異世界でカイゼン

soue kitakaze

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第199話 トヨタ家総会2

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 この会場には試技のための穴は開いていない。それならどうやって鉄の棒を立てるのか。

「ここに長さが2メートル、直径が10センチメートルの鉄棒があります。これを斬ってみせようと思います。その前に、どなたかチェックしてください。間違いなくムクの鉄であることを見ていただきたいのです」

 あとからいちゃもんをつけられないようにである。これもユウのやった手はずをなぞっている。

 それなら俺が見てやろうと言って、近くにいた貴族が手に取った。彼は手で持って重さを確かめ、床を叩いて音を聞いた。100キログラム以上の鉄棒を片手で持つのだから相当な力持ちである。

 しかし、この場にこの程度のものを持てない者は、トヨタ家の長男ぐらいである。

「重いな。こんな太い鉄棒をよく持って来られたものだ。インチキがあるようには思えない。しかし」
「しかし?」

「こんな手で持つのも難儀するほど太い鉄を、斬るなんでできるとは思えん。斬ったあとも見せてくれるんだろうな?」
「はい、それはもちろんです。他にも見たいという方はいらっしゃいますか」

「はい、僕にも見せてください」

 そう言って出てきたのは、トヨタ本家の次男・ベータである。彼は元服前の10才。しかし、その頭脳ではすでに長男を越えているとまで言われるほどの秀才である。

 彼は秤を用意させて、その鉄棒の重さを量るように命じた。そして言った。

「直径が10センチメートルで長さは2メートルなら、体積は5×5×π×200で15,700立方センチ。それに鉄の比重7.9をかけて124.03グラム。つまりたいたい124キログラムということになります」

「ベータ様、測定しました。123.88キログラムです」
「うん、間違いない。これはムクの鉄棒だ」

 おおっ、という賛辞の歓声が上がる。総統のご子息ということもあり、歓声には多少のおべんちゃらが含まれている。
 とはいえ、瞬時にこんなことができる頭の回転の速さは、10才という年齢を考慮に入れなくても充分称賛に値する。

 じつはエースとベータはとても仲が良いのだ。気が合うのである。ベータはトヨタ家の跡取りにはエースになってもらいたいとずっと思っている。

 もちろん、それを口に出して言ったことはない。そこは総統の息子である。兄への配慮もある。しかしその意向は、どうしても他人の伺い知ることになる。エースを次の総統にという噂の出所は、このベータにあるのかも知れない。

 鉄棒に「ムクの鉄である」とお墨付きを与えたベータは、意気揚々と席に戻った。これであとからいちゃもんをつけることは、誰にも不可能になった。レクサスとエースにとっては大変ありがたいことであった。

「ベータ様。ありがとうございました。それでは、これをこちらにセットします」

 床に穴が開いてないので、ここでは鉄棒の両端を2つの台の上に横向きに置いた。それを両側から使用人が押さえるのである。

 斬る側にとっては、このほうが都合が良いのである。これは剣技を見せる場ではない。ニホン刀の斬れ味を見せる場なのである。

 立てた鉄棒は、支えるのが下の1箇所のみであるため、いくら頑丈に固定してもどうしてもたわみが出てしまう。それは斬るときに鉄が逃げる方向に働く。

 逃げる鉄を斬るのは、剣士にとってはものすごく不利なことなのである。だからエースは横置きを選んだのだ。
 これなら左右2箇所で固定できるので、それだけたわみを抑制できるのである。

 それだけでも有利なのだが、この台にはこっそり仕掛けが施してある。
 鉄棒を乗せる部分にわずかに段差をつけ、見えない程度に鉄棒が上に反るように作られているのである。

 乗せただけではそれは見えない。斬る瞬間に鉄棒を動かさないようにと、使用人がぐっと力を入れて押さえたときにそれは発動するのである。

 ニホン刀の強さの秘密について、52話で反りについて語ったが、それを同じこと(逆の意味だが)をレクサスはここに持ち込んだのだ。

 鉄棒を両側で押さえると、段差の部分で鉄棒はわずかに上に反ることになる。すると、鉄棒は上側に引っ張りの力が働くことになる。ほんのわずかではあるが、それだけ斬れやすくなるのだ。

 そこまで準備をしても。

「私にはまだ不安がありますよ、侯爵様」
「レクサスは私を信じてないのか?」
「信じてますよ。トヨタ家随一の武闘家であることは。でもあの太い鉄を斬るなんて」

「それならついでにもうひとつ、信じてくれ」
「なにをですか?」
「私の、運の強さをだ」
「……なるほど」

 エースは貧農生まれの一介の剣士であった。それが偶然トヨタ家の総統・ミギキチに見初められて側近となり、やがて剣の腕を見込まれて近衛大将にまで出世した。

 さらにそこで何度も軍功を上げ、とうとうミギキチの養子となり次世代の総統かと言われるほどになったのである。
 
 実力があっても、運がなければここまで出世することはない。

「確かにあのハルミさんやユウ所長との出会い。あんな偶然は求めて得られるものではありません。侯爵様の運の良さを現していますね」
「なにを言っている。私の一番の幸運は、お前を執事にできたことだよ」


「それでは準備もできましたので、試技を始めていただきたいと思います。侯爵様、どうぞ」

 ざわついていた会場も、エースが姿を現すと静けさに変わった。全員が息をのんで成り行きを見守っている。中でももっとも興味津々なのは当主のミギキチである。

 自分が見いだした男。そして自分の後継者にと、一番強く思っているのもミギキチである。噂の出所はこんなとこにもあるのかも知れない。その男がなにやらやろうとしている。

 自分の目に間違いがなかったことこを、皆の前で証明しようというのだと、ミギキチはそう考えていた。

 エースは静かに鉄棒の前でそんきょの姿勢を取り、ニホン刀を構えた。そして立ち上がるやいなや、1歩2歩とすり足で鉄棒に近づき、上段に振り上げたニホン刀を一気に振り下ろした。

 ざんっ。

 という心地よい音が響き、鉄棒はまっぷたつに切断された。ハルミのときのように、火花が飛び散ることはなかった。

 それは当時に比べてニホン刀が改良されていたからである。鉄を斬る能力は、ゼンシンとヤッサンのたゆまぬ改良によって、初代よりもはるかに優れた刀になっていたのである。

 真っ先に拍手をしたのはベータだった。そのと会場から拍手が沸き起こった。やがてそれは歓声へと変わって言った。レクサスは安堵のため息を吐いた。

 会場を見渡せば、ミギキチはもちろんエースを快く思っていなかった連中も、同じように驚嘆の拍手を送っていた。こういうところはオワリ国の人間。とてもフェアなのである。

「そ、そ、その切断面を見せてくれないか」

 さきほど、重さを手で測った男性がそう言った。レクサスはふたつに斬れた鉄棒を持ってその男にところに持っていった。

「なんと、見事な斬り口であることよ。エース、お主はすごいな」
「スガノ、お主でもできるさ。このニホン刀ならばな」

 スガノ。エースと同い年の近衛兵である。エースとは同じ時期に近衛隊に入ったこともあって親交が深い。

 殴り合いのケンカをしたこともある。一緒に貧乏旅をしたこともある。エースにとって数少ない心を許せる友であった。

 斬った鉄棒は、我も我もと見たがる人々の手を渡って行った。

「ベータ様はご覧になりませんか?」 というレクサスの問いに、
「見なくても、分かっているからね」 ベータはあっさりとそう答えた。

 そんなざわめきが収まるのを待って、エースは発表を続けると宣言をした。

 発表はまだ始まったばかりなのだ。これだけだと思ってもらっては困る。

「さて、ご覧にいただきましたニホン刀の斬れ味。見事だったでしょう? これは充分自慢して良いレベルだと考えます。私はこのニホン刀の生産を一手に握っています」

 威張っているのである。これが欲しかったら俺の下につけ、そう言っているのである。

 このひと言を言いたいがために、年単位での独占売買契約をタケウチと結んだのである。

「しかし、これはまだ序の口です。このニホン刀は確かに素晴らしいですが、生産数は限られています。トヨタ家の利益に貢献するにはまだまだ時間がかかります」

「しかし、もうすでに利益に貢献している商品もあります。それが、皆様のお手元にある包丁です」

「どうか、箱を開けてみてください。事業部長の方のところには、ダマク・ラカス包丁というものが入っています。それ以外の方のところにはステンレス包丁というものが入っています」

「それはシキ研からの試供品ということでお受け取りください。奥様へのプレゼントとすれば、大変喜ばれること間違いなしです」

「なんだ、これ。この薄気味の悪い模様は? こんなもの、女房に渡せるものか!」
「おや、お気に召しませんでしたか?」
「嫌がらせじゃないのか、こんな気味の悪いもの」

「待て。まずはこの包丁の意味から聞こうではないか」

 そう口を挟んだのはミギキチである。彼とてこんな包丁を見たのは初めてだった。

「この製法を言うことはできませんが、この包丁は」
「ふむふむ」
「紙が切れます」

 だぁぁぁぁっ、と全員がずっこけた。

「あっはっは。皆さん、ノリが良いですね」
「良いですね、じゃないだろ!! 紙ぐらいなんでも切れるぞ!」
「おや、そうですか? それでは実演してみましょうか」

「ここにミノ和紙があります。それでは、これを誰か切ってみてください。ナイフでも剣でもかまいません。もちろん、包丁でも」

 そのとき、真っ先に動いたのはベータであった。自分のお抱え料理長に包丁を持ってこさせたのである。

「エースさん。包丁を用意しました。これでその紙を切れば良いのですか?」
「エース殿。ワシも家宝のナイフを持っておる。これで切ってみても良いか」

「はい、どうぞどうぞ。ぜひお願いします。それでは私がするのと同じようにやっていただけますか。この紙をですね、こう持ちます」
「ふむ、こうじゃな」
「持ちました」

 紙の端っこをつまんでぶら下げた。

「そしたら真ん中辺りに切っ先を当てます」
「ふむふむ」
「はい、当てました」

「そしたらあとは下にすっと下げるだけです。ほら、こんなふうに切れましたか?」
「すっと……滑ってゆくだけじゃな」
「すっと……滑ってゆきますね」

「ダマク・ラカスは、ほら、こんなふうにスパスパ切れますよ」

 紙の上端を持っているだけなので固定されていない。自由で軽い紙は、簡単に包丁の切っ先から逃げて行く。これで切れるほうが異常なのである。

 しかし、ダマク・ラカスは逃げる紙を苦ともせず、さっくり切って見せた。

 皆が注目する中、異論を唱えるものがいた。

「ちょっと待て。その包丁で俺にも切らせてくれ」

 トヨタ家の重鎮・ヌカタである。トヨタ家は長男が継ぐものだと、心底信じている古老である。その頑固さゆえに、エースの態度の軽さや、当主の座を奪おうとする姿勢(こちらは誤解だが)が許せないのである。

「はい、どうぞ」

 どこかにインチキがあるに決まっている。俺がそれを見抜いてやる。そう思ってこのダマク・ラカスを手に持った。

 そしてぶら下げた紙に刃を当てる。その瞬間に理解した。彼も剣士なのである。紙に触っているだけの刃先が、滑るように切断してゆく手応えは、確かに本物であった。

「こ、こんな、馬鹿なことが。ちょっとそっちの包丁も貸してくれぬか」
「はい、これは僕の専属料理長が大切にしている出刃包丁です。強固な鋼でできていて、切れ味ではどの包丁にも負けないと、豪語していたもの……だったのですが」

 そして同じように切ってみる。しかし、刃は紙に当たらない。なんど繰り返しても表面を滑ってゆくだけだ。かろうじて、最初に紙の上端に刃を当てれば、少しだけ切ることができた。
 しかし、切れ味としては、明らかにレベルが違う。

 会場の人々は、和紙だけをもらって三々五々集まり、切れ味を確かめあっている。ゆっくり切ってみるもの、力任せに切りつけるもの。その場で従者に研がせてから切るもの。

 いずれも、紙をくしゃくしゃにするだけで、切るというレベルに到達する刃物は1本も存在しなかった。

「どうですか。ダマク・ラカス包丁の切れ味。分かっていただけましたか?」

 もう反論するものは誰もいなかった。こんなに切れる刃物――包丁に限らず――を見たことあるものはひとりもいなかったのである。

「これも、我がシキ研の独占生産品です。まだ生産量が少ないので全員の方に配布することはできませんでした」

「そして、もう1種類の包丁があります。今度はすべての皆様の前にあるかと思います」
「これも、あんなに切れるのか?」

「いえ、これは切れ味としては、そこそこのレベルですね」
「なんだ、そんなものをもらってもなぁ」
「待てよ。俺は、聞いたことがあるぞ?」

「おや、ご存じの方もみえるのでしょうか」
「ああ、ミノに親戚がいるから聞いたことがあるのだ。これはもしかして、錆びない包丁ではないのか?」

「よくご存じでしたね。その通りです」
「錆びないだと? 材料は鉄ではないのか」
「鉄ですよ?」

「「「「「はぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」


「長い会議なノだ」
「すんません、エロもありませんです」
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