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第3章~大戦~
第28話 化け物――恐いのキライ
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「最初っからヤル気全開テンアゲマックスで行くぞコラぁ!!」
言ってケイオスは全身にマナを充填させ、背中からマナを高出力で放出、最初にレイに使った高速移動を実行する。
「まだまだぁ!!」
ケイオスは最初の時のようにレイの周囲を縦横無尽に高速移動しながら、放出させるマナの量を増大させ、移動速度を限界まで上昇、その速度は最早人間の反応速度を超えていた。
対してレイは、最初の時のようになんの対策も取らずに棒立ちし、ただ一点のみを見つめていた。
「また、何もなしか?それでも俺は止まらないぜ!!」
宣言の後、ケイオスの一撃目がレイに放たれ、レイの肩が再び破壊される。しかし、破壊されたはずの肩は次の瞬間には元に戻っている。
「何ぃ!?」
ケイオスはレイのあまりの再生速度に驚愕するが
「だったらよぉ」
そう言って二度、三度、四度、五度と攻撃を繰り返しレイの体を破壊する。しかし、レイの体は破壊される度に高速再生を繰り返し元の状態に戻る。
――どう言うことだ。まさか!?
ケイオスは再度レイに一撃を加えようと攻撃を繰り出すがレイの体に当たる直前に寸止めをする。するとレイの体が勝手に崩れた。するとレイが
「正解です」
と余裕の笑みを浮かべる。
「道理で手応えがなんもねぇと思ったんだ。まさか俺の攻撃全部が見切られてるなんてなぁ、手前ぇ化け物か?」
ケイオスの言う通り、レイはケイオスの高速移動から繰り出される攻撃を全て見きった上で、自身の体を分解し攻撃が成功したとケイオスに誤認させ、その後に体を元の形にもどしていた。
しかし、真に驚愕すべきはケイオスの言う通り、ケイオスの人の反応速度を越えた攻撃を全て見切っていたこと、これにつきる。
「別に僕が化け物だから見きれた、と言うわけではありませんよ。ただほんの少し、貴方よりもマナコントロールに関して熟達しているだけです」
「ほんの少し、ね」
「そう、ほんの少しです」
レイの言う理屈は実に簡単なものだ。相手の攻撃が見えないならば、見える体に作り替えればいい。レイは自身の体がマナで出来ているという利点、際限のない属性付与が出来るという利点を利用したにすぎない。
ただ、今のケイオスにレイと同じことが出来るかと言えば、今のマナコントロールのレベルでは絶対に不可能なことではある。
言いながら微笑みを浮かべるレイ。ケイオスはその姿に不気味さと人生二度目の恐怖を感じていた。
「そのほんの少しのコツで、体を自由に作り替えたり、分解して元に戻すなんてことが出来るようになるのかよ」
ケイオスが呆れたように言う
「素晴らしいやはり貴方には才能がありますよ」
「上から言われても嬉しくねーよ」
「それで、もう諦めますか?」
レイが珍しく相手を煽るような物言いをする。
「うるせぇよ。誰がそんなこと、そんなつまらねえことしてたまるか。それにまだ俺の方が圧倒的にマナを保有してんだ。持久戦に持ち込みゃまだ可能性はあるはずだ」
事実、現在のレイはケイオスとの最初の戦いで、体を構成していた膨大な量のマナを奪われており、ケイオスとのマナの保有量の差は天と地ほどの差があった。
しかし、
「ああ、そういえばそうでしたね」
レイは余裕を崩さない。
「ケイオス、貴方は疑問に思わなかったのですか?」
「何にだよ」
「僕の体のマナの量ですよ。宇宙創世から生きてきた割には少ないと思わなかったのですか?」
言われてケイオスの存在しない心臓が跳ねた。
確かにそうだ。奪ったマナの量は膨大。しかし、それは通常のマナ生命体と比べての話。レイの言う通り宇宙創世以来から溜め込んだマナの量とはとてもじゃないが言えない量だ。
「それじゃあ、そのマナはいったい何処にやったんだよ!?」
「ここですよ」
言ってレイは自身の体から輪廻の環を取り出してケイオスに見せる。
「輪っか?」
「輪っかではありません。輪廻の環というものです」
「それじゃあその環の中に?」
「仕組みはわかりませんけどね」
レイは困り顔で言う
「けど」
言ってレイは輪廻の環を自身の体に戻し、輪廻の環と自身を接続。輪廻の環に貯蔵されたは無限とも言えるマナを自在に引き出せるようにした。
「力は本物です」
「な……!?」
ケイオスは驚愕する。レイのマナ保有量に。最早自身と比べるべくもない程の差、次元が違うと言っても過言ではない程の差がそこにはあった。
しかし、レイは更に追い討ちをかける。
「ケイオス、驚いているところ申し訳ないのですが、僕から奪ったマナ、返してもらいますね」
レイがそう言った直後、ケイオスは急激な喪失感に襲われる。
「っな!……あ、どうやって!?」
「どうやって?簡単ですよ。だって貴方の奪ったマナは元々僕のマナですよ。だから貴方による支配から支配権を僕に戻しただけです。因みにですが、貴女が元々持っているマナはそう簡単には支配権を奪うことは出来ません」
それは言外に出来ると言っているようなものだ。ケイオスはそう思ったが、次々と自身を取り巻く環境の悪化に口を挟む余裕がなかった。
「それで」
レイが再度ケイオスに問う。
「まだ続けますか?」
言ってケイオスは全身にマナを充填させ、背中からマナを高出力で放出、最初にレイに使った高速移動を実行する。
「まだまだぁ!!」
ケイオスは最初の時のようにレイの周囲を縦横無尽に高速移動しながら、放出させるマナの量を増大させ、移動速度を限界まで上昇、その速度は最早人間の反応速度を超えていた。
対してレイは、最初の時のようになんの対策も取らずに棒立ちし、ただ一点のみを見つめていた。
「また、何もなしか?それでも俺は止まらないぜ!!」
宣言の後、ケイオスの一撃目がレイに放たれ、レイの肩が再び破壊される。しかし、破壊されたはずの肩は次の瞬間には元に戻っている。
「何ぃ!?」
ケイオスはレイのあまりの再生速度に驚愕するが
「だったらよぉ」
そう言って二度、三度、四度、五度と攻撃を繰り返しレイの体を破壊する。しかし、レイの体は破壊される度に高速再生を繰り返し元の状態に戻る。
――どう言うことだ。まさか!?
ケイオスは再度レイに一撃を加えようと攻撃を繰り出すがレイの体に当たる直前に寸止めをする。するとレイの体が勝手に崩れた。するとレイが
「正解です」
と余裕の笑みを浮かべる。
「道理で手応えがなんもねぇと思ったんだ。まさか俺の攻撃全部が見切られてるなんてなぁ、手前ぇ化け物か?」
ケイオスの言う通り、レイはケイオスの高速移動から繰り出される攻撃を全て見きった上で、自身の体を分解し攻撃が成功したとケイオスに誤認させ、その後に体を元の形にもどしていた。
しかし、真に驚愕すべきはケイオスの言う通り、ケイオスの人の反応速度を越えた攻撃を全て見切っていたこと、これにつきる。
「別に僕が化け物だから見きれた、と言うわけではありませんよ。ただほんの少し、貴方よりもマナコントロールに関して熟達しているだけです」
「ほんの少し、ね」
「そう、ほんの少しです」
レイの言う理屈は実に簡単なものだ。相手の攻撃が見えないならば、見える体に作り替えればいい。レイは自身の体がマナで出来ているという利点、際限のない属性付与が出来るという利点を利用したにすぎない。
ただ、今のケイオスにレイと同じことが出来るかと言えば、今のマナコントロールのレベルでは絶対に不可能なことではある。
言いながら微笑みを浮かべるレイ。ケイオスはその姿に不気味さと人生二度目の恐怖を感じていた。
「そのほんの少しのコツで、体を自由に作り替えたり、分解して元に戻すなんてことが出来るようになるのかよ」
ケイオスが呆れたように言う
「素晴らしいやはり貴方には才能がありますよ」
「上から言われても嬉しくねーよ」
「それで、もう諦めますか?」
レイが珍しく相手を煽るような物言いをする。
「うるせぇよ。誰がそんなこと、そんなつまらねえことしてたまるか。それにまだ俺の方が圧倒的にマナを保有してんだ。持久戦に持ち込みゃまだ可能性はあるはずだ」
事実、現在のレイはケイオスとの最初の戦いで、体を構成していた膨大な量のマナを奪われており、ケイオスとのマナの保有量の差は天と地ほどの差があった。
しかし、
「ああ、そういえばそうでしたね」
レイは余裕を崩さない。
「ケイオス、貴方は疑問に思わなかったのですか?」
「何にだよ」
「僕の体のマナの量ですよ。宇宙創世から生きてきた割には少ないと思わなかったのですか?」
言われてケイオスの存在しない心臓が跳ねた。
確かにそうだ。奪ったマナの量は膨大。しかし、それは通常のマナ生命体と比べての話。レイの言う通り宇宙創世以来から溜め込んだマナの量とはとてもじゃないが言えない量だ。
「それじゃあ、そのマナはいったい何処にやったんだよ!?」
「ここですよ」
言ってレイは自身の体から輪廻の環を取り出してケイオスに見せる。
「輪っか?」
「輪っかではありません。輪廻の環というものです」
「それじゃあその環の中に?」
「仕組みはわかりませんけどね」
レイは困り顔で言う
「けど」
言ってレイは輪廻の環を自身の体に戻し、輪廻の環と自身を接続。輪廻の環に貯蔵されたは無限とも言えるマナを自在に引き出せるようにした。
「力は本物です」
「な……!?」
ケイオスは驚愕する。レイのマナ保有量に。最早自身と比べるべくもない程の差、次元が違うと言っても過言ではない程の差がそこにはあった。
しかし、レイは更に追い討ちをかける。
「ケイオス、驚いているところ申し訳ないのですが、僕から奪ったマナ、返してもらいますね」
レイがそう言った直後、ケイオスは急激な喪失感に襲われる。
「っな!……あ、どうやって!?」
「どうやって?簡単ですよ。だって貴方の奪ったマナは元々僕のマナですよ。だから貴方による支配から支配権を僕に戻しただけです。因みにですが、貴女が元々持っているマナはそう簡単には支配権を奪うことは出来ません」
それは言外に出来ると言っているようなものだ。ケイオスはそう思ったが、次々と自身を取り巻く環境の悪化に口を挟む余裕がなかった。
「それで」
レイが再度ケイオスに問う。
「まだ続けますか?」
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