27 / 29
第二章
逃避
しおりを挟む
「じゃあ、あんたはその変な形をした野郎にコテンパンにされて、クリネに拾われたと」
ルクからの詳細な説明を受けたレマグは、内容の確認をする。
「そうなりますね。あの時は、本当の意味で手も足を出なかったので、クリネさんには感謝してます」
そう言って、彼はクリネに微笑む。それに対し、まともに目も合わせられなくなったのか、クリネは俯いてしまう。
(そんなこと経験したら、普通はハンター辞めちまうと思うけどな…)
そんな様子を見ながら、レマグは自分の中での彼の評価を上方修正していた。
(ま、多少は骨のあるやつってことか)
ほんの少しだけではあったが。
立ち話をいつまでもしてるのもあれだと思い、彼らはギルドの酒場へと足を運ぶことにした。
今日は昼頃ということもあり、かなり空いているのが確認できた。客はいない訳では無いが、十二分に座れるだろう。
レマグが頼むものを悩んでいる、その矢先だった。
「ルク=シュゼンベルクはいるかな?」
澄んだ低い声。
ギルドの入口の方からだ。そちらに目を向けると、一人の青年が佇んでいた。
ジーパンにTシャツという非常にラフな格好だが、装飾品の類はなくむしろ下手な正装よりも、フォーマルな印象がする。
上下の服は、どちらもシミや汚れなどが見受けられず、清潔感がある。しかしあまりに綺麗すぎるので、何となく近寄り難い雰囲気も同時に存在している。
「おい、兄ちゃん。ここはお前さんのようなひょろひょろ野郎が来るとこじゃねぇんだよ。ガハハハハハ。とっとと、愛しのママの所へでも帰るんだな!」
最初に反応したのは、ルクとは別の中年ハンターだった。レマグの記憶では、そこそこ実力のあるハンターだったと思う。得意武器は斧だったか。
中年ハンターの冷やかしにつられて、周りにいた他の者も下卑た笑いを出す。格好から判断すれば、この場に相応しくないのは間違いないだろう。
しかし、ルクはじっと状況を伺っていた。目線はしっかりとジーパン青年に注がれている。
レマグもつられて笑おうとしたが、彼のただならぬ様子を見て止める。
まだ完全に信用した訳では無いが、少なくとも無意味なことをするような人物ではないと信じていた。
クリネは、心配する表情を浮かべている。優しい子だ、とつくづくレマグ思った。
すると、
「返事がない、か。言っておくがここに彼女がいることは、既に調査済みだぞ」
青年は、周りの野次を全く気にとめていない様子だった。冷静に、目的を果たそうとしている。
ルクが、そっとレマグに耳打ちしてくる。
(レマグさん、落ち着いて聞いて下さい。彼はギルドしか知り得ない、僕の下の名前を知っています。あの男は危険人物です。僕が話しかけている間にクリネさんと逃げて下さい)
どこに、などとは聞かなかった。レマグの行動は迅速だった。
「えっ、どうしたの」
素早くクリネの手を引っ張り、裏口へと急ぐ。このギルドには裏口が存在し、そこを抜けると雑居ビルが立ち並ぶ通りに出ることが出来る。
ジーパン青年の気を引かないように、なるべく自然な動きを心掛ける。しかし、レマグはチラチラと青年を見ざるを得なかった。
「僕ですよ、あなたの探しているルクというのは」
大きいルクの声がギルドに響く。笑い声も次第に静まっていた。
以前、皆の前であれほどの実力を見せた者が真面目に話し始めたのだ。このギルドという世界は、実力至上主義だということを誰しもが知っていた。
「ああ、君か」
青年は、ここに来てから初めて反応らしい反応を示した。そして、にっこりと笑いながら言う。
それは威圧の笑みだった。
「クリネ=システィナベルの居場所を吐け。さもなくば…まぁ、分かるな?」
やはり目的はルク自身ではなく、彼と繋がりのあるクリネの方だった。
この纏っている雰囲気も、あのダムと似ている。喪失者の一員と考えて間違いないだろう。
こちら側の意思は関係ないようだった。二人の間の空気は徐々に険悪なものになる。それには、中年ハンター達も気圧されてしまったようだ。
「知りません」
一言だった。きっぱりと言い切る。ここで負けては駄目だ。そういう意思が言葉に滲み出ていた。
「了解した。ここで始めるのも良くないだろう。表へ出ろ」
相手もそれに応じた。しかし、ルクが本当に驚愕したのは次に紡がれた言葉だった。
「先程、裏口から抜けていった者のどちらかがクリネなのは分かっているぞ」
「……くっ」
(何もかもお見通しか……これは、相当やりにくい戦いになりそうだな…)
ルクは、ダムと対峙した時とはまた違った切れ者特有の圧を如実に感じていた。
___________________________________
二人は、裏口から通りへと出た。
気づくと、クリネを掴んでいたレマグの手は汗でびっしょりだった。そんなに長い距離を走った訳では無いのに、息が荒い。
あの場から逃げることだけを考え、脇目も振らず逃げ出した結果だった。
「急に走り出して……何かあったの?」
クリネは、まだこの状況の不味さに気づいていない。でも、事実を素直に話せば、ルクを助けにギルドへ戻ってしまうかもしれない。
「ほら最近、二人で遊ぶ機会がなかったじゃん。だから、一緒にどっか行こうかな~って」
親友に嘘をつくのは心苦しかったが、これが後に優しい嘘になってくれることを祈るばかりだ。
「え……ルクさんは?」
「彼奴はいいんだよ!!!」
突然の大きな声に震えるクリネ。その姿に一瞬本当のことを話したくなったが、どうにか心を持ち直す。
「悪い、大声出して。ルクを大切に思う気持ちは分かる。けど、今日ぐらいは、私の相手もしてくれよ、な?」
これは本音だった。クリネは、彼に会ってから変わった。
彼女は、いつもいつもルクの話題ばかり話すようになった。出会ってからそんなに日にちが経っていないというのに。
「ルクさんがね~」
「あ、それルクさんが言ってた!」
最初のルクのイメージが悪かったのも、親友を取られた気がしたからという幼稚な理由からだった。
とにかく、勘づかれる訳には行かない。これは誰よりもまずクリネのためを思っての行動なのだから。
「う、うん。分かったけど、大丈夫……?さっきからなんか変だよ。いつもと違って焦ってるよ」
全力で隠したつもりだったが、バレてしまったようだ。クリネが聰いのか、レマグが気持ちを隠すのが下手なのか、はたまたその両方か。
「大丈夫だ。ちょっとゲームで夜更かししすぎちまったから、カリカリしてたみたいだ。ごめんな」
「ううん。気にしないで」
クリネは、ようやく笑ってくれた。どうやら、最悪の事態は防げそうだとレマグは内心安堵した。
「よし、じゃあ今からゲーセン行くか。目指せ、新機種全制覇!まずは手堅くガンシューから……」
「ふふ、ゲームし過ぎたってさっき言ったばかりなのに~。ていうか、ゾンビ系は止めてね?」
そうは言っているが、満更でもなさそうだ。
これは例の「押すなよ」パターンな通ずるものなのだろうか。この近くのゲーセンの場所と最恐のゾンビゲーを脳内ピックアップしていく。
しかしそういう浮かれた気分の一方で、あのジーパン青年のことが頭から離れなかったのは言うまでもないだろう。
少しの不安と、喜悦を抱えながらレマグは、親友と共に歩き出した。クリネを握る手には、先程とは違う温かさが宿っていた。
__________________________________
「お前、ダムにボコボコにされたそうじゃないか」
こちらの男二人組は、クリネ達とは反対側の大通りに出ていた。平日かつ昼前ということもあり、人は疎らだった。
青年は、ずっと余裕な態度を崩そうとはしなかった。負ける気がしないのだろう。実力は未知数だが、ダムと同レベルと考えるとかなりのやり手であることは間違いないだろう。
単騎で来ていることも、その証拠であった。頭も切れて戦闘面もいけるとなると、よっぽどダムより危険だった。
「ははは、恐れのあまり言葉も出ないか。それもそうだろう、だってこの私が相手だと言うのだからな」
傲岸不遜もいい所であった。高純度のプライドの塊だ。
「つかぬ事をお伺いしますが、名乗って頂けないでしょうか?」
「ふむ、私としたことが。失礼した」
彼は、わざとらしい仕草をした。先程から、妙に一つ一つの動きが演技くさく鼻につく。
そしてここも、ダムとの類似点だろう。目的に囚われすぎて、他のことが見えなくなる。自分本位な生き方だが、裏を返せばそれを貫ける実力があるということだ。
「しかし敢えて教えないというのも、また一興では無いか?」
「勿体付けないで、教えてください」
「つれないな。芸術が理解できないというのは、非常に残念な事だ。人生の浪費とも言える」
ルクはそれには答えず、青年を睨みつける。彼は溜息をつきながら、話し始めた。
「『嫉妬』の喪失者、ユオラエジュと言う。お察しの通り、喪失者達の一員だ。まぁ、あいつらを仲間だと思ったことなど、一度もないがな」
ルクからの詳細な説明を受けたレマグは、内容の確認をする。
「そうなりますね。あの時は、本当の意味で手も足を出なかったので、クリネさんには感謝してます」
そう言って、彼はクリネに微笑む。それに対し、まともに目も合わせられなくなったのか、クリネは俯いてしまう。
(そんなこと経験したら、普通はハンター辞めちまうと思うけどな…)
そんな様子を見ながら、レマグは自分の中での彼の評価を上方修正していた。
(ま、多少は骨のあるやつってことか)
ほんの少しだけではあったが。
立ち話をいつまでもしてるのもあれだと思い、彼らはギルドの酒場へと足を運ぶことにした。
今日は昼頃ということもあり、かなり空いているのが確認できた。客はいない訳では無いが、十二分に座れるだろう。
レマグが頼むものを悩んでいる、その矢先だった。
「ルク=シュゼンベルクはいるかな?」
澄んだ低い声。
ギルドの入口の方からだ。そちらに目を向けると、一人の青年が佇んでいた。
ジーパンにTシャツという非常にラフな格好だが、装飾品の類はなくむしろ下手な正装よりも、フォーマルな印象がする。
上下の服は、どちらもシミや汚れなどが見受けられず、清潔感がある。しかしあまりに綺麗すぎるので、何となく近寄り難い雰囲気も同時に存在している。
「おい、兄ちゃん。ここはお前さんのようなひょろひょろ野郎が来るとこじゃねぇんだよ。ガハハハハハ。とっとと、愛しのママの所へでも帰るんだな!」
最初に反応したのは、ルクとは別の中年ハンターだった。レマグの記憶では、そこそこ実力のあるハンターだったと思う。得意武器は斧だったか。
中年ハンターの冷やかしにつられて、周りにいた他の者も下卑た笑いを出す。格好から判断すれば、この場に相応しくないのは間違いないだろう。
しかし、ルクはじっと状況を伺っていた。目線はしっかりとジーパン青年に注がれている。
レマグもつられて笑おうとしたが、彼のただならぬ様子を見て止める。
まだ完全に信用した訳では無いが、少なくとも無意味なことをするような人物ではないと信じていた。
クリネは、心配する表情を浮かべている。優しい子だ、とつくづくレマグ思った。
すると、
「返事がない、か。言っておくがここに彼女がいることは、既に調査済みだぞ」
青年は、周りの野次を全く気にとめていない様子だった。冷静に、目的を果たそうとしている。
ルクが、そっとレマグに耳打ちしてくる。
(レマグさん、落ち着いて聞いて下さい。彼はギルドしか知り得ない、僕の下の名前を知っています。あの男は危険人物です。僕が話しかけている間にクリネさんと逃げて下さい)
どこに、などとは聞かなかった。レマグの行動は迅速だった。
「えっ、どうしたの」
素早くクリネの手を引っ張り、裏口へと急ぐ。このギルドには裏口が存在し、そこを抜けると雑居ビルが立ち並ぶ通りに出ることが出来る。
ジーパン青年の気を引かないように、なるべく自然な動きを心掛ける。しかし、レマグはチラチラと青年を見ざるを得なかった。
「僕ですよ、あなたの探しているルクというのは」
大きいルクの声がギルドに響く。笑い声も次第に静まっていた。
以前、皆の前であれほどの実力を見せた者が真面目に話し始めたのだ。このギルドという世界は、実力至上主義だということを誰しもが知っていた。
「ああ、君か」
青年は、ここに来てから初めて反応らしい反応を示した。そして、にっこりと笑いながら言う。
それは威圧の笑みだった。
「クリネ=システィナベルの居場所を吐け。さもなくば…まぁ、分かるな?」
やはり目的はルク自身ではなく、彼と繋がりのあるクリネの方だった。
この纏っている雰囲気も、あのダムと似ている。喪失者の一員と考えて間違いないだろう。
こちら側の意思は関係ないようだった。二人の間の空気は徐々に険悪なものになる。それには、中年ハンター達も気圧されてしまったようだ。
「知りません」
一言だった。きっぱりと言い切る。ここで負けては駄目だ。そういう意思が言葉に滲み出ていた。
「了解した。ここで始めるのも良くないだろう。表へ出ろ」
相手もそれに応じた。しかし、ルクが本当に驚愕したのは次に紡がれた言葉だった。
「先程、裏口から抜けていった者のどちらかがクリネなのは分かっているぞ」
「……くっ」
(何もかもお見通しか……これは、相当やりにくい戦いになりそうだな…)
ルクは、ダムと対峙した時とはまた違った切れ者特有の圧を如実に感じていた。
___________________________________
二人は、裏口から通りへと出た。
気づくと、クリネを掴んでいたレマグの手は汗でびっしょりだった。そんなに長い距離を走った訳では無いのに、息が荒い。
あの場から逃げることだけを考え、脇目も振らず逃げ出した結果だった。
「急に走り出して……何かあったの?」
クリネは、まだこの状況の不味さに気づいていない。でも、事実を素直に話せば、ルクを助けにギルドへ戻ってしまうかもしれない。
「ほら最近、二人で遊ぶ機会がなかったじゃん。だから、一緒にどっか行こうかな~って」
親友に嘘をつくのは心苦しかったが、これが後に優しい嘘になってくれることを祈るばかりだ。
「え……ルクさんは?」
「彼奴はいいんだよ!!!」
突然の大きな声に震えるクリネ。その姿に一瞬本当のことを話したくなったが、どうにか心を持ち直す。
「悪い、大声出して。ルクを大切に思う気持ちは分かる。けど、今日ぐらいは、私の相手もしてくれよ、な?」
これは本音だった。クリネは、彼に会ってから変わった。
彼女は、いつもいつもルクの話題ばかり話すようになった。出会ってからそんなに日にちが経っていないというのに。
「ルクさんがね~」
「あ、それルクさんが言ってた!」
最初のルクのイメージが悪かったのも、親友を取られた気がしたからという幼稚な理由からだった。
とにかく、勘づかれる訳には行かない。これは誰よりもまずクリネのためを思っての行動なのだから。
「う、うん。分かったけど、大丈夫……?さっきからなんか変だよ。いつもと違って焦ってるよ」
全力で隠したつもりだったが、バレてしまったようだ。クリネが聰いのか、レマグが気持ちを隠すのが下手なのか、はたまたその両方か。
「大丈夫だ。ちょっとゲームで夜更かししすぎちまったから、カリカリしてたみたいだ。ごめんな」
「ううん。気にしないで」
クリネは、ようやく笑ってくれた。どうやら、最悪の事態は防げそうだとレマグは内心安堵した。
「よし、じゃあ今からゲーセン行くか。目指せ、新機種全制覇!まずは手堅くガンシューから……」
「ふふ、ゲームし過ぎたってさっき言ったばかりなのに~。ていうか、ゾンビ系は止めてね?」
そうは言っているが、満更でもなさそうだ。
これは例の「押すなよ」パターンな通ずるものなのだろうか。この近くのゲーセンの場所と最恐のゾンビゲーを脳内ピックアップしていく。
しかしそういう浮かれた気分の一方で、あのジーパン青年のことが頭から離れなかったのは言うまでもないだろう。
少しの不安と、喜悦を抱えながらレマグは、親友と共に歩き出した。クリネを握る手には、先程とは違う温かさが宿っていた。
__________________________________
「お前、ダムにボコボコにされたそうじゃないか」
こちらの男二人組は、クリネ達とは反対側の大通りに出ていた。平日かつ昼前ということもあり、人は疎らだった。
青年は、ずっと余裕な態度を崩そうとはしなかった。負ける気がしないのだろう。実力は未知数だが、ダムと同レベルと考えるとかなりのやり手であることは間違いないだろう。
単騎で来ていることも、その証拠であった。頭も切れて戦闘面もいけるとなると、よっぽどダムより危険だった。
「ははは、恐れのあまり言葉も出ないか。それもそうだろう、だってこの私が相手だと言うのだからな」
傲岸不遜もいい所であった。高純度のプライドの塊だ。
「つかぬ事をお伺いしますが、名乗って頂けないでしょうか?」
「ふむ、私としたことが。失礼した」
彼は、わざとらしい仕草をした。先程から、妙に一つ一つの動きが演技くさく鼻につく。
そしてここも、ダムとの類似点だろう。目的に囚われすぎて、他のことが見えなくなる。自分本位な生き方だが、裏を返せばそれを貫ける実力があるということだ。
「しかし敢えて教えないというのも、また一興では無いか?」
「勿体付けないで、教えてください」
「つれないな。芸術が理解できないというのは、非常に残念な事だ。人生の浪費とも言える」
ルクはそれには答えず、青年を睨みつける。彼は溜息をつきながら、話し始めた。
「『嫉妬』の喪失者、ユオラエジュと言う。お察しの通り、喪失者達の一員だ。まぁ、あいつらを仲間だと思ったことなど、一度もないがな」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語
紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。
しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。
郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。
そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。
そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。
アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。
そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる