(R18G完結)美しい蟲の精霊は飲んだくれ冒険者と番いたい

如月紫苑

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第二章 溢れるほど蜜が滴る美人

※7 一滴残さず飲め

    ◇◇
 依頼は簡単に畑を荒らしている小さなモンスターの討伐物でとてもスムーズに終わった。ロカはモンスターが逃げないように逃げ道に立っているだけで討伐対象が回れ右をして戻ってくるのだ。そうやって早々にニ十匹余りの、普段は追い掛けて疲れるような依頼でもあっという間に終了した。
 依頼が想像よりも早く終わってしまったので帰路上に位置する隣村まで歩いて行った。ここの酒場は何度か来た事がある。一緒に酒場へ入るとロカはまた高級なお酒を奢ってくれる。
「……お前は飲まないのにいいのか?」
「俺はお酒を楽しんでいるアセンさんを眺めているのだけで凄く幸せです。美味しそうなとてもいい表情をしていて見ているの飽きないですよ」
「お前なぁ……公の場では勘弁してぇ」
 俺はまた赤面する顔を隠す。
「お前、もしかしたら俺を酔わせようとしてねぇか? 宿も気付いたら同じ部屋にされているし、本当にグイグイくるなぁ」
「意識してくれるように攻めようかと」
「攻めるな。だったら尚更同じ部屋はマズイだろ」
「何故ですか? 旅している時は隣で寝ているじゃないですか」
――――いや、また夜這いされそうで。今度はベッドの上で
 俺の考えが聞こえているかのようにロカは目を細めて妖艶に微笑む。それだけで彼の激しい愛撫の仕方を思い出す。
「疑問に思ったんだけど。なんでロープで縛る?」
「だって暴れそうだし」
――――まぁ、確かに男に襲われたら暴れるわな。つか、こいつの夜這いの仕方ってやっぱ男だよなぁ
 考え込んでいる俺に彼を軽く両手を上げる。
「俺はアセンさんを傷付けるつもりは全くないです。それは信じていてください。一時の快楽よりも貴方の心が欲しいので。なので夜這いをしたとしても、貴方が本気で抵抗したり本気で嫌がる事は一切しないと約束しますよ。俺の口と舌で気持ち良さそうにイキ乱れるアセンさんを直接感じたいだけです。もっと感じて欲しい。もっと俺を意識して欲しい」
「頼むから……ちょっと……話題を変えてくれぇ……」
 ロカはまた笑うとお酒を飲み終わった俺の前に自分の手付かずのグラスを置いてくれる。
 
 
 
     ◇◇
――――ほら、やっぱり今夜もきた
 先程の会話からこうなる予想はしていた。
 俺はまた目隠しをされて手を結ばれている。ベッドに頭上で手首を一つに括られている。今回は足を拘束されていない。
 指が俺の首をなぞりながら俺の胸の上をゆっくりと滑り下り、俺の足の付け根を優しく掴む。体がビクッと跳ねる。唇で何度か乳首を優しく挟んでは離す。触られて乳首が尖ってくると歯で軽く挟んで熱い舌先で嬲ってくる。こんな場所なんて初めて弄られる。男の乳首で遊んで何が面白いんだ、と思っているとすぐに痺れてくるような快感が広がってくる。
 股間に血が集まってくる。まだ一度も触れられていないのに徐々に反り立ってくる。彼の舌と唇の動きが乳首にねっとりと絡み付いてくる。柔らかな髪が皮膚を擽る。指先で反対側の乳首をカリカリと優しく引っ掻く。少し尖ってくると軽く摘ままれ、捻られる。
「ふっ、……ぅ」
 執拗に指で捏ね繰り回され、唇で嬲られ、舌で舐めまわされる。荒れた呼吸で自分の息遣いが煩く聞こえる。低く唸る。ずっとわざと放置されている腰が揺れる。上半身を愛撫され、前日の肉棒にされた快楽を思い出す。
――――畜生。こいつ、俺から言わせるつもりだ
 触れてもいない先端が濡れてくる。もどかしい。もっとしっかりと触れて欲しい、もっと直接的な刺激が欲しくって悩ましい溜息が唇から漏れる。
 彼の柔らかな舌が俺の脇腹を舐め、また乳首へと移動する。腰が無意識にぴくんと揺れる。
「……頼む。ちんこを触ってくれ」
 すぐに乳首から熱が離れる。
ヌプン
 濡れた熱い快感が肉棒をすぐに包み込む。睾丸を転がされ、舌が俺の竿の両側を交互に舐めまわす。亀頭を咥えるとまた激しく吸ってくる。何度も腰が浮く。ぞくぞくした快感に腰を動かす。長い指が俺の根元の方に絡み付き、亀頭に吸い付いている窪みまで竿を扱く。
「イクッ」
 体が浮上するような快感で腰が持ち上がる。一気に快感が解放される。手首を縛っている縄がギシギシと音を立てる。
 精子を最後の一滴まで飲み干される。
 この前と同じように射精した後も吸われ続け、内腿が痙攣してくる。寒気の入り混じった快感が激しく込み上がってくる。敏感な亀頭を吸われながら柔らかな粘膜が俺を包み込む。体を捩って逃げようとするも両手で俺のちんこを愛撫するのを離さない。親指で陰嚢を揉み上げる。
「っ、……もうそろそろ、離せっ。出ちまう!」
 『出せ』と言わんばかりに一気に亀頭の上を舌の表面でヌルヌルと舐めまわされる。
「っ、て……めぇ、マジで、口に……出すぞっ」
 少し笑ったように空気が揺れて口離れる。亀頭がビリビリするぐらい気持ちよく痺れている。収まりつつある寒気にほっとする間もなく今度は竿全体を手で激しく扱かれる。ただでさえ敏感になってしまっている体はすぐに射精への階段を駆け上がっていく。
「ぅっあ……、ま……た、イク」
 激しく扱きながら柔らかな舌で先端を突っつかれて刺激される。背骨をぞくぞくとした感覚が駆け抜ける。
――――もっと……もっと、ちゃんと……しろよ
「……咥えて」
 すぐにヌプンと滾った肉棒を深く咥え込まれる。口で吸われながら手で激しく竿を扱かれる。両足が痙攣する。両足の間にある頭部を踵でもっと深く押しつける。
「っ……、俺のザーメン、一滴残さず飲めよっ」
 また大量に口の中で爆ぜる。彼は素直に俺の言葉に従う。コクン、コクンと小さく喉が鳴る。全て吸い上げられ、優しく口を離される。また彼の手が触れ、とても軽く頬の傷痕に口付けをされては離れる。彼の香りに頭の中がぼぉっとしてくる。
 俺は体を投げ出したまま乱れた呼吸をしながらゆっくりとまた深い所へと沈み込んでいく。
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