拝啓母上。私はお家に帰りたいです。

花桃

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パニック☆パニック

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レオ side






『嫌ぁぁぁぁぁ!!!!!!』





ーバッ



微かに聞こえた叫び声に慌ててこの森全体に探査をかける。

探査にかかったのは、レイカとレイカを取り囲むジョジーの群れだった。



クソッ……俺としたことが油断した!!

もしレイカに何かあったら……そう考えると目の前が暗くなる。



レ「セッカ!
ジョジーが出た。俺はレイカの所に行くからトウカを守ってくれ!!」



トウカと丸まって寝ていたセッカを起こしてすぐさまレイカの元に転移した。



レ「レイカ!!大丈… 麗「りぇぉー」ギュムッ



転移した瞬間麗嘩に抱きつかれた。



とても際どい格好で……



レ「……ちょ…と、とりあえず離れ…」



麗「いやぁ……」フルフル



俺の胸に顔を埋めて首を振るレイカが可愛くて、なんかその……ん"ん…こんな時に不謹慎だとは思うが、俺も健全な男子なんだ………察してくれ。


気を紛らわすのに周りを見ると、かなり悲惨な光景が広がっていて邪な気持ちも吹き飛んだ。


これは絶対トウカに見せてはダメなやつだ……

どうしたらこんなことに……はぁ。


もはや何か分からない状態になってるジョジーの死骸を燃やして跡形もなく消してからレイカに事情聴取をする。



レ「レイカ、一体何があったんだ?

このままで いいから説明してくれないか?」



麗「……」コクッ



頷いたレイカが話した内容を簡単にまとめると、


一足先に目を覚ましたレイカが、何かの気配を察知。

そのまま転移したら目の前にジョジーの群れが居てパニックを起こして叫んだレイカにジョジーのオスが襲いかかってきた。

とっさに出した武器を使って無我夢中でジョジーの群れを切り刻んだら俺が転移してきた。


といった感じだ。


当然俺はレイカの話した内容に言葉が出なかったっていう……



麗「レオ、もう大丈夫。

取り乱しちゃってごめんね?」



落ち着きを取り戻したらしいレイカがそう言って離れたんだが、なんだか名残惜しく感じた。



レ「いや?気にするな……

それより何でジョジーを見てパニックになったんだ?

確かに見た目はアレだけどな……」



俺だってジョジーはあまり視界に入れたくないしな。



麗「だって……Gだよ?G!!

家に出るサイズでもキモいのに人型で2m、普通のでも1m……もはやキモいを越えてるじゃんか!!


しかも、人型に襲われて身動き取れなくなるなんて…………思い出しただけでもタヒれる。


うわぁーーーーーもう!!
レオのせいで思い出しちゃったじゃんっ!!」



俺の問いかけに、先程のジョジーを思い出したのかサーッと顔を青くしたレイカだったが、それも杞憂だったらしい。

矢継ぎ早に話すレイカに少しホッとしたのもつかの間。



麗「…………ってTシャツめっちゃボロってるwww」



というレイカの発言に、今まで忘れてたレイカの格好を思い出してしまった。



麗「露出多いけどコレでもいけ気がする……うん、このままでもいっか!!」



レ「いや、よくないだろ!」



麗「え、何で?」(・-・)?



何でって……


レイカは少し自分の容姿を自覚した方がいいと思う。切実に!

珍しい黒髪に深紅の瞳。

たったそれだけでも人目を引くのに、加えてレイカはかなり美人でスタイルもいい。
それなのに当の本人は全く自覚してないからタチが悪い。


今の格好もそうだ。

レイカの故郷のものらしい身体にピッタリとしたシャツと丈が脚の付け根辺りとやけに短いズボンだけでも目に毒な感じがしてたのに、ジョジーに襲われたせいで右脇腹から左腰にかけて破れて腹が見えているシャツでは見た者が失神するレベルになってる!!



レ「とにかくその格好じゃだめだ。」



麗「え~嫌だよ可愛いのに!!」



レ「は、腹が見えてるだろ……」



麗「別にお腹くらいいいじゃん。

ぷよってる訳じゃないし……」



ぷくーっと頬を膨らませて抗議してくるレイカ。
いや、だからそれがダメなんだろって!



レ「ぷよってなくても誰かに見られるだろ?」



麗「誰も私なんて見ないもん。」



まだ食い下がってくるか……なら最終手段だな



レ「王様」



麗「……」(- - ;)



レ「勇者」



麗「……着替えます」(-""-;)



不服そうな顔をしながらも着替えることに承知したレイカ。


アランさんとルイスさんに二週間前王宮に行った際のことを聞いて、レイカに言うことを聞かせる時の手段にしようと考えたんだが、これが結構レイカに有効で、レイカの暴走を止めるのに重宝してる。


これで抑えが効かなくなったらおしまいだ……


っと、話が逸れた。


それより、慌ただしくレイカの所に来たからセッカがかなり心配してる筈だ。
念話を入れとくか……



レ「(セッカ、セッカ聞こえるか?)」



雪『(うん、聞こえるぞ。

我とレイカは繋がっているからレイカが無事なのはわかるが、レイカに怪我はないか?)』



レ「(あぁ、大丈夫だ。

そっちは何もないか?)」



雪『(何もない桃嘩もまだ寝てるしな)』



レ「(わかった。後でな)」



雪『(わかった)』



セッカとの念話を切ってレイカの方を振り向いた俺は……



レ「キャァァァァァッ!!」







叫んだ。


レオ side out
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