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いざ!!と、思いきや
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舞台に行った翌日は、入院のための荷造りをした。
スマホの充電器も忘れちゃならない。
スマホは最高の暇潰しの道具だからな!!
積ん読があるぞ。読了したのを久しぶりに読み返すのもいいな…。
真梨幸子は全部面白いから、みんな読もう。
『殺人鬼フジコの衝動』は鉄板だが、『三匹の子豚』もかなり好き。おすすめするぞ!!
そして、翌日。
一人で行けるしと言ったが、妹が運転して連れていってくれることになった。母も着いてきた。
その病院は自宅から車で45分くらい。
地味に遠い。
以前、胃腸炎を起こして救急で運び込まれたことがある病院だ。
窓口で紹介状を渡す。
診察券はありますか?と聞かれたが、なにぶんかなり以前のことで、診察券は財布に入っていない。
「たぶん、なくしました…」
「新しく作り直すと、220円かかりますが、おうちで探しますか…?」
「えー…いえ、作り直してください…」
私はどケチで220円すら惜しいと思ったが、かたづけられない女なので、診察券を見つける自信がなかった。
「では~、産婦人科はあの角を曲がって一番奥にあります」
「はい!わかりました!」
私は方向音痴でもある。が、一人で産婦人科に着くことは出来た。(母と妹はトイレに行っていた)
母と妹は後から追いついた。
すぐに名前を呼ばれる。早いな!!
先生は女医さんだった。
よかったあああああああい!!!!
症状を話し、生理周期などの質問を受け、カーテンに覆われた内診台に上がる。
スカートとパンツを脱ぐのもハードルが高いなあ。さっさと脱いだが。
内診台は最初は低い位置で足を乗せる台も閉じている。
そこから、グイングイーンとアニマトロニクスみたいな動きで上昇し、足が開かれるのだ。
ハイテクぅ。
多少、痛い思いをして、あっという間に内診は終わった。
続いて、エコーである。
診察台に登って、ぽっこりお腹にゼリーを塗り塗りされ、器具を当てられる。
「固いところと柔らかいところがありますね」
「はいー」
「ここに小さい筋腫がいくつかありますね」
「ほう…」
「卵巣の腫瘤ですね」
「えっ。卵巣の?」
と、いうわけで、腫瘤は子宮ではなく卵巣のものでした。改題すべきですな。
「じゃあ、婦人科でいいんですね」
「婦人科ですね」
胃腸の腫瘤だったら、また別の科でやり直しだと思っていたので、はっきりわかってよかった。
「頭くらいの大きさですね」
「ぴえ」
は?頭くらい??どんだけ大きいの?
「何年もあったはずですが、気づかなかったですか?」
「はあ…デブっただけかと…」
エコーが終わり、ゼリーを看護師さんに丁寧に拭いてもらって、先生とまた対面する。
「では、4月1日にMRIを撮るので…」
「え、入院じゃ…」
「お元気そうなので」
「で、でも、お腹が重くて…」
「4月4日に方針を決めて…」
ええええ…何回来ればいいの…。
「今日は採血をしてもらいます」
「はあ…」
その後、一階上の採血室に行き、採血してもらう。
採血は平気である。ヘイヘーイ。余裕余裕。
結局、すぐに入院だと思っていたのに、その日は帰宅することになった。
これ、27日の舞台に行けたじゃん??!
でも、お腹の中に頭くらいの大きさの腫瘤があるんだぜ…。
スマホの充電器も忘れちゃならない。
スマホは最高の暇潰しの道具だからな!!
積ん読があるぞ。読了したのを久しぶりに読み返すのもいいな…。
真梨幸子は全部面白いから、みんな読もう。
『殺人鬼フジコの衝動』は鉄板だが、『三匹の子豚』もかなり好き。おすすめするぞ!!
そして、翌日。
一人で行けるしと言ったが、妹が運転して連れていってくれることになった。母も着いてきた。
その病院は自宅から車で45分くらい。
地味に遠い。
以前、胃腸炎を起こして救急で運び込まれたことがある病院だ。
窓口で紹介状を渡す。
診察券はありますか?と聞かれたが、なにぶんかなり以前のことで、診察券は財布に入っていない。
「たぶん、なくしました…」
「新しく作り直すと、220円かかりますが、おうちで探しますか…?」
「えー…いえ、作り直してください…」
私はどケチで220円すら惜しいと思ったが、かたづけられない女なので、診察券を見つける自信がなかった。
「では~、産婦人科はあの角を曲がって一番奥にあります」
「はい!わかりました!」
私は方向音痴でもある。が、一人で産婦人科に着くことは出来た。(母と妹はトイレに行っていた)
母と妹は後から追いついた。
すぐに名前を呼ばれる。早いな!!
先生は女医さんだった。
よかったあああああああい!!!!
症状を話し、生理周期などの質問を受け、カーテンに覆われた内診台に上がる。
スカートとパンツを脱ぐのもハードルが高いなあ。さっさと脱いだが。
内診台は最初は低い位置で足を乗せる台も閉じている。
そこから、グイングイーンとアニマトロニクスみたいな動きで上昇し、足が開かれるのだ。
ハイテクぅ。
多少、痛い思いをして、あっという間に内診は終わった。
続いて、エコーである。
診察台に登って、ぽっこりお腹にゼリーを塗り塗りされ、器具を当てられる。
「固いところと柔らかいところがありますね」
「はいー」
「ここに小さい筋腫がいくつかありますね」
「ほう…」
「卵巣の腫瘤ですね」
「えっ。卵巣の?」
と、いうわけで、腫瘤は子宮ではなく卵巣のものでした。改題すべきですな。
「じゃあ、婦人科でいいんですね」
「婦人科ですね」
胃腸の腫瘤だったら、また別の科でやり直しだと思っていたので、はっきりわかってよかった。
「頭くらいの大きさですね」
「ぴえ」
は?頭くらい??どんだけ大きいの?
「何年もあったはずですが、気づかなかったですか?」
「はあ…デブっただけかと…」
エコーが終わり、ゼリーを看護師さんに丁寧に拭いてもらって、先生とまた対面する。
「では、4月1日にMRIを撮るので…」
「え、入院じゃ…」
「お元気そうなので」
「で、でも、お腹が重くて…」
「4月4日に方針を決めて…」
ええええ…何回来ればいいの…。
「今日は採血をしてもらいます」
「はあ…」
その後、一階上の採血室に行き、採血してもらう。
採血は平気である。ヘイヘーイ。余裕余裕。
結局、すぐに入院だと思っていたのに、その日は帰宅することになった。
これ、27日の舞台に行けたじゃん??!
でも、お腹の中に頭くらいの大きさの腫瘤があるんだぜ…。
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