短編ギャグ作品

じゅんとく

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アルバイトの面接

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店長「こんにちは。君がウチの店でバイトをしたいと言う、ジョニー君だね?」

ジョニー「ハイ、ソーデース、ワタシガ、ジョニーデース。ヨロシクオネガイシマース」

店長「分かりました。ところでジョニー君は、何時頃日本に来たのかな?」

ジョニー「オ~、センゲツデ~ス。ワタシハ、ニホン ハジメテデス」

店長「そう…ところで、現在何歳なのか、履歴書に記入が無かったけど、年齢を教えてくれる?」

ジョニー「ネンレイトハ、ツマリ生存暦ト、イウコトナノデスネー?」

店長「え…と…世間一般的には、そうは言わないけどね…。もしかして君たちの国では、サバイバルの様な生活が、現在も相次いでいるのかね?」

ジョニー「アリマセーン。ワタシノクニハ、イタッテヘイワ~デース。ナイフン。デモコウシン。ボウドウ。テロリスト。ゲリラ。ワタシタチ、ナンノコトカハ、サッパリワカリマセーンネ」

店長「つまり…そう言う事態が、現在も相次いで起きているのかな?私は、そこまで聞いてはいないですよ」

ジョニー「マア、ソウイウコトニ、シトキマショー」

店長「何で、君が命令口調になるの?」

ジョニー「エット…デスネ、ワタシハ、セイゾンレキ18ネンメニナリマ~ス、ニホンデハ癸酉みずのとりゴロノ年デスカネ~?」

店長「そう…て?癸酉みずのとりって何時頃なのよ、年が少しおかしくない?それに、どうして、そんなに日本の干支とかに妙に詳しいの君は?」

ジョニー「ヘンデスカ~?」

店長「だって、先月日本に来たって言ったのに。何処で日本の干支の事を学習したの?日本の若者でもそこまで詳しく知っている人は少ないのに…」

ジョニー「イヤダナー、テンチョーサンハ、マルデ、ヒトガ、フホウシンニュウシタトカ、ギゾウパスポートツカッテ、コクナイニ、ミツニュウコクシタヨウニ、オモッテイルノデスカー?」

店長「そんな事は聞いていないよ。むしろ、どうして、そう思うのか私の方が聞きたい位だけど…。そもそも日本語が片言なのに何で、不法侵入とか、偽造パスポートとか、密入国と言う言葉を知っているのか、こっちが聞きたいよ」

ジョニー「オー、ワタシ、ニホンゴ、ヨクワカリマセン~。テンチョウサン、アナタハ、ウタガイブカイデスヨ。ホラ、ムカシノヒトモイッテマシタヨ、シンジルモノハ、スクワレヌ…ッテネ」

店長「それを言うなら『救われる』だよ。散々言っていて、最後にその手で来るの?残念だけど、ウチでは雇えないね他へ行ってくれるかな…」

ジョニー「オー、ニッポンジン、ヒドイデスネー、コノコトハ、クニニカエッテ、ミンナニツタエルベキデスー。オボエテイナサ~イ」

店長「さっさと帰れ」
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