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パパン&ママン(笑)
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しおりを挟む区切りが分からなくなったので今回は長めです。
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何てことだ!ガチジャマイカ!!
ガクブルしながらイリアさんとジャレッドさんに視線を向けるとサッと反らされた。
グスン……泣くお?私泣いちゃうお?
ってかその前に払えればいいんじゃね?
そしたら、せ……性的に食べられずに済むやん!
今、私の懐はとっても潤ってますのでたぶん大丈夫!問題ない!
ちなみにこの世界のお金を説明しておくと、小さい順に銅貨、銅板、銀貨、銀板、金貨、金板、白金貨で単位はゴル。
銅貨=10G
銅板=100G
銀貨=1000G
銀板=10000G
金貨=100000G
金板=1000000G
白金貨=10000000G
って価値になってる。
ギルドで稼いだ額は白金貨3枚くらいいってたはずだから大丈夫!……たぶん。
麗「…………分かりました。
足りなかった場合はそうしてください」
テ「うん♪」
ークイッ
麗「ん?」
桃「れぃまぁま、たべらりぇちゃうにょ?」ウルッ
麗「うっ……大丈夫だから心配しないで?」ナデナデ
桃「……」コクッ
ティーナさんの食べる発言におめめをウルウルさせて心配してくれてる桃嘩を撫でると、小さく頷いてくれた。
桃嘩が思ってるのとは違う意味だよって言いたいけど、桃嘩にアッチの世界を教えるのはまだ早いからさ……
テ「ふんふん♪ふふーん♪
こちら合計で金板5枚です!」ジュルッ
可愛らしい顔に似つかない捕食者の眼をして舌舐めずりしたティーナさんにはひきつったけも、聞いた金額にホッと胸を撫で下ろした。
うん、それなら払えるよ ε-(´∀`;)ホッ
もっとも、元の世界だったら到底払えない金額だったけどね(笑)
麗「あ、大丈夫ですww私、払えます」
テ・イ・ジ「「「えっ?」」」
大人?の3人組が驚いて声をあげるなか、私がギルドカードを出して所持金欄を見せると、
テ「む~!
学生ならこの金額は払えないと思ったのに!」
イ「そういえばレイカは S ランクだったな…」
ジ「レオと一緒にたくさん討伐依頼受けたって言ってたわね…」
三者三様の反応が返ってきた。
ってかティーナさん、そんなに悔しがらなくてもwww
雪「フッ……残念だったなティーナ」(  ̄ー ̄)ドヤァ
テ「むきー!」o(`^´*)
麗「ティーナさん、食べられる代わりといってはなんですけどこれどうぞ」サッ(*・ω・)つ□
不穏な空気が漂ってきたので、すかさずボックスにしまっておいたケーキの箱をティーナさんに渡した。
テ「レイカちゃん、これなあに?」
麗「私が作ったお菓子です」
テ「お菓子!?
ならレイカちゃんのこと食べなくてもいいよ!
さ、お会計しちゃいましょ!」
麗「はい」
なんかケーキに負けた気もしないけど、食べられずに済むならいっか(笑)
それからはスムーズで、お会計をささっと終わらせてまたケーキを持ってくることをティーナさんにしっかりと約束させられてティーナさんのお店を後にした。
麗「桃嘩寝ちゃった……」
だけど、お店を出てすぐ。
抱っこしていた桃嘩が寝てたのに気付いた。
初めの方で着せ替え人形にされたし疲れちゃったのかな?
今日のお買い物は終了だね~
麗「イリアさん、ジャレッドさん。
必ず揃えないといけない物って他にありますか?
桃嘩寝ちゃって……」
イ「悪ぃ、気付くのが遅かったな。
ジャレッド、他に用意する物って何かあるか?」
ジ「う~ん……絶対に必要なドレスと防具を揃えたからないと思うわ。
後から必要な物が出てきても学園の購買に行けば大抵揃うと思うし……」
雪「そうしたらもう帰ろう。
我はさっきのケーキが食べたい!」(* >ω<)ノ
雪嘩さんwww
そうだね、ケーキが最近のお気に入りなんだもんね(笑)
帰ったら作ってあげるよ!
イ「アタシもそのケーキが食べてみたいな!」
ジ「私もケーキ食べてみたいわ!」
麗「分かりました~
作るのに時間がかかっちゃうので、帰ったらすぐ作りますね!」
顔をキラキラさせて言ったイリアさんとジャレッドさんにそう言ったことを後悔したのはギルドに帰ってすぐのこと。
私がケーキを作ることを聞き付けた甘い物大好きシーナさんとアランさんにもめっちゃケーキを作らされてタヒったwww
でも、親父と母上が別れて母上が小料理屋を始めたばっかの時に母上が、
『どんなに辛くても大変でも麗嘩達やお客さんが私の料理を食べて美味しいって言ってくれたら疲れも吹き飛んじゃうのよね~』
って言ってたことがすごく分かったかも。
私もケーキと焼き菓子を美味しいって皆が言ってくれたら疲れも吹き飛んだもん!
地球に居たときは趣味程度にしか作ってなかったから今日みたいに大量にケーキとか作って疲れることが無かったから、美味しいって皆に言われて嬉しいって思っても疲れが吹き飛ぶなんてことなかった。
だからあれだね……私のこと殺した糞神様にそこら辺だけは感謝しなくもない。
こっちに来て経験しなかったら分かんなかった気持ちだしね~
ってか大量に作ったのと同時に大量に食べたから明日はカロリー消費の運動しなきゃ(笑)
そうと決まればレオに念話、念話~っと……
次の日、私の(気が済むまで)訓練に付き合ってくれた(強制的に付き合わせられた)レオに、『太ること気にするなら食べる量を気を付ければいいだろ……それに多少太るくらいなんてことないだろ?』って言われて私がキレたのは仕方ないと思うwww
応援ありがとうございます!
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