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休日ってさ、休む日って書いて休日だよね?
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しおりを挟むG「麗嘩さん!学校で同じクラスでもなかなか会えないのにこんな所で偶然会うなんて!
やっぱり僕たちは運命の赤い糸で結ばれてるんだね!」
突然現れてそうのたまったGに、内心で『いや、結ばれてねぇよ。結ばれてたとしても引きちぎるわ』ってつっこむ、わたくし麗嘩です。
もうね、コイツ嫌だ(震え声))
虎さんと飲み友のオッサン達におつまみの差し入れをしに行ったのが間違いだったよ……
コイツが来るって分かってたら虎さんと飲み友のオッサン達が座ってるギルドの入り口に近づかなかったのに!
魔法でやればよかったよ、マジで。
G「今日の麗嘩さんはいつもと違った感じでとても可愛いよ!
それにその服装、すごく似合ってるよ!
……あ、あのも、もしよかったらなんだけど……この後…僕と一緒に…あの……」
やめろ、顔を赤くしてモジモジすんな。
いくら顔が良くて受けな王子っぽくてもお前じゃ萌えない、萌えないんだ!!
軽く現実逃避してたら、
G「ぼ、僕とデートしてくれないかな!?」
Gに爆弾投下されますた。
麗「は?」
G「あっごめん!
突然すぎて驚いたよね?僕達まだ付き合ってもないのに……」
( ;´・ω・`)
コイツ何言ってんの?あたすの脳内キャパオーバーれすよ?
Gがなんか言ってるけど、もはや何も聞こえない。
いや、聞きたくない。
『まだ付き合ってないのに……』とかなんだよ!!
お前と付き合うことなんて世界が滅ぼうともねぇよ!!
それに、お前ツレの女の子が居るじゃん!
めっちゃ睨まれてるんだけど!?
『カ、カケルさんっ!私の依頼受けてくださるんでしょ!早く行きましょ!』
うん、早くソレを連れてってくれ。
G「あ、ごめんユナ。だけど、ユナの依頼まで日があるよね?
僕、麗嘩さんとこの後デートしたいし、話したいことがあるんだけど……」
『なっ、私が先に依頼をお願いしましたのに!』
G「ごめん、麗嘩さんを優先したい」
まさかGに断られると思ってなかった美少女ユナちゃん。
めっちゃ睨んでくる(笑)
麗「先に約束してたのはそちらの方なのでしょう?
それに私はあなたとデートする気も話すつもりもないのでお引き取りください」
G「そんなこと言わないで!
デートも話すのも僕と二人きりだし恥ずかしがらなくてもいいんだよ?」
ナニイッテンダコイツ?(´ー`A;)
つかユナちゃん泣きそうやん、気付けよ。
私、自他共に認めるクズだけど女の子の涙とか弱いのよ(笑)
麗「恥ずかしがってないですし、ハッキリ言って迷惑です」
G「麗嘩さん……でも、僕はわかってるよ!
麗嘩さんは勇者になった僕に遠慮してるんだよね?
僕がクラスで話しかけようとしても避けるのも僕が勇者だからなのと、僕と話すのが恥ずかしいから避けてるんだよね?」
……ちげぇよ!
どう解釈したらそうなんだよ!!
虎さんとオッサン's!
笑って見てないで助けるくらいしてよ!
「まぁま、どうちたの?」
(;´;;゚Д゚;;)…ノォォォォオオオオ!!!
なんで桃嘩が居るの!?
コイツに目ぇ付けられでも… G「え?麗嘩さんの子ども?どういうこと?麗嘩さんと結ばれるべきは僕のはずでしょう?それにこの子の父親は誰なの?も、もしかしてレオンハルト君!?」
いっぺんタヒれ。
桃「まぁま、このひちょだれ?ふしんしゃ?」
的はずれなことをひたすらブツブツ言ってるGを怪訝な表情で見上げて言った桃嘩。
うん、それはあながち間違ってないよ( ´∀`)b
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