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第9章~眷属教育~
第64話 試験――って緊張するから嫌い。
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レイが試験の実施を決定してから一週間後。アリアたちは試験の準備期間を経て、試験当日を迎えていた。
本日実施予定の試験は2科目、座学と魔法の試験であった。
試験を前にした時、その人間の本質が見えると誰かが言ってた気がする。たぶん、きっと、なんとなく。兎に角、本質が見えるのだ。たとえばデュオスの場合は、
「お、お腹が痛い」
緊張のあまり体調を崩す。トリオラの場合は、試験に集中出来るよう目を瞑り精神統一。そして、問題児二人の内の1人カトレアの場合は……
「まあ、どうにかなりますわ」
と、開き直り、我らがアリアはといえば、黙々とノート(トリオラのノートを丸写ししたもの)を読み足掻いていた。
生徒たちがそれぞれのやり方で試験の開始を待っていると試験用紙を持ったヴァリスが現れる。
「全員、参考書、ノートの類いは机の上から片付けるように。これから試験を開始するぞ」
生徒たちに緊張が走る。そして、試験用紙がヴァリスから直接生徒一人一人に手渡される。
「全員、試験用紙を裏返すように。アリア嬢!!こっそり問題を見ようとしない!!デュオス君、顔色が悪いが大丈夫か?」
「だ……大丈夫です」
デュオスが今にも死にそうな声で言う。
「――なら良いが。それでは座学の試験を開始する。よーい始め!!」
生徒たちが一斉に試験用紙を表に返し、問題を解き始めた。
―――数時間後
「終ー了ー。それでは試験用紙を回収する。コラ!!アリア嬢!!もう試験は終わったのだぞ、往生際悪く答案を書き続けない!!」
なんやかんやありつつも、座学の試験はこれにて終了。次はガヘリスによる魔法の試験だ。
―――エクノルエ家の屋敷の庭
「つーわけでぇ、これから魔法の試験の説明をすっからちゃんと耳の穴かっぽじって聞けよぉ――って、カトレアにアリア本当に耳の穴かっぽじんじゃねぇ。そんぐらいよく聞けっつう意味だぁ」
「「はい!!」」
生徒全員が気持ちの良い返事を返す。デュオスの緊張も大分ほぐれてきたようだ。
「そんじゃあ説明すんぞぉ、今から俺の作り出す標的を破壊しろぉ」
「それだけですか?」
アリアが拍子抜けしたように訊く。
「それだけだぁ、そんじゃあアリア、手前ぇから開始しろぉ。他の奴は屋敷の中に入って順番を待ってろぉ」
言われてアリア以外の生徒は、屋敷の中に入って行く。ガヘリスはそれを確認すると屋敷の庭に魔力で創り出した球体状の標的を置く。
「それじゃあアリア、始めろぉ」
言われてアリアは魔力を全身に充填させ、身体能力を強化。そして、目にも止まらぬ速さで標的に接近。その身を翻してながら左足による打ち下ろしの一撃を標的の真上に打ち込んだ。
すると標的は突然爆発し、アリアは10メートルほど吹っ飛ばされる。そしてそのまま仰向けに倒れた。
「アリア!!」
突然の出来事に驚いたレイが吹っ飛ばされたアリアの元に走る。
「びっくりしました」
言いながら上半身を持ち上げるアリア、どうやら無傷のようだ。
「ガヘリス!!アリアが怪我でもしたらどうするのです!!」
レイがガヘリスに向かって怒鳴る。
「それも試験の内だぁ」
言われてレイはガヘリスの魔法の試験の真意に気付く。この試験は攻撃の魔法だけでなく、防御の魔法も試しているのだと。
「なるほど、攻撃対象が反撃してこないことなどほとんどない。だから標的への攻撃と同時に、標的を爆発させ、仮想の反撃とした。ということですね」
「そういうこったぁ。アリアは猪突猛進な所があっからなぁ、敵から思わぬ反撃を受けることもあると、頭に入れさせる意味もこめたんだが……アリアの奴、きっちり対応しやがった。」
「本当ですか?」
「ああ、爆発の瞬間に爆風と自分の間に防御壁を展開して、爆風完全に防ぎやがった。その上、展開した防御壁を土台にして後方に飛んで標的から距離を取って次の攻撃の警戒までしてやがった」
「着地を失敗してしまいました」
アリアが残念そうに言うが
「想定では反撃は爆発だけだぁ、それ以上の行動は加点対象ではあるが、減点対象にはならねぇよぉ。アリア・エクノルエ文句なしの合格だぁ」
ガヘリスがニカッと笑ってそう言うと。アリアはレイと喜びのハイタッチ。
「主様!やりました!!」
「アリア、おめでとうございます」
そう言って喜び合う二人
「そんじゃあアリアは、屋敷の中に戻ってカトレアと代わってこい。あと、絶対に他の奴に試験の内容を教えるんじゃねぇぞ、もし教えたら合格取り消しだからなぁ」
「はい!!」
そう言って屋敷に戻るアリア。
「でもガヘリス、先程の爆発音。結構な大きさの音でしたけど屋敷の中の生徒たちにバレてませんかね?」
「そこら辺も対策済みだぁ。庭に遮音結界を展開させてるんだよぉ」
「なるほど、流石ガヘリスです」
レイたちがそうこうしていると、カトレアがやって来る。
「カトレア、参りましたわ」
「おう、そんじゃぁカトレアぁ。標的はあそこにある球体だぁ分かったなぁ」
「了解しましたわ」
するとカトレアは目を瞑り集中をしだした。
「ガヘリス、因みに質問なのですが」
レイがカトレアのことを見ながら質問する。
「なんだぁ」
「カトレアの戦闘力スタイルって、やっぱりガヘリスみたいな遠距離型なのですか?」
「何がやっぱりなのかさっぱりわからねぇが、一言で言えばアリア以上の脳筋だぁ」
「え?」
集中を終えたカトレアは、アリアの時と同じように魔力を全身に充填、身体を強化し、標的に接近すると左足によるサッカーボールキック。当然それと同時に標的が爆発する。
レイはカトレアを見て思った。カトレアもアリアと同じように防御壁を展開するのだろうと。しかし、カトレアは、
「ダッラあああああああ!!」
雄叫びをあげながら標的を爆風ごと蹴ってみせた。
「ですわ」
最後に取って付けたようにそう言うカトレア。
カトレアは爆風を受けながらもその身は無傷。その事を不思議に思ったレイがカトレアに訊く。
「カトレア、どうやって爆風を防いだのですか?」
「そんなの簡単ですわ!標的を爆風ごと蹴ったのですわ!!」
「ん?」
レイはカトレアの言った意味がわからなかった。
「ですから、こうブワッと来た爆風を、わたくしがこうガッと蹴ったのです」
「んん?」
ますます意味がわからなくなるレイ。するとガヘリスがレイの肩にポンと手を置いて言う。
「こいつらはいつもこうなんだぁ。理論なんか存在しねぇ。こいつら流に言えば気合いと根性さえあれば出来ないことはないってことらしい」
ガヘリスが苦虫を噛み潰したように言う。
「ああ、そういう……」
レイの頭に我らが脳筋プリティ、メルリリスの姿がよぎる。なるほど感覚派の天才型か、ガヘリスの苦労が自分のことのように理解出来る。
レイは遠い目をしながらメルリリスの教育をした時のこと思い出し、ふと思うガヘリスはこいつと言わずにこいつらと言っていた。つまり、
「他にもいるのですか?」
レイがと驚きながらそう言うと、ガヘリスが無言のまま顎でアリアの方を指し示す。
「?何でしょう」
アリアは不思議そうな顔をするが、レイはショックのあまりガヘリスにかける言葉を失ってしまう。
感覚派の天才とは、教える側にとっては、特に理論立てて教える側の者にとっては、一人いるだけでも天災並みの難敵だ。まだ不出来で理解の遅い者の方が教え易いほどに。
レイがガヘリスの苦労を思い言う。
「ガヘリス、よく頑張って二人をここまで育ててくれましたね。本当にありがとうございます」
レイの瞳にはうっすらと涙が溜まっていた。
「へっ!こんなこと何でもなかったぜぇ」
ガヘリスはそう言うが、きっと強がりなのだろう。その証拠にガヘリスの瞳にも涙が溜まっていた……
因みにカトレアは難なく合格。トリオラと、デュオスも多少苦戦はしたが試験に合格。座学については魔法とは逆でトリオラとデュオスが難なく合格し、アリアとカトレアがギリギリで合格という結果であった。
本日実施予定の試験は2科目、座学と魔法の試験であった。
試験を前にした時、その人間の本質が見えると誰かが言ってた気がする。たぶん、きっと、なんとなく。兎に角、本質が見えるのだ。たとえばデュオスの場合は、
「お、お腹が痛い」
緊張のあまり体調を崩す。トリオラの場合は、試験に集中出来るよう目を瞑り精神統一。そして、問題児二人の内の1人カトレアの場合は……
「まあ、どうにかなりますわ」
と、開き直り、我らがアリアはといえば、黙々とノート(トリオラのノートを丸写ししたもの)を読み足掻いていた。
生徒たちがそれぞれのやり方で試験の開始を待っていると試験用紙を持ったヴァリスが現れる。
「全員、参考書、ノートの類いは机の上から片付けるように。これから試験を開始するぞ」
生徒たちに緊張が走る。そして、試験用紙がヴァリスから直接生徒一人一人に手渡される。
「全員、試験用紙を裏返すように。アリア嬢!!こっそり問題を見ようとしない!!デュオス君、顔色が悪いが大丈夫か?」
「だ……大丈夫です」
デュオスが今にも死にそうな声で言う。
「――なら良いが。それでは座学の試験を開始する。よーい始め!!」
生徒たちが一斉に試験用紙を表に返し、問題を解き始めた。
―――数時間後
「終ー了ー。それでは試験用紙を回収する。コラ!!アリア嬢!!もう試験は終わったのだぞ、往生際悪く答案を書き続けない!!」
なんやかんやありつつも、座学の試験はこれにて終了。次はガヘリスによる魔法の試験だ。
―――エクノルエ家の屋敷の庭
「つーわけでぇ、これから魔法の試験の説明をすっからちゃんと耳の穴かっぽじって聞けよぉ――って、カトレアにアリア本当に耳の穴かっぽじんじゃねぇ。そんぐらいよく聞けっつう意味だぁ」
「「はい!!」」
生徒全員が気持ちの良い返事を返す。デュオスの緊張も大分ほぐれてきたようだ。
「そんじゃあ説明すんぞぉ、今から俺の作り出す標的を破壊しろぉ」
「それだけですか?」
アリアが拍子抜けしたように訊く。
「それだけだぁ、そんじゃあアリア、手前ぇから開始しろぉ。他の奴は屋敷の中に入って順番を待ってろぉ」
言われてアリア以外の生徒は、屋敷の中に入って行く。ガヘリスはそれを確認すると屋敷の庭に魔力で創り出した球体状の標的を置く。
「それじゃあアリア、始めろぉ」
言われてアリアは魔力を全身に充填させ、身体能力を強化。そして、目にも止まらぬ速さで標的に接近。その身を翻してながら左足による打ち下ろしの一撃を標的の真上に打ち込んだ。
すると標的は突然爆発し、アリアは10メートルほど吹っ飛ばされる。そしてそのまま仰向けに倒れた。
「アリア!!」
突然の出来事に驚いたレイが吹っ飛ばされたアリアの元に走る。
「びっくりしました」
言いながら上半身を持ち上げるアリア、どうやら無傷のようだ。
「ガヘリス!!アリアが怪我でもしたらどうするのです!!」
レイがガヘリスに向かって怒鳴る。
「それも試験の内だぁ」
言われてレイはガヘリスの魔法の試験の真意に気付く。この試験は攻撃の魔法だけでなく、防御の魔法も試しているのだと。
「なるほど、攻撃対象が反撃してこないことなどほとんどない。だから標的への攻撃と同時に、標的を爆発させ、仮想の反撃とした。ということですね」
「そういうこったぁ。アリアは猪突猛進な所があっからなぁ、敵から思わぬ反撃を受けることもあると、頭に入れさせる意味もこめたんだが……アリアの奴、きっちり対応しやがった。」
「本当ですか?」
「ああ、爆発の瞬間に爆風と自分の間に防御壁を展開して、爆風完全に防ぎやがった。その上、展開した防御壁を土台にして後方に飛んで標的から距離を取って次の攻撃の警戒までしてやがった」
「着地を失敗してしまいました」
アリアが残念そうに言うが
「想定では反撃は爆発だけだぁ、それ以上の行動は加点対象ではあるが、減点対象にはならねぇよぉ。アリア・エクノルエ文句なしの合格だぁ」
ガヘリスがニカッと笑ってそう言うと。アリアはレイと喜びのハイタッチ。
「主様!やりました!!」
「アリア、おめでとうございます」
そう言って喜び合う二人
「そんじゃあアリアは、屋敷の中に戻ってカトレアと代わってこい。あと、絶対に他の奴に試験の内容を教えるんじゃねぇぞ、もし教えたら合格取り消しだからなぁ」
「はい!!」
そう言って屋敷に戻るアリア。
「でもガヘリス、先程の爆発音。結構な大きさの音でしたけど屋敷の中の生徒たちにバレてませんかね?」
「そこら辺も対策済みだぁ。庭に遮音結界を展開させてるんだよぉ」
「なるほど、流石ガヘリスです」
レイたちがそうこうしていると、カトレアがやって来る。
「カトレア、参りましたわ」
「おう、そんじゃぁカトレアぁ。標的はあそこにある球体だぁ分かったなぁ」
「了解しましたわ」
するとカトレアは目を瞑り集中をしだした。
「ガヘリス、因みに質問なのですが」
レイがカトレアのことを見ながら質問する。
「なんだぁ」
「カトレアの戦闘力スタイルって、やっぱりガヘリスみたいな遠距離型なのですか?」
「何がやっぱりなのかさっぱりわからねぇが、一言で言えばアリア以上の脳筋だぁ」
「え?」
集中を終えたカトレアは、アリアの時と同じように魔力を全身に充填、身体を強化し、標的に接近すると左足によるサッカーボールキック。当然それと同時に標的が爆発する。
レイはカトレアを見て思った。カトレアもアリアと同じように防御壁を展開するのだろうと。しかし、カトレアは、
「ダッラあああああああ!!」
雄叫びをあげながら標的を爆風ごと蹴ってみせた。
「ですわ」
最後に取って付けたようにそう言うカトレア。
カトレアは爆風を受けながらもその身は無傷。その事を不思議に思ったレイがカトレアに訊く。
「カトレア、どうやって爆風を防いだのですか?」
「そんなの簡単ですわ!標的を爆風ごと蹴ったのですわ!!」
「ん?」
レイはカトレアの言った意味がわからなかった。
「ですから、こうブワッと来た爆風を、わたくしがこうガッと蹴ったのです」
「んん?」
ますます意味がわからなくなるレイ。するとガヘリスがレイの肩にポンと手を置いて言う。
「こいつらはいつもこうなんだぁ。理論なんか存在しねぇ。こいつら流に言えば気合いと根性さえあれば出来ないことはないってことらしい」
ガヘリスが苦虫を噛み潰したように言う。
「ああ、そういう……」
レイの頭に我らが脳筋プリティ、メルリリスの姿がよぎる。なるほど感覚派の天才型か、ガヘリスの苦労が自分のことのように理解出来る。
レイは遠い目をしながらメルリリスの教育をした時のこと思い出し、ふと思うガヘリスはこいつと言わずにこいつらと言っていた。つまり、
「他にもいるのですか?」
レイがと驚きながらそう言うと、ガヘリスが無言のまま顎でアリアの方を指し示す。
「?何でしょう」
アリアは不思議そうな顔をするが、レイはショックのあまりガヘリスにかける言葉を失ってしまう。
感覚派の天才とは、教える側にとっては、特に理論立てて教える側の者にとっては、一人いるだけでも天災並みの難敵だ。まだ不出来で理解の遅い者の方が教え易いほどに。
レイがガヘリスの苦労を思い言う。
「ガヘリス、よく頑張って二人をここまで育ててくれましたね。本当にありがとうございます」
レイの瞳にはうっすらと涙が溜まっていた。
「へっ!こんなこと何でもなかったぜぇ」
ガヘリスはそう言うが、きっと強がりなのだろう。その証拠にガヘリスの瞳にも涙が溜まっていた……
因みにカトレアは難なく合格。トリオラと、デュオスも多少苦戦はしたが試験に合格。座学については魔法とは逆でトリオラとデュオスが難なく合格し、アリアとカトレアがギリギリで合格という結果であった。
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