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ぱーりぃ一週間前!
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しおりを挟むあれから2週間。
リサとマイヤーズ先生の鬼畜なレッスンのお陰でダンスは様になってきたし、マナーもほぼほぼ合格圏に入ってきました。
そして嬉しいことに、雪嘩と桃嘩が少しずつワガママ……っと言うよりは、自分の意見を言ってくれたり、積極的にスキンシップを求めてくるようになった。
もうね、今朝なんて超~最高でしたよ!?
桃「まぁま!
とーか、いっちぇらっちゃいのぎゅーちょ、ちゅーしゅりゅの!」
麗「本当!?
ママすごい嬉し~い!!」
雪「わ、我もするー!!」
麗「もー2人共可愛い過ぎるっ!!
まとめてギューしちゃう!!」
桃「きゃー♪
まぁま!ちゅー!」
雪「我もちゅー」
って感じで両サイドからほっぺにチューされたんですよ!!!
これを幸せと言わず何と言うんだ!!
朝からそんな感じの幸せいっぱいな私だったけど、ある人物のお陰で幸せな気持ちもブッ飛んだよ。
麗「おはよ~」(*´∀`*)
ミ「レイカちゃんご機嫌だね~
どうしたの?」
真っ先に聞いてきたミアに、よくぞ聞いてくれた!って気持ちになりながら朝の出来事を話す。
麗「フフフフフ……来るときにね~雪嘩と桃嘩に行ってらっしゃいのギューとチューしてもらったの~
もうね、今日一日何があっても乗り越えられる気がする!
あ"~マジ家の子天使~
この喜びをお裾分けしたい気分!!
ん?でもさ、何もないのにあんなご褒美もらっていいのかな!?
どうしよう!幸せ過ぎて怖い……痛ぁ!!」
リ「キモいわよ」
麗「ヒドイ……」"orz
リサ様の鉄拳を受けて泣きつつ、たった今気づいた男子組が居ないことを聞いてみた。
リ「3人なら女子に追いかけられてるわよ?」
麗「なぜに?」
ミ「パーティー1週間前はパートナー申請期間だからだよ~」
麗「へーそうなんだ~」
リ「呑気に言ってるけど、レイカも追いかけられるわよ?」
ミ「レイカちゃん美人さんだし!
全学年から申し込みの人がくるよ~」
麗「マジで?」
リ・ミ「「マジ」」
Oh my god /(^o^)\
ダンスに気を取られててパートナーの存在忘れてたお!
リアルにどうしましょうwwとか思ってたら、教室のドアがバーンッって開いて、シーンってなった(笑)
ドアを見ると、そこにいたのはいつぞやの俺様くん。キョロキョロと教室を見回して誰かを探してるな~とか思ってたら目が合った。
( ´゚д゚`)アチャー
こっちに歩いてきたお?どうしましょwww
なんて、ふざけてたら俺様くんが目の前に立った。
『お前をダンスのパートナーにしてやる。
俺様に誘われたんだ、こ、光栄に思っていいぞ!』
オゥフ……なんで私?
あんただったらどんな子でも選び放題でしょうがぁぁぁぁあああ!!
しかもさ、光栄に思っていいぞ……だと?
思わねぇよ!!
人前で受け顔晒すことになった張本人にパートナーを申し込むとか……コイツマジもんのMだったのか!?
麗「申し訳ありませんがお断りさせていただきます」
『なっ!?
俺様の誘いを一度ならず二度断るとは……』
かなりショックを受けているらしい俺様くん(笑)
俺様くんは忘れてるようだけどさ、私にいきなりセクハラかましてきたんだよ?
それなのに受けるわけないじゃんwww
応援ありがとうございます!
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