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第二章
友達
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「はぁ、ルクさんどこへ行っちゃったんでしょうか……」
クリネは、ギルドの酒場で溜息をついていた。
あの洗礼という名の恒例行事が終わったあと、ルクに会いたくて急いで観客席から降り、彼の元へ向かった。
すると、
「すみません、クリネさん。今から、エイコスさんから飲みに誘われちゃいましてね……」
ルクにしては珍しく、バツの悪そうな顔をしていた。引き止める訳にも行かず、若干愛想笑いながらも、彼を見送った。
その後、少し経ってから酒場へと赴こうと考えていた。
しかし酒場へ行ってみると、ベロベロに酔ってカウンターに突っ伏している初心者殺しだけがいた。
エイコスはいくら揺さぶっても起きる気配がなく、酒場のマスターも困り果てていた。なんでも、ルクに勧められた新酒を飲みまくったのだと言う。
「若い男性の方が、全て奢ると言っていましたからね。調子に乗ってしまったのでしょう」
とはマスター談だ。
ともあれ、ルクが消えてしまったのに変わりはない。
(……また依頼を受けているのかもしれません。もう少し、待ってみましょう)
クリネは、酒場の席に着いた。ただし、酒臭いエイコスからはちょっと距離を置いて。
「マスター、シャーリーテンプルを」
「かしこまりました」
クリネは、ノンアルの代表格と言えるカクテルを注文した。
レモン、ライムなどの柑橘類にソーダを入れたものをベースとし、更に柘榴の果汁と砂糖で作ったグレナデンというシロップを加えたものだ。
ものによっては、ソーダの代わりにジンジャーエールやコーラを使うらしい。
ノンアルな上に、とても飲みやすいドリンクなので、クリネは気に入っていた。
(でも、待つっていってもどれぐらいかかるのかな…)
正直、ルクが帰ってくるかも分からないのが現状だ。
「どうしよーかなー」
そんな風にクリネが思案していると、
「どうした、そんなシケた面しちゃって」
クリネが振り向くと、そこにはこれまた美少女がいた。
なんと言っても、最も目を引くのは狐族特有の狐耳だろう。髪は、黄金を溶かしたかのような金髪。目は狐らしいつり目ではなく、大きく丸みを帯びている。
レマグ=ロクラタイナ。何を隠そう、スサム区ギルドマスター、アルフレッド=ロクラタイナの孫娘である。
また、彼女の扱う武器が特殊であることも、知名度を押し上げる要因の一つだった。今は完全に仕舞われ、周囲からは見えないようになっているが。
ギルド内では、クリネと二人合わせて「金銀姉妹」というあだ名が広まっていた。
「あ、レマグ。いや、ルクさんを待ってるんだけど、いつ帰ってくるか分からなくてね…」
「またそいつの話かよ。まだ私は会ったことないけど、クリネがそんなに気にするほどの相手なのかい?」
「え、いや、ううんと――――」
言葉に詰まってしまう。
考えてみれば、確かに自分がルクに気を掛ける理由はない。ただ彼が落下(?)してこの世界に来た時に、このベセノムまで連れてきただけなのだから。
一方、ルクがいることで何も変わらないわけではなかった。
「隣にいると安心するというか、なんというか」
「へぇー、そりゃいいね。羨ましいわー」
「そ、そう?」
レマグはニヤニヤしながら、こちらを見ている。何かを考えているのだろうか。
「それよりさ、あの新世代ハード買った?」
レマグは、話題を自分の趣味に変更した。彼女は重度のゲーマーで、黎明期から現代まで、ありとあらゆるゲームをやり尽くしていた。
彼女の言う新世代ハードとは、最近発売された最新フルVRハード「エルンスト」のことだろう。
常識を覆す「時計型」のハードで、ゲーマー界隈では発売開始から、そう日が経っていないにも関わらず絶大な人気を誇っていた。
彼女の左腕にも光るものがあった。
「こいつは、普通の時計の役割もしてくれるのよ。それで、盤の裏側から特殊な針を出して神経に突き刺すのことで、電脳空間に………」
「まぁ、一種のツボみたいなもんだな。これが脳に影響を及ぼし、導入から覚醒までをスムーズかつ速やかに……」
「しかも、同時発売されたソフトウェアがまた凄いんだよ!普通、ソフトがハードに負けちゃって、どっちも人気が出ないってオチなんだけど、今回は………」
申し訳ないことだが、彼女の話など微塵も入ってこなかった。
(ほんとに、何処行っちゃったのかなぁ……)
__________________________________
ルクは、街中を駆けていた。目指すところはただ一つ。あの残虐な殺人事件が起こった場所だ。
酒場から飛び出した時に、エイコスに場所を聞くのを忘れていたことを思い出した。
折角、抜け出せたのに戻る訳にも行かず、どうしようか迷っていたところだった。
「おい、聞いたか?最近この近くのアムナ区の第一繁華街で、事件が起きたってよ」
「ああ、聞いたよ。噂によると裏通り五丁目で起きたとか」
「そうらしいな、なんでも頭を鈍器で一発らしい」
「怖いわねぇ、物騒な世の中になったもんだよ」
「その通りだ。魔導とかいう得体の知れないやつも、俺は嫌いだよ」
市井の噂だった。信憑性は低いものの、今、一番手っ取り早い情報源だろう。
ルクは、頭の中に完全暗記した地図を思い浮かべ、まるで土地勘があるように、スイスイと目的地への最短ルートを走っていく。
ここでいう目的地とは、アムナ区第一繁華街裏通り五丁目だ。噂を鵜呑みしているようだが、もちろん周囲も当たるつもりだった。
火のないところに煙は立たない。いくら噂とはいえ、馬鹿にはできなかった。
さらに、ここまで急ぐのにはとある理由があった。
(聞いた話の威力が本当なら、あれは普通の人じゃない。まるで自分ようだ。もしかしたら、自分と同じ『身体改造』の使い手かもしれない。自分について何か分かるかもしれない!)
ルクがこの地上にわざわざ降りてきたのには、これがひとつあった。
『身体改造』。言葉にすればとても分かりやすいが、実際は複雑怪奇。使っている本人にすら、その正体が分からない。
あの市民の言葉を借りるなら、得体がしれないとも言い換えられる。
(師匠は、いくら聞いても教えてくれなかった)
その代わり、自分の力で見つける義務がお前にはある、と毎度の如く諭されていた。
(今回の事件で、何か分かるかもしれない。そのためにも治維連の奴らに情報を隠蔽される前に早く!)
治維連は事件の概要は公表するものの、細部はプライバシー保護という建前のもと、隠蔽している。
その中に貴重な情報が眠っていないとは言いきれない。むしろ、そちらにある可能性の方が高いと考えていた。
ルクは決意を固めると、より一層蹴る力を強くし、加速した。
クリネは、ギルドの酒場で溜息をついていた。
あの洗礼という名の恒例行事が終わったあと、ルクに会いたくて急いで観客席から降り、彼の元へ向かった。
すると、
「すみません、クリネさん。今から、エイコスさんから飲みに誘われちゃいましてね……」
ルクにしては珍しく、バツの悪そうな顔をしていた。引き止める訳にも行かず、若干愛想笑いながらも、彼を見送った。
その後、少し経ってから酒場へと赴こうと考えていた。
しかし酒場へ行ってみると、ベロベロに酔ってカウンターに突っ伏している初心者殺しだけがいた。
エイコスはいくら揺さぶっても起きる気配がなく、酒場のマスターも困り果てていた。なんでも、ルクに勧められた新酒を飲みまくったのだと言う。
「若い男性の方が、全て奢ると言っていましたからね。調子に乗ってしまったのでしょう」
とはマスター談だ。
ともあれ、ルクが消えてしまったのに変わりはない。
(……また依頼を受けているのかもしれません。もう少し、待ってみましょう)
クリネは、酒場の席に着いた。ただし、酒臭いエイコスからはちょっと距離を置いて。
「マスター、シャーリーテンプルを」
「かしこまりました」
クリネは、ノンアルの代表格と言えるカクテルを注文した。
レモン、ライムなどの柑橘類にソーダを入れたものをベースとし、更に柘榴の果汁と砂糖で作ったグレナデンというシロップを加えたものだ。
ものによっては、ソーダの代わりにジンジャーエールやコーラを使うらしい。
ノンアルな上に、とても飲みやすいドリンクなので、クリネは気に入っていた。
(でも、待つっていってもどれぐらいかかるのかな…)
正直、ルクが帰ってくるかも分からないのが現状だ。
「どうしよーかなー」
そんな風にクリネが思案していると、
「どうした、そんなシケた面しちゃって」
クリネが振り向くと、そこにはこれまた美少女がいた。
なんと言っても、最も目を引くのは狐族特有の狐耳だろう。髪は、黄金を溶かしたかのような金髪。目は狐らしいつり目ではなく、大きく丸みを帯びている。
レマグ=ロクラタイナ。何を隠そう、スサム区ギルドマスター、アルフレッド=ロクラタイナの孫娘である。
また、彼女の扱う武器が特殊であることも、知名度を押し上げる要因の一つだった。今は完全に仕舞われ、周囲からは見えないようになっているが。
ギルド内では、クリネと二人合わせて「金銀姉妹」というあだ名が広まっていた。
「あ、レマグ。いや、ルクさんを待ってるんだけど、いつ帰ってくるか分からなくてね…」
「またそいつの話かよ。まだ私は会ったことないけど、クリネがそんなに気にするほどの相手なのかい?」
「え、いや、ううんと――――」
言葉に詰まってしまう。
考えてみれば、確かに自分がルクに気を掛ける理由はない。ただ彼が落下(?)してこの世界に来た時に、このベセノムまで連れてきただけなのだから。
一方、ルクがいることで何も変わらないわけではなかった。
「隣にいると安心するというか、なんというか」
「へぇー、そりゃいいね。羨ましいわー」
「そ、そう?」
レマグはニヤニヤしながら、こちらを見ている。何かを考えているのだろうか。
「それよりさ、あの新世代ハード買った?」
レマグは、話題を自分の趣味に変更した。彼女は重度のゲーマーで、黎明期から現代まで、ありとあらゆるゲームをやり尽くしていた。
彼女の言う新世代ハードとは、最近発売された最新フルVRハード「エルンスト」のことだろう。
常識を覆す「時計型」のハードで、ゲーマー界隈では発売開始から、そう日が経っていないにも関わらず絶大な人気を誇っていた。
彼女の左腕にも光るものがあった。
「こいつは、普通の時計の役割もしてくれるのよ。それで、盤の裏側から特殊な針を出して神経に突き刺すのことで、電脳空間に………」
「まぁ、一種のツボみたいなもんだな。これが脳に影響を及ぼし、導入から覚醒までをスムーズかつ速やかに……」
「しかも、同時発売されたソフトウェアがまた凄いんだよ!普通、ソフトがハードに負けちゃって、どっちも人気が出ないってオチなんだけど、今回は………」
申し訳ないことだが、彼女の話など微塵も入ってこなかった。
(ほんとに、何処行っちゃったのかなぁ……)
__________________________________
ルクは、街中を駆けていた。目指すところはただ一つ。あの残虐な殺人事件が起こった場所だ。
酒場から飛び出した時に、エイコスに場所を聞くのを忘れていたことを思い出した。
折角、抜け出せたのに戻る訳にも行かず、どうしようか迷っていたところだった。
「おい、聞いたか?最近この近くのアムナ区の第一繁華街で、事件が起きたってよ」
「ああ、聞いたよ。噂によると裏通り五丁目で起きたとか」
「そうらしいな、なんでも頭を鈍器で一発らしい」
「怖いわねぇ、物騒な世の中になったもんだよ」
「その通りだ。魔導とかいう得体の知れないやつも、俺は嫌いだよ」
市井の噂だった。信憑性は低いものの、今、一番手っ取り早い情報源だろう。
ルクは、頭の中に完全暗記した地図を思い浮かべ、まるで土地勘があるように、スイスイと目的地への最短ルートを走っていく。
ここでいう目的地とは、アムナ区第一繁華街裏通り五丁目だ。噂を鵜呑みしているようだが、もちろん周囲も当たるつもりだった。
火のないところに煙は立たない。いくら噂とはいえ、馬鹿にはできなかった。
さらに、ここまで急ぐのにはとある理由があった。
(聞いた話の威力が本当なら、あれは普通の人じゃない。まるで自分ようだ。もしかしたら、自分と同じ『身体改造』の使い手かもしれない。自分について何か分かるかもしれない!)
ルクがこの地上にわざわざ降りてきたのには、これがひとつあった。
『身体改造』。言葉にすればとても分かりやすいが、実際は複雑怪奇。使っている本人にすら、その正体が分からない。
あの市民の言葉を借りるなら、得体がしれないとも言い換えられる。
(師匠は、いくら聞いても教えてくれなかった)
その代わり、自分の力で見つける義務がお前にはある、と毎度の如く諭されていた。
(今回の事件で、何か分かるかもしれない。そのためにも治維連の奴らに情報を隠蔽される前に早く!)
治維連は事件の概要は公表するものの、細部はプライバシー保護という建前のもと、隠蔽している。
その中に貴重な情報が眠っていないとは言いきれない。むしろ、そちらにある可能性の方が高いと考えていた。
ルクは決意を固めると、より一層蹴る力を強くし、加速した。
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