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弟くん
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しおりを挟むレ「2人が可愛いのは分かった……とりあえずレイカ、こっち向け」
麗「ん?」
レオに言われて向くと、
レ「[ヒール]」
麗「……!?」
ムスカになる一歩手前くらいの眩しい光が目に刺さった。
何すんの!?って文句を言ってやろうと思ったけど、さっきまでヒリヒリして顔が全く痛くなくなっているのに気づいて言葉を飲み込んだ。
麗「治してくれたの?」
レ「顔に傷が残ったら大変だろ?」
飲み込んだ言葉の代わりに言った私の言葉に、キョトンとしてそう答えたレオ。
私はそんなレオに、イケメンでお爺ちゃんとゴリリンの2人に遜色しないくらい強くて、気遣いが出来るとか……スーパーイケメンかよっ!!って激しくツッコミたくなった。
ので、『……イケメンはぜろ』とだけ呟いたwww
レ「……なんでだよ」
麗「ちょっと言ってみたくなったwww
でも、治してくれてありがと~」ニコッ
レ「……!!」
麗「む?レオ?」
レ「……」
麗「まぁいっか、私は2人を部屋に移動させよ~っと」
赤面して固まっちゃったレオを放置することに決めて、転移で2人を部屋のベッドに移動させた。
起こさずにそのまま運べちゃうなんて……地球に居たときにも使えたかったよね!!
…………あ"ぁぁ……地球のことを思い出したら母上達に会いたくなってきた。
母上、優嘩、凛嘩、智嘩、りゅうちゃん、ゆき、マリリン、ちーちゃん……
麗「……」
レ「レイカどうかしたのか?」
麗「ん?ううん。何でもな~い!
それよかレオ、まだ時間ある?あるなら少し私の魔法と剣術見てもらいたいんだけど!」
レオに声をかけられてハッと我に返り、話題を変える。
じゃないと気ぃ使わせちゃうじゃない(笑)
いくら私がクズでも会ったばっかり、しかも年頃の男の子に気を使わせるなんてこと致しませんよwww
レ「仕事も無いし大丈夫だけど……2人は?」
麗「あれ?レオ見てなかった?
2人は魔法でちょちょいとベッドに移動させた!
いやぁ~魔法ってマジ便利だよね~」
レ「……魔法でちょちょい?」
麗「え?魔法でちょちょいがどうした?」
レ「……いや……シーナが言ってた意味がはっきり分かった気がしてな」
麗「え?何が?」
レ「………それより魔法と剣術だろ?どっち先にやる?」
流されたww別にいいけどねwww
麗「魔法がいいでーす!
レオ先生ご指導の程お願いしまーす(笑)」
レ「……はぁ」
なんかため息つかれたよ?
全く冗談が通じないんだから┐(´∀`)┌
それからちょこちょこふざけながらレオに魔法を見てもらったんだけど…………ちょっと問題発生しちゃったww
レオに『通り持ってる属性でボールを作って的に当てろ』って言われたから創造で出して当てたんだけどね?
初めの一発で的があったこと爆発しちった☆
レ「……」
麗「……」(;゚- ゚)
レ「……」
麗「……あ、あはは」(;゚∇゚)
レ「……」
麗「レーオさーん?」
レ「……シーナにコキ使われて神級結界三重と自動回復の魔法陣を書いたのに……それを壊すってお前何者?」
何者って言われても……麗嘩困っちゃう(ゝω・☆)
でもとりあえず、
麗「え~っと……私は、17才のうら若き乙女ですよ?
あ、いや、桃嘩居るしうら若き一児の母ってとこかな?」
ってにっこりして言ったら、レオに(゚д゚)?って顔されたwww
応援ありがとうございます!
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