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魔族の村
転生少女救出作戦⑦
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数日後、王宮内……王国騎士団領
「おーい、ルセディ!居るか?存在してるなら返事をしろ、コノヤロー!」
ロデルがルセディの部屋の扉をバンバンと強く叩きながら大声で呼んでいた。
「あー、もう煩いな!」
「おお!ルセディ生きて居たか!」
「書物を読んでたんだ!全く……何の用だ?」
「緊急会議が行われるとの連絡だ」
「緊急会議だと?はて……そんな話しは聞いてないな」
「とにかく大広間に来るよう伝令が来た。急いで来るようにとの事だぞ」
「ああ、分かった」
「それと……もう一つ」
「何だ?」
「今度ご馳走してくれ!」
「やかましいわ!」
彼はロデオを無視して、駆け足で部屋を飛び出す、彼は少し納得のいかない様子の表情で騎士団領から城に続く道を進んでいた。
(何故、今この時期に緊急会議を開くのだ?何かあったのか……?)
ルセディは純白城の城内へと向かう、隣接した城内に向かう途中でロムテスやカダ―タ達と会う。
「おお……ロムテス戻って来たのか!君達も大広間に向かうのか?」
「はい、急遽大広間に集まる様指示があったので、急いで来ました」
「僕も……昨日戻って来たばかりで、休んでいる所を急に起こされて……」
ロムテスは寝起きの顔で、欠伸をしながら話す。
「ところで、一体何の会議なんだ?」
「え、将軍様も知らないのですか?我々も急遽集まるよう指示されただけで、会議の内容は何も聞かされてません」
「今の時期に、緊急会議するとなると……王宮内の事だな」
「もしかして……先日、大広間に無断で入って来た少女に対する処罰なのでは?」
「ああ、それなら大歓迎だな……俺も彼女を見たけど、あれはとても王女と言える様な器では無いな、彼女に対する処罰なら俺は大歓迎だ」
ルセディは嬉しそうに話す。彼等3人は大広間へと向かうと、既に集まった人だかりで、整列をせずに皆が来た為に広間の祭壇付近の様子が見えなかった。
「これじゃあ、何がどうなっているのか分からないな……」
そう言うと、ルセディは人ごみの中を無理矢理潜って、祭壇前の方へと抜けて来た。
祭壇前にはアスレイウ、ジャルサが同じ立ち位置で立っていた。ふと……彼は視線を横に向けると、前日広間で騒ぎを起こしたと言われるルミティと言われる少女の姿があった。
(何故、彼女がここに?それ以上に代理王がジャルサ候と同じ立ち位置に居るのは何故だ?)
不可解な現状にルセディは眉を潜めて、目の前の光景に疑問を抱いた。例え仮の王とも呼ばれる代理王でも、本来なら少し上がった位置にある代理王用の椅子に腰掛けているのが普通だった。
(この光景は一体なんだ?)
ルセディは不思議な感覚に捉われた。
「ほぼ……皆集まった様子かな?」
「その様ですな」
ジャルサが言葉を短くして答える。
「では……」
アスレイウは、皆に向かって話し始める。
「皆の者よ、突然で申し訳無いが、本日を持って私アスレイウは代理王の職務を辞退する!」
彼は、それだけ伝えると、純白のマントを剥ぎ取りジャルサの両腕に乗せて、胸に付けていた王位の黄金のバッジも取って、マントの上に乗せた。
突然の事に、周囲は騒然とした空気の中、一時的にシンと静まり返った。
「だ……代理王、如何なされました!」
ルセディがアスレイウに近付き声を掛ける。
「僕はもう代理王では無い……」
それだけ言うと彼は階段を降りて広間の中央へと向かう。集まった人達は皆避けて、彼が広間を去って行く様子を見送った。
「アスレイウ殿が代理王を辞退したので、以後……エルテンシア国の新しい王位はルミティを王女とする!」
ジャルサはルミティに近付き、彼が身に着けて居たマントとバッジを手渡すが、彼女はそれを払い退けた。
「こんな汚い物では無く、綺麗な物にしてよね!」
そう言うと彼女は代理王の椅子を蹴とばして、更に上段にある玉座へと向かい、その玉座の椅子に腰を降ろし、足を大きく上下に振るう。
「キャハハ!こっちの椅子の方が座りごちが良いわ!皆、今日からアタシが正統な王女よ!さあ……皆アタシに平伏しなさいー!」
しかし……集まった高官、士官、騎士団達は無言の眼差しで彼女を見ているだけだった。
「ちょっと、貴方達全員どうしてアタシの言う事が聞けないの?そんなにアタシの言う事が聞けないのなら聖魔剣の餌食になって貰おうかしら?」
彼女は椅子から立ち上がると腰に携えて居た短剣を抜こうとする。その振る舞いを見た広間に集まった者達は、皆渋々と頭を下げる。
(なんてこった……一番王位に就かせてはならない者が玉座に就くとは……)
ルセディは上手く人ごみの中に潜り込んで、そのまま広間から出た。
彼は1人で王宮から離れて行く、アスレイウを追った。
「アスレイウ殿ー!」
ルセディに呼び止められて、アスレイウは振り返る。
息切れをしながらルセディは彼に追い付き、元代理王の側へと近寄る。
「な……何故、突然代理王を辞退なさるのですか?貴方が務める期間は、まだ半年残っているではありませんか!」
その問いに彼は戸惑う様子も、返答に迷いなど無く、僅かに微笑みながらルセディの側に歩み寄って静かに答える。
「仲間を救う為……この国の未来の為だ」
彼の言葉を聞いたルセディは、その立ち振る舞いに感激した。
「今一度、お考え直しして頂けませんか?やはり……この国は貴方か、リーミア様しか王位を任される者は他におりません!あんな何処の馬の骨かも解らない者には到底王位などと言う職務は不可能です!」
「もし……僕が代理王を継続してたら彼女を救うのは難しいだろう……僕なりに、苦渋の選択の中から最善の選択を選んだんだ……」
アスレイウがルセディに向かって話しをしてる時に、彼を追い掛けて来たロムテス、カダ―タ、ミオラが彼を追い掛けて来た。
「アスレイウ様ー!」
ミオラは彼に迫り寄るなりに、パシンッと彼の顔を引っ叩く。
「酷いです!何故私に何も言わず、代理王を辞退なんてしたのよ!私は……ずっと貴方の事を、ウウウ……」
彼女は、涙を流しながら、声を詰まらせてしまい、そのまま何処かへと走り去ってしまう。
「彼女の事も良く分かるよ。何故……突然、辞めたんだ?」
彼の友人であるカダ―タが少し呆れた表情で彼に問いかける。
「魔族の村に行く為だ」
「ならば王国騎士団を収集して向かえば宜しいのでは?」
「いや……それでは駄目だ」
「何故ですか?」
カダ―タの発言に対して、アスレイウは自身の見解をルセディ、カダ―タ、ロムテスに話した。彼等も最初は戸惑った様子だったが、アスレイウの話しを聞くなり、納得した様な表情を示した。
「決してジャルサの作戦が正しいとは言わない、だが……自分なりに数日間、案を絞らせて見たが、やはり彼が提案した作戦以上に良い案は浮かばなかった。……と言うのが本音だ」
「なるほど……」
「では、僕はそろそろ行くよ」
「アスレイウ殿!」
カダ―タは別れ際、彼に声を掛ける。
「単独で行くのは、やはり危険です。王国騎士団を何名お連れした方が宜しいかと思いますが……」
「そうだね、君達の中で信頼出来る人材を選別しておいてくれると助かる」
彼はそう言うと、仲間達と別れて、エルテンシア城を後にした。
魔族の村……
エルテンシア国内の一角にありながら、その周辺地域は人間が生きている様な気配は全く感じられ無かった。民家は朽ち果て、田畑も荒れ果て、草花も異形の形をしている。流れる川の色さえも淀んでおり、大気は黒く染まり、異臭が村全体に漂っていた。
村全体には角が生えた魔族や体格の大きい魔族……等数百匹の魔族の群れがいた。
その村の最億部には古びた砦が佇んでいた。その砦の最上階の一室にリーミアは幽閉されていた。
魔法の針で気を失い、更にルミティの闇討ちに遭った彼女は数日ぶりに目を覚ました。目覚めた彼女は、自分が見知らぬ空間のベッドの上に寝かされている事に気付く。
「ここは……?」
彼女は起き上がり、石造りで造られた部屋の中に居る事に気付いた。
目の前を見ると、鉄格子の扉がある事に彼女は気付く。
扉をこじ開けようとしたが……リーミアは力が出なかった。
「あれ……?何で力が出ないの?」
そう思っていると、カツン……カツン……と靴音を響かせながら、何者かが階段を上って来た。その靴音を響かせた者は、リーミアが幽閉されている部屋の扉の前に立ち止まる。
「ほお……ようやくお目覚めかな、転生少女殿」
「貴方は……何者?」
リーミアは目の前に現れた者を見て、その不気味な姿に少し身震いする。
「おーい、ルセディ!居るか?存在してるなら返事をしろ、コノヤロー!」
ロデルがルセディの部屋の扉をバンバンと強く叩きながら大声で呼んでいた。
「あー、もう煩いな!」
「おお!ルセディ生きて居たか!」
「書物を読んでたんだ!全く……何の用だ?」
「緊急会議が行われるとの連絡だ」
「緊急会議だと?はて……そんな話しは聞いてないな」
「とにかく大広間に来るよう伝令が来た。急いで来るようにとの事だぞ」
「ああ、分かった」
「それと……もう一つ」
「何だ?」
「今度ご馳走してくれ!」
「やかましいわ!」
彼はロデオを無視して、駆け足で部屋を飛び出す、彼は少し納得のいかない様子の表情で騎士団領から城に続く道を進んでいた。
(何故、今この時期に緊急会議を開くのだ?何かあったのか……?)
ルセディは純白城の城内へと向かう、隣接した城内に向かう途中でロムテスやカダ―タ達と会う。
「おお……ロムテス戻って来たのか!君達も大広間に向かうのか?」
「はい、急遽大広間に集まる様指示があったので、急いで来ました」
「僕も……昨日戻って来たばかりで、休んでいる所を急に起こされて……」
ロムテスは寝起きの顔で、欠伸をしながら話す。
「ところで、一体何の会議なんだ?」
「え、将軍様も知らないのですか?我々も急遽集まるよう指示されただけで、会議の内容は何も聞かされてません」
「今の時期に、緊急会議するとなると……王宮内の事だな」
「もしかして……先日、大広間に無断で入って来た少女に対する処罰なのでは?」
「ああ、それなら大歓迎だな……俺も彼女を見たけど、あれはとても王女と言える様な器では無いな、彼女に対する処罰なら俺は大歓迎だ」
ルセディは嬉しそうに話す。彼等3人は大広間へと向かうと、既に集まった人だかりで、整列をせずに皆が来た為に広間の祭壇付近の様子が見えなかった。
「これじゃあ、何がどうなっているのか分からないな……」
そう言うと、ルセディは人ごみの中を無理矢理潜って、祭壇前の方へと抜けて来た。
祭壇前にはアスレイウ、ジャルサが同じ立ち位置で立っていた。ふと……彼は視線を横に向けると、前日広間で騒ぎを起こしたと言われるルミティと言われる少女の姿があった。
(何故、彼女がここに?それ以上に代理王がジャルサ候と同じ立ち位置に居るのは何故だ?)
不可解な現状にルセディは眉を潜めて、目の前の光景に疑問を抱いた。例え仮の王とも呼ばれる代理王でも、本来なら少し上がった位置にある代理王用の椅子に腰掛けているのが普通だった。
(この光景は一体なんだ?)
ルセディは不思議な感覚に捉われた。
「ほぼ……皆集まった様子かな?」
「その様ですな」
ジャルサが言葉を短くして答える。
「では……」
アスレイウは、皆に向かって話し始める。
「皆の者よ、突然で申し訳無いが、本日を持って私アスレイウは代理王の職務を辞退する!」
彼は、それだけ伝えると、純白のマントを剥ぎ取りジャルサの両腕に乗せて、胸に付けていた王位の黄金のバッジも取って、マントの上に乗せた。
突然の事に、周囲は騒然とした空気の中、一時的にシンと静まり返った。
「だ……代理王、如何なされました!」
ルセディがアスレイウに近付き声を掛ける。
「僕はもう代理王では無い……」
それだけ言うと彼は階段を降りて広間の中央へと向かう。集まった人達は皆避けて、彼が広間を去って行く様子を見送った。
「アスレイウ殿が代理王を辞退したので、以後……エルテンシア国の新しい王位はルミティを王女とする!」
ジャルサはルミティに近付き、彼が身に着けて居たマントとバッジを手渡すが、彼女はそれを払い退けた。
「こんな汚い物では無く、綺麗な物にしてよね!」
そう言うと彼女は代理王の椅子を蹴とばして、更に上段にある玉座へと向かい、その玉座の椅子に腰を降ろし、足を大きく上下に振るう。
「キャハハ!こっちの椅子の方が座りごちが良いわ!皆、今日からアタシが正統な王女よ!さあ……皆アタシに平伏しなさいー!」
しかし……集まった高官、士官、騎士団達は無言の眼差しで彼女を見ているだけだった。
「ちょっと、貴方達全員どうしてアタシの言う事が聞けないの?そんなにアタシの言う事が聞けないのなら聖魔剣の餌食になって貰おうかしら?」
彼女は椅子から立ち上がると腰に携えて居た短剣を抜こうとする。その振る舞いを見た広間に集まった者達は、皆渋々と頭を下げる。
(なんてこった……一番王位に就かせてはならない者が玉座に就くとは……)
ルセディは上手く人ごみの中に潜り込んで、そのまま広間から出た。
彼は1人で王宮から離れて行く、アスレイウを追った。
「アスレイウ殿ー!」
ルセディに呼び止められて、アスレイウは振り返る。
息切れをしながらルセディは彼に追い付き、元代理王の側へと近寄る。
「な……何故、突然代理王を辞退なさるのですか?貴方が務める期間は、まだ半年残っているではありませんか!」
その問いに彼は戸惑う様子も、返答に迷いなど無く、僅かに微笑みながらルセディの側に歩み寄って静かに答える。
「仲間を救う為……この国の未来の為だ」
彼の言葉を聞いたルセディは、その立ち振る舞いに感激した。
「今一度、お考え直しして頂けませんか?やはり……この国は貴方か、リーミア様しか王位を任される者は他におりません!あんな何処の馬の骨かも解らない者には到底王位などと言う職務は不可能です!」
「もし……僕が代理王を継続してたら彼女を救うのは難しいだろう……僕なりに、苦渋の選択の中から最善の選択を選んだんだ……」
アスレイウがルセディに向かって話しをしてる時に、彼を追い掛けて来たロムテス、カダ―タ、ミオラが彼を追い掛けて来た。
「アスレイウ様ー!」
ミオラは彼に迫り寄るなりに、パシンッと彼の顔を引っ叩く。
「酷いです!何故私に何も言わず、代理王を辞退なんてしたのよ!私は……ずっと貴方の事を、ウウウ……」
彼女は、涙を流しながら、声を詰まらせてしまい、そのまま何処かへと走り去ってしまう。
「彼女の事も良く分かるよ。何故……突然、辞めたんだ?」
彼の友人であるカダ―タが少し呆れた表情で彼に問いかける。
「魔族の村に行く為だ」
「ならば王国騎士団を収集して向かえば宜しいのでは?」
「いや……それでは駄目だ」
「何故ですか?」
カダ―タの発言に対して、アスレイウは自身の見解をルセディ、カダ―タ、ロムテスに話した。彼等も最初は戸惑った様子だったが、アスレイウの話しを聞くなり、納得した様な表情を示した。
「決してジャルサの作戦が正しいとは言わない、だが……自分なりに数日間、案を絞らせて見たが、やはり彼が提案した作戦以上に良い案は浮かばなかった。……と言うのが本音だ」
「なるほど……」
「では、僕はそろそろ行くよ」
「アスレイウ殿!」
カダ―タは別れ際、彼に声を掛ける。
「単独で行くのは、やはり危険です。王国騎士団を何名お連れした方が宜しいかと思いますが……」
「そうだね、君達の中で信頼出来る人材を選別しておいてくれると助かる」
彼はそう言うと、仲間達と別れて、エルテンシア城を後にした。
魔族の村……
エルテンシア国内の一角にありながら、その周辺地域は人間が生きている様な気配は全く感じられ無かった。民家は朽ち果て、田畑も荒れ果て、草花も異形の形をしている。流れる川の色さえも淀んでおり、大気は黒く染まり、異臭が村全体に漂っていた。
村全体には角が生えた魔族や体格の大きい魔族……等数百匹の魔族の群れがいた。
その村の最億部には古びた砦が佇んでいた。その砦の最上階の一室にリーミアは幽閉されていた。
魔法の針で気を失い、更にルミティの闇討ちに遭った彼女は数日ぶりに目を覚ました。目覚めた彼女は、自分が見知らぬ空間のベッドの上に寝かされている事に気付く。
「ここは……?」
彼女は起き上がり、石造りで造られた部屋の中に居る事に気付いた。
目の前を見ると、鉄格子の扉がある事に彼女は気付く。
扉をこじ開けようとしたが……リーミアは力が出なかった。
「あれ……?何で力が出ないの?」
そう思っていると、カツン……カツン……と靴音を響かせながら、何者かが階段を上って来た。その靴音を響かせた者は、リーミアが幽閉されている部屋の扉の前に立ち止まる。
「ほお……ようやくお目覚めかな、転生少女殿」
「貴方は……何者?」
リーミアは目の前に現れた者を見て、その不気味な姿に少し身震いする。
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