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第一章 心情のココロ!

⑤戦闘パート

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戦闘開始

バスの中から出る。

いつの間にか終点のバス停にいた。

そんなに長かったっけ?

シャイニングカクウの拳がラベィに当たる。

「たぁ!」

「うわっ!」

シャイニングカクウは攻撃を回避する。

蹴りを何度かお見舞いする。

「フッ!」

「ぐわぁ!」

ラベィの光線をくらう。

「見てみよ。我の力を」

「?うわぁーーーーー!」




















__2007年9月2日__

「おぎゃあー!おぎゃあー!おぎゃあー!」

「なんだここ!?」

シャイニングカクウは謎の空間に連れ出される。

「ここは私が作り出した"事実の空間"。お前の愛する女の事実を確かめらる」

「俺は…まだ付き合ってない…」

「おめでとうございます!元気な女の子です!」

空間の時間が進み出す。

「この子の名前、何にしよう?」

「俺は未来にしたいなぁ」

「私は中央に理解に理央がいいなぁ」



「………………………」

「それじゃあ未央!」

2人は同時に言う。

お互いクスクス笑い合う。

「これが、未央の名前の由来?」

シャイニングカクウは初めて知る。

__2009年__

「未央!ほら!おいでおいでー」

「ママー!」

未央は自分の母親に駆け寄る。

「よーしよしよしよしよし、よくたてまちたねー」

「パパー!」

「未央ー行くぞー!ほーら、たかいたかいー!」

「アハハハハハハハハ!」

「未央…」

__2010年__

幼稚園に入園した未央。

「なんかさぁ、ウチのママがパパに離婚するっていってたのー」

「それは愛が足りないのね」

「え?」

幼稚園に入園した未央はいつの間にか口が達者になっていた。

「うわ、マジ?」

口が達者であることに初めて知ったよりも驚きが上だった。

「やーい、くらえー!」

「きゃあ!」

未央のスカートをめくる、少年。

彼の名は青峰拓真(あおみねたくま)

「うわーんうわんうわんうわんうわんうわーん!」

「え、未央泣く姿初めて見た」

「わーい、ないてやんのー」

「てめぇ!バナナの皮を置いてやる!」

「どこから持ってきた?」

シャイニングカクウはバナナの皮を置くが…



「皮デカくない?」

ラベィは突っ込む。

何気にジェラサイド初のツッコミ役?



「何!?貫通しただと!?」

「この空間は何も攻撃などはできない」

「なんだって!」

「後ヒーローのくせにちびっ子に暴力振るのよくないよ?」

「うるせぇ!」

シャイニングカクウは不意にラべィを殴る。

「いてっ!」

「あお前の攻撃は効くのか」

「あの、暴力振るう人って頭悪いんですよいてっ!」

また殴られた。

「俺は元から頭悪いの!」

__2011年__

「未央ー似合うよーこの服ー!」

「この頃は親は親バカか?」

「未央これも似合うわねー!」

__2012年__

劇の白雪姫をやるらしい。

「未央ー!」

「未央ー!」

どうやら未央が白雪姫役に抜擢されたらしい。

「ママー!パパー!」

終わった後に白雪姫の服装を着たままで駆け寄る。

__2013年__

「未央ーこれはランドセル!未央もこれを背負って学校に行くのよ?」

「はーい!」

「未央…」

__2014年__

卒園式に来る未央の両親。

「とうとう未央が卒園…」

「これからは小学校かぁ…早いなぁ…」

両親は号泣する。

「ママー!パパー!」

小学校の入学式

「写真撮るよー」

入学式の看板の前に立って3人は写真を撮る。

「おぎゃあーおぎゃあーおぎゃあーおぎゃあー!」

未央に妹ができたのだ。

名前は渚桜。

由来は出産した病院に桜が咲いており、その先の波がザーザーと聞こえた事を由来にしたらしい。

__2015年__

「ほーら渚桜ちゃんーママですよー!」

「パパですよー!」

「お母さん!お父さん!見てよ!ランドセル!」

「うわぁー!うわぁー!うわぁー!うわぁー!」

「あぁほら!泣いちゃったじゃん!」

「俺のせい!?」

「ミルクかなぁ?」

「そうよ!早く準備して!」

「んー!」

未央はふくれっ面な顔をする。

(なんでかまってくれないのよ!)

「そっか、まだ小さい子供に妹や弟がいたら、嫉妬してまう事があるんだな。親はそっちに目を向けてしまうら」

誠心の弟は中学生になってから生まれたものなので、"嫉妬"と言う感情かなかったのだ。

「あぁーん!お母さーん!お父さーん!」

呼んでも呼んでも反応が無い。

未央にとって渚桜が敵のように見えた。

彼女が私の両親を洗脳させているんだ。

「ならば…」
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