7 / 131
日常
6
しおりを挟むこの後はどうしたもんかなぁ~
とか考えていると、
『うっうえーん!ママおうちにかえりたい!
おじさんたちこわいよ~』
近くにいたまだ4~5歳くらいの男の子が突然泣き出した。
お母さんはオロオロして必死に宥めているけど、男の子は全然泣き止まない。
たぶんようやく自分の置かれている状況が出来たんだと思う。
そりゃそうだよ銃をぶっぱしたドデカイ音で放心状態にならない方がおかしいって!
でもこの状況はマズイ。非常にマズイ。
ただでさえ私のせいでピリピリしているコイツらの前で泣き始めたら……
②『うっせーぞガキ!黙れ!』
③『殺されてぇのか!』
案の定テロリン②と③が怒鳴り始めた。
テロリン達が怒鳴ったせいで余計に男の子は泣いちゃうし、男の子のお母さんも泣き始めてしまった。
すると今まで動かなかったボスらしき男が銃に手を動かした。
ヤバい……このままじゃあの2人が殺される!
小型ナイフで手足の結束バンドをぶち切った私は咄嗟的に2人を庇うように前に出た。
その瞬間パンッと乾いた音が鳴り響いて右肩に鋭い痛みが走った。
麗「痛ったぁ~www
あー僕大丈夫?痛いとこない?お母さんも大丈夫ですか?」
『え?ええ、私達は大丈夫ですけどあなた肩から血が!!』
麗「気にしないで下さい。見た目酷いですけどちょっとかすっただけなんで!
でも1つお願いがあるんですけど、お子さんの目と耳塞いでおいて下さい。
ここから先ちょっと教育に悪いんでwww
グロい系無理な人とか居たらその人達もお願いします。」
私の登場で呆然としているテロリン達を尻目にワイシャツを引きちぎって撃たれた所を縛り、たまたま居た知り合いの頭がキレるヤンキー君にコッソリ小型ナイフを投げ渡して『早くやれ』と目で合図すると、他の人質の人達に指示を出した。
ここまで全部話してる最中にやりますたwww
編集メールで編集画像を追加我ながら素早い仕事だわwww
おっと…またおふざけモードになってしまった……
私の脳内は自重を知らないのかな?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
124
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる