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第336話 宿敵と書いてライバルと
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「ああああっ!!! オウミ! お前だっ!!」
「確かに我は我なノだ!!!」
突然334話の続きになるわけだが。
「なんでふたりして、オウミがオウミだってことを確認しあってんだ? お前らアホなの? イセ、オウミがなんかしたのか?」
「俺もマイドに言われて気がついたのだが、もしかしてオウミは、伝説の魔剣を持っているのではないか?」
「伝説の魔剣ってどんなやつ?」
「スサノウが、ヤマタノオロチを退治したときに出てきた草薙の剣もそのひとつだ」
「ああ、あれなら熱田神宮にあるんじゃないのか?」
「草薙の剣ならそうだが、ついさっきオウミは離れたところにある陶器だのガラスだのを切って見せたんだ」
「さ、さ、最初にやったのはミノウなノだ。我は悪くないノだ。ミノウの切った灰皿のほうが安かったノだ。イズナは一番安かったノだ」
「お前らはみんなしてあれを自慢して見せたのか!? しかも、自分の切ったものが一番高いとかくだらない自慢をシレッと入れてんじゃねぇ!」
「11万もしたノだ」
「もういいわ!!」
「俺たちも驚きのあまりそこまで考えが回らなかったが、そんなことができるのは十束の剣以外に」
「オウミ。順番や値段はともかく、切って見せたのは本当だな?!」
「うぐっノだ」
「どっちだよ!!」
「……見せたノだ。見せてしまったノだ」
あぁ、やっちまったか。
「バレたのなら仕方ない。マイド、イセ、ヤマト。3人ともこの場限りの秘密にしてくれ。あの魔剣……ではなく魔刀というんだが、確かにオウミは持っている。ミノウもだ。あとイズナも」
ふぁぁぁぁぁぁ。
「そ、そ、そんなことを軽く言うな!」
「もぉぉってぇぇぇぇぇ、あっ、いぃぃるっぅぅぅぅぅ」
「お前は母心*か、東京ホテイソン*か」
「やかましいわ! 軽いって文句言うから重く言ってみたんだろが」
* どちらも歌舞伎をネタに使う漫才師です。
「そういうことじゃないやん。どうしてオウミが伝説の魔剣なんか持ってるのかってことやん?」
「そりゃ、俺が作ったからだ」
「いやいや、作ったのは我なノだ」
「いやいや、お前が作ったのは鉄だけな」
「いやいや、我の鉄を刀にしたのはヤッサンなノだ」
「焼き入れしたのはゼンシンだぞ」
「そうなノだ……お主はどこで関わっていたノだっけ?」
「どこだっけ?」
「分からん会話やめーや。魔剣を作っただと?! どうしてそんなことができるんだ。あの製法は、歴史の中に消えてなくなっているのだぞ?」
「なんか、やったらできちゃってさ。あははは」
「機動要塞デストロイヤーじゃないんだから、なんかできたで済ますな。そんな簡単にできるものじゃないだろ。いままでどれだけの刀工が、あれを再現しようとチャレンジしてきたと思ってんだ」
「いや、デストロイヤーも済ましちゃダメだが。だって、できちゃったんだもん」
「できちゃったもん、じゃねぇよ。まさかそれも量産しているんじゃないだろうな! そんなものがあふれたらこの世界は崩壊するぞ! 危険過ぎるぞ! 俺にも1本売ってくれ!」
「それは充分気がついて……イセ? お前は最後のひと言が言いたかっただけじゃないのか?」
「あら、私には7本ぐらいくださいな」
「ヤマトはどんだけ欲張りだ! しかもタダでもらう気満々かよ!」
「それで、それは量産できるようなものやん?」
「あれを作るには、魔鉄から作る必要がある。それに、作ってみないことにはどんな機能を持つのか分からんしろものだ。量産なんかするつもりはないよ」
「あのラーメンの麺を切ったのも、これの仲間なノだ」
「伝説の魔刀で麺なんか作らせてんじゃねぇよ!!!!」
「いいいいや、あの縮れ麺は魔刀――魔包丁だが――じゃないとできないんだよ。麺切りのための専用包丁ってわけじゃないから良いだろ」
「いやいや、魔剣……魔包丁だと?! そんなものを作ること自体がおかしいやん」
「だってできちゃったんだもん」
「一回りして戻ってきたぞ!?」
「やっぱり、この子は危険よ。殺しましょう」
「ちょっと買い物に行く体で、怖いこと言うのやめろ!」
「俺もちょっとヤマトを支持したくなってきた」
「くっそぉ。お前らはそろいもそろって俺の敵に回る、ということだな? イセ、オヅヌの怒りは解けないままだがいいんだな?」
「あ、いや、それは、ちょっと、困るかな」
「俺には魔王が4人ついている。魔人もふたりいる。オオクニだって俺には逆らえん。アメノミナカヌシノミコトも俺につくだろう。トヨタ家とハクサン家も俺の味方だ。イズモ国の軍勢は少ないが俺は動かせる。ヤマタノオロチだって動員できるぞ。それを承知で俺にケンカを売ろうってんだな? マイド」
「なななんで俺やん?! そんなことするわけないやん。俺は常に強いものの味方やん」
「それはそれで情けないが。それから、ヤマト!」
「は、はい?」
「俺が死んだらもうラーメンは食べられないが、いいのか?」
「それはダメ、絶対!!!」
「「ヤマトだけ扱いがちがくね?」」
「じゃあ、話はここまでだ。俺を殺したければ、暗殺でもするんだな。それ以外に方法はないぞ」
「分かった分かった。ヤマトに乗せられただけだ。本心からお前を排除したいと思っているわけじゃない」
「そう、そうやん。ヤマトの口車に危うく乗るところだった。これからは気をつけるやん」
「ちょっとあんたたち、なんで私ひとりが悪者なのよ!」
「それならいい。さっきも言ったが、俺は平和主義者だ。領地を盗ろうとか戦争しようなどとは思わん。ただ、俺の能力――カイゼンする力――を振るえる状況があると黙っていられないだけだ」
「それは充分理解した。それでものは相談なのだが」
「オヅヌのほかに、まだなにかあるのか?」
「その魔刀、1振りでいいから俺にも」
「いやいやいや、それなら我に売ってくれやん。金なら言い値で払うぞ」
「待って待って。そういうものは私にこそふさわしいのよ。1振りでいいから奉納しなさいな」
やいのやいの、あれは俺にいや私になにをいう我に。ぼかすかぽかばしぶしぼけっすかっ。すかほけぼかほーほけきょ。べしげしつっつくつー。
「な、オウミ。こうなるから黙ってろって言ったんだが、分かったか」
「きゅぅ。分かったのだ。これからは気をつけるノだ。だけど、ヤマトだけは金を出す気はないようなノだ」
「そこも含めてツッコむタイミングを逸してしまった。ヤマトもマイドもイセも、だんだんキャラが固まってきたなぁ」
「キャラは最初に固めておくものではないノか?」
どいつもこいつも、魔王というのはこういう生き物なのだ。
「うまいことまとめたノだ?」
「よーし! お前らその辺でやめーーい!」
「「「しーん」」」
(こいつらみんな、ユウの準眷属になってしまったような気がするノだ)
「話を最初に戻すんだが、聞くところによれば、オヅヌはたったひとりで、仏教の侵略を食い止めたほどの豪傑だそうだな」
「あ、ああ。修験者と呼んでやってくれ。あれほど修行をした人間は後にも先にも他におらん。俺たちもそこは尊敬している」
「孫悟空がちょっと近いノだ?」
「あの人は、ニホン人というより地球人じゃないだろ」
「川崎麻世の嫁人なノだ」
「うん? 嫁人なんて言葉はないぞ?……カイヤ人かよ! ゴロは似てるけど!」
「で。そんなオヅヌが恋をした」
「ふむ」
「しかし、相手はユリだ」
「誰?」
「実るはずのない恋に、どう決着をつけるか」
「お主はそんなことまで、カイゼンとかいうのをするのか」
「それは無理」
「だぁぁぁ。魔王をこかすなと言うに!」
「俺は、ふたりにきっかけを与えるだけだ」
「きっかけ?」
「さっきも言った通り、オヅヌはニホン1の修験者で最強だ。だが、アマテラスだって弓をとらせれば、スサノウをビビらせたほどの猛者だろう?」
「それはそうだが、それが?」
「そういう連中を仲良くさせるのには、ニホン古来からの作法ってものがあるだろう?」
「聞いたことないぞ?」
「カンサイではそういうのはないやん?」
「ヤマトにだってないわよ?」
「それは宿敵と書いてライバルと読ませるってやつではないノか?」
「オウミ!!!」
「わぁお、びっくりしたノだ!」
「お前、たまにはいいこと言うな。その通りだよ!」
「いったい、なにがどの通りなんだ?」
「なにをどうすれば、そのライバルとやらになるやん?」
「ケンカさせるんだよ、ふたりを」
「「「ふぁぁぁぁ?!」」」
「そうだと思ったノだ」
「場所はここ、イセのお祭り会場だ。剣舞の合間にやらせれば、格好のイベントになる。ついでに良い宣伝にもなるだろう」
「そんなことして、万が一どちらか……あるいは両方になにかあったら、今度はイズモまで巻き込んで全面戦争ものだぞ?!」
「心配すんな。それについては、俺に考えがある」
「「「「どんな考えが?」」」
「確かに我は我なノだ!!!」
突然334話の続きになるわけだが。
「なんでふたりして、オウミがオウミだってことを確認しあってんだ? お前らアホなの? イセ、オウミがなんかしたのか?」
「俺もマイドに言われて気がついたのだが、もしかしてオウミは、伝説の魔剣を持っているのではないか?」
「伝説の魔剣ってどんなやつ?」
「スサノウが、ヤマタノオロチを退治したときに出てきた草薙の剣もそのひとつだ」
「ああ、あれなら熱田神宮にあるんじゃないのか?」
「草薙の剣ならそうだが、ついさっきオウミは離れたところにある陶器だのガラスだのを切って見せたんだ」
「さ、さ、最初にやったのはミノウなノだ。我は悪くないノだ。ミノウの切った灰皿のほうが安かったノだ。イズナは一番安かったノだ」
「お前らはみんなしてあれを自慢して見せたのか!? しかも、自分の切ったものが一番高いとかくだらない自慢をシレッと入れてんじゃねぇ!」
「11万もしたノだ」
「もういいわ!!」
「俺たちも驚きのあまりそこまで考えが回らなかったが、そんなことができるのは十束の剣以外に」
「オウミ。順番や値段はともかく、切って見せたのは本当だな?!」
「うぐっノだ」
「どっちだよ!!」
「……見せたノだ。見せてしまったノだ」
あぁ、やっちまったか。
「バレたのなら仕方ない。マイド、イセ、ヤマト。3人ともこの場限りの秘密にしてくれ。あの魔剣……ではなく魔刀というんだが、確かにオウミは持っている。ミノウもだ。あとイズナも」
ふぁぁぁぁぁぁ。
「そ、そ、そんなことを軽く言うな!」
「もぉぉってぇぇぇぇぇ、あっ、いぃぃるっぅぅぅぅぅ」
「お前は母心*か、東京ホテイソン*か」
「やかましいわ! 軽いって文句言うから重く言ってみたんだろが」
* どちらも歌舞伎をネタに使う漫才師です。
「そういうことじゃないやん。どうしてオウミが伝説の魔剣なんか持ってるのかってことやん?」
「そりゃ、俺が作ったからだ」
「いやいや、作ったのは我なノだ」
「いやいや、お前が作ったのは鉄だけな」
「いやいや、我の鉄を刀にしたのはヤッサンなノだ」
「焼き入れしたのはゼンシンだぞ」
「そうなノだ……お主はどこで関わっていたノだっけ?」
「どこだっけ?」
「分からん会話やめーや。魔剣を作っただと?! どうしてそんなことができるんだ。あの製法は、歴史の中に消えてなくなっているのだぞ?」
「なんか、やったらできちゃってさ。あははは」
「機動要塞デストロイヤーじゃないんだから、なんかできたで済ますな。そんな簡単にできるものじゃないだろ。いままでどれだけの刀工が、あれを再現しようとチャレンジしてきたと思ってんだ」
「いや、デストロイヤーも済ましちゃダメだが。だって、できちゃったんだもん」
「できちゃったもん、じゃねぇよ。まさかそれも量産しているんじゃないだろうな! そんなものがあふれたらこの世界は崩壊するぞ! 危険過ぎるぞ! 俺にも1本売ってくれ!」
「それは充分気がついて……イセ? お前は最後のひと言が言いたかっただけじゃないのか?」
「あら、私には7本ぐらいくださいな」
「ヤマトはどんだけ欲張りだ! しかもタダでもらう気満々かよ!」
「それで、それは量産できるようなものやん?」
「あれを作るには、魔鉄から作る必要がある。それに、作ってみないことにはどんな機能を持つのか分からんしろものだ。量産なんかするつもりはないよ」
「あのラーメンの麺を切ったのも、これの仲間なノだ」
「伝説の魔刀で麺なんか作らせてんじゃねぇよ!!!!」
「いいいいや、あの縮れ麺は魔刀――魔包丁だが――じゃないとできないんだよ。麺切りのための専用包丁ってわけじゃないから良いだろ」
「いやいや、魔剣……魔包丁だと?! そんなものを作ること自体がおかしいやん」
「だってできちゃったんだもん」
「一回りして戻ってきたぞ!?」
「やっぱり、この子は危険よ。殺しましょう」
「ちょっと買い物に行く体で、怖いこと言うのやめろ!」
「俺もちょっとヤマトを支持したくなってきた」
「くっそぉ。お前らはそろいもそろって俺の敵に回る、ということだな? イセ、オヅヌの怒りは解けないままだがいいんだな?」
「あ、いや、それは、ちょっと、困るかな」
「俺には魔王が4人ついている。魔人もふたりいる。オオクニだって俺には逆らえん。アメノミナカヌシノミコトも俺につくだろう。トヨタ家とハクサン家も俺の味方だ。イズモ国の軍勢は少ないが俺は動かせる。ヤマタノオロチだって動員できるぞ。それを承知で俺にケンカを売ろうってんだな? マイド」
「なななんで俺やん?! そんなことするわけないやん。俺は常に強いものの味方やん」
「それはそれで情けないが。それから、ヤマト!」
「は、はい?」
「俺が死んだらもうラーメンは食べられないが、いいのか?」
「それはダメ、絶対!!!」
「「ヤマトだけ扱いがちがくね?」」
「じゃあ、話はここまでだ。俺を殺したければ、暗殺でもするんだな。それ以外に方法はないぞ」
「分かった分かった。ヤマトに乗せられただけだ。本心からお前を排除したいと思っているわけじゃない」
「そう、そうやん。ヤマトの口車に危うく乗るところだった。これからは気をつけるやん」
「ちょっとあんたたち、なんで私ひとりが悪者なのよ!」
「それならいい。さっきも言ったが、俺は平和主義者だ。領地を盗ろうとか戦争しようなどとは思わん。ただ、俺の能力――カイゼンする力――を振るえる状況があると黙っていられないだけだ」
「それは充分理解した。それでものは相談なのだが」
「オヅヌのほかに、まだなにかあるのか?」
「その魔刀、1振りでいいから俺にも」
「いやいやいや、それなら我に売ってくれやん。金なら言い値で払うぞ」
「待って待って。そういうものは私にこそふさわしいのよ。1振りでいいから奉納しなさいな」
やいのやいの、あれは俺にいや私になにをいう我に。ぼかすかぽかばしぶしぼけっすかっ。すかほけぼかほーほけきょ。べしげしつっつくつー。
「な、オウミ。こうなるから黙ってろって言ったんだが、分かったか」
「きゅぅ。分かったのだ。これからは気をつけるノだ。だけど、ヤマトだけは金を出す気はないようなノだ」
「そこも含めてツッコむタイミングを逸してしまった。ヤマトもマイドもイセも、だんだんキャラが固まってきたなぁ」
「キャラは最初に固めておくものではないノか?」
どいつもこいつも、魔王というのはこういう生き物なのだ。
「うまいことまとめたノだ?」
「よーし! お前らその辺でやめーーい!」
「「「しーん」」」
(こいつらみんな、ユウの準眷属になってしまったような気がするノだ)
「話を最初に戻すんだが、聞くところによれば、オヅヌはたったひとりで、仏教の侵略を食い止めたほどの豪傑だそうだな」
「あ、ああ。修験者と呼んでやってくれ。あれほど修行をした人間は後にも先にも他におらん。俺たちもそこは尊敬している」
「孫悟空がちょっと近いノだ?」
「あの人は、ニホン人というより地球人じゃないだろ」
「川崎麻世の嫁人なノだ」
「うん? 嫁人なんて言葉はないぞ?……カイヤ人かよ! ゴロは似てるけど!」
「で。そんなオヅヌが恋をした」
「ふむ」
「しかし、相手はユリだ」
「誰?」
「実るはずのない恋に、どう決着をつけるか」
「お主はそんなことまで、カイゼンとかいうのをするのか」
「それは無理」
「だぁぁぁ。魔王をこかすなと言うに!」
「俺は、ふたりにきっかけを与えるだけだ」
「きっかけ?」
「さっきも言った通り、オヅヌはニホン1の修験者で最強だ。だが、アマテラスだって弓をとらせれば、スサノウをビビらせたほどの猛者だろう?」
「それはそうだが、それが?」
「そういう連中を仲良くさせるのには、ニホン古来からの作法ってものがあるだろう?」
「聞いたことないぞ?」
「カンサイではそういうのはないやん?」
「ヤマトにだってないわよ?」
「それは宿敵と書いてライバルと読ませるってやつではないノか?」
「オウミ!!!」
「わぁお、びっくりしたノだ!」
「お前、たまにはいいこと言うな。その通りだよ!」
「いったい、なにがどの通りなんだ?」
「なにをどうすれば、そのライバルとやらになるやん?」
「ケンカさせるんだよ、ふたりを」
「「「ふぁぁぁぁ?!」」」
「そうだと思ったノだ」
「場所はここ、イセのお祭り会場だ。剣舞の合間にやらせれば、格好のイベントになる。ついでに良い宣伝にもなるだろう」
「そんなことして、万が一どちらか……あるいは両方になにかあったら、今度はイズモまで巻き込んで全面戦争ものだぞ?!」
「心配すんな。それについては、俺に考えがある」
「「「「どんな考えが?」」」
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