アブソル版クトゥルフの呼び声

アブソル・フラルビ

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終焉

探求

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だが流石に一週間ほど家に閉じこもっていた。家にいると冷静に考えた。奴らは何の宗教だろう。あの半魚人や巨大な怪物は、クトゥルフと呼ばれたあのぞうとはと、歴史学に詳しい知り合いを訪ねた。
 彼はここ最近翻訳された書物にそんな物が記されていたと言った。
 だが彼は無知だった。所詮妄想、幻覚からなったと判断し、それに記されている恐ろしさに分かってなかった。

 ヨハンセンという船員の手記がその一冊にあたる。(クトゥルフに襲われて生存した船員。クトゥルフの呼び声参照)そこには狂信者に襲われた悲劇とあの像と同じような姿の怪物の話であった。
 そしてさらに私を恐怖させたのはただの書物ではない。それは魔道書であり、執筆者は恐らく狂っているであろう詩人アブドゥル・アルハザードで、その本はネクロノミコンと記されていた。
 私はその本を読むのには1ヶ月ほどかかった。それにはおぞましき町々や忌まわしき呪文、そして人間が誕生するよりもさらに前の時代、地球を支配していた神々やその種族が記されていた。
 私はこれを見たことを後悔した。たとえ宇宙の真理に近づいたとはいえそこに喜びではなくとてつもない恐怖を覚えた。

 クトゥルフは何億年も前に地球に到来し、ルルイエと呼ばれるムー大陸を根城に様々な神々と地上を練り歩いていた。だが彼らは星辰が正しくない位置では生きておらず今は死んでいる。だがそれは本当の死ではない。

 あの言葉
「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん」それはこう翻訳できる。
「死せるクトゥルフ夢見るままにルルイエの館でまちいたり」と、そう星辰が正しい時、信者どもが儀式を行いクトゥルフは死の眠りから覚め、再びこの世界に狂気と混沌をもたらすため練り歩くのだ。クトゥルフ達にとって人間の法律 正義 感情 諍いなどは宇宙の真理にとっては全くもって無意味であるものだ。
 私はそれを止める力も勇気もない、ただただ儀式の中止されることを祈り、怯え震えるしかなかった。
 もはや私にとって晴れ渡る空、美しい花、友人達の戯れは私には毒になるだろう。
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