絶頂の快感にとろける男の子たち【2023年短編】

ゆめゆき

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男どうしでいろんな人と気持ちいいセックス

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 くじ引きが終わった。
 順番待ちの人たちが見つめる中、ぼくは牧村さんと六畳間の中心に置かれたベッドに上がる。慣れているはずなのに、やっぱりドキドキする。

「一番…ラッキー…」

 牧村さんがぼくの耳元で囁く。

「…ぼくも牧村さんで、うれしいです…♡」

 ぼくも小さな声でそっと呟く。牧村さんがくすっと笑った。全部、見られているけど、二人きりの会話も大事にしたい。
 牧村さんは優しくて丁寧で、上手だから好き。それにうっとりするほど美形だ。小顔で、顔の輪郭がシャープで、大きな二重の形のいい目と高い鼻梁と、薄い唇をしている。
 面倒くさがって一番が当たって不満そうにする人もいるのに、準備と前戯を厭わず奉仕してくれる。
 二人、服を脱いでいき、ぼくは牧村さんの胸に抱かれて深くため息をついた。

「は…あ……♡」

 押し倒されてキス、おちんちんをシコ…シコ…とやさしく扱かれて、ぼくが充分に興奮して勃起すると、牧村さんの指がお尻の穴をマッサージするように押したり、とん、とん、とタップしたりする。

「あ…あ…♡」
「これだけで、こんなに感じちゃうんだもんね。すっごいかわいい♡」
「は…ん…っ♡うれし……んっ…♡」

 牧村さんのキスと愛撫にぼくはリラックスして肉体を弛緩させた。

「牧村っ!早くしろよ!」

 順番待ちの一人が文句をつけてきた。

「うるせーな!」

 牧村さんが低く言い返す。こういうところは少し恐い。
 壁際に順番待ちの男たちが並び、ただ見ていたり、性器を扱いていたりする。その中の一人が口を出してきたのだ。
 動きが少し性急になる。お尻の穴に指が入って来て、出し入れされながらかき回される。

「あぁ…っ♡あ…っ♡」
「もう、準備はしてあるもんね。充分広がってる」
「うん…♡はぁ…ん♡あん…っ♡」

 事前に準備はしてある。三十分前に自分でお尻を洗浄した。

「挿れるよ―…」
「ん♡んん……♡」

 牧村さんの勃起したペニスがお尻の穴に押し当てられ、ローションに助けられてぬるりと挿入ってくる。

「はあ…あん……っ♡挿入って…っ♡気持ち…いい…っ♡」
「はー…いい……気持ちいい…」

 牧村さんがぼくの広げた足を固定するように、シーツに腕をついて、腰を猛烈に前後させ始めた。激しく揺さぶられ、中をいっぱい擦られて気持ちいいところを何度も硬いおちんちんが掠める。

「あっ♡あんっ♡あんっ♡あん…っ♡あっ♡い…いい…っ♡あん……っ♡」
「あー、気持ちいい……っ!中、気持ちいい…」
「あっ♡あっ♡うぅん…っ♡あん♡」

 ぼくと牧村さんはしばらくその体位でお互いの性器と体内とを堪能した。
 一呼吸おいて牧村さんはペニスを引き抜き、ベッドヘッドに背を預けて座ると、ハア、ハア、と荒い呼吸のまま、ぼくにそこに座るよう促した。そこには牧村さんの硬いペニスが待っている。

「ん…あ……♡」

 ゆっくりと、お尻の穴に牧村さんのペニスを受け入れる。新しい角度の刺激がぼくをまた敏感にする。
 全部挿入るのを待たずに、牧村さんが突き上げてくる。

「あっつ♡あっ♡んあ…っ♡あん…っ♡」
「感じる?感じる…?」
「あんっ♡感じ…るっ♡気持ちいい…っ♡」
「ああ…!はあ……!いい……」

 自分の体重で、おちんちんが深く深く挿入るのがいい。
 牧村さんの胸にもたれながら、ぼくも突き上げる動きに合わせて、お尻を振る。
 気持ちよさに夢中になっていると、牧村さんが限界を訴えてきた。

「あー…イクッ…イクイク…」
「あっ♡んん……っ♡」

 牧村さんの腰の動きが速くなる。そして不意に止まると、苦し気に呻いた。

「くう…!はあ…あ……!」
「ああ…ん…♡」

 牧村さんがぼくの中で絶頂を迎えた。
 奥に精液を出される。

「はあ…ああ…!よかった…」
「んん…あん……っ♡」

 急かされて、牧村さんはベッドから離れ、ぼくは二人目を受け入れるために腰を上げる。

「犬のかっこうして」

 ぶっきらぼうに命じてきたのは葉山だ。ラグビー部に入っていて、身長が高い上、筋肉を大きく鍛えている。ムキムキのマッチョだ。顔はさわやかで眉が凛々しく女性にモテそうなタイプ。
 ぼくが従うと、その大きな手でぼくの腰を掴み、お尻の穴にギンギンに勃起したペニスを力づくで押し込んできた。

「んああ…っ♡挿入ってきたぁ…っ♡ああん…♡あう……っ♡あん…っ♡」

 すぐに激しくピストンしてくる。肌と肌がぶつかるパン!パン!という音が響く。乱暴に扱われて悔しいけど、感じてしまう。

「あん…っ♡あん…っ♡あう…っ♡あん…っ♡あん……っ♡」
「はあ…!ふう……」

 気持ちよすぎて、お尻やおちんちんはもちろん、つま先まで心地よい痺れが走る。
 ぼくは背中を丸めたり、反らしたりして強すぎる快感をやり過ごそうとした。
 そんなぼくを葉山はうつぶせになるよう押してくる。うつぶせになったぼくに葉山のたくましく重い肉体が覆いかぶさってくる。この重さ、癖になる…。押しつぶされて身動きが取れないぼくを、葉山が寝バックで腰をぐいぐい押しつけてきて、ずんぐりと太く硬いペニスが気持ちいい場所を圧迫し続ける。

「あ…♡あ…♡気持ちいぃ…♡やあ…♡イッ、イッちゃ…イッちゃう♡あ…う…♡あん♡あああぁ……っ♡」

 どんな順番でも、ぼくは葉山の寝バックでオーガズムに達してしまう。

「イッたかー…ああー…!俺も…俺も出る……っ!出すぞ…っ!いっぱい出すからなー…!」
「あぁ…っ♡あん…っ♡」
「うあ…っ!ああー…っ」

 絶頂の余韻が収まらぬまま、葉山の精液をお尻の奥に受け止める。
 葉山は射精し終えると、ぼくを下敷きにしたまま、ビクッビクッと震えた。

「フゥー…」

 スッキリした様子で葉山はぼくの上からどくと、荷物の中から二リットルのペットボトルをつかみ取り、一気に半分ほど飲み干した。

「すごい、よかったわ。たまに生すんのってやっぱいいよ」

 すぐに次がベッドに上がってくる。初めて見る顔だ。ぼくの痴態を見ながら下半身を露出させ、おちんちんを扱いていた一人だ。
 目をひく容姿をしていた。青く髪を染め、それが似合っている。眉までしっかり同じ青に染めている。理知的な印象の瞳、上唇がつんと上を向いていてチャーミングだ。

「前戯なしで、挿入していいんだよね」
「うん…」
「じゃあ、遠慮なく……ん…っ」
「あ…♡」

 男はぼくを押し倒して正常位で挿入してきた。

「あぁ……っ♡」
「うあ…っ!あったか……気持ちいー……」
「はあ…♡ああん……っ♡」
「俺、新島サクヤって言うの。はあっ…動くね」

 言い終わらぬうちに、新島は腰を振り始めた。前の二人の精液がたっぷり入っているお尻に出し入れするたび、グチュ…ジュプ…と下品でいやらしい音が鳴る。

「エッチ過ぎ…はあ…いいよ……すげーかわい…イカせたいな…!」
「はあ…ん♡イカせて……♡気持ちよくして…っ♡あん♡ああん…♡」

 そう言ったものの、無理なことはわかっていた。新島が絶頂した時点で、ベッドから下りなければならない。そういうルールだ。ぼくを先にイカせないと不可能なのだ。
 抱き合って、新島のペニスをお尻で存分に味わって、気持ちよさが高まってくる。でも、まだ…。
 新島が上半身を起こして、ぼくの膝裏を持った。自分は膝をついてしゃがむ姿勢になり、太ももの上にぼくの太ももが乗る形になって、腰を掴まれる。それから突き上げるように激しいピストンが開始された。

「ああ…ああああ…!」
「あ…♡ああ…っ♡や…すごく、気持ちぃ……っ♡そこ…っ♡そこっ…あん♡あっ♡ああん……っ♡」
「はあ!はあ!こっちのがいいみたい…だ…ね…!」

 信じられないくらい的確に気持ちいい場所を強く激しく突かれる。気持ちよさにのけぞり、シーツを握りしめる。腰が浮いてしまう。

「あんっ♡あんっ♡うううー…っ♡ああん…っ♡すごいー…♡イッ…イク…ッ♡ううん♡ぼく、イッちゃ…う…っ♡」
「イッて…!はあ!はあ!…ああ……気持ちいい?俺もすげー気持ちいいよ…!一緒にイこう…!」
「あう…♡もう、だめ…んん♡イク…イクイクイク……ッ♡」
「ああっ!イクッ!イクッ!はあ…あー……っ!」

 ぼくは新島のペニスの突き上げにお尻で強い快感を味わいながら達し、ドロッ、と吐精した。

「はう…ん♡よすぎて…っ♡ああん…♡はあ…んん♡」

 続いて新島が腰の動きを止めて、射精したのがわかった。

「ああ……!く…」

 何度も腹筋を波打たせて、相当な気持ちよさを感じているのがわかる。

「よかった…」
「んん…♡」

 どちらからともなく、ぼくたちは抱き合って深く粘っこく口づけあい、余韻を楽しんだ。
 それでも、わきまえている新島は少しの間だけで切り上げ、四番目に場所を譲った。

「はあ…はあ…♡んん…っ♡野上さんか…来て…」
「なんか、ずるくない?」
「えっ?あう…っ♡」

 ぼくは足を揃えて折り曲げた姿勢で横に倒されると、野上さんにいきなり挿入された。激しいピストン。

「おおー…っ!イケッ!イケよ…っ!」
「あ…っ♡あ、あ、あ…ああっ♡」

 がむしゃらにぼくの中を突きまくって、野上さんはどくどくっと射精した。

「はあー…はあー…気持ちよかった……」

 その次も、その次も…並んだ男たちの全員を相手して、その間にぼくは二度オーガズムに達して、たっぷりとセックスを愉しんだ。
 全部で十一人で、五万五千円の稼ぎ。相手を探してくる、半ば引きこもりの兄と折半して二万七千五百円。
 お金よりエッチが目的だから、金額はどうでもいい。
 男たちが帰った後、部屋の隅で様子を伺っていた兄に、釘を刺される。

「お、お前、個人的にただでヤらせるなよ」
「えっ」
「牧村とか…新島とかさ…好きだろ、お前…ちゃんと金、取れよ…」
「わかってるって」

 でも、新島さんに街で偶然出会って、ホテルに誘われたら、ぼくは断らないと思う。
 順番待ちを気にしないで、たくさん繋がって、汗をかいて激しく愛し合って、二人でどこまでも快楽を追求したい。
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