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弟くん
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しおりを挟む雪「………………我は雪嘩だ。
レオンハルトとやらこれから宜しく頼む……」
ぷにぷにしてる桃嘩のほっぺたを堪能していると、雪嘩がレオに挨拶して私にくっついてきた。
そして……
雪「レイカ、我もちゃんと挨拶したぞ。
……だから我もっ!」
って!!
ちょっと奥さん聞きました!?
これヤキモチですよね!?絶対ヤキモチですよね!?
もう…めっちゃキュンってした!!
可愛い雪嘩に萌えたのは私だけじゃなく、シーナさんと私は目が合うなりムギューっと雪嘩と桃嘩を抱きしめて撫でて愛でまくった(*´-`*)
それから数分後、ルイスさんの『そろそろいいか?ってか話させて……』っていう泣きそうな言葉に我に返った私とシーナさんだけど、2人の可愛さに癒されてツッヤツヤ(笑)
ちょっとほったらかし過ぎて完璧空気になっていたルイスさんとレオには少しばかり悪かったなぁと思いましたので心の片隅で謝った。
ルイスさんはシーナさんとアランさんに今回の件を報告するらしく、シーナさんを連れてアランさんのとこに行っちゃった。
残された私達はと言うと、本日2度目の闘技場におります!
さっきは、部屋に戻ってぐーたらしようかな~とか思ってたんだけど、レオの『鍛練しに行く』と言う言葉を聞いて大量に摂取したカロリーを消費しようと思って、仔犬サイズに変身した雪嘩に桃嘩と遊んでもらう間、レオに木剣での打ち合いを頼んだんですwww
麗「レオ!お手柔らかにお願いね~」
少し離れた所で身体を解してるレオに、私も同じく身体を解しながら言うと、
レ「あぁ、レイカ全力で来いよ?」
っていうレオの言葉が返ってきた。
お言葉に甘えて全力で行かせてもらおうかな?
盗賊のオッサン達とか脳筋坊主より全然強い感じするし。
麗「全力?りょーかーい!
じゃあレイカ、いっきまーすwww」
木剣を構えてレオの元へ走り、木剣をおもいっきり叩き付けたけど、それはレオに防がれてお互いの木剣が激しくぶつかる。
バックステップで距離を取って今度は胴を狙って叩き込むけど、受け流されてお返しとばかりに胴に入れられそうになって焦る。
だって当たったら痛いじゃないwww
レオの連続攻撃に曝されて避けるので精一杯な私だけど、それがめっちゃ楽しくてしょうがない。
ここまで追い詰められるのはお爺ちゃんの稽古という名のリンチと、ゴリリンとの稽古以来だなぁ……
ーーーーーーーー
『麗嘩!!脇が甘いぞっ!!』
『いや……ヤサイ人じゃないしそれムリッ』
『ぬるいっ!!ハイヤァー!!』
『ぐぇふっ……』
・
『ハハハッ!!』
『ギャッ!!……ゴリリン手加減しろ!!
ねぇ私、女の子だよ!?
そこんとこちゃんと分かってる!?』
『ハハハッ!!』
『ぎゃふっ……』
ーーーーーーーー
ははっ……思い返したら辛くなってきた……
ともかく今はお爺ちゃんとゴリリンこのとは置いいて、レオとの打ち合いに集中しな……
麗「ふぎゃっ!!」
集中しなきゃって思ったそばからレオの攻撃を受け止めきれなくて、顔面から転んだ。
……痛い……むっちゃ痛い!!
レ「大丈夫か!?
つい本気を……………すまん」
レオに起こされたけど、顔面超ー痛い。
ヒリヒリしとる……
麗「……大丈夫、大丈夫。
これよりヤバいのあったし……ってか雪嘩と桃嘩は!?
見てなかった?」
レ「あぁ、見てないと思うぞ?
ベンチのとこで2人共寝てるし……」
麗「本当だ~
ひゃーっ2人共マジ天使~!!」
大型犬くらいの大きさになった雪嘩に寄り添う桃嘩……素晴らしく可愛い!!
応援ありがとうございます!
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