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第二章 溢れるほど蜜が滴る美人
8 綺麗な体
◇
――――……完全に、やってしまった
顔を隠して開けたばかりの目を再びきつく閉じる。しかも昨晩は俺からもっとして欲しいと催促していた。否定しようがない。間違えなく俺はロカと分かっていて催促をした。俺の精子をその綺麗な口に出して飲み込んで欲しいと思った。
そっと隣に目を走らせるとロカはベッドにいない。窓の方から布の擦れる音がする。そっちを見ると彼は俺に背中を向けて着替えているところだ。
綺麗な体だ。良く引き締まっている。肌が陶器の様で滑らかな凹凸に触れたくなる。右脇腹には細く薄い傷痕がある。プラチナの髪が柔らかそうに彼の項に掛かっている。毛先の濃い紫が白い肌をより艶めかしく引き立たせている。
確かに女とは全然違う。結構筋肉もあるし硬そうだ。それでも素直に綺麗だと思う。少し広い肩幅に細く引き締まった腰。黒いズボンに押し込められた尻は弾力の良さそうな丸みがある。
――――いいケツしている。背後から思いっきり腰振ったらプルンプルン揺れそう
その瞬間。気付いてしまった。
――――俺、ロカを、性対象として見ている
声が出そうになるのを手で覆う。息を殺して彼を見つめる。
彼は再び首が長めの細身の黒いシャツに腕を通す。シュル、パサッと乾いた布の擦れる音がやけに耳に残る。腕を動かす時に筋肉が動いて滑らかな凹凸の形が変わる。シャツでその綺麗な景色が遮られる。彼は最後に髪を整えると首に手を付けて首を鳴らしながら振り返る。
「あ……」
俺と目が合い、彼が小さく息を飲む。
「……体、見ました?」
「少しだけ」
彼の表情にさっと不安が混じる。
「……嫌……でしたか? 俺の体が視界に入るの」
どう答えればいいか決め兼ねて無言でいると彼はそれを肯定と受け取ってしまい、青褪める。無意識に自分の口元に触れた指先が震えている。
俺は上半身を起こし自分の服装を見る。体は綺麗に拭かれていて服も乱れなく着せられている。彼は結構マメな性格なのだろう。俺の世話を物凄く焼きたがる。
「……綺麗な身体だと思ったよ」
まだ反応が薄い彼を見て溜息を吐き、立ち上がる。窓の方へと歩いて行き、彼の横にあるテーブルから水のコップを持ち上げる。
「エロい体。お前の体を見てそう思ったよ」
彼は弾かれたように顔を上げる。感情を読もうと俺の顔を見る目が忙しなく動く。静かに水を飲み干すと彼と目を合わせる。
「抱き心地がすげぇ良さそうだと思った」
「……それって……」
「あそこまで毎回嬉しそうに俺のザーメンを吸い尽くされて意識するなって方が無理だ。ったく、なんでずっと会っていなかった男にそこまで従順になれるんだ。お前、どんだけ俺が好きなんだよ」
ロカが物凄く嬉しそうに微笑む。俺に抱き付いてくる。嬉しそうに俺をギュウギュウ抱き締めてくる背中に片手を回す。あの白く滑らかな流れに触れる。掌を通して感じる彼の体に自分の鼓動が煩くなってくる。押し付けられた胸から伝わる彼の速い鼓動に少し興奮する。
彼は少し首を伸ばして俺の耳元で聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声で囁く。
「次は抱き心地を試してみる?」
ぞくぞくとした興奮で下半身が反応してしまう。
◇◇
予定が前倒しになったので夕方ぐらいには町に戻れた。帰りの道は他愛無い会話で楽しかった街や依頼、面白かった食べ物などの話で盛り上がった。ロカはやはりとても気楽に話せる相手で続いて欲しい会話はとことん続いていった。旅は長く続けていたのに彼はあまり街ではゆっくりと過ごさなかったらしい。本当に俺を探す為だけに旅していた。俺の話す料理やお酒の話に目をキラキラさせては面白い視点からの質問もしてくる。
――――……完全に、やってしまった
顔を隠して開けたばかりの目を再びきつく閉じる。しかも昨晩は俺からもっとして欲しいと催促していた。否定しようがない。間違えなく俺はロカと分かっていて催促をした。俺の精子をその綺麗な口に出して飲み込んで欲しいと思った。
そっと隣に目を走らせるとロカはベッドにいない。窓の方から布の擦れる音がする。そっちを見ると彼は俺に背中を向けて着替えているところだ。
綺麗な体だ。良く引き締まっている。肌が陶器の様で滑らかな凹凸に触れたくなる。右脇腹には細く薄い傷痕がある。プラチナの髪が柔らかそうに彼の項に掛かっている。毛先の濃い紫が白い肌をより艶めかしく引き立たせている。
確かに女とは全然違う。結構筋肉もあるし硬そうだ。それでも素直に綺麗だと思う。少し広い肩幅に細く引き締まった腰。黒いズボンに押し込められた尻は弾力の良さそうな丸みがある。
――――いいケツしている。背後から思いっきり腰振ったらプルンプルン揺れそう
その瞬間。気付いてしまった。
――――俺、ロカを、性対象として見ている
声が出そうになるのを手で覆う。息を殺して彼を見つめる。
彼は再び首が長めの細身の黒いシャツに腕を通す。シュル、パサッと乾いた布の擦れる音がやけに耳に残る。腕を動かす時に筋肉が動いて滑らかな凹凸の形が変わる。シャツでその綺麗な景色が遮られる。彼は最後に髪を整えると首に手を付けて首を鳴らしながら振り返る。
「あ……」
俺と目が合い、彼が小さく息を飲む。
「……体、見ました?」
「少しだけ」
彼の表情にさっと不安が混じる。
「……嫌……でしたか? 俺の体が視界に入るの」
どう答えればいいか決め兼ねて無言でいると彼はそれを肯定と受け取ってしまい、青褪める。無意識に自分の口元に触れた指先が震えている。
俺は上半身を起こし自分の服装を見る。体は綺麗に拭かれていて服も乱れなく着せられている。彼は結構マメな性格なのだろう。俺の世話を物凄く焼きたがる。
「……綺麗な身体だと思ったよ」
まだ反応が薄い彼を見て溜息を吐き、立ち上がる。窓の方へと歩いて行き、彼の横にあるテーブルから水のコップを持ち上げる。
「エロい体。お前の体を見てそう思ったよ」
彼は弾かれたように顔を上げる。感情を読もうと俺の顔を見る目が忙しなく動く。静かに水を飲み干すと彼と目を合わせる。
「抱き心地がすげぇ良さそうだと思った」
「……それって……」
「あそこまで毎回嬉しそうに俺のザーメンを吸い尽くされて意識するなって方が無理だ。ったく、なんでずっと会っていなかった男にそこまで従順になれるんだ。お前、どんだけ俺が好きなんだよ」
ロカが物凄く嬉しそうに微笑む。俺に抱き付いてくる。嬉しそうに俺をギュウギュウ抱き締めてくる背中に片手を回す。あの白く滑らかな流れに触れる。掌を通して感じる彼の体に自分の鼓動が煩くなってくる。押し付けられた胸から伝わる彼の速い鼓動に少し興奮する。
彼は少し首を伸ばして俺の耳元で聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声で囁く。
「次は抱き心地を試してみる?」
ぞくぞくとした興奮で下半身が反応してしまう。
◇◇
予定が前倒しになったので夕方ぐらいには町に戻れた。帰りの道は他愛無い会話で楽しかった街や依頼、面白かった食べ物などの話で盛り上がった。ロカはやはりとても気楽に話せる相手で続いて欲しい会話はとことん続いていった。旅は長く続けていたのに彼はあまり街ではゆっくりと過ごさなかったらしい。本当に俺を探す為だけに旅していた。俺の話す料理やお酒の話に目をキラキラさせては面白い視点からの質問もしてくる。
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