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王道は傍観しててこそ萌えるんだ!
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しおりを挟むリ「今までどこに居たのか説明してくれる?
それと、大勢の生徒の前で生徒会長にしたことについてと私達をあそこに置いていったことについて」
…………超ー怖いです。誰か助けて下さい(小声)
黒い笑みを浮かべて淡々と問いただしくるリサ様が怖くてカタカタ震えているのはわたくし、麗嘩です。
あのですね?
先程、授業が終わったと同時に教室に戻ったんですよ。
そしたら、稲妻のごとくリサ様達が私の元にやってきて空き教室に拉致るなり、上記のごとく恐怖の尋問が開始されたんです。
リ「あなたの耳は私の質問を聴いてなかったのかしら?
早く答えなさい?」
……モウ…ワタクシ、チビリソウレスオ?
麗「……そ、そのですね?」カタカタ
リ「何?
早く私が納得いく説明をしなさい」
麗「はい!」(; ; ゚д゚)ゝダラダラ
リサがマジで怖過ぎる件。
麗「まず、今まで保健室に……いや、違うって!
サボりじゃないから!マジで具合が悪かったの!だからその氷投げないで下さい!」
無言で氷の固まり(野球ボールくらい)を投げつけてこようとしたリサに真面目に焦る。
麗「次に、俺様…生徒会長のは、
『性別や身分で見下して手を出してくるようなやつには倍返しで痛め付けるかプライドをギタギタに壊す方法でやり返しなさい。
後、襲われそうな時や襲われた時には私が教えた護身用のキスで相手をイカした後に痛め付けて二度と同じ真似が出来ないように不能にさせなさい』
って師匠の教えを守っただけというか…条件反射というか……」
私の弱さの克服とはいえ、いたいけな少女に数えきれない程キスをかましてくるなんて……ね?
思わず遠い目をしてたら、レオとリサとエリックがかなりひきつった顔してた。
つか、レオにカフェテリア事件の内容バレたじゃん……( ´-ω-)
ミ「弟子にキ、キスするって……レイカちゃんのお師匠さんってどういう人なの?」
キスって単語で赤くなりながらも聞いてきたミアの質問に答えるべく、師匠な綾乃さんを思い浮かべる。
麗「う~ん……頭と顔とスタイルがずば抜けて良くて、何でもそつなくこなせて、武神並みに強くて、一代で世界一の会s…商会を築いた超~完璧な美女。
だけど、休暇中に襲ってきたやくz…マフィアなゴッツいおじさん達100人以上を、
『海に入る前の準備運動に来てくれたのね!』
とか言って笑いながら拳一つで病院送りにしたり、
懇意にしてた商会が勝手に師匠の商会を敵対してた悪徳商会に嵌められて潰されたときは……
その商会の不正という不正を全部国に流して潰した上に、懇意にしてた商会を嵌めた張本人の犯罪歴から超キモい性癖まで全国に晒して社会的にも潰したり……
とか他にも色々しちゃうような性格と常識が破綻してる人だよ(笑)」
私、綾乃さんよりヤバい人は他に見たことないもん。
ロ「やべぇ……俺でも敵に回しちゃいけない人なんだなって分かる……」
ミ「私も……」(* ‘ ^‘)*,_,)(* ‘ ^‘)*,_,)コクコク
エ「なんだか凄まじい人だね……」
レ「レイカがこうなのは師匠の影響だな」
リ「絶対そうよ……」
うん、私もそう思う( ´・_ゝ・)
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