絶頂の快感にとろける男の子たち【2023年短編】

ゆめゆき

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男どうしで、初めてなのにいっぱい感じちゃうセックス

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 化粧を落とし、ウィッグも外してレースやフリルのついたワンピースを脱ぎ捨てる。
 下着は男物だ。最後の一枚を脱ぐのをためらっていると、先生にせかされる。僕は覚悟を決めて下着を引き下ろした。生まれたままの姿になると、先生にベッドの上に導かれた。

「あ…」

 僕は先生…画家の青野青一のファンだ。先生の作品は、振袖やドレスを着ておめかしをした少女たちの肖像が主で、百貨店に飾られたり、CMで使われたりしている。
 その色づかいや、少女たちの大人びた印象的な瞳に惹かれて、僕は画集を買って夢中でページをめくった。
 恋に落ちたのだ。
 だから、モデル募集の広告を見てのぼせてしまった、姉や女友達の力を借りて変装してアトリエの扉を叩いた。女性に限るとは募集要項にはなかったけど、当然求められているのは少女だと思ったのだ。採用されずとも一目会えたら。
 青野青一本人に会って、僕は驚いた。
 思ってたより若かったし、きれいな人だった。顔は女顔と言っていい。先生の描く少女たちの面影がそこにあった。深く底知れない瞳。
 そして僕の女装は、一目で先生に見抜かれた。

「ごめんなさい!」

 僕は青ざめて謝った。
 でも、先生は構わないと言った。それどころかイメージにぴったりだと。そして…。

「けど、君の全部が知りたい」

 それで今僕はベッドの上で先生の愛撫に身を委ねて、初めての感覚に身悶えている。

「ん…♡あ…♡んん……」

 僕の体を、僕の胸や脇腹やお尻をまさぐりながら、先生は僕にキスをしてくれた。
 最初はついばむように軽く、だんだん口づけは深くなり、舌を差し入れられ、僕もぎこちないながらも応える。
 裸で抱き合っているだけで、すごく興奮する。先生の愛撫とキスに僕の体の一部ははだんだん反応してきた。先生のものも、たちあがっている。だけど、すごく恥ずかしい。どうすれば正解なのかわからない。

「あ…♡はう……っ♡」

 先生の手が僕のペニスを握り、扱き始める。しばらくそれを続けてから、自分のペニスを重ねてきて、一緒に扱き始めた。

「や…♡あんっ♡ううん……♡」
「ああ、いい…」
「う……♡く……っ♡」

 経験の浅い僕はすぐに吐精してしまう。
 先生の手が、それを受け止めてくれた。

「はあ…はあ…はあ……」
「いっぱい出したね」

 先生はティッシュで手を拭うと、それをゴミ箱に捨てた。
 それからローションのボトルをベッド下から取り出すと、手のひらに伸ばし、ペニスを軽く扱いたり、会陰をなぞったりする。
 僕はどんどん鼓動が早くなっていった。どこまでするんだろうと思っていたけど、最後までするみたい。
 先生と僕はこれから、セックスをするんだ。どうしよう…!うれしい?不安?期待?怖い?とにかくドキドキする。
 僕は先生の指示に従って、膝裏を持ち上げる。先生に僕のアナルが丸見えになる。
 先生の指がぬるりと僕のアナルに触れ、ローションを塗り込むようにマッサージする。

「あ…♡んん♡あ…っ♡」

 それは気持ちよかった。自分でも触ったことがない場所をいじられて、初めて気持ちがいい場所だと知った。

「は…♡あ…っ♡」
「気持ちいい?」
「んん…♡気持ちいい…です」
「指を入れて、ゆっくり広げるよ。力を抜いて…」
「はい……あ……っ」

 先生の指がゆっくり入ってくる。つんとする違和感。出し入れされて、特に快感はないが、エッチな気分が高まってくる…。だって、先生の指が僕の中に入ってるなんて。
 ずいぶん時間をかけて、先生は僕のお尻の穴をほぐしていく。

「じゃあ、入れるよ」
「ん……っ」

 指を抜かれて、先生のペニスの先端がお尻の穴に押しつけられる。気持ちいい。
 ああ…、いよいよしちゃうんだ…。

「あ…♡うう…っ!」
「はあ…キツい……」
「んん…っ!」
「痛い…?」
「ううん…早く…入れて…」
「ああ…」

 先生のペニスがお腹の中にどんどん入ってくる。長い時間をかけてやっと先生と僕はひとつになった。

「すごい…♡入ってる……っ♡」

 先生が僕に覆いかぶさって来て、僕の顔を見つめてきて言った。

「気持ちいい?」
「んん…♡まだ…あんまり、わかんない…けど…はあ…はあ…先生とエッチできて、はあ…うれしい……」
「青一って呼んで」
「はあ…はあ…青一さん、気持ちいい?」
「気持ちいいよ…すごく…君の体…気持ちいい…!」
「んん…♡動いて……僕の体で気持ちよくなって…」
「ん……」

 先生が動き出した。腰を前後に振って、僕の中を擦り、突き上げる。
 そうしながら、片手で僕のペニスを扱いてくれる。

「ああ……」

 先生が気持ちよさそうに呻いた。
 僕はペニスを扱かれながら、お尻をたくさん突かれて、だんだんお尻の方も気持ちよくなってきた。内側から性器を刺激される快感なのか、ペニスを扱かれている快感を錯覚しているのかわからない。わからないけど…。

「あ…♡んん…っ♡青一さん!青一さん!いい…っ♡」
「はあ…あ…一緒に気持ちよく…なろう」
「うんっ♡ああん…♡」

 嵐のような時間が過ぎる。いっぱい感じて、いっぱい汗をかいて激しく交わって、気持ちよさがどんどん高まってくる。
 先生とこんなことしてるなんて、信じられない…。
 この瞬間、僕は青野青一を独占している。優越感が胸にこみあげる。
 天井の高い広いアトリエに、二人のせわしない呼吸の音と、喘ぎ声と、肌と肌とがぶつかり合う音が響く。それが恥ずかしい。でも、興奮する。
 アトリエに人が来ないかとも思って、それも心配した。先生は売れっ子だ。マネージャーとか、助手とかいるんじゃないか。
 鍵は閉めてる様子はなかった。人払いをしてくれてるのだろうか。こんな時に誰か来たら…。見られたら…。
 先生のピストンがはやくなった。限界を訴える。

「あ…ああ…っ!はあ…はあ…!ん…っ!イク…イキそう…中に…出していい…?」
「はあ♡ああん♡出して…♡中に…出して…♡」

 僕は迷わず答えた。先生の全部が欲しい。

「う…あ…あー……!」
「あ…♡ううん…っ♡あ……っ♡」

 先生が腰を止め、ぐっと腰を進めてきて結合を深くする。
 先生の精液が、体内にじわっと広がるのがわかった。

「はあ…はあ……」
「ん…♡くう…ん♡」

 先生はごく短い休憩をとると、僕のペニスを扱いて射精へ導く。

「あ…♡あ…♡んん……っ♡うん…っ♡」

 手淫されながら、口づけをされる。あ、イク…。

「ああ…♡あ…♡ああ…ん♡」

 下腹部に強い射精感がこみあげる。

「あ…っ♡イクッ…♡イク…イク…ッ♡」
「いいよ…」
「あっ♡で…ちゃう…♡んんんんー……っ♡」

 僕は、また先生の手に精液を放った。びくびくと体が跳ね、腹筋が波打つ。じんじんと気持ちよさがしばらく下腹部にとどまった。

「はっ…はっ……」

 初めての快感に、僕は酔った。
 もっと、したい。
 貪欲な僕の内心を知っているかのように、先生は一度ペニスを引き抜くと、体位を変えた。
 足を投げ出して座った先生の上に向き合って腰を下ろす。先生が自分のペニスを支えて挿入の手伝いをしてくれる。

「あ…っ♡はあ……っ♡」
「ああ…いいよ……ん…」

 お互い獣のように唇を貪り合う。そして、下から突き上げる先生の動きに合わせて、僕も腰を揺らした。

「いい…♡いい……っ♡はん…っ♡ああん♡ああ…っ♡」
「ぼくも…いいよ……ああ……」

 先生と僕は、夜が更けるまで何度も交わり合い、快楽に溺れた。


 その日は着てきたワンピースをもらった紙袋に入れて、先生の服を借りて帰った。だぼだぼだったけど、仕方ない。それに先生の服は先生の匂いがする気がした。

「じゃあ、三日後…水曜から来て」
「うん…」

 まだ、腰がふわふわした感じがする。セックスの気持ちよさの名残が、少しの刺激であふれてしまいそうだった。

「またね!青一さん!」
「うん。また」

 それから、僕は放課後先生のアトリエに通うようになった。
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