拝啓母上。私はお家に帰りたいです。

花桃

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ぱーりぃー1日目☆

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忘れてた~みたいな顔してるレオを睨むと、私が苦手な困ったワンコスマイルを浮かべてきて、何も言えなくなった……


皆さん、考えてみて下さい。


レオみたいなイケメンに困ったワンコスマイルを向けられるシーンを……多くの人が何も言えなくなると思います。

ステージに現れた演奏家達が曲を奏でるのを合図にダンスが始まったんだけど、何かレオの動きがだんだんぎこちなくなってきた。


この前踊った時はもっとスムーズだったよね?

今だって腰を抱き寄せて踊るパートなのに軽くしか抱き寄せてこないし、こっちが逆に近付くと下がるし……もしかして私と踊るのが嫌だったとか!?

なんかそう思ったらどんどんネガティブな思考になってきた( ´-`)

そうしたらつい、レオに私と踊るのが嫌なのか聞いちゃった。



レ「は?そんな訳ないだろ」


麗「でもさ、さっきからダンスぎこちないじゃん」



私がそう言うと徐々に顔を赤くしながら、



レ「レイカのドレス……前と背中が開いてるだろ」



って言われた。

ドレスの前と背中が開いてることと、ダンスがぎこちなくなることの関係性が見えてこなくて困りながらレオを見つめてると、今度は急に抱き寄せてきた。


一体なんなんだ……


レオはたまに意味不明なこと言ってくるから困る。



レ「少しは自覚を持ってくれ」


麗「なんの?」


レ「はぁ……」



レオに深いため息をつかれた。


解せぬ(´・ω・`)


その後はレオがぎこちなくなることもなく、2曲続けて楽しく踊った。



麗「ん~疲れたぁ~

でも超~楽しかった!」


レ「そうか、よかったな……あ、喉乾いてないか?

飲み物と軽く食べるものも取ってくるからここで座っててくれ」


麗「レオありがと!」



紳士なレオさんが取りに行ってくれる間ソファーで休憩~……って思ってたけど、そうは問屋が卸さない(笑)





『お姉様、今回のドレスとってもお似合いですわ!』

『お姉様の魅力を最大限に引き出していると思います!』

『お姉様!ギュッと抱きしめてくださいませ!』


『その美しいおみ脚で踏んでください!』

『蔑んだ眼で見てください!』

『ドレスの上から縛ってくださいませ!』



ソファーの周りを親衛隊の子達に囲まれて、何か美しい子達を侍らす悪代官みたいな図が出来上がってるんですけどね?

かなり異様な状態ってことは、さすがの私でも理解できますお( ´-ω-)

親衛隊全員が来てる訳ではないから相手する人数は少ないんだけど……いかんせんM属性の子達のキャラが濃い。

もうね、他の生徒達には遠巻きに見られておりまするよww


妹・弟属性の子達は髪型が崩れないように頭を撫でて、M属性の子達はほっぺを軽くつねったら満足してくれた。

ちょうど私の周りに居た親衛隊の子達全員にそれぞれ頭撫でたり、ほっぺを軽くつねったりし終えた辺りでレオさんが戻ってきた。



レ「レイカ戻っ……どうしたんだ?」


麗「分かんない(笑)」



引きつった顔のレオにそう返すと、本日2度目のため息をつかれました。



『レオンハルト様もお戻りになられましたので、わたくし達はこれで失礼いたしますわ』

『レイカ様に要らぬ虫は付いておりませんのでご安心を』

『レオンハルト様、お姉様とごゆっくりお過ごしください』

レ「あぁ、ありがとう」



腐っても……って言ったら悪いけど、完璧な所作で礼をしてからそれぞれ戻っていった親衛隊の子達。


そんな親衛隊の子達に関心してたから、レオが『これからは親衛隊と仲良くしよう』って呟いていたのは耳に入ってこなかった。


レ「レイカ、飲み物はこれでよかったか?」


麗「うん!私これすごい好き!」



レオに差し出されたのは、こっちの世界でよく飲まれてるマムマムっていう微炭酸のジュース。

色んな所で自生してるポポローナっていう甘い果物とサーンっていう水に入れると炭酸みたいにシュワシュワするハーブで作られてるんだけど、超~美味しいの!


マムマムで喉を潤すと、レオが綺麗に料理が盛られたお皿とフォークを渡してきた。


お皿に盛られた料理はどれも私が好きなものや好きそうなものばっかで、レオをさりげない気遣いが素晴らしい。

もうお嫁にほしいですわww



レ「うまいか?」


麗「うん!あ、レオもこれ食べてみて!
はい、あ~ん」


レ「あ、あぁ……パクッ……うまい」


麗「でしょ?
あ、ちょっと待って口の端に付いてる……ん、取れたよ」


レ「すまん、ありがとう」


麗「いいえ~」



私達はこんな感じでほのぼのと過ごしてた。



あやつが出現するまでは……

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