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第一章 番い志望は激しい夜這いをする
※6 だが、どうしてこうなる?
◇
ジュルジュルと音を立てて臍を吸われる。
――――マジで……、なんだ、この状況は。どうしてこうなった?
寝ていて違和感で目覚めたら手足が括られている。目隠しもされている。先程からロカは一言も発していない。状況的には違うと分かっていても、もしかしたら彼ではなくって別の人、女、に夜這いされているんじゃないかという錯覚にさえ陥る。それほど優しく、官能的に触られている。
柔らかな舌が俺の臍の奥まで入り込み、なぞるように舐められていく。
「ぅ、あ……そんな所、舐める、なっ」
彼の手が俺の睾丸を再び優しく揉む。まるで俺の精子をもっと作って欲しそうに何度も優しく触れる。
「もう……放せ」
彼の唇が臍から離れる。ほっとする間もなく、またズププププと俺の立ち上がった竿を根元まで熱い口が飲み込む。ゆっくりと亀頭の下の窪みまで頭を上げると素早く根本まで飲み込む。彼の喉の奥に当たっている感触が気持ち良くって唸る。激しく頭を動かされると再び込み上がってくる熱に呼吸が乱れてくる。腿が引き攣ってきて射精しそうになる。
チュポン
彼の口が俺の肉棒から離れる。射精寸前だったのが寸止めされて腰をへこへこと揺らしてしまう。もう少しだったのにと体が震える。無意識に唸る。
触れるか触れないかぐらいの力で指先がゆっくりと俺の内腿をなぞり、熱く滾っている肉棒へと向かう。足の付け根を何度か往復してから指一本で竿をなぞる。円を描くように亀頭の上を回ってからまた竿を下る。ヌチャっとした感触が睾丸を軽く舐め、唇がとても愛おしそうにそれを挟む。
「くそっ」
――――もっと、もっと直接先っぽを舐めて欲しい
「頼む……イかせて、くれっ」
彼の両手が俺の腿を抱き寄せると頭を足の間に埋める。俺が望んだように激しく口内で扱いていく。舌が艶めかしく尿道をこじ開けようとするかのように突っつく。
寒気のような快感が背骨を駆け抜け、再び彼の口内で爆ぜる。
彼はまた俺の精子を吸い出しながら嚥下していく。先程と違ってすぐに口を俺の敏感な肉棒から離してくれる。
乱れた自分の呼吸が煩い。物凄く気持ちのいい怠さと酔いで少しずつ自分の意識が沈んでいくのを感じる。指が軽く俺の唇に触れる。とても軽く頬に柔らかな唇を押し当てられるとすぐに離れる。僅かにロカの甘く官能的な香りがする。
俺はそのまま意識を失った。
◇
目が覚めると真っ先に昨夜の醜態を思い出してしまう。二度も射精をしてしまったし潮を吹かされてしまった。
俺が。
男相手に。
ロカ相手に。ロカだと分かりながらもしっかりとちんこが立っていた。彼の執拗な愛撫は物凄く気持ち良かった。
顔を覆って覚悟を決める。隣に顔を向けると前日と同じように微笑ながら俺を見ているロカと目が合う。
「おはよう、アセンさん」
「……おはよう」
――――肉食獣に見られている気分だ
彼が差し出すコップを受け取ってあのお茶を啜りながら早くこの頭痛に効けと念じる。
無言が続く。絶対に何かを言われる覚悟をしたのに何も言ってこない。目を向けると昨日と全く変わらぬ視線と微笑みに合う。夜中のあれは実は夢の中の出来事だったんじゃないかという気になるぐらいだ。だが手首に残った縄の痕と妙にすっきりとした体の感覚がそれをはっきりと否定する。
俺は起き上がり朝食の準備をしながら深呼吸する。
「……ロカ。昨日の事なんだけど」
彼は俺を見てその綺麗な目を細める。
「まだ何も考えないでいいですよ。酔っていたし溜まっていただけかもしれない。否定出来る余地がある間は何も考えないで大丈夫ですよ。ただ、」
彼の目の光が強くなる。妖艶な笑みが深くなる。ロカの表情その物が何故か背徳感のある淫靡な物に感じる。
「俺も貴方の性対象になれると分かったらちゃんとその先を想像してみてくださいね」
「……それは俺にとって都合良過ぎじゃないのか?」
「大丈夫ですよ。だって、」
彼が手を伸ばすと俺は僅かに跳ねる。彼は軽く指の背で俺の首に優しく触れるだけでまた離れていく。触れた部分は彼の僅かな熱が移ったかのように熱くドクンドクンと脈打っている。
「貴方は絶対にまた俺を欲しくなる」
「どこから来るんだ、その自信は」
ジュルジュルと音を立てて臍を吸われる。
――――マジで……、なんだ、この状況は。どうしてこうなった?
寝ていて違和感で目覚めたら手足が括られている。目隠しもされている。先程からロカは一言も発していない。状況的には違うと分かっていても、もしかしたら彼ではなくって別の人、女、に夜這いされているんじゃないかという錯覚にさえ陥る。それほど優しく、官能的に触られている。
柔らかな舌が俺の臍の奥まで入り込み、なぞるように舐められていく。
「ぅ、あ……そんな所、舐める、なっ」
彼の手が俺の睾丸を再び優しく揉む。まるで俺の精子をもっと作って欲しそうに何度も優しく触れる。
「もう……放せ」
彼の唇が臍から離れる。ほっとする間もなく、またズププププと俺の立ち上がった竿を根元まで熱い口が飲み込む。ゆっくりと亀頭の下の窪みまで頭を上げると素早く根本まで飲み込む。彼の喉の奥に当たっている感触が気持ち良くって唸る。激しく頭を動かされると再び込み上がってくる熱に呼吸が乱れてくる。腿が引き攣ってきて射精しそうになる。
チュポン
彼の口が俺の肉棒から離れる。射精寸前だったのが寸止めされて腰をへこへこと揺らしてしまう。もう少しだったのにと体が震える。無意識に唸る。
触れるか触れないかぐらいの力で指先がゆっくりと俺の内腿をなぞり、熱く滾っている肉棒へと向かう。足の付け根を何度か往復してから指一本で竿をなぞる。円を描くように亀頭の上を回ってからまた竿を下る。ヌチャっとした感触が睾丸を軽く舐め、唇がとても愛おしそうにそれを挟む。
「くそっ」
――――もっと、もっと直接先っぽを舐めて欲しい
「頼む……イかせて、くれっ」
彼の両手が俺の腿を抱き寄せると頭を足の間に埋める。俺が望んだように激しく口内で扱いていく。舌が艶めかしく尿道をこじ開けようとするかのように突っつく。
寒気のような快感が背骨を駆け抜け、再び彼の口内で爆ぜる。
彼はまた俺の精子を吸い出しながら嚥下していく。先程と違ってすぐに口を俺の敏感な肉棒から離してくれる。
乱れた自分の呼吸が煩い。物凄く気持ちのいい怠さと酔いで少しずつ自分の意識が沈んでいくのを感じる。指が軽く俺の唇に触れる。とても軽く頬に柔らかな唇を押し当てられるとすぐに離れる。僅かにロカの甘く官能的な香りがする。
俺はそのまま意識を失った。
◇
目が覚めると真っ先に昨夜の醜態を思い出してしまう。二度も射精をしてしまったし潮を吹かされてしまった。
俺が。
男相手に。
ロカ相手に。ロカだと分かりながらもしっかりとちんこが立っていた。彼の執拗な愛撫は物凄く気持ち良かった。
顔を覆って覚悟を決める。隣に顔を向けると前日と同じように微笑ながら俺を見ているロカと目が合う。
「おはよう、アセンさん」
「……おはよう」
――――肉食獣に見られている気分だ
彼が差し出すコップを受け取ってあのお茶を啜りながら早くこの頭痛に効けと念じる。
無言が続く。絶対に何かを言われる覚悟をしたのに何も言ってこない。目を向けると昨日と全く変わらぬ視線と微笑みに合う。夜中のあれは実は夢の中の出来事だったんじゃないかという気になるぐらいだ。だが手首に残った縄の痕と妙にすっきりとした体の感覚がそれをはっきりと否定する。
俺は起き上がり朝食の準備をしながら深呼吸する。
「……ロカ。昨日の事なんだけど」
彼は俺を見てその綺麗な目を細める。
「まだ何も考えないでいいですよ。酔っていたし溜まっていただけかもしれない。否定出来る余地がある間は何も考えないで大丈夫ですよ。ただ、」
彼の目の光が強くなる。妖艶な笑みが深くなる。ロカの表情その物が何故か背徳感のある淫靡な物に感じる。
「俺も貴方の性対象になれると分かったらちゃんとその先を想像してみてくださいね」
「……それは俺にとって都合良過ぎじゃないのか?」
「大丈夫ですよ。だって、」
彼が手を伸ばすと俺は僅かに跳ねる。彼は軽く指の背で俺の首に優しく触れるだけでまた離れていく。触れた部分は彼の僅かな熱が移ったかのように熱くドクンドクンと脈打っている。
「貴方は絶対にまた俺を欲しくなる」
「どこから来るんだ、その自信は」
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