命編
第48話「王国壊滅!国王はカオスだった」⑥
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アン達の手を引きつつ、無事に氷見家にたどり着いた瑞希は、双子の協力で氷見家の敷地内へと入る。みかんはエリーザベトの手を引いて、使用人に彼女の着替えを手伝うようにお願いする。
「さぁ、早く中に入って温まってください。」
瑞希と氷見家の使用人に促されながら、アンは氷見家の屋敷に入り、暖房の利いた応接間へ案内される。
「しかし、どうしてそのような薄手の軽装で人間界に…」
「わたくし達、クランベリー公アンソニーの子供達は…国民たちの反乱によって、シュガトピア王国から追放されました。」
瑞希に温かい甘酒を渡されたアンは、悲し気な表情で人間界にやって来た経緯を語り始める。
「それでは、親御さんは…」
「両親とおばあ様は、国王であるおじい様と共に、反乱軍に…わたくし達王族は、勇者の一族達だけでなく、他国の王族、国民たちに多くの過ちを犯していたのです。それにわたくし達が気づいた頃には、反乱が始まって…」
「違うよ!反乱は5年前の戦争の時から、既に始まっていた…気づくの遅すぎじゃない?」
「無理もないわ、お兄ちゃま!アン達はカレンやお兄ちゃまと違って、国の財政とか教えられていなかったもの!」
アンにとっては聞き覚えのある声がして、声がする方を向くと、そこには4か月前に王家を離脱した2人のいとこが立っていた。2人はたまたまお茶会に呼ばれていた両親と一緒にやって来ており、着物姿だ。クランベリー公アンソニーの子供達とブロッサム公モーガンの子供達の仲は、良いとも悪いとも言い切れないのだが、父親同士が不仲のため、あまり顔を合わせる事は少ない。少々気まずい空気が流れるが、カレンはアンに右手を差し出す。
「国を出て人間界に来たんだから、ここでお父様同士の不仲も関係ないわ!アン、親子でめかけの取り合いをしていたおじい様とお父様から離れた気分はどう?」
自身の予想の斜め上をいくいとこの言葉に、アンは少しばかり戸惑うが、騎士団長代理に言われた事を思い出し、いとこの手を優しく握り返す。
「お母様には悪いけど、とてもいい気分だわ!」
………
マジパティ達がカオスイーツの形状がウ・ア・ラ・ネージュである事に気づいた頃には、精霊達と盾の騎士と共にカオスイーツのメレンゲ状の泡の中に閉じ込められ、身動きが取れなくなっていた。そんなマジパティ達の所へ、ソルベに変身した雪斗と真紅の甲冑姿の大勇者ガレット、そしてライスが到着する。
「ソルベブーメラン!!!」
「ピオニー・ファン・スライサー!!!」
雪斗は巨大なかまくら目掛けて長弓を放ち、カオスイーツの身体に横一線の大きな切れ目を入れ、ライスが放った2本の扇子は白い牡丹の花が舞う様にカオスイーツの身体を斬り刻む。雪斗とライスが入れた切れ目から、プディングに変身したみるくと盾の騎士が顔を出し、ガレットは魔界仕込みの魔眼(人や物を移動させる程度の能力)を放ち、2人をカオスイーツから解放する。
「この手のカオスイーツは、再生能力がある!再生が追い付かなくなるまで攻撃を続けるんだ!!!」
「「はいっ!!!」」
大勇者にカオスイーツの特性を告げられた2人は、その間もカオスイーツに対する攻撃の手を緩めることなく続け、大勇者に救出されたみるくは、プディングワンドから何度も光の鎖を放ち、一悟達を救出する。救出された一悟と玉菜も、精霊達を傷つけぬようカオスイーツを攻撃し始める。
時折カオスイーツから放たれる泡状の弾丸は盾の騎士が次々と跳ね返し、精霊達はココアとラテが人間の姿に変身し、ラテがショコラ兄妹を抱えつつ、ココアの腕につかまり、ココアは光の鎖をぎゅっと掴む。全員が救出された事を確認した大勇者は、己の大剣に炎をまとわせ、カオスイーツに飛び掛かる。
「ブレイブプロミネンス!!!!!」
大勇者が放った炎の太刀筋は雪原の大地を溶かすほどではあるが、今回のカオスイーツは媒体が相当な負の感情を持っているのか、大勇者の一太刀ではカオスイーツの大きさが小さくなるだけであった。
「シュヴァリエ団長、カオスイーツにされたのはアーサー王子です!かねてから母をないがしろにする国王と父上に不満を持っておいででしたから、彼の負の感情は…」
「これまでとは比べ物にならねぇって事か…」
そう言いながら大勇者は再び大剣に炎をまとわせようとするが、カオスイーツは大勇者に攻撃の隙を与えぬかのように飛び掛かってきた。
「ザッ…」
そんなカオスイーツの反撃を許さぬかのように、今度は突然飛び出してきた女勇者がカオスイーツを真っ二つにする。
「隙だらけよ、親父!!!こういうカオスイーツには、持久戦以外にももう一つ的確な戦い方があるのよ!」
そう話す女勇者の右手にはレインボーポットが煌めく。
「行くわよ、みんな!!!!!」
自分の掛け声に頷くマジパティ達の姿を確認した女勇者は、ケーキスタンドの上段にレインボーポットをセットした。
「みんなの心を一つに会わせて!!!」
「さぁ、早く中に入って温まってください。」
瑞希と氷見家の使用人に促されながら、アンは氷見家の屋敷に入り、暖房の利いた応接間へ案内される。
「しかし、どうしてそのような薄手の軽装で人間界に…」
「わたくし達、クランベリー公アンソニーの子供達は…国民たちの反乱によって、シュガトピア王国から追放されました。」
瑞希に温かい甘酒を渡されたアンは、悲し気な表情で人間界にやって来た経緯を語り始める。
「それでは、親御さんは…」
「両親とおばあ様は、国王であるおじい様と共に、反乱軍に…わたくし達王族は、勇者の一族達だけでなく、他国の王族、国民たちに多くの過ちを犯していたのです。それにわたくし達が気づいた頃には、反乱が始まって…」
「違うよ!反乱は5年前の戦争の時から、既に始まっていた…気づくの遅すぎじゃない?」
「無理もないわ、お兄ちゃま!アン達はカレンやお兄ちゃまと違って、国の財政とか教えられていなかったもの!」
アンにとっては聞き覚えのある声がして、声がする方を向くと、そこには4か月前に王家を離脱した2人のいとこが立っていた。2人はたまたまお茶会に呼ばれていた両親と一緒にやって来ており、着物姿だ。クランベリー公アンソニーの子供達とブロッサム公モーガンの子供達の仲は、良いとも悪いとも言い切れないのだが、父親同士が不仲のため、あまり顔を合わせる事は少ない。少々気まずい空気が流れるが、カレンはアンに右手を差し出す。
「国を出て人間界に来たんだから、ここでお父様同士の不仲も関係ないわ!アン、親子でめかけの取り合いをしていたおじい様とお父様から離れた気分はどう?」
自身の予想の斜め上をいくいとこの言葉に、アンは少しばかり戸惑うが、騎士団長代理に言われた事を思い出し、いとこの手を優しく握り返す。
「お母様には悪いけど、とてもいい気分だわ!」
………
マジパティ達がカオスイーツの形状がウ・ア・ラ・ネージュである事に気づいた頃には、精霊達と盾の騎士と共にカオスイーツのメレンゲ状の泡の中に閉じ込められ、身動きが取れなくなっていた。そんなマジパティ達の所へ、ソルベに変身した雪斗と真紅の甲冑姿の大勇者ガレット、そしてライスが到着する。
「ソルベブーメラン!!!」
「ピオニー・ファン・スライサー!!!」
雪斗は巨大なかまくら目掛けて長弓を放ち、カオスイーツの身体に横一線の大きな切れ目を入れ、ライスが放った2本の扇子は白い牡丹の花が舞う様にカオスイーツの身体を斬り刻む。雪斗とライスが入れた切れ目から、プディングに変身したみるくと盾の騎士が顔を出し、ガレットは魔界仕込みの魔眼(人や物を移動させる程度の能力)を放ち、2人をカオスイーツから解放する。
「この手のカオスイーツは、再生能力がある!再生が追い付かなくなるまで攻撃を続けるんだ!!!」
「「はいっ!!!」」
大勇者にカオスイーツの特性を告げられた2人は、その間もカオスイーツに対する攻撃の手を緩めることなく続け、大勇者に救出されたみるくは、プディングワンドから何度も光の鎖を放ち、一悟達を救出する。救出された一悟と玉菜も、精霊達を傷つけぬようカオスイーツを攻撃し始める。
時折カオスイーツから放たれる泡状の弾丸は盾の騎士が次々と跳ね返し、精霊達はココアとラテが人間の姿に変身し、ラテがショコラ兄妹を抱えつつ、ココアの腕につかまり、ココアは光の鎖をぎゅっと掴む。全員が救出された事を確認した大勇者は、己の大剣に炎をまとわせ、カオスイーツに飛び掛かる。
「ブレイブプロミネンス!!!!!」
大勇者が放った炎の太刀筋は雪原の大地を溶かすほどではあるが、今回のカオスイーツは媒体が相当な負の感情を持っているのか、大勇者の一太刀ではカオスイーツの大きさが小さくなるだけであった。
「シュヴァリエ団長、カオスイーツにされたのはアーサー王子です!かねてから母をないがしろにする国王と父上に不満を持っておいででしたから、彼の負の感情は…」
「これまでとは比べ物にならねぇって事か…」
そう言いながら大勇者は再び大剣に炎をまとわせようとするが、カオスイーツは大勇者に攻撃の隙を与えぬかのように飛び掛かってきた。
「ザッ…」
そんなカオスイーツの反撃を許さぬかのように、今度は突然飛び出してきた女勇者がカオスイーツを真っ二つにする。
「隙だらけよ、親父!!!こういうカオスイーツには、持久戦以外にももう一つ的確な戦い方があるのよ!」
そう話す女勇者の右手にはレインボーポットが煌めく。
「行くわよ、みんな!!!!!」
自分の掛け声に頷くマジパティ達の姿を確認した女勇者は、ケーキスタンドの上段にレインボーポットをセットした。
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