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ぱーりぃ一週間前!
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しおりを挟む『……なぜだ』
麗「はぁ……では逆にお聞きしますが、あなただったら自分の意見も確認せずにキスをしてきた人間をパートナーにしますか?
生憎、私はその様な人間をパートナーにするなんて考えられませんので、お引き取りお願い出来ますか?」
『……かった』
麗「はい?」
『キ、キ、キスのことだが……俺様が悪かった!!』
(・д・`)
( ´・д・)
( ´・д・`)
Σ( Д ゚; /)/
俺様くんが頭を下げて謝った……だとぉぉお!!!!
麗「え、や、やり返しましたしもう気にしてないですよ!?
と、とりあえず頭上げてもらえますか!?」
いやね?
周りの目がぶっ刺さって痛いんですよ!!
可愛い女の子達からの憤怒の死線。
恐すぎるぉ……
『……突然来てすまなかった。
パートナーは諦める……その代わりと言ってはなんだが、俺様がレイカと呼ぶ事を許してくれないか?』
ぬぬぬ……ワンコみたな眼で見んといて!
いいよって言っちゃうから……言っちゃ……
麗「名前を呼ぶのは構いません」
言っちゃったよ!!!!
だってさ、俺様で上から目線な子がワンコみたいにシュンッてしながら聞いてきたんだよ!?
誰だって言っちゃうって!
しかもさ、呼んでいいよって言ったときの俺様くんの嬉しそうな顔!
可愛い~よぉ~
『俺様のことはエドと呼んでくれ。
俺様はこれで失礼する……またな、レイカ』
人を見下すようなムカつく笑顔じゃなくて、ニッコリと純粋な笑顔を浮かべて去って行った俺様く……もとい、エドくんに周りの女の子達がメロメロになってた。
そりゃそうだよね。
純粋な笑顔を浮かべてるイケメソとか、乙女ゲームでしかお目にかかれへんもんね(笑)
つーかそれよりも……
麗「私、絶対に制裁されるじゃんww」
リ「御愁傷様」
ミ「レイカちゃんごしゅうしょーさま~」
麗「そう思うなら助けてくれてもいいじゃないですか……」
この2人ったらね?
エドくんがやって来た瞬間、ササーっとエドくんの視界から消えて傍観者に徹してたんですよ。
酷くないっすか?
ニッコリ笑ってスルーする2人に恨みがましい視線を送ってから机に突っ伏して不貞腐れてると、今度は女の子達のキャーキャー言う声と、キャンキャンうるさい女の子の声が聞こえてきた。
次第にソレが近づいてきて『うるさいな~』って思い始めた時、
『レイカさん、僕のダンスパーティーのパートナーになってくれないかな?』
Gがそう言う幻聴が聞こえた。
あるぇ~?
不吉な台詞が聞こえた気がするけど……気のせいだよね?
G「あの、レイカさん?」
…………………………気のせいじゃなかったぁぁぁああ!!!
麗「全力で断らせていただきます。
それに、パートナーは決まってるので」
G「え?レイカさんまだパートナー決まってないでしょう?」
……な、なぜに知っておるのだっ!!
麗「……既に決まってます。
そもそも私ではなく、そちらのご令嬢の中からパートナーを選べばいいのでは?」
G「ア、アリア達は友達だし…………その、好きな人をパートナーにしたいっていうか……」
……私は何も聞いてない何も聞いてない!!!
Gが言った不吉な事なんて聞こえなかった!!
リ「シンジョウさん、レイカには先約があるって今聞いたわよね?
食い下がっていないで諦めてくれるかしら?」
現実逃避しかけてたら、リサが非常に冷ややかな目でGに言ってくれた。
メシアァァァァァ!!!
リサ様ありがとうございます!!
幸せ気分も吹っ飛んでタヒる寸前だった私の心に希望の光が射したお!
応援ありがとうございます!
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