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「おばあちゃん。人は死んだらどうなるの」ーー『西の魔女が死んだ』梨木香歩
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物心ついたころからずっと、死が怖かった。
家族や大切な人を失う恐怖で、眠れないこともあった。
そんな私が、この本に出会ったのは必然だったのだと思う。
◇あらすじ
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過ごした。
西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも・・・・・・。
私にとっても、この作品に出てくる西の魔女のような祖母がいる。
だから、まるで自分のことのようだと思いながら、あっという間に読んだ。
まいが抱える生きづらさは、現代を生きる人であれば、誰でも多かれ少なかれ感じているものではないだろうか。
そして、自然豊かなカントリーハウスで、こんなふうに料理をして、作物を栽培して、ジャムを作ってーー優雅で素敵な暮らしだ。
読んでいて、すごく憧れた記憶がある。
西の魔女のアプローチは問題解決を直接するものではなく、今で言う認知行動療法と引き寄せの法則、直感などがまざったような感じに見えるけど、これがかなり現実的なものだ。
外界からの刺激に反応しない、望まない出来事に焦点を合わせないことを徹底する。
意志の力の大きさというものを、おばあちゃんはまいに教えてくれる。
その教えは骨太で、地に足ついていて、ステッキを振ったら七色の虹が出たり、箒に乗って空を自由に飛ぶような魔女のイメージを、鮮やかに一新してくれる。
そして、作品に出てくる唯一の不穏分子、ゲンジさん。
中学生とこの老人は組み合わせが悪すぎるよ~、さすがにちょっとおばあちゃん、やりすぎじゃない?と思って読んだ。
でも実際、学校で同世代だけと接している学生時代と違い、社会で働けばいろんな人と会う。
地域生活での大小さまざまな問題も起こるだろう。
だから、これはまいの先を見据えた修行なんだな、と今では思うようになった。
死とは何か、愛とは何か。
中学生のまいだからこそ純粋に問いかけ、そしておばあちゃんは優しく、力強く彼女の答えに導いてくれる。
誰もが一度は問いかけた疑問を、普段は忘れてしまっている大切なことを、この物語はそっと思い出させてくれる。
◇好きな一文
「わたしはもう学校へは行かない。あそこは私に苦痛を与える場でしかないの」
「おばあちゃん、大好き」
「アイ・ノウ」
家族や大切な人を失う恐怖で、眠れないこともあった。
そんな私が、この本に出会ったのは必然だったのだと思う。
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中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過ごした。
西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも・・・・・・。
私にとっても、この作品に出てくる西の魔女のような祖母がいる。
だから、まるで自分のことのようだと思いながら、あっという間に読んだ。
まいが抱える生きづらさは、現代を生きる人であれば、誰でも多かれ少なかれ感じているものではないだろうか。
そして、自然豊かなカントリーハウスで、こんなふうに料理をして、作物を栽培して、ジャムを作ってーー優雅で素敵な暮らしだ。
読んでいて、すごく憧れた記憶がある。
西の魔女のアプローチは問題解決を直接するものではなく、今で言う認知行動療法と引き寄せの法則、直感などがまざったような感じに見えるけど、これがかなり現実的なものだ。
外界からの刺激に反応しない、望まない出来事に焦点を合わせないことを徹底する。
意志の力の大きさというものを、おばあちゃんはまいに教えてくれる。
その教えは骨太で、地に足ついていて、ステッキを振ったら七色の虹が出たり、箒に乗って空を自由に飛ぶような魔女のイメージを、鮮やかに一新してくれる。
そして、作品に出てくる唯一の不穏分子、ゲンジさん。
中学生とこの老人は組み合わせが悪すぎるよ~、さすがにちょっとおばあちゃん、やりすぎじゃない?と思って読んだ。
でも実際、学校で同世代だけと接している学生時代と違い、社会で働けばいろんな人と会う。
地域生活での大小さまざまな問題も起こるだろう。
だから、これはまいの先を見据えた修行なんだな、と今では思うようになった。
死とは何か、愛とは何か。
中学生のまいだからこそ純粋に問いかけ、そしておばあちゃんは優しく、力強く彼女の答えに導いてくれる。
誰もが一度は問いかけた疑問を、普段は忘れてしまっている大切なことを、この物語はそっと思い出させてくれる。
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