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五章
56話
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「エンティーさん! エンティーさん!」
「朝だぞー! 起きろー!」
「う、うーん?」
久しぶりに聞くその声に、エンティーは夢なのかとぼんやりと思う。
「起きてください!」
「起きてよ!」
痺れを切らし、声の片方がエンティーの頬を抓る。
「痛い!?」
ベッドから飛び起きたエンティーは、目の前の光景に驚く。
「えっ……どこ??」
先程までシャングアの部屋のベッドで眠っていたはずが、全く別の場所にいる。
窓が一切ない無骨な白い部屋。扉が二つあり、壁には油を燃料とするランタンが取り付けられ、床は整備されているが小さな凹凸が見られる。冷たい空気は少し埃臭さがあり、部屋の中には古びた机と椅子、洋服箪笥とその横に置かれた木箱、エンティーが眠っていたベッド、そして傾いてしまった本棚がある。
「エンティーさん!」
子供の一人がエンティーを呼ぶ。
一人は釣り目の少年。もう一人は波のあるくせ毛の少女だ。
「ラニャにミースア!」
以前、年上のβ達に踏みつけられていた時、箒が倒れる音を聞きつけてやって来た子供達の内の2人。以前は、休憩の時に一緒に歌を謳い、遊んでいた仲の良い子達だ。
「会えて嬉しいけれど、2人ともどうしたの? 顔や手に鱗みたいな……」
2人の腕や足、頬の一部に鱗の様なものが生えている。白く、光の角度によっては虹の様に様々な色彩を放っている。まるでオパールのようだ。
「一週間前に、子供組に新しく開発された栄養剤が配給されました。 甘くておいしかったんのですが、次の日にはこんな姿でした」
釣り目の少年ラニャは、左頬に生えた鱗を触りながら言う。
「ボク達2人だけがなって、それを知った大人達が地下へ連れてこられたんだ」
くせ毛の少女ミースアはラニャの言葉に頷きつつ、言う。
地下。だから窓が一切なく、灯りがともされ、空気が冷たい。エンティーは納得をする。
島の地下。かつては内戦や外界からの侵略の際に作られた住民の避難所兼住居だ。平和な時代に徐々になり始めると、避難所としての機能は一部残しつつ、牢屋や食糧庫、酒蔵として活用されている。秘密通路と同様に敵の侵入を阻むために入り組んだ造りであり、迷宮のように島の地下に広がっている。
「今まで地下にある部屋でずっと診察を受けて、栄養剤を飲まされて……なんだか危ない事をされそうな気がして、2人で逃げていたんです。出口を探していたら、エンティーさんが大人達に連れてこられたのを見つけました」
「明らかに怪しい感じ大人だから、ボクらはエンティーさんを助けたんだ」
「お、大人相手に……?」
眠っている間に、何者かに連れ込まれた。状況は少しわかったエンティーだが、困惑する。
10歳と20歳より上の大人とでは明らかに体格と力の差がある。エンティーを背負う大人が1人。地上から地下へとなれば、道案内や見張りも必要になる。最低でも2から3人。鎧を装備し、武器を持っている可能性がある。そんな大人達に小さな子供が勝てるのか、エンティーには想像が出来なかった。
「よく分からないけれど、足が凄く速くなって、力も強くなったんだ。ボク達を殴ろうとした大人の足に蹴りを入れたら、凄い顔で痛がっていたよ」
「大人達の油断を突いて、やー!って戦い勝ちました」
蹴り、殴りの動作を交えながら、2人は得意げに言う。
「それで、追っ手が来たら危ないから、見つからない様に隠れようと思って、探して歩いていたらここを見つけたんだよ」
「そうなんだ……」
小柄で細いとはいえ男性を運ぶとなれば、10歳の子供2人では難しい。疲れた様子が一切な二人を見て、力が強くなったのは本当だろうとエンティーは思う。
急に配給された栄養剤。2人の変異と地下に連れ込んだ大人達。エンティーを地下へと誘拐してきた犯人と同一かはまだ分からないが、注意が必要だ。
「2人とも、助けてくれてありがとう」
「どういたしまして!」
「無事でよかったです!」
2人は嬉しそうに笑顔を見せる。一週間も不安な日々を送って来たはずだが、2人はお互いに励まし合い、乗り越えてきたのだろう。エンティーはその様子を見て、少し羨ましく思う。
「あ! そういえば部屋を探したら、パンとチーズがあったよ」
「この隣の部屋には、水飲み場がありました。床には植木鉢が置いてあって、ランタンの灯りで野菜を育てているようです」
思い出したミースアはそう言い、洋服箪笥の横に置かれた木箱から、長期保存の出来るパンとチーズを取り出す。
家具は古いが綺麗に掃除されているとエンティーは思っていたが、やはり誰かが住んでいたようだ。2人の話から、誘拐犯である大人達とは違い、地下の整備を担当する従属の住居だと思われる。仕事中なのか、それとも誘拐犯に巻き込まれ拘束されているのか、この状況では分からない。
「あっ」
エンティーのお腹の音が鳴った。
とても眠い日が続き、起きた時にシャングアに何か食べさせてもらっていたが、それからかなり時間が経っているようだ。
「ごめん……お腹空いちゃって」
「ボ、ボク達も」
エンティーの謝罪と共に、2人のお腹も小さくなる。
「ここの人には申し訳ないけれど、少しだけ食べさせて貰おうか」
「はい! 緊急事態なので、しょうがないです!」
「うん! もし出れたら、改めて謝りに行こう!」
2人は元気よく返事をし、人数分のパンとチーズを机に並べ、隣の部屋へ水を汲みに行く。
エンティーはベッドから立ち上がり、傾いている本棚の中を物色し始める。
シャングアが、神殿中に秘密通路が張り巡らされていると言っていた。地下も例外ではないとすれば、誘拐犯に会わずに地上へ出て行ける方法がある。ここが整備担当者の部屋ならば、見取り図があるはずだ。
エンティーは足手まといにならない為にも、2人の為に頑張ろうと思う。
「朝だぞー! 起きろー!」
「う、うーん?」
久しぶりに聞くその声に、エンティーは夢なのかとぼんやりと思う。
「起きてください!」
「起きてよ!」
痺れを切らし、声の片方がエンティーの頬を抓る。
「痛い!?」
ベッドから飛び起きたエンティーは、目の前の光景に驚く。
「えっ……どこ??」
先程までシャングアの部屋のベッドで眠っていたはずが、全く別の場所にいる。
窓が一切ない無骨な白い部屋。扉が二つあり、壁には油を燃料とするランタンが取り付けられ、床は整備されているが小さな凹凸が見られる。冷たい空気は少し埃臭さがあり、部屋の中には古びた机と椅子、洋服箪笥とその横に置かれた木箱、エンティーが眠っていたベッド、そして傾いてしまった本棚がある。
「エンティーさん!」
子供の一人がエンティーを呼ぶ。
一人は釣り目の少年。もう一人は波のあるくせ毛の少女だ。
「ラニャにミースア!」
以前、年上のβ達に踏みつけられていた時、箒が倒れる音を聞きつけてやって来た子供達の内の2人。以前は、休憩の時に一緒に歌を謳い、遊んでいた仲の良い子達だ。
「会えて嬉しいけれど、2人ともどうしたの? 顔や手に鱗みたいな……」
2人の腕や足、頬の一部に鱗の様なものが生えている。白く、光の角度によっては虹の様に様々な色彩を放っている。まるでオパールのようだ。
「一週間前に、子供組に新しく開発された栄養剤が配給されました。 甘くておいしかったんのですが、次の日にはこんな姿でした」
釣り目の少年ラニャは、左頬に生えた鱗を触りながら言う。
「ボク達2人だけがなって、それを知った大人達が地下へ連れてこられたんだ」
くせ毛の少女ミースアはラニャの言葉に頷きつつ、言う。
地下。だから窓が一切なく、灯りがともされ、空気が冷たい。エンティーは納得をする。
島の地下。かつては内戦や外界からの侵略の際に作られた住民の避難所兼住居だ。平和な時代に徐々になり始めると、避難所としての機能は一部残しつつ、牢屋や食糧庫、酒蔵として活用されている。秘密通路と同様に敵の侵入を阻むために入り組んだ造りであり、迷宮のように島の地下に広がっている。
「今まで地下にある部屋でずっと診察を受けて、栄養剤を飲まされて……なんだか危ない事をされそうな気がして、2人で逃げていたんです。出口を探していたら、エンティーさんが大人達に連れてこられたのを見つけました」
「明らかに怪しい感じ大人だから、ボクらはエンティーさんを助けたんだ」
「お、大人相手に……?」
眠っている間に、何者かに連れ込まれた。状況は少しわかったエンティーだが、困惑する。
10歳と20歳より上の大人とでは明らかに体格と力の差がある。エンティーを背負う大人が1人。地上から地下へとなれば、道案内や見張りも必要になる。最低でも2から3人。鎧を装備し、武器を持っている可能性がある。そんな大人達に小さな子供が勝てるのか、エンティーには想像が出来なかった。
「よく分からないけれど、足が凄く速くなって、力も強くなったんだ。ボク達を殴ろうとした大人の足に蹴りを入れたら、凄い顔で痛がっていたよ」
「大人達の油断を突いて、やー!って戦い勝ちました」
蹴り、殴りの動作を交えながら、2人は得意げに言う。
「それで、追っ手が来たら危ないから、見つからない様に隠れようと思って、探して歩いていたらここを見つけたんだよ」
「そうなんだ……」
小柄で細いとはいえ男性を運ぶとなれば、10歳の子供2人では難しい。疲れた様子が一切な二人を見て、力が強くなったのは本当だろうとエンティーは思う。
急に配給された栄養剤。2人の変異と地下に連れ込んだ大人達。エンティーを地下へと誘拐してきた犯人と同一かはまだ分からないが、注意が必要だ。
「2人とも、助けてくれてありがとう」
「どういたしまして!」
「無事でよかったです!」
2人は嬉しそうに笑顔を見せる。一週間も不安な日々を送って来たはずだが、2人はお互いに励まし合い、乗り越えてきたのだろう。エンティーはその様子を見て、少し羨ましく思う。
「あ! そういえば部屋を探したら、パンとチーズがあったよ」
「この隣の部屋には、水飲み場がありました。床には植木鉢が置いてあって、ランタンの灯りで野菜を育てているようです」
思い出したミースアはそう言い、洋服箪笥の横に置かれた木箱から、長期保存の出来るパンとチーズを取り出す。
家具は古いが綺麗に掃除されているとエンティーは思っていたが、やはり誰かが住んでいたようだ。2人の話から、誘拐犯である大人達とは違い、地下の整備を担当する従属の住居だと思われる。仕事中なのか、それとも誘拐犯に巻き込まれ拘束されているのか、この状況では分からない。
「あっ」
エンティーのお腹の音が鳴った。
とても眠い日が続き、起きた時にシャングアに何か食べさせてもらっていたが、それからかなり時間が経っているようだ。
「ごめん……お腹空いちゃって」
「ボ、ボク達も」
エンティーの謝罪と共に、2人のお腹も小さくなる。
「ここの人には申し訳ないけれど、少しだけ食べさせて貰おうか」
「はい! 緊急事態なので、しょうがないです!」
「うん! もし出れたら、改めて謝りに行こう!」
2人は元気よく返事をし、人数分のパンとチーズを机に並べ、隣の部屋へ水を汲みに行く。
エンティーはベッドから立ち上がり、傾いている本棚の中を物色し始める。
シャングアが、神殿中に秘密通路が張り巡らされていると言っていた。地下も例外ではないとすれば、誘拐犯に会わずに地上へ出て行ける方法がある。ここが整備担当者の部屋ならば、見取り図があるはずだ。
エンティーは足手まといにならない為にも、2人の為に頑張ろうと思う。
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