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第2章~盗賊~
間話 謀~悪だくみだねー~
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ここはロディキウム街とウラッド領の間にある街道沿いの森の中、そこでは1週間前にロレーヌ一行を襲った盗賊団とその他の盗賊団の者達合計30名が集まり、何やら謀を行っていた。
「ひいふうみい、これで全員か?」
ロレーヌを襲った盗賊団の頭領が集まった盗賊たちの数を数えて人数を確認する。
「全員集まっておりますぜ頭」
「そうか、それじゃあ作戦会議を始めようか」
「会議って頭俺たちゃ盗賊だぜ会議なんてがらじゃねぇよ」
「じゃあなんて言や良いんだよ?」
頭領の問いに、部下はしばらく考え込んでポンと手を叩いた。
「謀とか?」
「謀ってガラでもねぇじゃねぇか、て言うかオメエもよく謀なんて言葉でてきたな」
「えへへへへへ」
部下は頭を掻きながら照れ笑う。おっさんの照れ笑いなど正直言って可愛くない。むしろ気色悪い。それは盗賊の頭領も同じであったようで、
「気持ち悪りぃからその笑い方やめろ!!」
「あいて!!」
部下の頭をひっぱたく頭領に周りの盗賊たちは何してんだこいつらはと呆れ顔。
すると、周りの盗賊たちとは一見して雰囲気の異なる男が口を開く。その男はフード付きのマントを羽織りフードを目深に被っているためその顔を窺い知ることは出来ないが、その手には一本の大型のナイフを把持していた。
「無駄話をするのがお前たちの作戦会議と言うならば俺は抜けさせてもらうぞ」
そう言って立ち上がろうとするその男に慌てて頭領が言う。
「ちょ、待ってくれよ旦那ぁ、今から真面目に作戦会議をするからよぅ」
「だったら最初からそうしてくれ、俺は無駄な時間を過ごすほど暇じゃないんだ」
「何かっこつけてんだ手前ぇは」
その声は男の方から聞こえてきたが男の声とは異なっていた。
「黙れウェポン」
男は自身の把持するナイフにそう語りかける。
「旦那それが例の喰らう者ってやつですかい?」
頭領が男に訊く。
「ああ、そうだ」
「へぇ、それが……」
「それで、作戦はどうするつもりだ」
「作戦自体は簡単でさぁ、旦那があのカズキ・フタバの相手をしてくれれば後は俺らが護衛の奴らをやっちまって姫を誘拐するって手筈でさぁ」
「護衛の実力は把握しているのか?」
「把握はしてねぇが奴らはたったの5人、ここには旦那を除いて29人もいるんだ。もし護衛を殺れなかったとしても隙を突いて姫をさらうことぐらい出来まさぁ」
頭領のあまりに適当な作戦に男は呆れ、鼻で笑う
「フン、そう上手くいけばいいがな」
そんな男の態度に頭領はカチンと頭にきたのか男に向かって言う。
「旦那、そう言うあんたもカズキ・フタバの相手、本当に任せて大丈夫なんだよな」
「問題ない、報酬分の仕事はするさ」
自信ありげにそう言う男に頭領は安心したのか安堵の顔を見せる。
「それじゃあ頼みましたぜ」
「ああ、ただ一つ疑問があるのだが訊いていいか?」
「疑問?そりゃあ別にかまわねぇが一体どんな疑問なんです?」
「カズキ・フタバについてだが、あんたらが見たそのカズキ・フタバは本物のカズキ・フタバだったんだろうな」
「手配書に間違いでもなきゃ見間違うはずはねぇ、あいつは間違いなくカズキ・フタバだったぜ」
「そうか……」
男は頭領の言葉を聞き何か思案するようにそう言った。その姿が気になったのか頭領はその男に訊く
「旦那、何か気になることでもあるんですかい?」
「いや、大罪人であるカズキ・フタバが姫と一緒に行動している理由が考えつかなくてな」
「そういやぁそうですね」
「――もしかしたら、今回の作戦、思った以上に楽に進むかもしれんぞ」
「へぇ、それは詳しく聞いておいた方がよさそうだ……」
「ああ、カズキ・フタバにはな……」
そうして夜は更けていった。
「ひいふうみい、これで全員か?」
ロレーヌを襲った盗賊団の頭領が集まった盗賊たちの数を数えて人数を確認する。
「全員集まっておりますぜ頭」
「そうか、それじゃあ作戦会議を始めようか」
「会議って頭俺たちゃ盗賊だぜ会議なんてがらじゃねぇよ」
「じゃあなんて言や良いんだよ?」
頭領の問いに、部下はしばらく考え込んでポンと手を叩いた。
「謀とか?」
「謀ってガラでもねぇじゃねぇか、て言うかオメエもよく謀なんて言葉でてきたな」
「えへへへへへ」
部下は頭を掻きながら照れ笑う。おっさんの照れ笑いなど正直言って可愛くない。むしろ気色悪い。それは盗賊の頭領も同じであったようで、
「気持ち悪りぃからその笑い方やめろ!!」
「あいて!!」
部下の頭をひっぱたく頭領に周りの盗賊たちは何してんだこいつらはと呆れ顔。
すると、周りの盗賊たちとは一見して雰囲気の異なる男が口を開く。その男はフード付きのマントを羽織りフードを目深に被っているためその顔を窺い知ることは出来ないが、その手には一本の大型のナイフを把持していた。
「無駄話をするのがお前たちの作戦会議と言うならば俺は抜けさせてもらうぞ」
そう言って立ち上がろうとするその男に慌てて頭領が言う。
「ちょ、待ってくれよ旦那ぁ、今から真面目に作戦会議をするからよぅ」
「だったら最初からそうしてくれ、俺は無駄な時間を過ごすほど暇じゃないんだ」
「何かっこつけてんだ手前ぇは」
その声は男の方から聞こえてきたが男の声とは異なっていた。
「黙れウェポン」
男は自身の把持するナイフにそう語りかける。
「旦那それが例の喰らう者ってやつですかい?」
頭領が男に訊く。
「ああ、そうだ」
「へぇ、それが……」
「それで、作戦はどうするつもりだ」
「作戦自体は簡単でさぁ、旦那があのカズキ・フタバの相手をしてくれれば後は俺らが護衛の奴らをやっちまって姫を誘拐するって手筈でさぁ」
「護衛の実力は把握しているのか?」
「把握はしてねぇが奴らはたったの5人、ここには旦那を除いて29人もいるんだ。もし護衛を殺れなかったとしても隙を突いて姫をさらうことぐらい出来まさぁ」
頭領のあまりに適当な作戦に男は呆れ、鼻で笑う
「フン、そう上手くいけばいいがな」
そんな男の態度に頭領はカチンと頭にきたのか男に向かって言う。
「旦那、そう言うあんたもカズキ・フタバの相手、本当に任せて大丈夫なんだよな」
「問題ない、報酬分の仕事はするさ」
自信ありげにそう言う男に頭領は安心したのか安堵の顔を見せる。
「それじゃあ頼みましたぜ」
「ああ、ただ一つ疑問があるのだが訊いていいか?」
「疑問?そりゃあ別にかまわねぇが一体どんな疑問なんです?」
「カズキ・フタバについてだが、あんたらが見たそのカズキ・フタバは本物のカズキ・フタバだったんだろうな」
「手配書に間違いでもなきゃ見間違うはずはねぇ、あいつは間違いなくカズキ・フタバだったぜ」
「そうか……」
男は頭領の言葉を聞き何か思案するようにそう言った。その姿が気になったのか頭領はその男に訊く
「旦那、何か気になることでもあるんですかい?」
「いや、大罪人であるカズキ・フタバが姫と一緒に行動している理由が考えつかなくてな」
「そういやぁそうですね」
「――もしかしたら、今回の作戦、思った以上に楽に進むかもしれんぞ」
「へぇ、それは詳しく聞いておいた方がよさそうだ……」
「ああ、カズキ・フタバにはな……」
そうして夜は更けていった。
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